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SHONAN30-Suchi300 ●SHONAN30規格のスチレン翼ライトプレーン「Suchi300」
製作記録。


SHONAN30規格とは、翼幅プラス胴長が60センチ以内のスティック胴ゴム露出型のライトプレーンに 市販のプラスチック空転プロペラを付けた規格で、基本サイズは全長翼幅共に30cm以内です。
胴長とは、コメタル先端から胴体後部先端まで。デサマ装置のワイヤーや火縄フォルダーは含まない。 ベアリング部の回転する部品は含まない。翼の一部が胴体後部より出っ張っている場合はこれも含む。
と言った規格で私が勝手に決めました。

図面はいつもの通り「JW-CAD図面」のコーナーに置いてあります。
最終更新日2005年12月31日

主翼組立 主翼は1mmスチレンペーパーで作成、エポキシ接着です。
接着剤を点けてから組み立てるのではなく、予めマスキングテープで仮組してから接着します。
エポキシは1時間硬化か30分硬化を使います。
エポキシでハイポイントを接着する事で翼型の変形が少なくなり飛行の再現性が良くなります。
主翼組立・上反角 翼端フィンは
中央翼の接着完了後に取り付けます。
先ずは前後パネルに上反角の折り目を付け、下面にマスキングテープを貼り仮組します。
ハイポイントの突き合わせ部分に楊枝などでエポキシを塗布し定盤の上に上反角を合わせて固定します。
はみ出した接着剤はアルコールをティッシュに含ませて拭き取ります。

接着剤が硬化したら翼端フィンの接着です。

同じく下面からテープで仮組し上面からエポキシを入れ接着します。
ハイポイントの位置に定規で予め折り目を入れて
左右の取り付け角が同じになるように接着面をすりあわせしてから
テープで固定し、接着します。


スチレンペーパーに反りがある場合は凸面を上面側にして使います。
翼端フィン下面 翼端フィン上面

水平・垂直尾翼 水平・垂直尾翼を図面通りに切り出します。
前縁・後縁をサンドペーパーで仕上げます。
垂直尾翼が反っている場合は凸面を右側にします。

朴の木コメタル コメタルの取付 コメタルは5mm厚の朴の木で作りました。
心材(青実色)の板目を使います。
軸受け部は1mmドリルで穴明けだけです。
胴体に糸でしばり、隅を瞬間で点付けします。
サイドスラストが決まるまで仮固定のまま、
調整が完了したら動かないようにしっかり接着します。

パイロン部品 パイロン組立
●パイロン
今回は図面通りではなく、ハイパイロン構造にしました。
翼台と柱はバルサで、胴体への取付部分は桐の木を使いました。
プロクソンの卓上フライスで部品加工、組立。図面通りのパイロンより少し軽く出来ました。

新型パイロン ←新型パイロン

   従来型パイロン
     ↓
従来型パイロン

固定尾翼 デサマ付きポップアップ 水平尾翼・翼台
●尾翼の取付。   左が固定翼。中央と右がデサマ装置付き。

●垂直尾翼の取付は胴体にスリットを入れ、後ろ半分を差し込み前側はイモ付けにする。

  予めスリットエンドに穴を明けてから鋸で溝を入れ1mm巾のスリットに仕上げる。

●尾翼にデサマ装置を取り付ける場合、水平尾翼の翼台は0.5mm厚の航空ベニヤを使い 尾翼を取り付ける輪ゴムはゴム風船を輪切りにした物を使う。
胴体溝入れ、垂直取付

図面通りの胴体側面 ●完成した従来型の胴体。

  図面通りに作るとこのような形に仕上げる。

●動力はFAIのTANゴム、1/8" を1ループ。
あまり長いループだと重くなり、かえって上昇が悪くなる。

市販のプロペラを改造 ●プロペラはUnionのU150を使う。

上がモータープレーン用にブッシュを入れた物。

下がゴム動力用を削り込み軽量化した物。
厚みを削る場合、鉄ヤスリで削った後サンドペーパーで水研ぎし羽布で仕上げる。

いちばん簡単なバランスとりは、軽い方のブレード裏側にテープを貼ってバランスをとる。



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Yasuu