-・・・**☆☆お出かけ日記☆☆**・・・-

・・・18年8月19日タンザニアのためのクッキング講習・・・

 紙敷自然塾の塾長が自然エネルギー活用普及のための第1弾としてタンザニアへソーラークッカーを持って行く事になりました。(8月27日〜9月11日)

 と、言うわけで、急遽クッカーの使い方・調理講習をすることになりました。場所は猿稲の西川モンキーハウス(地名の一字を取りました)

 持っていく クッカーは「かるぴか組み立てキット」「西川式クッカー」  タンザニアは南緯6度という赤道直下。調理時間の短縮は期待できそうです

 インターネットで調べたところ、現地の主食はとうもろこしや小麦粉の粉を熱湯で練ったもの、豆も農作物にあった為、現地の食生活に即役立つ調理法を実験してみました。

 まず、西川式で、昨日の夜から水に浸しておいた白いんげんの手亡という小さめの白いんげんを鍋に入れ、「西川式」にセット(9時半)

 塾長のたっての希望でポップコーンを「かるぴか」で調理。前日まで雨が降ったり曇ったりで、大気の湿度が高めだったので心配しましたが、5分くらいしてはじけだしました。
でも全部はじけることなく半分の量しか膨らみませんでした。
 ちなみに空気の乾燥した時なら、30秒もしないではじけだします。
ソーラークッキングは太陽の光が大気の水分で乱反射なく届いたときが最大のパワーを出すのです。

 次に、「かるぴか」でご飯を炊きました。村の人たちはお米は貴重品なので主食とは行かないようです。ご飯は40分ほどでおいしく炊き上がりました。お湯を沸かして先ほど書いた村の人たちの主食のとうもろこしの粉を練ることも出来ます。

 「西川式」にセットした豆ですが、都合により3時半に取り出すことになりました。豆は少し固めですが、火が通っていました。固めが好きな人には丁度いいといった感じです。
柔らかくなってから味をつけますが、現地では塩味かな?

 ソーラークッカーを使う最大のメリットは、煮炊きするための燃料が「ただ」ということです。お湯を沸かしたり、豆を煮たりするための薪がどのくらい必要でしょうか?今、その燃料を手に入れることが難しくなってきているそうです。そして、アフリカのあちこちで森が無くなり、それに伴い泉が減少し砂漠が拡大しています。村の人たちが太陽の恵みを上手に使う方法を手に入れて心豊かな生活をしてほしいと思います。

ご飯を炊いてご満悦の塾長 タンザニア仕様の「西川式」
現地では二つの反射板は
同角度で太陽の光を捉えます

日本では太陽の入射角が最高でも
夏至の時の78度までですから下の
写真のような設置になります

地名から名づけたモンキーハウス

楠の大木 夏は涼しい

11月にはタンザニアから二人の女性が研修に来ます。クッカー工作を覚えて帰ってもらいたいと思います。

タンザニアの青年の研修を支援する会のサポーターを募集しています。

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