今日のピース君  *Fine       絵 5*SEASON





TODAY MESSAGE
2002/9/16
by 5*SEASON


ここのところ、やっぱりニューヨークの話題が多い。
テレビのニュースで、ラジオの音楽で、友だちとの会話で、メールで。
ニューヨークという響きを聞くと、
どうしても私はキュンとなってしまう。
私が出会った“あの人たち”は元気だろうか、と。

もう、2年も前になるんだなー。
私がニューヨークを歩いたのは。
2000年の夏のこと、あの年の“夏そのもの”だった日々。
あの旅は、今振り返っても「いい旅だった」と、
我ながら感動してしまう。
ただ ただ歩いたニューヨーク。
そこで出会ったニューヨークの人たち。
名前も知らない、通りすがりの、
でも忘れられない言葉と たくさんの“想い”を私にくれた人たち。

MOMAのレストランのウェイター、インド人のタクシー運転手、
セントラルパークで話した紳士、一緒にバスに乗ったおばさんたち、
ホテルのガードマン、朝食を食べたカフェの女の子…。
みんなロマンチストで、話上手で。
良きアメリカ映画の登場人物ような、
笑顔と寂しさを もった大都会の横顔。

あの人たちと私は、前日に登場した留学生たちのように、
特別に熱い討論をかわしたわけではなく、
ひとこと、ふたこと、カタコトの英語と、
身ぶり 手ぶりで気持を交わしただけ。なのに、
旅に出てよかった、そんな瞬間をくれた。
いつだって、よその土地の“心”に触れたとき、
お金では買えない自分へのお土産ができる。
一番欲しいものは何? と聞かれたら、
迷わずに答えたい、ニューヨークで味わったような “想い”と。
それを、しかと受け止めた私自身を、
「まったく いいヤツだなー」と
うぬぼれられるんだから これまたピースな話だ。
だから、そう、小学生の作文のようになってしまうけど、
私はニューヨークが好き。私の故郷だから。

「ニューヨークは変わったのか?」
ここのところ、そんな言葉がアチコチから耳に飛び込んでくる。
そのとき、私が「変わらないでほしい」と願うのは、
一にも 二にも 私に“あの想い”をくれたニューヨークの心。
カタコトの英語しか話せない私の気持を、
懸命に理解しようとしてくれた“通りすがりの人”たちの心、
あれがあれば大丈夫、悪夢はもうない…と、
信じたい、いえ、ただ祈るばかりの『今日のピースメッセージ』でした。


5*SEASON







ピース ルームより






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