[Q]
LinuxMLD3 では umsdos は使えないのでしょうか

[A]
自分でソースを持ってきてコンパイルすれば使えます。

# ただし、umsdos は C++ のコンパイラが必要だったと思いますので注意。

alien を使えば、以下のようにして Debian のバイナリパッケージ (Debian 2.0 (hamm) 用が良いでしょう) を rpm にして簡単にインストールできると思います。

# alien についてはこちらを御覧ください。

まず、 Debian 用の umsdos パッケージをリングサーバなどからとってきます。
以下では、Debian 2.0 (hamm) 用のバイナリパッケージ umsdos_0.9-6.deb を取ってきたと仮定します。

次に、root で
$ alien -g --to-rpm umsdos_0.9-6.deb
で展開します。
展開したディレクトリの下にできる umsdos-0.9 というディレクトリに umsdos-0.9-7.spec という rpm package 作成に必要な spec file ができますが、 これを LinuxMLD3 用に少し修正して、root で
$ rpm -bb umsdos-0.9-7.spec
とやれば /usr/src/redhat/RPMS/i386/ に umsdos-0.9-7.i386.rpm という rpm binary package が出来上がります。

# spec file の修正については [Appendix] を参照

このようにして作成した rpm package を、例えば
$ cd /usr/src/redhat/RPMS/i386
$ rpm -ivh umsdos-0.9-7.i386.rpm
というようにしてインストールすれば umsdos file system を作成することができるようになります。

# 簡単でしょ?(笑)

[Appendix]
spec file のパッチは、僕の変更だとこんな感じになります。
*** umsdos-0.9-7.spec.org       Tue Jan 19 01:22:00 1999
--- umsdos-0.9-7.spec   Tue Jan 19 01:20:22 1999
***************
*** 30,36 ****
  /sbin/umssync
  /sbin/udosctl
  /sbin/umssetup
- %config /etc/rc.boot/0umsdos
  /usr/doc/umsdos/copyright
  /usr/doc/umsdos/README.debian
  /usr/doc/umsdos/buildinfo.Debian
--- 30,35 ----
要するに、Debian 用の起動スクリプト /etc/rc.boot/0umsdos は LinuxMLD3 では必要ないので削除する、ということです。



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