Multiculturalpedia
異なる文化を楽しみながら学ぶ事典

「世界の 同じ音から生まれた言葉」(世界の動物の鳴き声)

 日本ではカラスの鳴き声は「カー、カー」と言われますが、本当にそうでしょうか。よく聞いてみると、「アー、アー」と鳴いているようにも聞こえます。皆さんの耳にはどう聞こえるでしょうか。

 犬の鳴き声も現代の日本では「ワンワン」と相場が決まっているようですが、『大鏡』(平安時代)には犬の鳴き声として「ひよ」と書かれています。この当時は濁音と清音をはっきり区別する習慣がなかったそうで濁点がなく、すべて清音で書かれていて、江戸時代の初期には「べうべう(びやうびやう)[ビョウビョウ]あるいは「びよびよ」「びよ」と表記されていたことからして、実際には「びよ」が正しいのではないかと言われています。

 山口仲美氏は犬の鳴き声自体が時代とともに変わったのではないかとみています(詳しくは『犬は「びよ」と鳴いていた〜日本語は擬音語・擬態語が面白い』光文社新書 おもしろい本なのでぜひお手にお取りください)。

 犬の鳴き声を皆さんもよく聞いてみてください。甘えるとき、好物を目にしたとき、威嚇するとき、負けを認めるとき、うれしいとき、悲しいとき、困ったとき、どう鳴いているでしょうか。

 日本語で決められている音をもう一度自分の耳で確かめてみませんか。

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同じ音なのに、これも異文化

   とてもおもしろいページでした。

 中学生の頃、英語の時間に外国の音は日本の音と違うことに驚きました。本を読んでいたらそういう記事がありました。(下記引用)

 同じ音をどのように聞いているのかなとも思います。ウグイスは法法華経と鳴きますが世界ではきっと違うのだろうと思います。
 余談ですが、宇多田ヒカルさんの歌がアウアウとしか聞こえないで老人扱いされたことも。若い人とも異文化になっているのかも。

○赤ちゃんの「オギャー」を英語では? (「話のネタ」毎日新聞社 PHP文庫1998)
日本と欧米ではだいぶ違う。どんなふうに違うか、おもなものを並べてみた。
 〔ニワトリ〕 日本語では「コケコツコー」だが、
英語では「コッカ・ア・ドゥードル・ドゥー」(Cock-a dodle-doo)
 〔犬〕 日本語では「ワンワン」だが、英語では「バウワウ」 (Bow−Wow)
 〔ネコ〕日本語の「ニャーオ」が、英語では「ミュー」 (Mew) とか 「ミャオ」 (Miaw)
 〔カラス〕 日本語では「カァーカァー」だが、英語では「カーオ、カーオ」 (Caw−Caw)
 〔馬〕 日本語の 「ヒヒーン」に対し、英語では「フィニー」 (Whinny)
ヒヒーンといななくのは neigh,うれしそうにヒンヒンいうのは whinny,日本語の「パカパカ」に当たるのは clip‐clop》.→[株式会社研究社 新英和・和英中辞典]

 〔ブタ〕 日本語で「ブープー」、英語では「オインク、オインク」 (Oink Oink)
 〔ネズミ〕 日本語の 「チューチュー」に対し、英語では「チープ、チープ」 (Cheep Cheep)
 〔アヒル〕 日本語の 「ガーガー」に対し、英語では「クリック、クリック」 (Quack-Quack)
 [ヒヨコ〕 日本語では「ピヨピヨ」だが、英語では「ピープ、ピープ」 (Peep−Peep)
 〔赤ちゃん〕「オギャー、オギャー」と泣くのが 日本、英語では「ミエール」 (Mewl) と泣く。
 〔足音〕 日本語では「バタバタ」だが、英語では 「ピータ・パット」 (Pit-a-Pat)
 〔自動車〕 日本語では「ブーブー」だが、英語では「ホンク、ホンク」 (Honk・Honk)
 〔時計〕 「カチカチ」と動くのが日本製、「チック、トック」 (Tick-Tock) は欧米製。
 〔柱時計の時報〕 日本語の「ボーン・ボーン」が英語では、「デング・ドング」 (Ding-Dong)
 〔風の音〕 日本語では「ヒューヒュー」だが、英語では「フィーズ・フィーズ」 (WhizーWhiz)
 〔拍手〕「パチパチ」は日本、「クラップ・クラップ」 (Clap Clap) が欧米流。
 〔馬の走る音〕 日本語では「パカパカ」だが、英語では「クロップ・クロップ」 (Clop-Clop)
 〔ノックの音〕 日本の「トントン」が、欧米では 「ラタタット」 (Rat-a-tat)
(「話のネタ」毎日新聞社 PHP文庫1998)



 2002年4月7日(日) 洋さん
    洋さん、Multiculturalpediaの制作に参加していただき、ありがとうございます。

 楽しく拝見しました。

「同じ音をどのように聞いているのかなとも思います。」(洋さん)
 同じ音を聞いているのに、言語圏、文化圏が異なると、違った音に聞こえることがあるんですね。

 音韻体系というか発音体系がそれぞれの言語によって同じ部分と違う部分があることもその違いをつくる一因でしょうし(例えば近代日本語にインタヴュー、ヴァイオリンの[v]音がなかったこと)、他にも文化的要素などいろいろな原因がありそうですね。考えてみるとおもしろそうですね。

 同じ色を見ているのに、言語圏、文化圏が異なると、違った色に見えるということもあります(「世界の色」)。 虹の色が何色に見えるか、信号の色が何色に見えるか、郵便ポストの色を何色にしているか、話し合ったときのことを思い出します(もちろん、今でも「世界の色」のページは他のコーナー同様続けています)。

 数字に対しても、調べてみたいと思います。「世界のラッキーナンバー」という提案をいただいて調べています。これはアンラッキーナンバーは調査を見合わせていたのですが、見直した方がよさそうです。

 「世界の電話番号」もやってみたいと思います。

 日本では緊急のときの電話は回転式ダイアルの名残りで、
警察は110、
火事・救急車は119となっています。

「1」は回すのに最短で緊急向き、「0」や「9」は最長でこの間に本当にダイアルすべきかどうか冷静に考え直せ、間違い電話をするな、ということでしょうかね。今のプッシュホンではこういった特徴は消えています。やがて、この経緯を知らない世代が出てくるんですね。

 天気予報は「177」で、時報は「117」です。

 オーストリアでは
警察:122
救急車:144
消防車:133 
と教えてもらいました。
どれも「時間がかからず、間違い電話も防止」できそうな番号です。世界中どこでもこういった工夫が凝らされているような気がしますが、どうでしょうか。世界のあちこちにお住まいの皆さま、どうぞ教えてください。ご関心のある方、どうぞお付き合いください。→「世界の電話番号」

 ご紹介くださった「話のネタ」(毎日新聞社 PHP文庫1998)の内容、おもしろいですね。

 子どもの頃読んだアメリカのマンガに寝ているときの音が「グー、グー」でなく、ZZZ・・・とZ音が使われていたり、ドアを閉める音が違っていたりしたのをおもしろいなと思ったことを思い出しました。

 何かおもしろいものをいくつか決めて世界のあらゆる言語、文化圏を対象に調査してみたいと思います。(「世界の乾杯」、「世界のもしもし」がそれに近いものかもしれません)

「話のネタ」(毎日新聞社 PHP文庫1998)から引用してくださった、

(Peep−Peep)
 〔赤ちゃん〕「オギャー、オギャー」と泣くのが 日本、英語では「ミエール」 (Mewl) と泣く。
 〔足音〕 日本語では「バタバタ」だが、英語では 「ピータ・パット」 (Pit-a-Pat)
 〔自動車〕 日本語では「ブーブー」だが、英語では「ホンク、ホンク」 (Honk・Honk)
 〔時計〕 「カチカチ」と動くのが日本製、「チック、トック」 (Tick-Tock) は欧米製。
 〔柱時計の時報〕 日本語の「ボーン・ボーン」が英語では、「デング・ドング」 (Ding-Dong)
 〔拍手〕「パチパチ」は日本、「クラップ・クラップ」 (Clap Clap) が欧米流。
 〔ノックの音〕 日本の「トントン」が、欧米では 「ラタタット」 (Rat-a-tat)

あたりが適当かな、と思います。

 洋さんのおかげで、Multiculturalpediaはまた新たな冒険、探検に一歩踏み出せました。どうもありがとうございます。

 最後のノックに関しては各文化圏で興味深いことがあります。それも「世界のノック」と題して展開してみたいと思います。おもしろいのでぜひご一読ください。

 洋さん、今後ともどうかよろしくお願いします。


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動物の鳴き声

 動物の鳴き声が文化圏によって違う言葉で表されることをとても興味深く思います。  

 アメリカでは雄鶏(オンドリ)の鳴き声を"Cock a doodle Doo" と表現します。一方、オランダでは"Kookly koo"と言われています。世界のさまざまな文化圏ではおんどりはきっと違うように鳴いているだろうし、他の動物も同じには鳴いていないように思います。そういった情報をこのページに集めたらいかがですか。

 
 I have found it extremely interesting that differnet cultures there are differnet words for differnet animal sounds:
 In America People say:"Cock a doodle Doo" for a rooster and in Holland they say "Kookly koo"
 Maybe there are other rooster sounds or animal sounds that would add to your page


   Ted Schreddさん
    「世界の鳴き声」もMulticulturalpediaらしい切り口でつくっていきたいと思っています。どのようにつくっていくか方針が決まったらページを作りますので、世界の皆さま、お力をお貸しください。

   Multiculturalpediaは、"We are they, they are us."と思えるようなサイト作りをしていきたいと思います。「あなた」は「わたし」で、「わたし」は「彼(彼女)」で、世界中の人々が互いのことを「私たち」と思う場がこのMulticulturalpediaです。誰が苦しんでいてもほっとけない、そばにいて力になりたいと志すような、世界中の人々とつながった感覚を育てていきたいと思います。
 「世界の 同じ音から生まれた言葉」についてのご感想(一言でも)、情報など何でも、ひろばに寄せていただければありがたく存じます。

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