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Book Review     ≫≫洋書編

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荒俣宏
池波正太郎
泉鏡花
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江國香織
大槻ケンヂ
小川洋子
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草上仁
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筒井康隆
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新津きよみ
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藤本ひとみ
村上春樹
眉村卓
宮元輝
山田太一
山本文緒

荒俣宏(あらまたひろし)

ワタシ no イエ
【story】かび臭い。新しい家なのにカビが異常に繁殖する。生命保険会社が配る占いカードは、最悪の運勢を暗示する。新妻はカビ・ノイローゼで狂っていく。

ホラーかと思って買ったら、あんまり怖くなくてガッカリした。あんまり読みやすくない。

池波正太郎(いけなみしょうたろう)

剣客商売
【story】剣豪秋山小兵衛をとりまく江戸時代のお話。

登場人物がどれもこれも魅力的ですごく面白い。剣客商売シリーズの第1作目。

原っぱ
【story】年老いた劇作家のお話

世代が違うせいか、共感できるものがあまりない。だが登場人物の魅力はたっぷりとあり、それだけで楽しめる。

おせん
【story】短編集

江戸時代のいろいろな女性の話。表題作の「おせん」は心温まる話で好き。残念なくらいどれもこれも短い。

谷中・首ふり坂
【story】短編集

なかなか面白かった。いくつかの話がつながりがあってちょっと良かった。かの、長谷川平蔵がちょっぴり出てくる。これが初お目見えなのかな?

雲霧仁左衛門
【story】江戸時代の大盗賊雲霧仁左衛門の話

分厚い2冊の文庫。長かった。なんか長すぎてちょっと途中から飽きてしまった。池波正太郎の読んだ本の中で一番長い話かも。

闇は知っている
【story】捨て子の僧の隆心が後家殺しから人斬りとなり、そしてその最後は…

面白かった。主人公の隆心に近すぎず遠すぎず、たんたんとしたその語り口が良い。

泉鏡花(いずみきょうか)

高野聖
【story】山奥に白痴と一緒に住んでいる美しい女性の元へ旅僧が迷いこむ

辛かった。読みずらいし、よく意味がわからない。時代の流れなのか…。出身地が近いせいか地名には少し親近感が、ただそれだけ。

井上ひさし(いのうえひさし)

四十一番目の少年
【story】カトリック系擁護施設のお話し。

哀しみに満ちたせつない話。一読の価値あり。

江國香織(えくにかおり)

神様のボート
【story】草子と母親の葉子はずっとパパを待っている。

少しドキドキした話。といってもハラハラドキドキじゃない。穏やかな、ドキドキ。全体的にほんわかとした雰囲気が好き。

大槻ケンヂ(おおつきけんぢ)

グミ・チョコレート・パイン  グミ編
【story】「おれたちはなにか出来るはずだ」「回りのやつらとはちがう」ダメダメな高校生4人はロックバンドの結成を決意する。

元筋肉少女帯のヴォーカル。歌はあんまり聞いた事ないけれど本は面白い。特に小説がよい。中・高校生の時のダメダメっぷりがすごくよく伝わる。共感できる人は多いと思う。

小川洋子(おがわようこ)

シュガータイム
【story】異常な食欲を持つ女子大生の話。

不思議な雰囲気を持っている人です。ほんわかしているようで、でも何かある。でもふわふわのなかに隠れていてよく分からない。でも何か、ある。そんな風に感じさせてくれる文章を書きます。ノスタルジックなのかなあ?
岡嶋二人(おかじまふたり)
解決まではあと6人〜5W1H殺人事件〜
【story】次々と別の興信所へ現れては「喫茶店を探して欲しい」「カメラの持ち主を探して欲しい」というような奇妙な依頼をしていく謎の女「平林貴子」彼女が求めているものは何?次第にその調査報告がひとつの事件を指し示し出す…。

岡嶋二人の本を読み出したきっかけの本。短いながらも、それぞれの興信所の探偵さん達が魅力的で面白かった。とても読みやすいのでお薦めです。

眠れぬ夜の殺人
【story】酔っ払いに絡まれ、逃げようとして相手の体に触れたらその人は倒れ、打ち所が悪く…。そんな殺人事件が連続発生する中、逮捕されなかった加害者の元には死者からの脅迫状が届く!

登場人物がちょっと突飛でした。私的にはフツーのが良かった。「解決まで〜」のような探偵さんが主人公の方がいい。

珊瑚色ラプソディー
【story】結婚式を控えシドニーから帰国した里見は婚約者の彩子が旅行先の沖縄で倒れたと聞きかけつけるが、彩子は2日間の記憶を失っていた。空白の2日間を探す里見の追跡が始まる。

なかなか面白かった。

ダブルダウン
【story】ボクシングの試合中2人のボクサーが同時に死んだ。犯人は何百人もの観客が見つめる中でどうやって2人を殺したのか?

まあまあ。

そして扉が閉ざされた
【story】目が覚めるとそこは見知らぬ部屋だった。出口は難く閉ざされ窓も何も無い。部屋にいたのは俺のほかに3人。3ヶ月前のあの4日間以来会っていなかった3人だった。

これは密室劇だ。密室劇は人間の本性が現れ、おもしろいから好きだ。ぶつかりあい探り合いながら犯人を探す。オーソドックス。でもそこそこうまくできていると思う。

開けっぱなしの密室
【story】6話の短編集。

短いながらもえっ?!と思うような種明かしがいっぱいある。

七日間の身代金
【story】千秋の友人で富豪の後妻の須摩子が助けを求めてきた。義理の息子と弟が誘拐された。

イマイチ。

北村薫(きたむらかおる)

月の砂漠をさばさばと
【story】小学生のさきちゃんと、そのお母さんの日常のお話し。

とてもささやかでほんわかとするお話しが詰っています。一つ一つのお話しがとても短いけど面白いので是非読んで見て下さい。普段のミステリから離れた北村さんの観察眼が光ります。

草上仁(くさがみひとし)

プラスティックのしゃれこうべ
【story】SF短編集。

とても読みやすく、まあまあ面白い。中の、「タイムカプセル」という話が面白かった。やっぱりり短編集は通勤向けですな。おもしろくなければ最悪だが。
市長、お電話です
【story】SF短編集。

相変わらず読みやすい。ちょっぴりイマイチだった。
倉橋由美子(くらはしゆみこ)

アマノン国往還記
【story】モノカミ国のモノカミ教団のアマノン国派遣宣教師団としてPはアマノン国へ派遣される事になった。

知る人ぞ知る「ヤプー」という本に似ていてなんとなく2番煎じ的だった。でもこれはこれでおもしろいと思う。「ヤプー」の方はちょっとグロイというか受け付けない人はだめかもしれいないけれど、こっちのほうはその点少し万人向けかな?という気はする。
SFです。アマノン国というのは未来の日本の国(?)さしずめモノカミ教はキリスト教かな。
ずっと「セクレ」が何か分からなかったけど、ようやくわかった。

大人のための残酷童話
【story】グリム童話、アンデルセン童話、ギリシャ神話、日本の昔話などをアレンジした、短編集。

妙にリアルな印象。まあまあ面白かった。暇つぶしに。

今野敏(こんのびん)

ICON〜イコン
【story】アイドルのライブで少年が刺されて死んだ。単なる傷害事件かと思われたが…

今では別に当然のようなパソコンがまだそんなに普及していない時の話。ネットアイドルのはしり(?)のようなアイドルが出てくる。けど、焦点はアナログな人間関係。宇津木が家族と交流を持つシーンにはちょっとほんわかとした。人物が魅力的に描かれていて読み進むのが楽しかった。

朱夏
【story】警視庁強行犯係長樋口の妻が誘拐された。タイムリミットは2日。

この人のかく主人公はワンパターンかもしれない。だいたい使命感が強く、回りの人たちに信頼されていてちょっと違う友達がいて最後には認め合う。別に面白くないわけじゃないからいいのだけど。

アキハバラ
【story】

今まで読んだ本では、大抵主人公の一人称で進んでいく話しだったけれど、これでは複数の人間がいれかわりたちかわり少しずつシーンをダブって進んでいく。飽きなくて良い。前に読んだ2冊はどちらも刑事が主人公だったけどこれでは刑事はちょっとしか出てこない。題名からしてもっと電脳ちっくな話しかと思いきやそうでもなかった。どちらかというと、秋葉原に集まる雑多で特殊な人たちの話だった。

島田雅彦(しまだまさひこ)

彼岸先生
【story】なんだか良く分からない小説家の先生へ弟子入りしたぼく菊人

ぼくの話かと思っていたら、彼岸先生の話だった。なんだかイマイチ良く分からなかったけれど面白かった。

筒井康隆(つついやすたか)

エディプスの恋人
【story】テレパス七瀬が不思議な少年と出会う。七瀬シリーズ完結編。

七瀬シリーズというのがあるのを知らずに読んだ。完結編だと最後に気が付いてがっかり。完結編から読んだら、種も全部知っちゃうじゃない。前2作を読む気が失せた。でもわりと面白かった。読むなら最初から読んだほうがいいかも。「家族八景」「七瀬ふたたび」
農協月へ行く
【story】短編集。成金農家一家が月へ行くお話。

下品と言えばそうかも。SFは頭が良く無いと書けない。筒井は素敵な頭を持っている。面白くてあくが強い。「経理課長の放送」がすごく面白い。
家族八景
【story】テレパス七瀬が様々な家族の元でその裏に隠された、欲望、虚偽、打算、裏切り、等を暴いていく。七瀬シリーズ第1段。

シリーズ最終作から読み始めたけれど、どういうものか読んで見た。結構面白かった。もっとシリーズシリーズしているかと思いきや、全くそんな事なく安心。
七瀬ふたたび
【story】テレパス七瀬とようやく見つけたささやかな仲間達。しかし、超能力者抹殺をたくらむ謎の暗黒組織に狙われ、死闘を繰り広げる。

超能力バトル。
にぎやかな未来
【story】超短編集。

どれもこれもすごく短いお話。だけど面白い話が結構あった。「わかれ」「地下鉄の笑い」「ユリコちゃん」が気に入った。
長坂秀佳(ながさかしゅうけい)

弟切草
【story】「弟切草」ゲームデザイナー公平は恋人の奈美とのドライブ中事故に遭う。2人が辿り着いたのは「弟切草」ゲームそっくりの洋館。まるで自分が作ったゲームそっくりの出来事が次々と起こりはじめ――

かなり、イマイチ。同名のゲームがあり、著者はその原作者らしい。ゲームは私もやったけれど、なかなか面白かった。それだけに、がっかり。ホラーなんだけど、恐さがない。とにかく軽いのだ。

彼岸花
【story】何者かに誘われる様にして京都に集まった3人の女子大生。新幹線の中で意気投合した3人の周りで不思議な事が起こり始める。

かなり、イマイチ。「弟切草」の続編。繋がりは黒幕が同じ。前半は最悪に面白くない。中盤からややこわくなるけれど、種が「弟切草」と同じでつまらない。

新津きよみ(にいつきよみ)

女友達
【story】29歳の独身千鶴は、ふとしたキッカケで今まで周りにはいなかった友人亮子ができた。容姿、収入、センス、自分よりも全ての面において劣っている亮子と比べる事で密やかに安らぎを覚える千鶴。様々な事が重なって、二人の間に生まれた惨劇。

面白かった。こういう人いるなあ、とまで具体的にいなくても、女友達の間にありがちなささいな打算や優越感。プライドが高くて高飛車な千鶴、ちょっと妄想入っている亮子、どっちの友達もちょっと願い下げ。

東野圭吾(ひがしのけいご)

天空の蜂
【story】最新大型ヘリコプターが盗まれた。ヘリコプターは原子力発電所の真上でホバリングし、犯人は全国の発電所を破壊しろと脅迫する。

難しい言葉、知らない言葉がいっぱい出てきてちょっと読みづらかったけれど、なかなか面白かった。友達が読めなかったとくれた本。自分では買わないだろう本。

星野智幸(ほしのともゆき)

目覚めよと人魚は歌う
【story】日系ペルー人のヒヨヒトは暴走族と日系人の抗争から恋人のアナと逃げてくる。荒野の一軒家には心の病んだ糖子とその子供密生が住んでいた。

はっきりいってちょっと良くわからない話。あんまり好きじゃない。悪くない話だから、好き嫌いだと思う。愛の物語。

藤本ひとみ(ふじもとひとみ)

王女アストライア
【story】テーヌ・フォレーヌの王女アストライアは女神ヘラの怒りを買い、愛する者と決して結ばれず、人間界で永遠に生き続けなければならないという呪いを受けた。アストライアは人間界へ行かされ、そこで出会ったマケドニアの若き将アレクに惹かれるが…

一言でいって、ファンタジーハーレクイン。乙女心をときめかせてくれます。藤本ひとみは中学生のころはまっていたけど、乙女を「萌え」させます。そのかわりあんまり内容はない。通勤等に良い本。

王都の将アレク 〜テーヌ・フォレーヌ 恋と戦いの物語〜
【story】王女アストライアの続編   アレクピンチ!!とうとうアストライア王女の身分を剥奪される

萌え〜

テセウスの誘惑 〜テーヌ・フォレーヌ 恋と戦いの物語〜
【story】王女アストライアの続編   テセウスがアストライアを狩りに来て惚れちゃう。アレク貞操の危機!!

萌え〜萌え〜

水晶宮のエリス 〜テーヌ・フォレーヌ 恋と戦いの物語〜
【story】王女アストライアの続編   瀕死のアレクを救う為、アストライアはとうとう冥界の王テセウスとの結婚を承諾する!…が!

萌え〜萌え〜萌え〜

村上春樹(むらかみはるき)

カンガルー日和
【story】短編集

いまいち。

1973年のピンボール
【story】僕と「鼠」の日々。

春樹ワールド。なんともいえないお話。この僕と鼠は、「羊をめぐる冒険」に出てくる彼らなのかな?春樹ワールドにうとい私には良く分からないけれど。独特の世界はすごく好きだけど、よくわからないというのが正直な話。彼の世界はとても女性っぽい幻想だと思うのは私だけかしら?
羊男のクリスマス
【story】その名の通りのお話

コメントなし。絵本。暇つぶしに…何で買ったんだろう?

回転木馬のデッド・ヒート
【story】村上春樹が出会った人々の小さな記録。

特別なオチも用意されていない、たんなる小話。でもそのそっけなさと意味不明ぶりが村上春樹らしい気がする。一番最後の「ハンティング・ナイフ」の最後のシーンが好き。冷たくひんやりとしたナイフのイメージとしんとした夜のイメージが合って印象深い。

眉村卓(まゆむらたく)

まぼろしのペンフレンド
【story】中学生明彦のもとに不思議な手紙がやってきてから、おかしな事がまわりで起こり始める

昔の作品。登場人物の話し方に時代を感じる。

宮元輝(みやもとてる)

五千回の生死
【story】短編集

暗いって言うイメージがあったけれど、そうでもなかった。人間の暗さや弱さを描きはしているけれど、絶望ではないから読んで見るとさわやかな後味の話も合った。「トマトの話」がいいかな。

蛍川
【story】「泥の河」と「蛍川」川三部作のうちふたつ

泥の河は昔映画で見た。白黒の古い映画。割りと短いお話で、せつなくなるささやかな友情の話。今思うとあの映画は良く出来ていたような気がする。かなりうろ覚えだけど。今本を読んでも同じ様な印象を受ける。

夢見通りの人々
【story】夢見通り商店街に住む人々のイロイロな話。

わりとおもしろかった。そんなに好きではない。

山田太一(やまだたいち)

飛ぶ夢をしばらくみない
【story】入院中に出合った女性と不思議な一夜を過ごす田浦。そしてその女性との数奇な運命―

”とぶゆめ”をしばらくみない/といふはなしをしたら その夜/ひさしぶりに”とぶゆめ”をみた
なんとなく惹かれて読んで見たら昔読んだ事があった。母親が「おもしろい」と言っていた気がする。SFチックな話しだけど全然そんな感じがせずに、なんとなく胸がしめつけられる話。お勧め。

山本文緒(やまもとふみお)

紙婚式
【story】結婚をテーマにした短編集。

この人は恋愛を描くのがすごくうまい。言葉では言い表せない気持ちを、ぴたりと描写してくれる。恋愛のキレイなところも、汚いところも。話によっては自分の気持ちがいい当てられてブルーになったり、凹んだり。でも面白いです。読みやすいし一読の価値あり。
眠れるラプンツェル
【story】何にもしない専業主婦が隣の家の中学生に恋をする話。

あいかわらず、恐い人だ。この人の本を読んだ後いつも気持ちが揺れて困る。でも面白い。お勧め。