4月16日(日) ? 【ギター波瀾】
晴れたら図書館へ行こうと思ったが、朝方まだ少し雨がぱらついていたようだ。確認していない。お握りと、ポテトを作ってヒロを待つ。いつもより少しだけ遅くヒロはちゃんと帰ってきた。テレビを見ながら一緒に朝ご飯を食べる。雨上がりのせいか、少し寒い。
それから少しだけ二人でゲーム。ヒロは2時からバンドの練習だから本当は寝かせた方がいいのだが、夜中ヒロを待ってゲームを我慢していた私は我慢できなかった。ヒロもやりたかったようで、私が寝ててもいいよ(勝手に先に進まないよ)と言っても気になって寝ようとしなかった。
さすがにお昼近くになり一旦はベッドへ入る。一人で起きていようと思ったが、一緒に横になると眠くなってきた。
この間からヒロのバンドに新しい人が入った。名前はユタ、パートはギター。まだ高校生と若いが、すごいテクニックを持っている。小学校ぐらいの時からずっとギターをプロに習っている。私はまだ見ていないが、ルックスもいいらしい。
ユタに初めてあった日、ヒロはとても興奮して、次の日からは落ちこんだ。ユタはすごい技術を持っていて、ギターだけでなくベースも弾きこなせる。ヒロはまだベースを始めて4ヶ月?4ヶ月にしてはまあまあうまいほうだが(らしい)、何年もしかもプロに教わっているユタには敵わなかった。
ユタをバンドに迎えられてヒロはとても嬉しかった反面、自分の未熟さに苦しめられた。ボーカルはもう何年も勉強している。ドラムはまだ未熟だがちょっと天才肌で、特に練習もせずに叩ける。だがヒロはまだまだ初心者で、教えをこえる人もおらず、自分の練習方法に少し疑問を持っているところだった。
他のメンバーはユタと同じぐらいか張り合えるが、自分は足を引っ張るばかり…。練習曲だって、自分の未熟さの為になかなかいろいろな曲をやれないでいる。もしユタが自分の未熟さに呆れて、別の所に行ってしまったら、バンドとしてそれはダメージである…。と考えて、そのプレッシャーに苦しんでいた。
ヒロは頑張っているよ、ユタも分かってくれるよ、と慰める事しか出来なかった。ヒロはとても頑張る人で、それはとても尊敬している。
そんな事があったのだが、そのユタに問題が発生した。それは、練習に来ないのだ。そして連絡もあまり取れないらしい。まったく連絡がないと言うことではないみたいなのだが、練習に来ないんではハナシにもならない。そして、今日の朝までに連絡がなかったので、ユタはクビと言う事に決定した…。
ヒロはユタに電話して、事情を聞いたがやはりクビだったらしい…。「一緒にやっていけない」と言うことを伝える時も別に和やかに話はしていたが、ヒロにとってとても辛い事だったろう。まーだれでもそういうことはやりたくないが…。
たまに、他のメンバー達が恨めしくなる。ヒロにばっかり嫌な事を押しつけて、と。無理やり押し付けているわけではないだろうが、なんかヒロが一番苦労している気がする。3人の中では一番初心者で練習をたくさんしなきゃいけないのに。それだけヒロが信用されているということだともいえるし、ボーカルはバンドだけでなく声優の方もあるから、相当忙しいということも分かるのだが(しかもヒロと同じバイトもしている!)。
そんな事で、ヒロのバンドはまたもやギター不在となってしまった。今度はどうやって探すのかな?またヒロ落ちこむかな、と思ったけど今度は当てがあるようだった。
それは私も知っている人だった。専門学校時代2年間同じクラスだったK君だ。
練習の後ヒロはK君に会いにいった。(K君はご近所サン。行ったことないけど…)そして帰ってきた時は晴れ晴れとした顔をしていた。さっそくメンバーに電話しているのを聞くと、K君は乗り気だそうだ。
K君は今もお芝居を続けていて、専門学校時代の講師についていったのだが、その講師に見切りをつけ自分で劇団を興そうとしている。これからも芝居は続けていくし、劇団も作るつもりだが、バンドの方もやりたいと言うことで、両立しながらということになるが、ということらしい。Kくんはギター初心者ではなく高校の時にメタルというのをやっていたらしい。
K君は非常な努力家なので途中で投げ出すような事はないと思うし、ずっと前からの友人なので気心も知れている。多分、うまくいくんじゃないかな…と期待している。ヒロも一安心だ!
ヒロが帰ってきてから一緒にスーパーにお買い物へ行く。楽しかった。帰り道は肌寒い。またヒロのお鼻がぐしゅぐしゅといいだした。そういえば風邪直っていなかったっけ…。とにかく眠いというので先に眠りな、と寝かすが今度はお腹が空いて眠れない、というのでご飯にした。
キャベツとベーコンのコンソメスープが美味しく出来た。
