3月17日(金) 晴れ 【クッキー・フォーチューン】

目覚ましがなる前から目が覚めていた。疲れているだろう兄を起したくなくて横になっていた。うとうととしてみる夢は悪夢だった。目覚ましがなる。9時。シャワー浴び、コーヒーを飲み、父親に電話して、10時半には出掛けた。

まずは渋谷。お土産を買うために雑貨屋を回る。あまり知らない。私はあまり何も知らない。知っているのは映画館ぐらい。それでも知っているお店、見かけたお店を精一杯紹介する。少しは喜んでもらえたかな?和風小物雑貨屋を見つける。草履がうっている。昔の便所下駄みたいなのがあった。意外に可愛くて、夏に履きたい。今度買いに来よう。今日は、お金がない。

父親が見たいと言って、実家の方ではやっていないという映画を見に行く。「クッキー・フォーチューン」
兄が眠りそうだといったので目薬を貸してあげた。慣れていないと、東京はとても疲れる。歩く量と、駅の階段の上り下りと、人の多さにとても疲れる。

映画はまあまあだった。兄は随分と気に入ったようだった。良かった。この間薦めた映画はあまり気に入らなかったようだし。兄とはあまり映画の趣味が合わないのかもしれない。映画代もパンフレットも奢ってもらった。

映画の後は原宿。「竹下通り」へ行ってみたいというので連れていく。そこで、インドのアクセサリー屋を見つけた。すべすべの綺麗な石がたくさん置いてあった。無料でサンスクリット語や、名前、住所、メッセージ、メルアドといったものをいれられるらしい。聖書の一節を入れる事も出きる。

二人とも気に入って文字を入れてもらう事にした。兄は恋人候補に。カーニャはヒロへバンドが成功するようにと願いを込めて、お守り代りに成功の神の名前とバンドとヒロの名前をいれてもらった。生憎、文字をいれる人が不在だったので後日郵送してもらう事にした。楽しみだ。
だが、ここでカーニャは馬鹿な間違いを犯してしまう。そんな事は露知らずご機嫌で店を出る。

そろそろ日も暮れ、風が強く肌寒くなってきた。お腹も空いてきた。夜は兄の今日の宿ヒロミさんと一緒に食べる予定だ。だが仕事が長引き少し遅れると連絡が入る。とりあえず、新宿で待っていようとルミネをぶらつくが、疲れてきたので、ベンチに腰掛けていた。買ってもらったパンフレットを読んでいると隣で兄がうとうととしている。

ヒロミさんが現れ、さてどこでご飯を?美味しい店に連れていくのが私の役目だろうがやはりあまりお店を知らないので、困った。ずっと前に雑誌で見たような気がするお店にいく事にする。はじめて入るので美味しくないかもしれないとドキドキ。でも美味しかった。金曜日のせいか、随分と混んでいる。3人は並ばずに入れたが、帰る時には7、8人並んでいた。

お店を出て明るい電気の下で見ると兄の顔はほんのりと赤くなっていた。からかうと2杯も飲んだからだと笑って答えた。兄はお酒に弱い。カーニャともども父親に似たのだろう。

駅で二人と別れた。一日楽しかった。兄は来年就職だ。関東へ来たいと言っていた。兄が来れば楽しいかもしれない。たまに、会える回数も増えるだろう。今は距離があって年に数回しか会えない。カーニャがもっと出かければいいのだろうけれど…。

最寄駅でヒロに電話する。一緒に帰ろうと言って待ち合わせした。ロッテリアのピーチアプリコットティーというのを飲んで見た。すっぱかった。なんとか半分まで減らした頃ヒロがやってきた。寒いよ、と言ったらコートを貸してくれる。昼間はとても暖かかったので春用の薄着をしていたのだ。代わりにリュックを持ってあげた。

帰り道今日あった事を話しながら歩いた。ヒロは疲れていてあまり話してくれないし、答えてくれない。ヒロのお守りを作ったと言っても、「そういうの興味ない」バンド名の綴りがイマイチ不安だったので聞いて見たら、間違っていた。そうしたら、カーニャの普段の態度について少し意見された。バンド名をちゃんと書けなかったのは悪かったけれど、、、なんとなく気まずいまま家へ帰る。ヒロは疲れていてすぐに眠ってしまった。一緒に横になっているうちにカーニャも眠ってしまった。

尻すぼみの一日だ。

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