新国際価値論争
|
世界資本主義論に深いインパクトを与えた新従属理論は、〈中心国〉と〈周辺国〉間の不等価交換をめぐる論争を西ヨーロッパで再燃させた。紹介が待たれたエマニュエル等の代表的論文により、国際価値論争の全貌を明らかにし、わが国第一線の理論家による総括討論を付す。 |
マルクス主義と経済人類学山崎カヲル訳著 ISBN 8068-0288-3 |
非資本制諸社会の構造・動態・移行の理論において、新しい挑戦として注目される経済人類学とは何か。その代表的論文を紹介し、マルクス主義の立場から検討する。〔内容〕狩猟社会における決定レヴェルメイヤスー/マルクス主義・構造主義・俗流唯物論 |
後期資本主義エルネスト・マンデル著 原田裕康・的場昭弘訳 ISBN 8068-0286-7 |
新しい様相を伴って展開されている現代資本主義のメカニズムを、生きた現代のダイナミズムの把握を通してとらえる。〔内容〕資本の運動法則とその歴史/資本主義世界経済の構造/超過利潤の三大源泉/後期資本主義における資本の価値増殖、階級闘争、及び剰余価値率 |
後期資本主義エルネスト・マンデル著 原田裕康・的場昭弘訳 ISBN 8068-0285-9 |
第一分冊の原理論をふまえ、国際的資本集積、技術革新の加速化等、後期資本主義を規定する主要指標を分析。〔内容〕固定資本の回転期間の短縮と、企業計画および経済計画への強制/技術革新の加速化/永久的軍事経済と後期資本主義/新植民地主義と不等価交換。 |
後期資本主義。エルネスト・マンデル著 原田裕康・的場昭弘訳 ISBN 4-8068-0284-0 |
後期資本主義の上部構造としてのイデオロギー、国家の特質を分析し、資本主義的生産関係の危機の本質を明快に説く。〔内容〕永久的インフレーション/後期資本主義の産業循環/後期資本主義時代の国家/後期資本主義時代のイデオロギー/資本主義的生産関係の危機。 |
資本主義とエネルギー危機
|
エネルギー危機とは、そもそも存在するのか。資本主義にとって、エネルギーとは、どう捉えられるのか。石油を中心にしたエネルギー問題を、経済学の原理からとらえた理論編に、あわせて産油国経済の危機の構造を分析した現状分析編による論文集。 |
封建制から資本主義への移行
|
かつて一九五〇年代に国際的な規模で展開された封建制から資本主義への移行論争は、六〇年〜七〇年代の南北問題、八〇年代における中心資本主義国の混迷という情勢下で新たな脚光を浴びている。本書は、新論文を加えた移行論争の集大成である。 |
周辺資本主義としてのアジア
|
〔アジアNICS論の新展開〕新しい研究で、変貌するアジアをとらえ直す画期的論文集。〔目次〕東アジアの四頭の小さな虎/従属理論、マルクス主義理論、および韓国における資本主義の復権/フィリピンと従属論争/植民地後的生産様式/マレーシアの苦境(他) |
周辺資本主義論争
|
第三世界の変貌やNICSの台頭は、第三世界分析の理論的武器として注目されてきた。フランク、アミンらの従属論の全面的再検討を要求している。本書は、生産様式・階級分析アプローチによりそれにかわる新しい方法を提起する画期的論文集。 |