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ステンレス板を使った簡単籤引き

最終更新日2005年04月03日

市販品と手作り ●簡単に作れる籤引きの紹介です。
竹籤でライトプレーンを作っていると少しだけ籤を部分的に細く出来たら便利なんだけど・・・なんて思ったこと無いでしょうか?。
そんなときに便利な簡単に作れる籤引きの紹介です。

写真の左側が市販されている籤引きで右側が今回の籤引きです。
上に並べてあるのが加工した竹籤です。
市販の籤引きでライトプレーンの籤を細くシェイプするのは殆ど不可能です。 理由は市販の籤引きは厚みがありライトプレーンの籤のような極細の竹籤を削る目的で作られていないからです。
今回紹介する籤引きは、極細の竹籤を加工するのが目的で考えた道具です。

★材料:厚さ0.5ミリ程度のステンレス板(SUS304又は SUS430)

●作り方

抜きバリの様子 ステンレス板にドリルで穴を明け、大きい抜きバリをラジオペンチで折り取る。
たったこれだけ。ステンレスは「加工硬化」と言って切削熱とストレスで穴の入り口と出口が刃物のように硬くなります。 この性質を利用して刃物として使おうと言うアイディアです。
表面側
←裏側抜きバリの様子

穴は適当にいくつも明け、切れなくなったら別の所に明け直す。
加工する竹籤より少し大きめの穴を明けるのがコツ。

表面の様子→
裏面側
←裏側抜きバリの様子

大きなバリをペンチで折り取ります。


●使い方

竹籤の太さより大きめの穴に差し込み引きます。斜めに引くのがコツ、かたいときはネジリながら引きます。
最初に抜きバリを利用して荒削りします。ある程度細くなったら表側のバリを使って丸く仕上げます。
最後にサンドペーパーで表面をならして完成です。
斜めにセットする 荒削り 丸く仕上げる
完成した籤 ←上側が完成した竹籤、



←下側が削る前の竹籤。


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Yasuu