Re: 失礼、こっちが全文

投稿者[ ピクポポデミ ] 発言日時 [8月2日(金)22時47分00秒]

元の発言 [ 失礼、こっちが全文 ] お名前 [ 游惟 ] 日付 [ 7月28日(日)09時16分01秒 ]

遊惟さん今晩は

私にはまだ結論は出せません。

>>木簡にももちろん甲乙の区別はありますが、最近八世紀後半〜九世紀に地方で書かれた荷札などの中に、従来の万葉仮名の常識から外れる用字法の木簡が見つかり、国語学者達に首をひねらせています。例えば「赤」の字を「ア」と読んだりするのですが、これは借音仮名でも借訓仮名でもなく、そのような用例は記紀万葉などにはありません。
要は、八世紀後半には律令制の施行に伴って帰化人書記官が地方に行き渡り、「読み書き教室」を開いて文盲の日本人達にも文字を教えたのでしょうが、出来の悪い生徒がいいかげんな覚え方をしてこういう用字をしたのでしょう。(^ヘ^)

ということはやはり木簡は日本人が書いたのでしょうか。
それで甲乙があったのはなぜでしょうか。


>> 万葉集には訓読法や借訓仮名を用いて記述されたものもたくさんありますが、そういうやり方は朝鮮でのやり方を日本人が真似たものであり、それらの歌の中には日本人自身が用字したものもあったでしょう。おそらく貴族達はふと歌が浮かんだ時は簡便な訓読法などを用いて記録しておき、あとで帰化人秘書に借音仮名を用いて清書させたのでしょう。

これでは日本人も複雑な万葉仮名を書いたことになりますが、誰一人として自分では書き残さなかったのでしょうか。

>> >>日本語のオの甲乙が否定されると、中期朝鮮語で明快な母音調和をもつ半島の言語との差異がはっきりしてきます。

>> この「母音調和」という現象を、神が定めた神秘的法則であるかのように思っている人が多いようですが、発音の便から生じる実に単純な現象であり、言語系統とは何の関係もありません。

もともと言語は発音の生理に従ったものではないでしょうか。
そのなかで生まれた独特の癖があれば、言語の系統化の参考にはなるのではないでしょうか。
明快な母音調和と、それを利用したニュアンス表現がどの言葉にもあるなら別ですが、


>> 母音を細分化する言語においては、それがA・B群母音の共起制限という形で起こって「母音調和」と呼ばれ、日本語のような母音数の少ない言語においては「条件異音」としてそれが起こるだけのことであり、開音節言語(子音と母音の組み合わせを一音節とする言語)なら、詳しく調べれば必ずそういう現象は起こっているはずです。

中国語や印欧語族に明快な母音調和があるのでしょうか。
母音を細分化する言語とはどんな言語でしょうか。
母音調和を指摘される言語はほとんど閉音節を持っていませんか。




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