| MY NAME IS JOE |
| 【邦】マイ・ネーム・イズ・ジョー 断酒会で一人の男が話をしている。彼の名前はジョー。現在失業中。ジョーは街のサッカーチームの監督をしている。ジョーの甥のリーアムを迎えに行く途中で保健センターに勤めるセーラと出会う。ジョーとセーラはお互いに惹かれあう。しかし、甥のリーアム一家を助ける為にジョーは麻薬の運び屋を引き受ける。不用意な一言からセーラに嘘がばれ、やけになったジョーは断っていた酒を飲み…。 すごく、悲しくて、リアルな映画。久々に、泣いた映画。なんで人生はこんなにも悲しくて、つらくて、いとおしいんだろう。アルコール依存症とか、イギリスの失業問題とか、扱っている問題は良く分からないけど、でも、そんなの抜きで良かった。それはきっと、物語の視点が普通の生活を見つめているから、そして登場人物が肉と骨と心を持っているからではないか。 とってもやるせない。誰も悪くないのに、うまくいかない。まるで人生を見せられているようで、悲しい。そう、生きていくのはこんなにも…悲しい。この映画と自分に共通点はない。あるとすれば、「生きている」事くらいかな。でもなんでかこんなにも悲しい。 自分は共感している。アルコール依存症にも、失業にも、犯罪にも縁のない暮らしをしているけど、共感している。 もっと、生きていくときのやるせなさ、絶望を感じているから。 ぜひ、この映画をみてほしい。たくさんの人に観て欲しい。 人間の弱さと、強さと、優しさを観て欲しい。 ちょっとしか出て来ないけど、ジョーの親友のシャンクスがとっても好き。デートに行くお金がないとそっと渡したり、アドバイスしたり。 凄く好きなシーンは、シャンクスとジョーがセーラの家の壁紙を貼りに行く所。二人の掛け合いがすごく可笑しい。こういう、ユーモアだい好き。 1998/イギリス/カラー/104分/ 監督ケン・ローチ 脚本ポール・ラヴァティ キャスト ピーター・ミュラン ルイーズ・グッドール ゲイリー・ルイス デヴィッド・マッケイ ↑ |
| MINORITY REPORT |
| 【邦】マイノリティ・リポート 2054年の未来。ワシントンD.C.犯罪予防局が設置されたこの都市は完全な安全に守られていた。何故なら、犯罪は起こる前に防がれるから。犯罪予防局の核心である予知能力者達「プリコグ」は全ての犯罪を事前に「見る」事が出来た。実際に犯行現場(になるであろう場所)で犯人を逮捕するのはジョン・アンダートン率いる犯罪予防局のチーム。ある時、ジョンは「プリコグ」のひとりアガサから謎めいたメッセージを受け取る。それを調べるうち、ジョンがプリコグ達が「見る」殺人事件に犯人として現れた。 まあまあ。予想通りのストーリー、予想通りの展開、予想通りの結末、という感じ。犯罪予防局という設定と、未来の描き方は面白いなと思った。未来っぽい描写も行きすぎず、受け入れ易かった。車とか設備とかはすごいのに、子供とプールに行ったら人がいっぱいいたりとかが、なんだか微笑ましい。 結末はハッピーエンドだったけど、時間が抜けすぎている無理やりのハッピーエンドな感じがしてちょっとイマイチだった。最終的にああなるのはいいとしても、そこに到達するには、きっとたくさんの色々な事や大変な事や嫌な事や長い時間がかかると思うのに、すぐにみんな幸せになりました的な描き方はちょっと好きなれない。もう少し不透明な感じの終わりの方が良かったと思う。クリアすぎるハッピーエンドは信用が出来ないのかな? 2002/145分/アメリカ/ 監督スティーブン・スピルバーグ 原作フィリップ・K・ディック キャスト トム・クルーズ サマンサ・モートン ↑ |
| magnolia |
| 【邦】マグノリア 多分「ブギーナイツ」の監督。結構豪華なキャストだった。ジュリアン・ムーアが出てた。この女優は好き。「パルプ・フィクション」並にストーリーが入り組んでいて分かりずらい、と聞いていたけどそのせいかわからなくならないようにしっかり見ていたせいか、そうでもなかった。たくさん人は出てきたけど、分からなくなるような事はなかった。 全部がどっかで繋がっている、と思っていたからそれがなかったので逆にがっかりした。でももしかしたら裏設定で繋がっていたのかもしれない。長い。3時間。「ブギーナイツ」も長かった。3時間あった。タイタニック並だ。長いけど、私は嫌いじゃない。でも「映画」を見ていると言うよりは「ドラマ」っぽい。見終わっても「ナニ」が残るわけじゃなく、人によっては「だからどうした?!」と思う。でもなんとなくそこがいいと思ってしまう。だって人生ってそんなものじゃない? 楽しい事も辛い事も色んな事も過ぎてしまえば「あーそうだったね、だから?」っていうようなもので、でもその「だから?」っていうのが人生っていうものには必要でというかそれで構成されているから。でも見終わった後に少し暖かいものが残る。 内容的には目先を変えているだけで、結構ベタベタの話が多いのだけど、そのせいかな? 1999/187分/アメリカ/ 監督・脚本P・Tアンダーソン キャスト トム・クルーズ ジュリアン・ムーア ↑ |
| THE MAJESTIC |
| 【邦】マジェスティック ハリウッド。脚本家のピーターは橋の上で事故を起こし、気がつくと記憶を失って海辺に倒れていた。散歩の途中通りかかった老人に助けられ、街へと連れていかれるが、そこで戦争へ行き行方不明の英雄ルークと間違えられる。 ジム・キャリーの映画には、「ジムキャリーの」という頭がつくようになってしまった。あれはちょっと馬鹿っぽくて好きじゃない。感動的なエンタテイメント。特別に気になるところもなく、ストーリーも役者も悪くない。にっこりさせられ、ほろりとさせる楽しめる映画だった。ただ、個人的に「感動的な」映画としてあまり好きになれなかったけれど、楽しめる事は楽しめる映画。 ルークの父親役のハリーはとてもいい役者だと思った。一番ステキだったシーンは、ルークが帰ってきて、ハリーが映画館の受付に吊るしていた「お国の為に出征中」という旗をそっと外して涙するシーン。ほんの短いシーンだけど、うるうるときてしまった。きっとあのシーンはずっと忘れないだろう。 2001/153分/アメリカ/ 監督・製作フランク・ダラボン キャスト ジム・キャリー マーティン・ランドー ↑ |
| MONDAY |
| 【邦】マンデイ ホテルで目が覚める男。ここがどこだか分からない。少しずつ昨日の事を思い出していくが・・・。 まあまあ面白かった。これからの日本映画を担って行く監督の1人だと思う…。前作までのサブ監督は脚本のアイデアやストーリーの面白さはあったのだけど、いまひとつというところがあった。それまでは、話のテンポが良くなかった。面白いところがあるんだけど、長くてだらけて白けてしまう。主人公が葛藤するシーンがだるかったり、浅かったり。だけどこの「MONDAY」ではサブ監督すっきりとスマートになって面白くなってきた。突拍子もない舞台設定は相変わらずだけど、それをうまく使っている。それに毎回主人公を演じてきた堤真一も役者としての技量がかなりあがったと思う。味が出てきたと言うか…。細かい演技も気が配られていて面白かった。 1999/100分/日本/ 監督・脚本・原作SABU キャスト 堤 真一 大杉 漣 松雪 泰子 ↑ |
| la stanza del figlio |
| 【邦】息子の部屋 精神科医のジョバンニは、妻と娘と息子と幸せに暮らしていた。そんなある日、息子が海の事故で死んでしまう。ジョバンニは、事故の当日、息子とジョギングの約束をしていたのだが、急患の往診に出てしまった。家族はそれぞれ悲しみに浸り、お互いの関係を悪化させていった。そんなある日、息子宛に一通の手紙が届く。それは息子のガールフレンドからものだった。 家族の話。息子を亡くした父親とその家族の話。とても静かな映画だった。良い映画だと思ったけれど、いまひとつ、インパクトと言うか惹きつける何かが欲しかった。多分なんとなく合わなかったのだろう。 2001/99分/イタリア/ 監督・原作ナンニ・モレッティ(NANNI MORETTI) キャスト ナンニ・モレッティ ラウラ・モランテ ジュゼッペ・サンフェリーチェ ジャスミン・トリンカ ↑ |
| MEMENTO |
| 【邦】メメント 妻をレイプされ殺されたショックで、それ以来10分しか記憶を保つ事が出来ない。10分経つと何もかも忘れてしまう男の話。彼は妻を殺した犯人を探す為に、大事な事はポラロイド写真に取り、メモを取る。 面白いアイデアだと思う。10分しか記憶できないという所も素敵なアイデアだし、その10分ずつの見せ方もすごく面白かった。非常にアイデアが詰っている映画で評価できる。一見の価値あり。 2000/113分/アメリカ/ 監督クリストファーノーラン(CHRISTOPHER NOLAN) 原作ジョナサン・ノーラン(JONATHAN NOLAN) キャスト ガイ・ピアーズ(GUY PEARCE) キャリー=アン・モス(CARRIE-ANNE MOSS) ジョー・パントリアーノ(JOE PANTOLIANO) ↑ |
| Mona Lisa |
| 【邦】モナリザ モートウェルの身代わりで入った刑務所から出てきたばかりのジョージ。元妻のところへ行けば娘にも会わせくれず追い出される。車に乗ってモートウェルへ仕事をもらいにいくが、やってきたのは高級娼婦シモーヌの運転手の仕事。そりが合わない二人は最初は喧嘩ばかりしている。シモーヌは毎夜キングストリートへ行く。(立って客引きをしている娼婦の町) 店長お薦めのシールが貼ってあった。恋愛モノ。ラブロマンス。シモーヌ役のキャシー・タイソンは子供っぽい、あどけない顔をしているくせに、大人って感じがする。頭がすごくちっちゃくて、モデルみたいだった。ジョージのシモーヌにしだいに惹かれていく、ストレートで不恰好さがすごく素敵だった。 ホレた女のためなら、って一生懸命になっている所がすごく可愛かった。キャシーを背負って金持ちの所から逃げ出す所なんて、特に。 一番格好よかったのは、海岸のシーン。やけにはしゃぐジョージ。その後の哀しみ。歩いていくシーンでは泣いているかな、と思った。心で泣いていた。カッコよすぎ。最後は綺麗にまとめて終わっていた。ありきたりな話かもしれないけど、いい映画だ。 1986/英/104分/カラー 監督ニール・ジョーダン キャスト ボブ・ホスキンス キャシー・タイソン ↑ |
| MONSTERS,INC. |
| 【邦】モンスターズ・インク 子供部屋のクローゼットの扉はモンスターシティに繋がっている。モンスターシティの主なエネルギー源は子供達の「悲鳴」夜な夜な怖い顔をしたモンスター達が子供達の「悲鳴」を集めている。しかし、最近モンスターシティは慢性的なエネルギー不足…。 CGアニメの大御所ピクサーの作品。トイストーリーの時からファンだけれど、この作品も心温まる楽しい作品に仕上がっている。元気がでてくる、作品です。ささいな表情までもこまかく表現されていて、CG技術にも目を見張ります。特にブーの仕草が可愛い。とくにアレコレ言う作品ではなく、とにかく観て楽しむのが一番です。 2001/92分/アメリカ/ 監督ピート・ドクター キャスト ジョン・グッドマン ビリー・クリスタル ↑ |