* * *タンザニア・キトゥロ国立公園周辺農村でワークショップ* * *

   2008年1月15日〜2月2日
首都ダルエスサラームから900km離れたマタンバ村他3つの村を訪問

 

 「タンザニアの農村青年を支援する会」の勝又直人氏の依頼で、日本ソーラークッキング協会の鳥居会長と西川がタンザニアで一番新しいキトゥロ国立公園周辺の農村を訪問してワークショップを行いました。

 この事業は、国土交通省の海外運輸協力協会のエコツーリズム推進事業の助成を受けて、一昨年に引き続き行うもので、2回目となる。それ以前は、勝又氏が私費を投じて10年前から活動していました。
 観光客誘致の前に、村人の生活改善がまず必要と言うことで、生活改善グループを立ち上げた村に行き、ワークショップを行いました。

 1月15日羽田から成田-ドバイ経由で17日夕刻ダルエスサラームに到着、夕食は大統領秘書官のムハンジョー氏に招待されました。

 18日朝出発して、途中、モロゴロとムベヤに宿泊し、19日の午後活動拠点となるマタンバに着きました。 荷物をほどいて一服した後、4つの村からやってきた生活改善グループの代表や村長さんと今後のワークショップの日程を決めました。

 20日は日曜日のため、村人達は敬けんなキリスト教信者のため、活動はお休み。

    
 キトゥロ国立公園を案内してもらいました。多種の花・鳥・小動物と豊富な水

 21日22日はマタンバから車で40分ほどのキニカ村と小学校でワークショップを行いました。
23日24日はイクングラ村と小学校でワークショップ。
25日はマタンバの婦人団体と小学生にワークショップ。
26日はムパンガーラ村でワークショップ。

   
        キニカ村       イクングラ村         ムパンガーラ村

   
     キニカ小学校       イクングラ小学校      マタンバ小学校とFEMA

 ワークショップの内容は、@ソーラークッカーの説明とソーラークッキングの実演A現地で手に入る材料で作るソーラークッカーB雨水の溜め方・雨水利用の話Cトイレの排泄物の堆肥化の話D竹の利用・・竹で雨樋を作る・竹で作るベッドの話Eソーラーライトの話

 
   竹の雨樋          レンガの貯水槽         ソーラーライトの贈呈

特にCDEについては真剣に話を聞いて技術の習得を希望していました。
C排泄物を堆肥化することでトイレを利用する期間が延びる事や、麓で売る時に無農薬という事は野菜が高く売れる  D観光客の寝るベッドを快適な物にして、自然素材を使う事を売りに出来る 竹細工製品を作り土産品として観光客に売れる E電気の来ていない村にとって小さなソーラー庭園灯の灯りが、驚きの明るさに感じられたようです。高くても買いたいと言う人が多く、何とか纏めて村に届けられないか検討することになりました。

27日は日曜日のため、ワークショップはなし。教会に連れて行かれ、はるばる日本から来てソーラークッキングを教えてくれたと、みんなに紹介してもらいました。

28日は婦人団体の人達にサイザル麻で作る網の袋を教えたり、コーヒーのロースト方法をおしえたり、卵を使う量を減らしてボリュームたっぷりのスペインオムレツの作り方を教えたりしました。本当はソーラーでやりたかったのですが、1月は雨季で快晴の日がなく、残念でした。

   FEMAのかまど

  
 現地で調達できる材料で作ったソーラークッカーを組立てる
 材料は、ダンボール・アルミ箔・ボンド・針金・食品ラップ

   
帰りにルアハとミクミ国立公園宿泊、象、ライオン、しまうま、キリン、かば、ワニ、ホロホロ鳥、さる、バッファローなどすぐ傍で見ることが出来ました

29日に出発し2月2日に帰国しました。

 

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