3月4日(火)

情けない話だが、酔っている。
それも実にくだらない馬鹿馬鹿しい酔い方。

ないものねだりなんだろうか。我侭言っているだけなんだろうか。理由なんて分からないし、今までで一番相性が良いとも思えないけれど、何としてもアヒルとなんとかやっていきたいと思っている。きっと、別れてしまえば別になんて事ない。さっぱりとそんな事忘れてしまうはず。でもまだ別れていないからこだわっているだけ。ただ離したくないだけ。

周期によると生理前だから、情緒不安定なんだと思う。だからみっともなくメソメソ泣いたりしたんだ。だいたい、いつも理性で抑えているはずの事が最初から出来ていないのがその証拠。この間の火曜日もアヒルは稽古がなくて、だから今日もないのかと思って電話した。稽古だったら確実に電話に出ない時間だった。でもアヒルは電話に出て、稽古はないといった。あたしはそんな事も知らない。電車を下りて電話をしたので、家に帰ってからかけ直すと言って電話を切った。

今日は寒い。とても寒い。朝は日が照っているからまだ少し暖かい(暖かくなりかけている)。けれど夜は日も沈み冷えこむ。寒いのは苦手で嫌いなのですぐに家に帰った。夕食に何を食べようか全然全く考えていなかったけれど、残りものは家にいっぱいあったのでとりあえず帰った。でも何も食べなかった。

アヒルに電話する時は万全の準備を整えて電話をする。どう言う風に話を切り出して、どんなテンションで話をするかとか。いつもうまくいくわけじゃないけど、「コレダ!」というタイミングを自分で計っているつもり。でも今日は何にも考えずにただ電話した。そんな事自体がいつもと違う。だからいつもと違って自分に押さえがきかず、あたしの不満やら何やらをいっぱいぶちまけてしまった。おまけにメソメソした。

でもメソメソしたり溜まっていたものを吐き出したからってすっきりするわけじゃない。溜まりに溜まってぶちまけたわけじゃなく、溜めておく器(あたし)が不安定で、自分のなかで溜めておけなくて零れてしまっただけだから、揺らせばもっと零れる。

結局途中でなんにも言わずに受話器を置いた。アヒルからはその後連絡なし。馬鹿馬鹿しく自棄になり、赤ワインでやけ酒ってわけ。馬鹿みたいけど酔っているからどうでもいいの。

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