秋月電子のPICプログラマキットを購入したときにサービスで付いてきたPICを使ってデジタルカウンターを作成した。 この製作記事はtokoさんのホームページに詳細が載っています。 ファームウェアーもtokoさんが開発した物を使う事にした。 参考図書等には3桁のカウンターが載っているが、4桁の方が実用性が高い。 実はセグメントLEDもtokoさんから頂いた物で、カソードコモンタイプを使っています。 従って、カソード側をトランジスタC1815のコレクターに接続、PICからの出力で表示するセグメントを切り替えています。 アノード側は並列配線の形でPICのRB1〜RB7ポートに220オームの抵抗を介して接続、LEDを点灯しています。 このカウンターの特長は不要な行を表示しない事で消費電力を押さえています。 つまり、3桁までのカウントなら4桁目は表示しない2桁のカウントなら3・4桁目は表示しないと言った具合です。 |
PICは16F84Aを使い、18ピン全てを使った設計になっています。 クロック周波数を変更できるようにセラロックはソケット式にしました。 とりあえず、一般的な4MHzのセラロックをセットして使っています。 このカウンターは電源回路が付いてないので、電池を使う場合は レギュレーターを使った電源回路を追加する必要があります。 私は、丁度良い電圧の電源アダプターを直接つないで使っています。 アダプターの電圧は4.5V程度ですが問題なく使えています。 使用目的は、マグネットアクチェーター用のコイル巻きを行うときのカウンターです。 |
カウンタースイッチのセンサーはリードスイッチを使っています。 相手側にネオジウム磁石をセットし、非接触で ON,OFF させます。 入力はプルアップ方式でRB0から行っている。 ハードウェアーは同じでもプログラムを変更することで他にも色々と使い道がありそうです。 例えば、一定時間内のカウント数を表示させれば回転計に。 リセット入力から次のカウント入力までの時間をカウントすればラップカウンターに。 |
2005/05/14:EEPROMを使ってカウントデータをバックアップする機能を追加しました。 リセットボタンを押す事で表示カウント数がメモリーされます。 電源の再投入でバックアップされたデータがカウンターに戻ります。 継続してカウントアップも出来るし、リセットしてゼロからカウントする事も出来ます。 この時点ではEEPROMのデータは残っています、もう一度電源をOFF→ONすればデータがカウンターに戻ります。 連続してリセットスイッチを二回押すとEEPROMのデータがクリヤーされます。 更に、リセットボタンを押した時、一瞬だけ何か表示する機能も追加しました。(^_^)v |
カウンターと言ってすぐに思いつくのが万歩計です。 100円ショップで見つけた万歩計にリードスイッチと電源スイッチを付けて カウンターにしてみました。 開閉式のフタはヒンジ部分を改造して脱着式にしてあります。 ボタン電池内蔵のため、何にでも簡単に装着出来て便利です。 ゴム巻きワインダーに付けたり、コイル巻きに使ったりと大活躍しています。 追記2005/05/14 :このカウンターにはウェイティングがあるらしく、早いカウントに追従出来ないみたいです。 |