第19章
 何度か予約外で診察を受けながらベッドが空くのを待ったのですが、
もう限界だということで、他の病院へ入院する事になりました。
ベッドが空き次第戻って来るということでした。
初めて行く病院で右も左も分からないという状態、
しかもお腹は痛いし、ちょっと辛かったです。
それでもいつもとは違うちょっと小さい病院で、
また違う経験ができて良かったです。

3週間後ベッドが空いたということで、転院です。
救急車で転院しました。
IVHを入れたままだったとはいえ、かなり元気な患者だったので、
ピーポーピーポー・・・ちょっと申し訳ない気分でした。

転院翌日早速内視鏡。結果良好で食事開始。
担当医は去年と同じ。
フロアは違ったけれど、お馴染みの患者さんやら、
年の近い子、同じUCの子なんかもいてあっという間の2週間。
プレドニン10mgまで下げて無事退院となりました。


第20章
 退院してすぐ仕事復帰しました。
1ヶ月も休んでしまったし、ちょうどお盆でみんなお休みに入るところだったので。
絶好腸で仕事に遊びに・・とこなしたのも僅か一ヶ月。
ちょっとした人間関係のもつれからでしょうか、下血し始めてしまいました。
プレドニン30mgまで増やして、家でもほとんど絶食状態。
エレンタールで毎日暮らしました。
これでダメだったら手術しかないと主治医には言われました。

この時は毎日辛かったです。
人間関係から逃れることはできないし、
食べ物も満足に食べられない、でも仕事はしたい。
そばに理解して助けてくれる人達がいたので乗り越えられました。