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A級ライトプレーンのフィルム貼り替え

最終更新日2004年12月09日

A1リメイク 久々にライトプレーンのフィルムを貼り替えました。

今回使用したフィルムはルミラーの透明タイプです。
主翼は 6 ミクロン、尾翼は 3.5 ミクロン厚をシワ貼りしてみました。
接着剤はいつものボンドGクリヤーです。
アイロンを使うとシワが消えてしまうのでアイロンはフィルムエッジを巻き込む時に
少し使うだけで基本的に全て手貼りです。

シワ貼りする事でフィルムの張りによる反りやネジレが全て消えてしまい、
ネジレに対して弾力のある翼になりました。
また、フィルムがさけにくくなり丈夫になったような気がします。
重量も 12 ミクロンから 6 ミクロンに変更した分軽くなったみたいです。

翼端のカラーリングはアサヒペンの蛍光塗料スプレーを使いました。

A1-主翼アップ1 A1-主翼アップ2
ルミラーはポリエステルフィルム等と言われますが材質は PET です。
データによると 120 度から 130 度程度の温度で熱収縮が始まり、 最大 150 度で約 6 パーセント程度収縮します。

フィルムをシワ貼りする場合の注意点。
フィルムを翼面より一回り大きめにカットしますが、切り口がギザギザだとシワもみした時にその部分からさけてしまうので
出来るだけきれいにカットしましょう。
シワもみは出来るだけ丁寧に細かくシワが出来るように行い、シワもみしたフィルムは充分手で広げ伸ばしてから使います。
予めシワもみしたフィルムを必要枚数分だけ用意してから貼り付け作業を行います。

ハケ塗り出来る程度にエンジンシンナーで薄めたボンドGクリヤーを骨組みの接着面に塗布し、
少し乾燥させシンナーが適度に蒸発しべた付きが少し残っている状態で接着します。
フィルムを引き延ばしながら四隅を骨組みに軽く押さえつけ、全体を引き延ばしながら軽く押さえ付けて固定して行きます。
失敗したらもう一度引き剥がして押さえつけます。2・3回ならやり直しが出来ます。
上手く貼れたら全体をしっかり押さえて固定し外周をカット、フィルムエッジを巻き込みアイロンで軽く固定します。
一日乾燥すれば完全に接着されます。
主翼は中央翼と翼端部の3分割で貼り、上反角部を重ね合わせました。尾翼は左右2分割です。

A1-水平尾翼 A1-尾翼アップ
A1-パイロンゴム止め 百円ショップでポリウレタンゴムで出来た輪ゴムを見つけました。
軽くて丈夫、見た目より弾力があってなかなかの優れ物です。
充分に引き延ばしてから使います。
大小二種類売っていたので両方購入し、
小さい方を尾翼のポップアップ用止めゴムに、
大きい方を主翼の固定用に使っています。

No_Name-昔の機体 No_Name-尾翼のアップ
30年以上も昔に作ったライトプレーンをリメイクしました。リブのない尾翼も変形せずに貼る事が出来ました。


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Yasuu