2008年7月2日（木）
　
　国際情報学科の学生130名の「国際理解」の講座でタンザニアやセネガルでのソーラークッカーを通した国際支援のお話をしました。

　90分の授業の前半は、韓国籍の高先生のお話で、とても興味深いものでした。
まず、「私は、なに人だと思いますか？」という問いかけから始まって、いろんな考え方から、自分は、なに人にもなりうるという事を説明したのです。

　国籍、性別、職業、住んでいる場所、自分の意識一つでどのような人にもなれる可能性がある、人を決め付けて見るのは偏見に通じる。まず、自分はどんな人なのかを考えてみよう・・。

　私は、タンザニアやセネガルへ行くきっかけを話し、国の補助金の制度や、国から国への補助金も、本当に必要としている場所まで恩恵にあずかることは難しいというお話をしました。
　だからこそ、たまたま行くことになった国で、自分に出来る事をしてみようと思ったのでした。

　お話が終わって、学生達は　全員感想文を書きました。全て読ませてもらいましたが、高先生のお話で、自分を見つめなおしたいという意見や、開発途上国で、何か自分に出来る事はないか考えたいという意見が多くありました。

　そして、高先生も私も、みんなに、何か一つでもずっと続けられるものを見つけなさいと話しました。それが、自分の自信につながり、何かやってみようという意欲に繋がるからと。