今日のピース君  *Anniversary       絵 5*SEASON





TODAY MESSAGE
2002/9/16
by 5*SEASON


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去年のクリスマスのこと、
沢木耕太郎さんがラジオでこんなことをおっしゃっていた。
「僕はいつ死んでも悔いはない」。
うん、私も同じ。自分のやりたいように、やりたいことをやってるから、
たぶん、いつ“その時”が来ても後悔はないように思う。
ましてや沢木さんなんて、世界を股にかけた活躍をされていて、
大人でありながら自由奔放な旅人そのもの、そりゃ悔いはないだろうな。
しかし同じラジオの番組で、
その沢木さんが ある女性と話された時、こうもおっしゃったのだ。
「あなたは“いつ死んでもいい”なんて、けっして思わないでしょう?」
その女性には10代の男の お子さんが二人いらして、
常に心配事が耐えない、泣かされることが多い、
けれど子どもの成長を見るのが最大の喜びだ、そう話していらした。
そして、こうも。「死んだとしても死に切れない、わが子が心配で。」
うん、そうだろうな、と私も思う。
「いつ死んでも…」なんて思うのは、独身貴族の戯言だと、ね。

しかし、「いつ死んでも…」の私が一年に一度、
秋には区の成人病検診を受けることにしている。
妙な話かもしれないけれど、その理由、実はあのお母さまと同じ思い。
私に 子どもはいないけれど、やはり心配してくれる肉親も友人もいるので、
いらぬ心配をかけないための、いわば親孝行…というかエチケットかな。
…ナンテ、えらい かっこいいですね。これ、ウソではないけれど、
でも、そもそも受診することになったのは そうじゃなかった、ただの好奇心。
世間の話にきく“胃の検査の後の白いウ○チ”を見たかったから。
そして、レントゲンのためのバリウム。
噂によく聞くバリウムがどんなにマズイものなのか、ぜひ知りたかったというわけ。

私のバリウム・デビューは もうかれこれ6年前になるが、
初のバリウム経験で得た感想はというと ご想像通り、
「まずっ!」「ぬるっ!」「いたっ!」「おえっ!」「ひぇっ!」だった。
しかし、これは期待通りの結果で、満足だったといえよう、
万が一 「おいしかった〜♪」だと落胆していたはず。
ただ噂の白いウ○チは真っ白かなぁと思っていたら、
そうじゃなかったので、ちょっとガッカリ。カフェオレというか…。
いえ、真実は…ちょっと避けておきますね、
食事中の方がいらっしゃると申し訳ないので…。
いえ、すでに充分、食欲減退する内容だとは思います、スミマセン。

思うに 胃の検診、これほどつらい無料体験はないだろう、
私は6年前、かような結論に至ったわけで、
そもそもの好奇心は満たされたのでした。めでたし♪
もう、二度と胃検診なんか受けるもんか、バーロー!
そんな心境に行き着いても おかしくはないのに、
私は 胃検診を含むベリー・ハードな成人病診断を、一年の恒例行事としている。
それは生きていくうえのエチケットだから。(やった、ピース♪だわ)

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5*SEASON




ピース ルームより






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