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映画の勝手な感想
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顔  ★
過去のない男
宇宙会社ガタカ
ジャックカッコーの巣の上で
キスキスバンバン
ギャロ気まぐれな狂気
キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン
ギャング・オブ・ニューヨーク
リブクッキーフォーチューン
クライム&ダイアモンド
素潜りグラン・ブルー  ★
クリスティーナの好きなコト
グリーン・デスティニー  ★
幽霊船ゴーストシップ


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★お勧め
【邦】顔

おかしな話だけど、この作品の主人公は「逃げて」はじめて人生を生きだした。それまで主人公の世界はテレビと少女漫画と母親という狭い世界しかなかった。母親が急死し、安穏な世界の崩壊。自分の居場所を脅かす妹の発言。動揺、不安、混乱。妹の言葉にカッとなり殺してしまう。正子は家中をひっかきまわしお葬式の香典を掴んで逃げ出す。

映画前半は全くといっていいほど、主人公が分からない。何を考えているのか謎だし、その行動も理解できない。 ずっと引きこもって生きてきたせいで、他人とコミュニケーションをとる術をまったく持っていない。それとも術を持たないからこそひきこもったのか。どっちにしろ見ていても何がしたいのか、どうなりたいのかよくわからないのだ。「怖くなった」から逃げるとか、「捕まりたくない」から偽造するとか、何か理由があって行動をおこすのだけど、彼女の場合その理由がよくわからない。見えない。かといって、見えないから「理由がない」わけじゃなく、ただ単に見えないだけで彼女のなかでは何かが動いているのがわかる。だけどわかんないから、見てる側からすると「なんだこの人?」ってなる。

でもそれが面白いんだけどね。だんだんコミュニケーションというものがわかってきて、生きるということがどういうことなのか体で覚え始め…はじめはまったくの無表情だった彼女が次第に生き生きとしていくのは見ていてもすがすがしいものがある。だけどそのきっかけとなるのが「妹殺し」から「逃げる」事なのは、ちょっと皮肉だ。主人公は「生まれ変わる」事に何か特別な思い入れか思い込みか考えがあるみたいで、そこのところはちょっと良く分からなかった。それにしてもトヨエツはカッコ良かった。この人はちょっとアヤシイ雰囲気出しているほうが似合っている。やばい雰囲気持っているから…(それは爬虫類顔だから・・・?)
2000/123/日本/

監督・脚本坂本順治
キャスト
藤山直美
豊川悦司

mies vailla menneisyytta
【邦】過去のない男

男が1人夜の街にやってくる。公園のベンチで寝ていると暴漢が現れ彼をぼこぼこにして荷物を奪っていく。男は病院へ運ばれなんとか一命を取りとめるが、記憶を失っていた。

説明の一切ない、台詞も極端に少ない。はじめは何がなんだか分からずにこの男はなんだろう、一体何をするんだろう、とクエスチョンマークがいっぱいでついていけないけれど、途中から台詞の少なさにも慣れ、独特のテンポが掴めるととても面白く感じ始める。善良(だと思われる)貧しい人達が大真面目に生活しているのを独特のユーモアで描いている。 男を警察から連れ出す弁護士の話し方がとても面白かった。
2002/1時間37分/フィンランド/

製作・脚本・監督アキ・カウリスマキ
キャスト
マルック・ベルトラ
カティ・オウティネン

GATTACA
【邦】ガタカ

遺伝子操作で優秀な遺伝子を作る事が出来る未来。主人公のヴィンセントは「神の子」であるがゆえに遺伝子的には「不適正」だった。だが彼は宇宙飛行士という夢が捨てきれなかった。そして彼は闇ルートで優秀な遺伝子を持つ「適正」者の遺伝子を借りて宇宙会社「ガタカ」に入社する。彼は(優秀な遺伝子のおかげで)夢の宇宙飛行士に選ばれるが、社内で殺人事件が起こり、彼の正体がばれそうになる…。

遺伝子操作が普通になっている未来の話。何の気なしに見ていた映画だったけれど、結構良い話だった。お話は、遺伝子によって全て「適正」「不適正」と評価されてしまう未来で「不適正」の遺伝子を持った主人公の話。操作によって生まれる前に劣勢な遺伝子は排除する事が出来るので、自分の思い道りの子供が作れる。病気にかかる事もなく心身ともに健康な人間。そうして「完璧な」人間を作る事が出来る社会なので、遺伝子が「不適正」なものは自然排除される。そんな社会で「不適正」の遺伝子を持つ主人公ヴィンセントが生きて、夢の宇宙へと飛び立つには「適正」の遺伝子を借りるしかなかった。

っていうお話。かなり考えさせられた。たしかに生まれる前から病気となる遺伝子を排除しておけば、癌にかかる事もなく、心身症になる事もない。「もっと〜だったらいいな」と思った事は誰しもあるはずだ。「もっと頭が良かったら」「もっと可愛かったら」「もっと背が高かったら」「もっと素直だったら」「もっと健康だったら」なんでもある。数え上げればきりがないほど。そう思って当然なのだ。人間には欠点が余るほどある。だからこそ努力し、上を目指すものかもしれないが。

たしかに、精一杯生きていくのは大事だと言うメッセージは分かるのだけど、遺伝子操作というのはある程度必要なのではないか?とも思わせる。だって同じ生きるのなら、ハンデが少ないほうが良いと思うもの。特別なブサイクでなければ良いと思うけれど、やっぱりチビだったりハゲだったりデブだったりあるいは計算が出来なかったり、理解力がなかったりというのは、あればいいものだと思うし、美人だったら、痩せていたら、と思うもの。

映画は「お話」だけに極端に描かれていたけれども、将来遺伝子操作というのはやはり普通になるのではないだろうか。実際にいまの科学力で可能な事ではないのだろうか、ただ社会的に許されていないので誰もやらないだけで。でも自分が子供を生む時遺伝子操作が出来るようになっていたら、やっちゃうだろうな、って思った。
1997/アメリカ/106分/カラー/

監督・脚本アンドリュー・ニコル
キャスト
イーサン・ホーク
ユマ・サーマン
ジュード・ロウ

ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
【邦】カッコーの巣の上で

テーマはずばり、支配と自由、社会と個人。刑務所の強制労働を逃れる為に精神病のふりをして精神病院に潜りこんだマクマーフィンが見たのは、治療として役に立っていない病院のシステムとそれに流されてしまっている人々だった。なんとかみんなを立ち直らせようと奮闘する彼は、クリスマスの夜脱走を企てたけど...。 終わりかたはあまりハッピーとはいえないけれど、それでも救いは残されていて、悪い後味じゃなかった。悲しい結末ではあるけれど。

全体的に思ったより地味な映画。話の割りに結構笑える所もあって良かった。もっと重〜い話かと思っていたので。それで見終わった後になんであの題名なのかな?と思いいろいろと調べて見た。原題を直訳すると、「カッコーの巣から飛びだった人」カッコーの巣というのが何をさしているかというと、多分精神病院。「同じ事を繰り返し言う人々=カッコー」という風に見るのだろう...と思う。映画を見たら「飛び立った人」というのが誰だかわかるのだけど...

主演はジャック・ニコルソンなのだけど、患者役でダニー・デビートが出ていた。
1975/129分 /アメリカ/



監督ミロス・フォアマン (Milos Forman)
原作ケン・キージー
キャスト
ジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)

KISS KISS(BANG BANG)
【邦】キス★キス★バン★バン★

腕が落ちてきた殺し屋が引退をしようとするが、組織は許さない。追われる元殺し屋は子守りの仕事をはじめるが、その子供は30歳の子供だった。

ストーリー自体は結構ベタに進んでいくし、特に目新しいものはないけれど、コダワリが素敵な映画だった。



TRUTH OR CONSEQUENCES, N.M.
【邦】気まぐれな狂気

ヴィンセント・ギャロはとても印象的な顔立ちだと思う。一度見たら忘れない。決してカッコいい顔じゃないのに、かっこ良く見える。日本人で似ている人といったら、浅野忠信かな。少しアウトローで、でもどこか憎めない。ちょっと変わった人、というのがヴィンセント・ギャロのイメージ。

物語はギャロが刑務所から出所するところから始まる。ずっと音楽が流れてゆっくりとギャロの姿をカメラが追う。そして外に出ると彼女が待っている。照れくさそうに笑いながら抱きあう。すごく雰囲気のいい始まり方だった。

その後の展開はありがちというか、4人でヤクをこっそり盗もうとするのだけど、バレてキレた仲間の一人が人を殺してしまう。慌てた4人はとりあえずヤクを持って逃げる、というもの。目新しいものは別に何もない。その後人質の2人組が加わり6人はヤクを売りにいく。別に斬新なものはないのだけど、6人の登場人物のそれぞれがきちんと出来ていて、終わりも中途半端じゃなくきれいに、終わっていたのでとても良かった。銀貨の伏線なんかもちゃんといきていたし。

ギャロというひとの眼差しには力がある。見終わってからもギャロの眼差し(目つきというわけではない。あくまで「眼差し」見つめる目?)だけは印象に残っている。目に力があるのって、俳優として最高だと思う。
1997/106分 /アメリカ/

監督キーファー・サザーランド
キャスト
ヴィンセント・ギャロ
キーファー・サザーランド

CATCH ME IF YOU CAN
【邦】キャッチ・ミー イフ・ユー・キャン

両親が離婚したショックから家を飛び出し、小切手偽造をしてパイロット、医者、弁護士と姿を変える本当に居た詐欺師の話。

レオナルド・ディカプリオがいい男に見えた。もちろんパイロットの制服の威力も大きいのだが。「タイタニック」以降、あまり良い作品・役に恵まれていないと感じていたけれど、(作品選びが下手?自分の持ち味を理解していない?)この作品のこの役は彼にぴったりとはまっていた気がする。太り易い傾向があるとはいえ彼は良い役者だと思っていたから、今回の作品は嬉しい。あどけない顔をして大胆な詐欺を働くのも痛快だけれど、父親に対する息子の複雑な思いをとてもわかり易く見せてくれてほんわかした。詐欺師の話だけど、父と息子の絆の話でもある。けど、彼を追いかけるFBI捜査官との擬似親子みたいな関係はちょっと変な感じ。描くのであればもう少し徹底的にどちらかに傾倒して描いてくれた方がすっきりとした。関係が中途半端で面白味にかける。
2002/2時間21分/アメリカ/

監督・製作スティーブン・スピルバーグ
原作フランク・W・アバグネイル
キャスト
レオナルド・ディカプリオ
トム・ハンクス
クリストファー・ウォーケン
GANGS OF NEW YORK
【邦】ギャング・オブ・ニューヨーク

かなり退屈だった。久々に眠くなった映画。とにかく中だるみが激しくて、テーマがつかみにくい映画。もっと完結に描けばよかったのに。というか何が言いたかったのか全く分からない。2001/アメリカ/160分

監督マーティン・スコセッシ
キャスト
レオナルド・ディカプリオ
キャメロン・ディアス
ダニエル・デイ=ルイス
Cookie's Fortune
【邦】クッキー・フォーチューン

田舎町でクッキーという名の老人が自殺した。死体を発見した姪カミールは体面を気にして、クッキーを強盗に襲われて死んだかのようにいいなりの妹のコーラに命令し、偽造する。住みこみの黒人がクッキー殺しの犯人とされるが…。

期待しすぎたのかもしれない。ストーリーは悪くなかった。ただし少しツメが甘い気がした。だが、キャスティングはぴか一だった。ベストマッチというか、この役にこの役者、というのがぴったりくる、独特の空気を作り出しているのだ。なので、作品中の登場人物は皆のびのびとその個性を現していた。ただやはりストーリー的に…そのツメの甘さも計算されたほのぼの感を出していたのなら、脱帽である。個人的にはもう一味、ピリッとくるものが欲しかったけど、綺麗にまとまりなかなか面白く見れた。ただまあちょっと個人的にぐっとくるものがなかっただけで。 リブタイラーは可愛かった。1999/118分/アメリカ/

監督ロバート・アルトマン(ROBERT ALTMAN)
キャスト
グレン・クローズ(GLENN CLOSE)
ジュリアン・ムーア(JULIANNE MOORE)
リブ・タイラー(LIV TYLER)
クリス・オドネル
CRIME&DIAMOND
【邦】クライム&ダイアモンド

あるホテルの一室でフィンチは殺し屋の「毒舌ジム」に捕まった。ジムは名画ファンで、フィンチに面白い話を聞かせられたら見逃してやると言う。そしてフィンチはここまでに至った経緯を話し始める。「ダイヤモンド、脱獄そして女…」

思ったほどではなかったけれど、それは期待しすぎたせいだろうか。でも全体的にとてもうまくまとまっていて、分かりずらいところもなかったし、よく出来た作品だと思う。全体的にそれぞれのキャラが弱い気がしたけれど、多分ストーリー重視の脚本の為だと思われる。『毒舌ジム』がとてもよい役だった。ジム役のティム・アレンという人は多分はじめてみる人だと思うけれど、結構いい味を出していた。なかなか渋めで。

なんかクリスチャン・スレーターって不思議な人。顔や雰囲気が、というわけじゃなくて、特別ハンサムでもないし、かといってブサイクでもないし、際立ってなにかがあるようでもなく、むしろ「普通」なのに、なんでか主役。昔は「かわいい顔をしているな」とは思ったけど、今は 年も年だし…。演技も「をを!」というほどのものでもないし、なんていうか「普通」なんだよな。もしかしたら、それがすごいのかな?(そうは思えないけれど)

テス役の女の人はちょっと面白い顔をしていた。ぎりぎりでバランスを保っているような顔。あとちょっとどこかがずれてたらブサイクに見えそうな…。観終わって感じたのは、「昔の名画のような映画だった」多分それは製作側の意図的なものだと思うので、それは成功したと言える。

監督・脚本クリス・バー・ヴェル
キャスト
クリスチャン・スレーター
ティム・アレン
リチャード・ドレイファス

LE GRAND BLEU
【邦】グラン・ブルー

いうまでもなくすごく有名な作品。一言、綺麗だった。うまい。なんともいえない。個人的に、海、水が好きだからこの作品はとくに気に入っている。エンゾ役のジャン・レノはいうまでもないが、ジャック役の人は、すごく素敵だ。動物的な何も知らないような笑顔が素敵だった。

他に完全版と、ディレクターズカット版がある。完全版はノーカットで60分増えている。ディレクターズ版も何分か。いくつかエピソードが増えている。最後のシーンに関するヒントとなるかもしれない。けれどエンディングはイマイチ良く分からない感じが残った。どういう意味なのかはかりかねる。一番圧巻だったシーンはやはり幻覚症状の所だろうか。オープニングの海の「ひき」もすごく良かった。
1988/169分/フランス

監督リュック・ベッソン
キャスト
ジャン=マルク・バール
ジャン・レノ
ロザンナ・アークエット

The SweetestThing
【邦】クリスティーナの好きなコト

クリスティーナは「本気の恋」より「気軽な恋」を楽しむ28歳。ある日失恋した友達を元気付ける為にクラブに繰り出すが、そこで「運命のひと」ピーターと出合う。今まで「本気の恋」を避けてきたクリスティーナはどうしていいかわからずにそのままピーターと別れてしまう。カレのコトが忘れられないクリスティーナをみた親友のコートニーは…。

軽めの女の子映画。得てしてこういう映画は「男が作った女の子映画」になってちっとも面白くないけれど、この作品は結構楽しめた。女の子じゃなくても分かり易く面白く作られているのでまあ、ちょっと笑える映画くらいの軽い気持ちで見られると思う。キャメロン・ディアスはやはり可愛い顔をしているなと思う。美人な整った顔の女優なら他にもいると思うけれど、親しみが持てる笑顔は彼女の強い武器だ。メグ・ライアン系だ。てことは恋愛映画の次の女王だろうか。お笑いの部分はほとんどセルマ・ブレアが担当。捨身(?)の演技に笑ってしまう。たしか「キューティー・ブロンド」に出ていたはず。2002/84分/アメリカ/

監督ロジャー・カンブル
キャスト
キャメロン・ディアス
クリスティーナ・アップルゲイト
セルマ・ブレア
トーマス・ジェーン
臥虎藏龍
【邦】グリーン・デスティニー

チョウ・ユンファ扮するリー・ムーバイはグリーン・デスティニーと言われる伝説の剣の持ち主。修行の瞑想の最中に思い立ったムーバイは 山を降りてくる。ムーバイは剣を捨て、愛する女性と共に生きようとするが、剣の運命は(呪い?)彼を離してはくれなかった...

剣のたちまわりはカッコ良かったし、ワイヤーを使っての飛び技もはじめはちょっと違和感有ったけれど、そのうち慣れて逆に幻想的で良かった。イェン&ローの若い二人とリー・ムーバイ&シューリンの中年の2人の恋愛もきちんと年相応の恋愛がうまく描きわかれていて良かった。若い二人のほうがドラマチックでロマンチックだったけれど(ちょっと胸ときめいた)、愛の形としては中年カップルの方がじいんとくる。 特に中盤2人がはじめて心を通わせる所ではぐっと胸にきた。さすが、アン・リーって感じ。チャン・ツィイーは可愛いなあ。

タイトルの臥虎藏龍(Crouching Tiger,Hidden Dragon直訳「うずくまる虎、隠れている龍」)は、若い二人の主人公をあらわしているそうだ。中国語だと、イェンの名前の中には龍の文字が入っていて、ローは「小さな虎」という意味だとか。2000/120分/中国/

監督アン・リー
キャスト
チョウ・ユンファ
ミッシェル・ヨー
チャン・ツィイー
GHOSTSHIP
【邦】ゴーストシップ

40年前に消息を絶った豪華客船を発見したダグボートのクルー達は船内を探索し、金塊を発見する。海洋法では消息不明の船を発見した場合は、発見者に全て所有権がある。クルー達は大喜びするが…。

結構楽しめた。豪華客船での一番最初の衝撃のシーンもそうだけれど、後であかされる惨劇シーンもかなり迫力があった。ひとりひとり死んでいくホラーの王道もみんな死に方がそれぞれ違っていて飽きさせない工夫がされていた。2002/91分/アメリカ/

監督スティーヴ・ベック
キャスト
ジュリアナ・マーグリーズ
ガブリエル・バーン
チャン・ツィイー