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モーター・ラン、タイマー

2015/03/24

2009/03/29
開発用テスト基板 ●PIC10F222を使う。
秋月電気で米粒ピック10F2xxシリーズを売り出してだいぶたつ。
当初PICPGMで書き込みが出来なかったが最新のファームをインストールする事で書き込みが出来るようになっていた。
10F222にはアナログ入力が付いているのでこれを使ってタイマーを作る事にした。
2006年にライトプレーン用デサマタイマーを作って以来なので殆ど忘れている。
今回挑戦るすのはフリーフライトの電動プレーン用モーターランタイマー。
すでに、KOG RC→ http://members2.jcom.home.ne.jp/kog_rc/kog.htm
ではコンデンサ放電を使った物が紹介され、更にtokoさんのブログでは製品化されて販売されているが、
どちらもパークプレーンの飛行テスト用を目的とした超小型の物。

今回目的とするのは電動モーターで上昇後滑空させ飛行時間を競うタイプのFF機。
従って出力調整は無くフルパワーでのON/OFFとする。
その代わりLEDランプを使ってモーターを接続しなくてもタイマーの設定確認が出来る。
タイマーの設定にトリム抵抗を使い、8ビットレジスターでカウントダウンする。

タイマーのスタートはプッシュスイッチを使い、押すとモーターが回転を始め放すとタイマーがスタートする。
更にタイマーが働いている最中にスイッチを押すと非常停止になりモーターが停止し入力待ち状態に戻る。
タイマーがタイムアップするとモーターが停止し入力待ち状態に戻る。
書き込みアダプターと開発基板 ●モーターのON/OFFは
FETトランジスタを使うのでモーターの出力に合った容量の物を選ぶ。
また、ノイズ防止にモーターと並列に0.1uFコンデンサーを、 モーターを正確に停止させるにはショットキーダイオードを並列に入れると良い。
(ショットキーダイオードはアノード側をマイナスに接続する)
アナログデータをAD変換するルーチンはこんな感じ。
;**** アナログ入力を使う。ADCON0(07h)
; 1.AD変換に使うポートを入力、アナログモードに設定。(Bit7,6)
; 2.AD変換を行うポートと変換結果の出力フォーマットを設定。(Bit3,2,CHS)
; 3.ADCをイネーブル(Bit0) (C_Hold=25pF)充電時間20usec以上待つ
; 4.ADCがスタート、変換終了のチェック。(Bit1,GO/DONE)
; 5.変換結果の読み出し。ADRES(08h)
Anain	MovLW	b'10000111'	; GP1入力
	MovWF	ADCON0	; ADCON0設定
	Call	TIM20U	; C_Hold 20usec
Anain1	BTFSC	ADCON0,1	; GO/DONEのチェック
	Goto	Anain1	; 実行中
	Nop
	MovF	ADRES,W	; 変換結果の読み出し
ハードウェアーはトラ技4月号を参考にした。
トリマーは10Kを使い中間端子を10k抵抗を介してPICに接続、両端をそれぞれVDD VSSに接続した。

2009/04/12
モーター試作基板 ●PIC10F222タイマー
試作タイマーが出来上がった。
早速モーターを接続してベンチ・テストを行った。
結果は順調。Max設定は約34秒程度。
プログラムのタイムディレイはタイマー0を使ったカウントアップ。
プログラム中の設定値を変更すればMax設定は短くも長くも出来る。
組立に必要な部品は全て秋月電子から通販で購入出来る。

●表面の部品配置
試作基板・表面 完成重量は約4g程度でした。

●裏面の配線
試作基板・裏面 今回は穴あき基板を使い、
PICは自作の変換基板にマウントした。
抵抗とコンデンサは
チップを使い裏面に取り付けた。
チップ部品を使い慣れてない人は8ピンのDIPタイプのPICをソケットで差し込む方法がお勧めです。
今回使ったPIC10F222は8ピンと6ピンでピン配列が異なり、
更に一般的な8ピンのPICともピン配列が異なるので
PIC-PGMで書き込みを行う場合変換アダプターを作る必要があります。

完成したファーム→・P10F222-Timer1.HEX

配線図→・P10F222-Timer1.pdf


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Yasuu