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PowerShot A40 近接撮影

更新日2004年05月01日

近接撮影セット一式 私がホームページに写真を掲載するのに使っているカメラを紹介します。
デジタルカメラが売り出された当初はズームレンズの無いカメラを使っていましたが、 最近になって一世代前のカメラを安く購入、汎用レンズと組み合わせて接写を行っています。

私がデジタルカメラを選ぶ基準はピクセル数ではなく、色彩とピント、それに明るさです。
ホームページに写真を掲載する場合、データー量を極端に小さくしてしまうのでピクセル数は問題になりません。
むしろ、少ないピクセルでも大きいサイズのCCDを使ったカメラの方が鮮明な写真が撮れる気がします。

近接撮影の様子 近接撮影をする場合、 デジタルカメラの機能を使った接写で、ある程度は拡大出来ますが、小さな部品等を撮影するには近接撮影用レンズが必要になります。
デジタルカメラ用のレンズはそのカメラ専用になってしまい、高価な物が多いので汎用レンズが使える様に工夫してみました。
コンバージョンレンズ・アダプターは専用品を使う必要がありますが、これは安価で入手出来ます。
問題のクローズアップレンズですが、私は一番安いKenkoのMC CLOSE-UP NO.3 (52mm)を使いました。
先ずはKenkoのホームページでネジ山がアダプターと合う事を確認し購入。
早速テスト撮影をして見たのですが、上手く拡大出来ない。
おそらく焦点距離が合ってないのだと思いボール紙で円筒を作り、レンズを取付、撮影をくり返しながら徐々に切りつめて丁度良い距離を探る事にしました。
結局、アダプターから9mmの距離で上手く撮影出来る事が分かり専用の接写リングを作成する事にしました。
後でレンズの焦点距離を測定したところ、330mmである事が分かり、これが被写体とレンズの正しい距離になります。

部品を並べてみた 自作した接写リング レンズを組み立てた状態
接写リングの作成は、ボール紙を木工用接着剤で貼り合わせ、レンズが上手く勘合する様に段差を付けて作り、 クリアラッカーで仕上げ、内部をマーカーで黒く塗りつぶしました。
レンズと接写リングは勘合力だけで固定してますが、アダプターと接写リングはテープで点止めしてます。

接写の場合、手ブレも重要な問題です。カメラを固定するフォルダーを自作し、手ブレを解決する事にしました。
カメラにはスタンド固定用に1/4"(二歩ネジ)の雌ねじが切ってあり、これに合うボルトを探す事にしました。
このネジは建築資材によく使われるネジなのでDIYを探した所、丁度良いサイズのアイボルトを発見、
これにシナベニヤで作ったワッシャーを組み合わせて使うことにしました。ブラケットは2.5mmアルミ板を曲げて自作しました。

powershot_a40-06.jpg 試しに十円玉の上にIC部品を置いて撮影、
虫眼鏡で覗いたのと同じ大きさに撮影出来ます。

カメラに触れずにシャッターが切れると良いのですが・・。
シャッターを外付け出来るコネクターが無いのが残念です。

ちなみに、カメラの撮影に使ったカメラは1996年製、
30万画素(320×240pixels)固定焦点、
F5.6絞り固定レンズ、光学式ファインダーです。

参考:Canon LA-DC52B  1,680円 : Kenko MC CLOSE-UP NO.3  1,320円(税別)

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Yasuu