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PLG−80 紙飛行機の作り方。
96年08月25日

図面イメージ
図面はダウンロードサイトから落として下さい。


出来上がり写真
丁寧に作るとこんな感じに仕上がります。
材料について。
この紙飛行機は、ケント紙などの厚手の紙を、はり合わせて作ります。
ケント紙は、四六版で170〜180sのケント紙、
厚さが0.26〜0.28o、重さが200g/uのケント紙が最適です。

接着剤は、材料のケント紙が汚れない様に無色透明か白色で、軽くて乾燥後
かたく固まるものが適しています。
具体的には「セメダインC」が最適です。
セメダインCをプラモデル用のシンナーで、約7対3ぐらいでうすめます。
これを、小さなガラスビンに入れて、はけ塗りで使用します。

ケント紙を接着する場合、接着する紙の両面にセメダインCを塗布し、
乾燥させます、それからもう一度どちらか片方の面に塗布して圧着します。

それでは製作に入ります。
ずめんは展開図です、図面をケント紙にコピーします。
コピー機でコピーしてもかまいませんが、きれいに仕上げるには
型紙を作り、鉛筆で書き写した方が良いでしょう。
図面に記入されている枚数だけコピーしてカッターナイフ等で切り抜いて下さい。
胴体の、主翼を取り付ける耳と、尾翼を取り付ける耳を
切りおとさない様に注意しましょう。

一通り切り取れたら接着に入ります。
まず、胴体の接着です
垂直尾翼の着いている胴を中心に、長い物から順に接着します。
耳の着いている胴は、あらかじめ耳を折り曲げて下さい。
垂直尾翼の着いている胴の両面に尾翼取り付け用耳の着いている胴を接着します。
接着したら、ステンレスの定規ではさみ、圧着します。
良く乾燥したら、次の補強材を接着します。
最後のノーズ補強材は、ノーズに穴を開けおもりを埋め込んでから接着します。

次に、主翼の接着です。
主翼全体と補強材を接着します。補強材は、下面に接着します。
この時、わずかに翼断面にキャンバーを付けます。
下面を表向きにして、台に乗せビールビン等でコロコロと圧着すると、
適当にキャンバーが付きます。中心を正確に合わせて接着して下さい。
補強材の接着によるズレた部分は、サンドペーパー等で磨きそろえましょう。

次に、主翼に上反角を付けます。
上反角は、左右7度ぐらいが良いでしょう。
主翼の中心線の前5ミリぐらいに切り込みを入れて、折り曲げます。
主翼及び水平尾翼の切断面は、サンドペーパーできれいに仕上げておきましょう。

胴体の整形
胴体は、合計9枚の紙を貼り合わせていますので、ズレた部分を丁寧に削って
仕上げます。この時、耳を削り落とさない様に注意して下さい。

主翼と胴体の接着
胴体の耳に、主翼を丁寧に接着します。接着剤は、原液を使用して下さい。
前後、上下から見て、左右対称になる様に取り付けます。
水平尾翼の取り付け、
水平尾翼に垂直尾翼と取り合うスリットを入れ、胴体に取り付けます。
主翼と尾翼の取り付け角差がゼロになる様に取り付けます。
これで、組立は終わりです、左右対称に仕上がっているか、確認して下さい。

塗装
塗装は、クリアーラッカーを使います。3回塗りぐらいが良いでしょう。
接着剤が良く乾いてから、塗装して下さい。
塗装すると、狂いが発生します、まめに修正しましょう。
(成分表を確認して下さい「ニトロセルロース」系ラッカーを使って下さい。)

重心位置
重心位置は、取り合えず、主翼翼弦の中央(50% )に合わせます。
後で、飛ばしながら調整して下さい。


この紙飛行機は、パチンコグライダーです。
パチンコは、断面が1x3ぐらいのゴムバンドを使用して下さい。
他人に迷惑を掛けない様に飛ばしましょう。
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Yasuu