インドアRC電動プレーンの動力に使うモーターは市販の振動子付きモーターをギヤダウンして使う場合が多く
購入したモーターの振動子を外して使う。 振動子のシャフトへの取付方法は様々だが大きく分けてカシメ方式と接着方式がある。 カシメ方式の場合はいわゆるギヤ抜き方式で振動子を金属板で受け、シャフトの先端をピンで打ち抜く事で比較的簡単に外す事が出来る。 しかし、接着方式の場合はむりやり打ち抜くとシャフトを折ってしまう事があり、振動子を外すのに皆さん苦労している。 今回紹介する方法は掲示板等でアイディアを頂き、自分流に工夫して上手く行ったやり方です。 色々なやり方でトライして見ましたが、この方法がモーターへのダメージが一番少なく作業時間も短く出来ました。 作業には火を使うので火傷しないように注意して行って下さい。 |
原理はシャフトと振動子を接着しているエポキシ接着剤をライターの熱で焼いてしまうというやり方。 ポイントはモーターへ伝わる熱をいかに防ぐかと言うことになる。 |
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左の写真が今回の作業に使った道具です。 出来るだけピンスポットで加熱したいのでライターは「ウィンドミル」と呼ばれているバーナー口元にグローバーの付いた物を使いました。 炎がガスバーナーのように強く、ゆれないのでピンスポットで加熱出来るのが特長、アウトドアーFFでは火縄の着火に使っています。 (100円ショップで購入) 他には放熱板に使う材料として、たまたま手元にあった燐青銅の板とLサイズのカッター刃を使いました。 出来るだけ放熱の良い金属、例えば銅板・アルミ板などが良いと思います。 |
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先ずは、右上の写真のように放熱板をモーターと振動子の間に挟み込みラジペンで持ちます。 振動子先端の穴の部分を下向きにして、ライターで先端穴を狙って加熱します。 接着剤は殆どの場合エポキシですので140度以上に加熱するとゆるんで来て、更に加熱すると煙が出始めます。 先端から白い煙が少し出始めたら加熱を止めて、まち針等で突いてシャフトを押出ます。 振動子が外れたらすぐにモーターを空冷します。私は銅板の上に置き、扇風機で冷やしました。 充分に冷えたらモーターに通電し、動作確認をします。 |