なおこさん、いつもありがとうございます。おかげで内容がずいぶん豊かになりました。
こういった多文化、異なる文化の話が好きな方たちが集まり、まるでお茶やコーヒー、紅茶を飲みながらあれやこれや楽しくおしゃべりしているようにこの事典は育っていくといいと思います。発信者はそれぞれの文化を背景にした人々や紹介者でこの事典を訪れた人々とのやりとりからいつも思わぬ発展をしていく筋書きのないドラマを地でいく世界の交流場になっていってほしいと思います。
「世界の秋休み」から始まって話が楽しく展開していっているのを大変うれしく思います。
「休み」はどこから来たのでしょう。
遠く離れたところに急いで行かなければならない用事があって、走っていく途中で疲れて、走りつづけられず、立ち止まったり、歩いたりして、体力を回復してからまた走り始めるといった「肉体労働→疲労→休息→回復→再び労働」というのが休憩、休息の元祖かもしれません。
さらに大きく、一日の区切り、昼休み、夜の就寝が定まり、さらに大きく週単位となって6日働いたら一日休むようになり、もっと大きな区切りで何か月か働いたら夏休み、冬休みといった長期休暇があるようになったのでしょうか。
昼休みはいつから始まったのでしょう。日曜日、夏休み、冬休みもいつから始まったのでしょう。
人にとって休みとは何なのでしょう。
こういった「なんでも」がこの多文化理解事典のトピックであり、テーマです。
月、火、水、木、金、土があり、休みの日曜日があると思うのですが、日本のカレンダーは週の初めに休みがある日、月、火、水、木、金、土式のものが多いように思います(そんなことありません?)。日曜日から始まるもの、日曜日で終わるもの2種類あるようですがどうしてなんでしょう。ビジネスの面から考えると月曜日から1週間が始まるほうが便利のように思います。日本では1週間は日曜日から始まるんでしょうか、それとも月曜日から始まるんでしょうか。
周りの人たちに聞いてみると、そんなことは自明のことで疑問の余地もない、これ以外の答えはありえないといったふうだったが、答えが月曜日派と日曜日派に分かれたのには驚きました。
例えば日曜日に彼女が彼に電話して、ハリー・ポッターの映画を次の土曜日に見る約束をするとき、月曜日から週が始まると思っている人は次の土曜日つまり「来週の土曜日に見に行かない」と言いますが、日曜日から始まると思っている人には「次の土曜日」は実は「今週の土曜日」で、彼女が言う「来週の土曜日」は彼にとっては「再来週の土曜日」となってしまいます。木枯らしの吹きすさぶ渋谷のハチ公の前で待ちぼうけを食って風邪をひいてしまった彼女と彼の恋の行方がとても心配です。
他の文化圏では休みはどこに位置するのでしょうか。 以前にも書いたことだと思うのですが、曜日や月を星を使って表現する言語(欧米などの言語)と数を使って表現する言語があります。
たとえば中国語、 月曜日 星期一(礼拝一) 火曜日 星期二(礼拝二) 水曜日 星期三(礼拝三) 木曜日 星期四(礼拝四) 金曜日 星期五(礼拝五) 土曜日 星期六(礼拝六)
日曜日は星期日(星期天、礼拝天)となっています。「日」や「天」は「0(ゼロ)」なのでしょうか、それとも「七」なのでしょうか。
韓国語では、カタカナで表すのは邪道でしょうが、
月曜日 ウォリョイル 火曜日 ファヨイル 水曜日 スヨイル 木曜日 モギョイル 金曜日 クミョイル 土曜日 トヨイル
日曜日はイリョイル。 ほとんど日本語と同じ音で、漢字の読みから来ていることが察せられ、とても近しい感じを抱きます。 (「日本」が「イルボン」と言われるように「日」のオリジナルの発音は「イル」) 韓国ではどうなんでしょう。
ベトナム語では、 月曜日 (ンガイ)トゥー ハイ 火曜日 (ンガイ)トゥー バー 水曜日 (ンガイ)トゥー トゥー 木曜日 (ンガイ)トゥー ナム 金曜日 (ンガイ)トゥー サオ 土曜日 (ンガイ)トゥー バイ
日曜日は(ンガイ)チューニャッ ベトナム語は (1 モッ) 2 ハイ 3 バー 4 ボン 5 ナム 6 サオ 7 バイ ですから、月曜日は「第2番目の曜日」とされていることになります(ベトナム語の曜日の表現には基数〔two,three,five,six,seven〕が用いられているが、水曜日は基数でなく、序数〔第4番目の:fourth〕が使われています)。 普通に考えると、ベトナムでは日曜日始まりということになります。
脱線になりますが、ベトナム語では「4月」を表す時も基数ではなく序数を使います。これはどうしてでしょう。
こんなことは考えられないでしょうか。
ベトナムは古くから中国、フランスに攻められ、大きな影響を受けてきました。フエの建造物がフランスの建築様式をとり、その建物の配置、方位が中国の皇帝の居住地を参考にして造られているのもその例です。 ローマ数字、I,U,Vを使った時計は四番目をWとせずにIIIIとしています。近くにローマ数字を使った時計があったら見てみてください。Wを用いずにIIIIを使い始めたのはフランスの王の命によると言われています。 ベトナムの曜日と月の表し方、どうして4だけ特別なのでしょう。フランスの強い影響を受けたことと関係があるのじゃないでしょうか。またまた大外れの推理を展開してしまったかもしれません。
「休み」からは、昼休みからは昼寝が生まれ、午後の休みからはおやつ、ティータイム、コーヒーブレイクも生まれました。
ここでちょっと休んで、お茶でも飲みながら、「休み」と「人間」、休みって何? ちょっと考えてみるのもおもしろいかもしれません。
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