第12章
 その後入院中に受けた栄養指導のもと、それまでの食事内容を見直して生活したら、
かなり良い状態に回復することができました。
プレドニンの減量も慎重にやっていきました。
途中思ってもいなかった就職という、環境の変化があったものの、
どうにか00年4月下旬プレドニンの離脱に成功しました。

ところが会社の中でのストレスがとても大きくて、6月に入ってから下痢が始まりました。
まだ出血は始まっていなかったものの、会社を休みたいこともあって(?!)早めの受診をしました。
そして初めてリンデロン座薬を処方されました。
最初は少し抵抗感があり、2日に1個くらいしか使っていなかったのですが、
その後の受診で先生からきちんと使うように指示を受けて、
そのとおり1日1個使っていたら、大分落ち着きました。

ただしこの時会社のほうも人間関係が少し落ち着いたというのはあります。
上司とかなりウマが合わなかったのですが、
言いたいことをいって、向こうが態度を変えてきたため、
こちらとしてもやりやすくなり、それが体調にも影響したと思っています。


第13章
 それから8月に入ってかなり落ち着いてきたので、リンデロンを1日おきにしました。
よく思い出してみると、そのあたりからまたトイレの回数や、
急に襲ってくる腹痛が増えていた気がします。と、同時に会社でストレスがまた増えていました。
人間関係もさることながら、仕事の中身自体で悩んでいました。
それまでやっていた仕事にプラスして、他の仕事もやらなくてはいけなくなっていたのですが、
それがどうしても私にはできなくて、悩んでいたのです。
毎日毎日どうやったらできるのか?と思っていました。
そのまま何とか夏休みを迎えたので、これでちょっと気晴らし!!と思っていました。
ところがあっという間に調子が悪くなってしまい、
夏休みが終わっても会社には行けませんでした。
また予約外で外来に飛び込んだところ、プレドニン20mgで様子を見ることになりました。
しかしこれが今までになく効かず、そのままダラダラと会社を休むのも嫌なので、
またすぐに受診したところ、その日のうちに入院となってしまいました。


第14章
 今回の入院は、3ヶ月という期間になってしまったこともあり、いろいろありました。
(詳しくは入院日記2へ)まずプレドニンが今までのように効かなかったこと。
今までは最大で40mg使えば劇的に良くなったのですが、今回はそういかず、
結局60mg点滴で落しました。IVHも初体験でした。
それによる発熱、発疹もありました。絶食はまる60日、2ヶ月にわたりました。
検査も内視鏡2回、注腸X線、小腸造影といろいろやりました。
白血球除去をやるという話も出ましたが、これらの治療でどうにか退院となりました。
その間に会社も辞めました。(辞めさせられた?!)
検査が多くて辛い時もあったけど、かけがいのない友達ができたし、
信頼できる医師、看護婦さん達に囲まれ、楽しい時を過ごすことができました。
しかし、退院して自宅療養の今、これからどうするのかが悩みです。