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4月10日(木) 鴻
何も考えたくない。何も思い出したくない。全て間違っている。間違いは正されるべきだ。きっと気がつく。
早朝の公園を独りで歩いた。日があたらない所はじめっとしていて寒かった。日があたる暖かい所ばかりを歩いていきたかったけれど、あたしの行く手は影ばっかりだった。だから体がすっかり冷えて、手がかじかんでしまった。 眠くなかったけれど、暖かい眩しい光の中にいるのが耐えられなくて眠った。早く夜が来れば良いのに。疲れ切って瞼を閉じると夢も見ないで眠りの中に落ちていきたい。何も考えたくない。何もかも嘘に違いない。 お風呂中を洗った。普段洗わない蓋や洗面器や床や壁まで洗った。いつの間にか親指をかなり深く切っていて痛む。今朝起きると気がついた。昨日はなかったのに。眠っている間に切ったのだろうか。お部屋の大掃除をしようかと思ったけれど、傷が痛むので諦める。ずっと本を読んでいた。 今読んでいるホンは「ワイルド・スワン」読みにくそうな本だと思っていたら全然そんな事はなかった。共産主義の中国の歴史がわかり易くかかれていて、面白い。先日見た「生きる」という共産主義下の中国の労働者の一生を描いた作品も、「ああ、そうだったんだ」と納得できる。恥ずかしながら、文化大革命がなんなのか今まで良くわからなかったくらいなのだから。 | |
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