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《霜月》
12月5日(日)

もう師走だなんて

なまぬるい1日。ずっと眠くて気持ち悪かった。ここの所寝てないからだ。自分を追い込んで耐えられなくなった時に誰かに辛かったね、って頭をなでられたい。よしよしってされて一緒に眠りたい。誰かの体温を感じてしまうと無性にその暖かさの距離が欲しくなる。きっとこれが寂しいっていうやつなんだ。求めるのは簡単だし、すぐに手に入るだろう。けどその後始末が面倒でそのぬくもりのにおいの前でたたらを踏む。

11月26日(金)

なんとなく、馬鹿馬鹿しいイロ

こんな大人になるとは思っていなかった。こんな自分になるなんて思ってなかった。きっと少し昔のあたしだったら、こんな自分だったらすごく嫌だと思ったはず。でも、今のあたしはこんなあたしを嫌だとは思わない。いいとも思わないけれど。ただ、これが結局あたしなんだし、という諦めに支配されている。

いつからこうなったんだろう、としばらく考えてみるけれど思い出せないし、思いつかない。きっと、いつからっていうものじゃなく、少しずつだんだんこうなっていったんだろう。ちょっとした事が積み重なっていき、少しの事が影響しあってこうなったんだ。

諦めに支配されているから、嫌だと思わないし、嫌だと思わないからこんな自分から抜け出そうと足掻く事をしない。でも、「こんなはずじゃなかった」なんていう後悔にも似た気持ちを抱くのは、やっぱり本当は嫌なんだろう。

でもよくよく考えてみると、こうしているのはとても楽なのだ。あたしはただ流れやすい方へ流れているだけなんだから。こうやってあたしは今の自分を結局自分で選び取っているだけで、自分の選択なんだ。分かっているけれど…。わかっているのにこうして忘れたような頃に立ち止まっているのは、余計に性質が悪い。でも本当は流れに逆らっていきたい。自分で自分を選択しているという実感が欲しい。でもそれにはぬるま湯につかりすぎていて、動き出す力が出てこない。

怖い。今更だけど、今更だから怖い。
このままじゃいけない?このままでもいいでしょう?

そうやって、誰にともなく甘えている。あたしはいつ歩き出せるんだろう。