[Q]
複数ページに渡る表を LaTeX で作成できませんか。

[A]
いくつか方法があるようですが、 supertabular.sty というスタイルファイルを使えば出来ると思います。
まずはじめに、 適当な ftp site から supertabular.sty をとってきてインストールしましょう。
supertabular.sty は altavista や goo など適当な検索エンジンなどを使えば見つかると思います。
また、 インストールの仕方は LaTeX の本や付属のドキュメントなどを参照してください。

# Debian GNU/Linux 2.1 で試しただけなので、この辺のことは良く分からないです。
# すみません。m(_ _)m

さて、使い方ですが、
\documentstyle[a4j,supertabular]{jarticle}
というようにドキュメントスタイルのオプションに supertabular を加え、 \begin{tabular}, \end{tabular} を \begin{supertabular}, \end{supertabular} と変更する以外は普通の表を作るのと同じ要領で良いようです。
表の切り方としては、 \\ comand がある度に textheight と比較し、 もし textheight を越えるようであれば自動的にそこで \end{tabular} を実行して改ページを行い、 新しいページのはじめに \tablehead で与えられている文字列などを挿入してから続きを表示する、 というような仕組みになっているようです。

supertabular.sty で新しく使えるコマンドには、
\tablefirsthead, \tablehead, \tabletail, \tablelasttail, \topcaption, \bottomcaption, \tablecaption の7つがあるようです。

\tabelfirsthead{...} は、 複数ページに渡った表の、 一番はじめのところにのみ { } で囲まれた文字列などを表示します。 このコマンドを使った時には \\ か \newlline で必ず閉じておく必要があるようです。
\tablehead{...} は、 表のはじめはもちろん、 新しいページのはじめにも文字列を表示したいときに使います。 これもやっぱり \\ か \newline で閉じておかないと変なことになります。
\tabeltail{...} は、 一番最後のページを除いた全てのページの表の最後に表示したい文字列などがある場合に使用します。
\tablelasttail{...} は、 最後のページにある表の一番最後にのみ文字列などを表示したい時に使用します。



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