Multiculturalpedia
異なる文化を楽しみながら学ぶ事典

世界の十二支
 日本では歳を誤魔化そうとする相手には「何年(なにどし)生まれ」と聞いてすぐ反応があるかどうかで嘘かどうか判定することができる。こういった十二支はいろいろな国にあるようだ。

 

ベトナム

ね水牛とら猫たつみ
ベトナムの十二支は中国と日本と順番は同じらしいが、12の動物の中には3つ違う動物がいるそうだ。

「インドシナ難民日本語教育16年史」に姫路定住促進センターにいたベトナムの人が記している。

「うさぎ」は「ねこ」に代わり、
「いのしし」は「ぶた」に
「牛」は「水牛」になっているそうだ。

ラオスやカンボジア、タイやマレーシア、インドネシアや他の国ではどうなのだろう。

 日本の十二支の話では、正月に神様のところに十二番目までに来たものに褒美をやると言われ、はりきっている猫のところにネズミが現れ、嘘をついた、ということになっている。時間が変更になった、というネズミの話を素直に信じて12番目までの動物に入れなかった猫はそれ以来ネズミを追いかけ回す、という話だ。
ルーツは同じ話だろう。ベトナムの話が元の話だとすると、茶目っ気たっぷりの日本人のおじいさんかおばあさんが子供に作り替えて話したのだろうか。
日本の話が元の話だとすると、猫好きで猫を飼っていたベトナムのおじいさん、おばあさんが子供に話すときに作り替えて猫をそのままゴールインさせたのかも知れない。


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ベラルーシ1

  日本とほぼ同じですが、いのししは豚になります。日本だといのししは「猪突猛進」というイメージがありますが、こちらでは豚さんは太っている姿から「豊かさ」の象徴。それから「富」のイメージが出ているそうです。豚さんの形の貯金箱はそこからの発想だそうです。

あと、うさぎ年を猫年だ、と言う人も少数派ですがいます。
 2000年7月5日(水) 「ベラルーシの部屋」のTさん
   ありがとうございました。漢字圏、お箸の国だけのものだと思っていたら、どうやら違うんですね。

 先入観を持たないようにスタッフ同士で自戒してきたつもりでしたが、無意識のうちにそんな思いを抱いていました。そう言えば子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥という漢字も当て字だそうですね。鼠牛虎兎竜蛇馬羊猿鶏犬猪との違いは何なのでしょう。

 発祥地はどこなんでしょうか。これも何かの本で調べて書いてあることを鵜呑みにするというより、既成概念に縛られずに、世界のいろいろなところから生の情報を求め、事実によって発祥地が突き止められたら楽しいだろうな、と夢見ます。みなさんもどうかこのアドベンチャーにご参加ください。
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運勢、干支

 明日は2月1日(太陽暦で)、中国や中国系の人が多い国や地域では「新年」「春節」ですね。にぎやかになるんでしょうね。
ところで、雑誌(TIME)に、「中国では未年生まれは運勢がよくないと信じられており、そのため、子供を産むなら今年(新暦では今月)じゅうに、と今はベビーラッシュ。来月に入ったら、産院は、うってかわったように空くだろう」という記事があったのです。本当なのでしょうか??
日本では「丙午」の迷信がありますが、未年については、特に言われていませんよね。

 2003年1月31日(金) なおこさん
   なおこさん、いつも楽しい情報、ありがとうございます。

中国も日本と同じで、迷信に振りまわされているんですね。

メッセージを読みながら、今年のお正月に読んだ『人間万事塞翁が丙午』(第85回直木賞受賞作品 青島幸男)というタイトルを思い出しました。いい運勢を言われるといいですが、いやな運勢を決めつけて世論にしてしまう占いは罪作りですね。
このサイトを訪れる方の中にも丙午の方がたくさんいらっしゃると思いますが、その方々に対する偏見を除去する意味でも東京消防庁が発信している情報を紹介したいと思います。

とってもいい情報ページなのでいつか紹介したいと思っていたのですが、なおこさんのおかげで自然な形で紹介できてとてもうれしく思います。。

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Q 丙午(ひのえうま)や三の酉(とり)の年は火事が多いといわれていますが、その理由や根拠はどこにあるのでしょうか。

 まず、丙午ですが、これは古代中国に生まれた自然哲学で、天地間万物の源は、木、火、土、金、水の様々な組み合わせで生ずると説く五行説や、幹枝(干支、わが国ではエトと音読している)の思想が大きな影響を与えているのです。
 十干(じっかん)(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を甲と子、乙と丑のように順に組み合わせると60組できますが、丙午はその43番目に当たり、丙と午が共に五行の火に当たることから火災が多いとされているものです。また、丙午山の雌馬は雄馬をかみ殺すという中国の俗信が、江戸時代の初期に日本に伝えられ、天和2(1682)年の八百屋お七の火事で、お七が丙午の生まれであったこともあって、女性の結婚に関する丙午迷信が根強くなったようです。
 お七が誕生した寛文6(1666)年には、海の向こうのロンドンで、13,000余戸を焼き五日間燃え続けたロンドン大火がありましたが、これも丙午に関係するのでしょうか? 次の丙午は享保11(1726)年、天明6(1786)年、弘化3(1846)年、明治39(1906)年、昭和41(1966)年となりますが、火災が特に多いという事実を裏付けられる年ではなかったようです。むしろ反対に、昭和41年は全国では、前年の火災件数が戦後最高の記録を残したのに対して、6,100件も大幅に減少しています。
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中国1

 イギリスの方に香港の方からもらったというカレンダーを見せてもらいました。

干支が書かれていて、今年の運勢が週別に詳しく出ていました。

日本の干支と違っていたのは、「ゐのしし(wild boar)」が「ぶた(pig)」になっていたことでした。


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ベトナムの数え方2

 ベトナムでは、日本と同じやり方のほかにもう1つ方法があります。親指で,手のひら側の人差し指・中指・薬指・小指の間接部分(一本の指ごとに間接が3つありますね)を押さえて、12まで数えるやり方です。ベトナム人はこの方法を用いて干支を数えて人の年齢を計算します。

 2003年2月21日(金) トゥエンさん
   トゥエンさん、Multiculturalpediaの制作にご協力くださってありがとうございます。

 12だから干支が数えられ、年齢が計算できるんですね。ああ、おもしろい。感動してしまいました。

 日本でも大の月(31日ある月 1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月)、小の月(31日以下の月 2月、4月、6月、9月、11月)を両手を使ってチェックする方法がありますが、身近な手を使うというのは本当に知恵ですね。

身近な手を使って、いろいろなことをいろいろな文化圏でしているような気がします。皆さんもおじいさん、おばあさんにぜひ聞いてみてください。

トゥエンさん、どうもありがとうございました。
トゥエンさんのおかげで『世界の数え方』とってもおもしろいページになりました。これからもどうぞよろしくお願いします。
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チベット1(ベラルーシ、ロシア)

 ベラルーシの「猫」バージョン十二支はチベットの十二支と同じなので、おそらく蕎麦と同じ頃、モンゴル経由でロシアに来たのでしょう。
 蕎麦のロシア伝来伝説と同じように悲しい経緯で来たわけですが、今はどちらも現地の人に親しまれているのは歴史の面白いところですね。

 2007年3月6日(火) 通りすがりさん
    通りすがりさん、多文化理解事典にようこそ。

「ベラルーシの「猫」バージョン十二支はチベットの十二支と同じなので、おそらく蕎麦と同じ頃、モンゴル経由でロシアに来たのでしょう。
蕎麦のロシア伝来伝説と同じように悲しい経緯で来たわけですが、今はどちらも現地の人に親しまれているのは歴史の面白いところですね。」
(2007年3月6日(火) 通りすがりさん)

 通りすがりさん、ありがとうございました。
 蕎麦の伝来がどういったものか知りませんが、文化が伝来するときは互いが笑顔で、というケースばかりではありませんね。
侵略や占領の際に伝わったものも数多くあることでしょうね。人類が生き残っていられるのは忘却力のおかげかもしれませんが同じ失敗を繰り返し続ければいつか人類は存続できなくなるかもしれません。
 失敗を忘れる人は明るくチャレンジをし続けて生きていけるかもしれませんが同じことで失敗を繰り返してしまいあまり賢い生き方でないかもしれません。失敗にとらわれて立ち上がれないことよりずっとましですが。
 失敗の原因をつかんで、それから失敗自体は忘れて生きる生き方にあこがれます。
 十二支のことを考えるたびにこのことを思い出してみたいと思います。

 通りすがりさん、どうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
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12支について(台湾)

 西洋の12ヶ月は12個種類の星座がある。それぞれの星座は異なった性格だ。中国も12支がある。毎年代表な動物も違う。12支は鼠、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪である。

 12支の起源は古い伝説である。ある日、神様は「正月に12番目までに来た動物は大切な12支になる。」と言った。その時、鼠は彼のいい友達―猫に違う時間を言った。牛の行動は鈍いから、牛は三日前に出発した。そして、鼠はこっそりと牛の背に乗って、牛と一緒に神様のところに行った。目的地に着いた時、鼠は牛の背中で素早く飛び降りた。だから、中国の12支の順番で鼠はナンバーワンで、次は牛である。次の日、猫は正しい時間を知った時、極めて怒ってになった。このために、猫が大嫌いなものは鼠だということだ。

 今年の代表の動物は猿だ。昔話によると、今年、猿年生まれの人は縁起が悪いという。だから、中国人はいつも自分が生まれた年にお寺へ拝みに行く。中国語で「安太歳」と言われている。猿の以外の動物も同じである。

 2005年1月10日(月)  □卿□さん(最初の□は廣のまだれの無い字、次の□は雨かんむりに文という字)
   □卿□さん(最初の□は廣のまだれの無い字、次の□は雨かんむりに文という字)、ありがとうございました。

 2007年は亥年(猪年)でした。ああ、日本と同じと思うのは早計です。中国語の「猪」は日本語の「豚」に当たるそうです。そして、日本語の「猪」に相当する中国語は「野猪」だそうです。

 文字では同じ「猪」でも指すものは違っているんですね。
『西遊記』に登場する猪八戒も豚ということでしょうか。東京の上海飲茶店、「猪八戒」のマークを見ると可愛い豚が描かれています。どの辞典で調べてみてもはっきりと「豚の名」と出ていました。本名は「猪悟能」だそうです。

 □卿□さん(最初の□は廣のまだれの無い字、次の□は雨かんむりに文という字)、楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。『世界の12支』のページでも紹介させていただきます。


 ご感想など何でも、ひろばに寄せていただければありがたく存じます。

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