もうひとつの
イタリア日記
2003年4月
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いつかきちんとした文章としてまとめて書くことができればと思うんですが、イタリアなんて年間にものすごい数の人が訪れているし、イタリア旅行記のサイトってとても多いですからね。とくにぼくが書く必要もないのかもしれません。
でもそういったものを事前に読んでいたのと、ぼくが実際に訪れて感じたものとはずいぶんと違いがありました。だからぼくなりのイタリア日記を残しておくことに意味があるかもしれないので、すこしだけ。
職業は写真家で、買い物が好きで、でも臆病で、歩くことが好きで……といったふうな、ぼくがイタリアを旅して思ったことです。
ぼくなりに書くからには多少の偏見もあるかもしれません。あくまで参考に。
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★イタリアの人気の理由について考えてみると
食べ物が美味しいとか、陽気な人が多いとか、歴史的建造物が多いとか、服などの買い物がしやすいとか、いろんな理由が考えられるけれど、ぼくがいちばん思うのは、それぞれの街に特徴があって、旅行者を飽きさせないことではないかと。
ヨーロッパの国で、いくつもの大都市を持っているところって実はほとんどないんですよね。たとえばフランスにはパリがあるけれど、それに続く第2の都市となると、思い浮かぶのに時間がかかります。イギリスにおけるロンドンもしかり。
イタリアだったらミラノ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、ベネチア、といったふうに、それぞれはそう大きな都市ではないにしても、縦長の地形と相まって、街にそれぞれ個性があって、2泊ずつくらい移動していくのにちょうどよいです。
そう考えると日本もなかなかのものですけれどね。
東京を中心にして、京都→北海道→四国なんてふうに訪れていく外国からの旅行者って、どれくらいいるんでしょう?
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★太陽の国
もっと暑い国は幾らでもあるのにも関わらず、イタリアが太陽と共に語られることが多いのも、実際に訪れてわかりました。
ファサードにしろ、石壁のディテールにしろ、食べ物にしろ、すごく太陽と密接に寄り添って成り立っている国なんですね。トマトを表すポモドーロという言葉も、太陽のリンゴという意味らしいし。
地理的な事情による気候についてはぼくの専門ではないですが、湿度の関係なのか、空気の感じが日本に近い気がします。ふつう海外で写真を撮ると、戻ってきてから現像してその抜けの良さに驚いたりするものですが、イタリアは肉眼で見ているときから日本のまんまでした。飛行機から空港を見たときに、「アレ、成田に戻っちゃったのかな」と思ったくらい。
フェラーリの赤はイタリアで見ると違う色に見える、なんて言われているらしいけれど、少なくとも春の快晴の日に関してはそれは正しくないんじゃないかな。
日差しが強いせいか、雨が少ないせいか、行政がやる気がないのか、理由はわかりませんが、きちんと造園された公園が少ないのは残念です。緑がないわけじゃないんだけれど、ただほったらかして自然に任せたような公園が多いんですね。
ジェラートでも買って、ハイド・パークみたいな公園で食べたら美味しいだろうな、と思いました。ないものねだり。
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