1 セキュリティーシステムの種類
現在市販されているセキュリティーシステムは、大まかに分けて以下の3タイプに分類できます。
1 取付簡単簡易タイプ  (商品価格:1〜2万円程度)
(配線がほんの数本、ダッシュボード上やサンバイザーに取り付ける)

価格は安いが、ドア開け検知が「電圧センサー方式」のみだったり、サイレンが本体内蔵のためクルマの外では警報音があまり聞こえない等、セキュリティーシステムとしての基本機能すら十分に満たせない場合がほとんど。もちろん、「ドアロック連動」などの便利な付加機能の実現は無理。

取付が簡単だし大手カーショップやディスカウントストアー等でも扱っていることから、「とりあえずこれでも付けておこう」と選んでしまいがちだが、はっきり言って「安物買いの何とやら」です。

2 一体型  (商品価格:1.5〜6万円程度)
(制御回路部とサイレンが一つのケースに入っている。取付場所はエンジンルーム内)

価格は比較的手頃だが、ショックセンサーを本体内に内蔵するため、エンジンルーム内での取付位置によってはショックセンサーの感度に大きなバラつきが出て使いにくくなることも。
さらに、オプションセンサーの追加や便利な付加機能の追加ができない、あるいは制限があったりと機能面でも今ひとつ。

大手カーショップでよく見る「HORNET」などがこのカテゴリーにはいります。

3 セパレート型  (商品価格:2万円程度〜)
(制御回路部とサイレンが別体。サイレンはエンジンルーム内に、制御回路部は車内に取付)

前のページで説明した基本機能はもちろん、オプションセンサーや付加機能の追加もOKなタイプがこれ。ほとんどは輸入品。(「VIPER」・「Excalibur」・「K-9」・「Clifford」など)

取付作業が複雑で、ほとんどの場合数万円の工賃を払ってショップに付けてもらうことになるため、初期投資の金額は結構大きくなりますが、「クルマを守る」という目的のためにはこのカテゴリーの製品を選ぶのがベストと言えます。

ちなみに、本場アメリカで売られているセキュリティーシステムは、ほとんどがこのセパレート型です。

2 セキュリティーシステムの選び方
ほとんどの場合、「セキュリティーシステム本体」だけでなく、何らかのオプションパーツをプラスしてあなたのニーズにピッタリのシステムを組み上げることになります。(逆に言うと、本体だけではなかなか万全なシステムはできないことが多いということです)

まずは「なぜセキュリティーを付けたいのか」、「どのようなことからクルマを守りたいのか」を自分なりに考えて下さい。 あと、付加機能として欲しいものがあるかどうかも検討します。 これらが決まると大体どのようなシステム構成にするべきかが見えてくると思います。

ただ、実際には自分だけで考えても「よくわからん!」ということが多いでしょうから、セキュリティーシステムをすでに使っている知り合いや、信頼できるショップに相談するのがいいと思います。

3 セキュリティーシステムの購入(輸入品のセパレート型の場合)
実際にどこで買うのがいいのかを考えてみましょう。

1 個人輸入

非常に安く買えるが取引に要英語、マニュアル類も当然英語、初期不良等のトラブル発生時には苦労すること請け合い。 当然取付も自分でする必要有り

→ 上級者向け

2 バーチャルショップ(インターネット上のみのショップ)

無店舗でコストがかからない分販売価格は安い。ただし、取付作業をしない(できない)お店の場合は自分で取付をしなくてはならないし、ショップ側に車種ごとの資料・ノウハウが乏しく、サポートはあてにできないことが多い。(ドアロック関係、エンジンルームスペース等)

また、この手のショップの中には副業気分でやっている個人営業のお店(法人組織になっていない)もあり、取引や保証面などに不安があることも。(ホームページからだけではなかなかこのへんが見えてこないのがインターネットの怖いところです)

→ 取付は自分でできるので商品だけ国内で手に入ればいいという人向け

3 実際にショップを持っていて、取付作業までするところ

各車種に対する資料・知識がきちんとあるのでセキュリティーシステム初心者には頼りになる。また、誤作動をしにくいようなセッティングを個別のパターンに応じてする等のノウハウもある。ただし、有店舗でコストがかかること、ノウハウがあることなどが若干価格に上乗せになるため、上記の2パターンよりは多少高めになるのが普通。 

→ セキュリティーシステム初心者〜上級者まで万人向け

注)お店があるからといって、どの店も高レベルであるとは限りません。認定ディーラーの看板を掲げていても、商品知識が少なかったり、ロクに作業経験がなかったりするところもあるので要注意! 購入前に一度お店を訪問して少し突っ込んだ話をしてみることをおすすめします。

<いいお店の目安>
的確な商品説明・押しつけ販売ナシ・工賃見積明朗・確実作業・購入者自身でのDIY作業に対するサポート・アフターフォロー(保証を含む)

<悪い店の目安>
商品知識、車種別知識が乏しい・明確な理由もなしにより高い商品を勧める・工賃見積不明朗(全車種均一料金・外車一律割高等)・作業が雑・トラブル発生時の対応がよくない

4 装置の取付
「取付簡単簡易タイプ」や「一体型」ならいざしらず、本格的な「セパレート型」のセキュリティーシステムともなると、取付作業はかなり複雑になります。
車いじりが好きで電気にも詳しいという人以外は安易に手を出さない方がいいでしょう。
また、電気を扱いますので「素人工事」は危険でもあります。

プロの作業を見たことがありますが、「これだけ手間がかかるのであればやはりショップに任せた方が正解」という感想を持ちました。

ただ、もちろん未経験の人でもできないわけではないでしょうから、知り合いやショップのサポートが受けられるのであればチャレンジしてみるのもいいと思います。
自分でやれば工賃タダなんですから・・・

5 まとめ
ここまで順番に読んでいただいておわかりかと思いますが、セキュリティーシステムというものは思った以上に奥が深く、初心者にはなかなか手に負えないものです。

セキュリティーシステムを導入するにあたって大事なことは「良い商品を手ごろな価格で販売し、なおかつきちんとした取付作業ができるお店を見つけること」につきるといっても過言ではありません。

ただ、これは意外と難しいことで、実際にインターネットや雑誌の広告等で調べてみても、上記の条件をキチンと満たせると思われるショップはそう簡単には見つかりません。
みなさんもがんばって信頼できるショップを見つけて下さい。

なお、インターネット上でのショップ探しには魯さんの「カーセキュリティー」ホームページ(やはり個人の方のページですが、充実したショップリストがあります)が役に立ちます。



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