Multi cultural pedia
   異なる文化を楽しみながら学ぶ事典

ところ変われば

「あなたの国ではセロテープを何と呼んでいますか」

「あなたの国ではセロテープは何と呼ばれていますか」
「セロテープ」という言葉は使わないとアメリカの学生に言われたこともある。辞書を調べると、Sellotapeはイギリス英語で使われる商標登録で、アメリカ英語で使われる商標登録はScotch tapeだそうだ。一般的には tape だけでいいようだ。Elevatorを英国ではLiftと言うように同じ英語でも通じないことがあるらしい。

 他の文化圏ではどう呼ばれているんだろう。


セロテープの呼ばれ方 イギリス1
 ひろばにイギリス在住の高橋瑞絵さんから情報を寄せていただいた。
こんにちは。
ロンドンに住んでいますが、現地の小学校に通う娘はSticky Tapeと言っています。

貴重な情報を寄せてくださったことに感謝いたします。
NEW
ロシア語1

  ロシア語で「スコッチ」と呼んでいます。「テープ」に当たる言葉もありますが、セロテープやガムテープは「スコッチ」とよんで、他のテープ(カセットテープや、テープカットの時に使うテープ)と区別しているようです。



 2000年7月5日(水) 「ベラルーシの部屋」のTさん
   ありがとうございました。この呼ばれ方はおもしろいですね。獅子、Tea、Van Goghの呼ばれ方とともに調べ続けたいと思います。
NEW
韓国1

  もうずいぶん前になりますが、韓国企業でバイトをしていたときのことです(東京のオフィス)。

「スコッチテープ」と呼んでいました(でも発音は英語っぽく、スカッチテープ)。3Mの製品名じゃないかと、じゃあ「セロテープ」ってどこからきたのかと、不思議に思ったものです。

 2001年10月3日(水) みんとさん
    みんとさん、Multiculturalpediaの制作に加わっていただきありがとうございました。

 できるだけ早く更新するつもりです。
 日本と昔からとても近い関係にあるKoreaについてはこれから充実させていきたいと思っています。

 私たちが気づくか気づかないかにかかわらず、驚くほど多くの他の文化圏の文化が日本に流れ込み、まるで昔から日本にあったように私たちの毎日の生活に馴染んでいます。除夜の鐘だって、九九だって。いろいろな文化の助けを借りて、今の私たちの生活があります。

 タペストリーの文章を書いているとき、こんな考えが人々にわかってもらえるだろうか、ととても不安でした。
 アイルランドのデクラン・オドノバンさんの考えを紹介する毎日新聞の西川 恵記者の記事を読んで緊張が取れた思いがしています。同じ思いが違った文化背景に生まれ育った人によって語られていたからです。

 『「外国人に日本文化は特殊で難しいと日本人は言いますが、それは違います」。特殊な文化などない。特殊性を言うことで、日本人は外国人に理解してもらうことを放棄しているのではないか、というのだ。
 歴史家でもあり、室町時代につくられたベトナムの日本人町も訪れた。「今の日本人が考える以上に、江戸時代以前、日本人は国際的で進取の気風に富んでいたのです。同時に日本は、アジアなど世界から大きな影響を受けてきました」
 日本は外国との交流のなかで作られてきたことを、もっと歴史教育の中で教えるべきだと言う。』(毎日新聞 2001年10月3日)

 地球上のどの文化圏のどの文化も多かれ少なかれ他の文化の影響を受けて現在があります。それをこの多文化理解事典で具体的に例証していきたいと思っています。「万国共通(誕生日、床屋のサインポール、タクシー)」、「ホッチキス」、「セロテープ」もその小さなひとつで、「じゃんけん」も「くしゃみ」も「しゃっくり」などこの事典の大部分がその例と言えるでしょう。

 どの文化も他の文化の助けを借りて発展している、そういったことを知った子どもたちは、異なる文化圏の人々と共存していくのに不可欠な心構えを手にしたといえるかもしれません。 
  
 みんとさん、今後ともずっとどうぞよろしくお願いします。

ご感想など何でも、ひろばに寄せていただければありがたく存じます。

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