なんか寝るか寝て無いかのまどろみの中で自然と目が覚めて、ぼーっとしながら支度をしていたらすぐに出発時間となって家を出発。別にここから新幹線なら大宮でも上野でも大差ないから、ここは一度も乗った事のない大宮から乗る事にして、高崎線を使って大宮まで行く。
朝飯は車中でと思っていたので、多少余裕をみたスケジュールが幸いして弁当屋まで足を運び、すでに残り1個となっていた「深川めし」を買って新幹線ホームへ行く事にした。
やまびこ1号に乗ってとりあえず仙台まで行くのだが、大宮という駅は初心者には非常に判りにくい。指定された席は「やまびこ1号8号車」なのだが、どこで待っていれば良いか皆目見当が付かないのである。確かに号車案内は付いているのだけど、同じ所に4号車8号車6号車と書かれていて、なんここっちゃやらさっぱり。ここら辺りかな?と思って待っていた所は6号車だったらしく、あわててホームを走る始末になってしまった。もうちょっと企業努力をしてもらいたい物である。でもまぁ事無きを得てE2系車両のやまびこに乗り込んで、大宮を出発。
ところで余談なのだが、東北新幹線には何度か乗っているのだが、自費で乗ったのは今回が初めてだったりする。
どんよりした空がずっと続いていたので途中うとうともしたが、通路側だった事もあり残していたWEB原稿こなしている内に仙台に到着。まぁびゅんびゅん丸と呼んでいる「一桁やまびこ」なので、1時間15分で着いてしまった。仙台は東海道で言うと名古屋と同じ位の距離なので、のぞみより20分は早い計算である。
仙台で30分の待ち合わせ。といっても時間なんか無いに等しいので、ここでしか買えない「生ドラ焼き」をクール宅急便にて家まで送る手配をする(笑)家に帰ってきた時には届られる寸法なので、みやげはこれでヨシとしておこう(笑)
仙台からは土浦謹製の700系車両。MC701-1504である。必殺の閑散線区用ロングシート車両で、なんで一ノ関までこんな車両で…と思う様な2両編成。よほどガラガラなんだろなと思ったら、仙台発車時には立ち席が出るほどの満員ぶりである。
岩切で旧本線である利府線と分岐する。まぁなんでこの線が廃止されないかと言うと新幹線の車両基地への通勤の為なのだが、それでも電化複線という旧本線の気迫十分である。当分廃止はないので機会があったら乗りたいと思うのだが…
車内を見て思うのだが、やはり仙台は美人が多い。ちょっと見とれてしまう程の女の子が結構居るのである。いや〜良いなぁと思っていたら、その女の子は塩釜で降りてしまったのだが… まぁ地元の娘に声かけても仕方ないんだけど。それにしても陸前山王・塩釜でも続々乗車。なぜ2両なのかの疑問はまだ解決されない。
松林が多くなったと思ったら、松島に到着。以外と仙石線が近い事に驚く。ここでかなり山間部に来たらしく、MCもかなり力を入れた運転をしている。
小牛田に近づいた辺りから天気も良くなってきて、遠くに山がある平野特有の田園風景になってきた。そして驚愕のワンマン運転に変更。こんなに混んでいるのにと思ったけど、小牛田を出た辺りから人がパラパラと降り初めて、比較的立つ人も疎らになってきた。農村風景も、山と平野と家の作りや集落の様子がなんか東北の雰囲気を醸し出してい様で、新潟地方のそれとはまた違う雰囲気で、なかなか良い感じである。
ここら辺りで寝不足による眠気もピークなのだが、なんか私の座った隣の壁が機器ボックス担っているらしく、ノッチ入り切りする度にガタンガタンと音がうるさくて眠れない。それに目の前のヤンキーにーちゃん達が床座りして五月蠅いし(と目の前で書かれているとは知らないだろな(笑))、この眠気をどう始末しようか思案のしどころかもしれない。
一ノ関にて次の電車に乗り換え。これまた700系でMC701-1039に乗車。まぁ前の電車と似たメンツがいっぱい居るなぁと思ったら、呼び止められてちょっと雑談。方言から言えば関西人だろかと思うげど、よく私を18きっぷユーザーと判ったなぁとつくづく感心したりする。よほど同じ臭いを持っているに違いない^^;よっこいせと座って一ノ関を出たら隣のおぢさんが大船渡線と乗り間違えたらしくて大慌てしていた。逆の電車は大船渡線とは接続していないので、タクシーで行くと行っていたのだけど、果たして東北の田舎でタクシーという都会の力があるのか…合掌^^;
さて私と言えばすっかり旅モードに入ってカメラは出しいのスタンプは押しいの、満喫モードでかなりうきうきだったりする(笑)
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周りの人は「磐梯山」と言っておりました… |
荷物がめちゃめちゃになってきたので、整理をしていたらいつの間にか北上に到着。まばらに人が降りるのだけど、結局乗る人も同じぐらい居るので乗車率から行けば70%ぐらいだろうか。風景も田園風景というよりも電柱やら山やらが目立ってきて、岩手に入ってきたのを判らせてくれている。
古舘あたから、新幹線と併行して走る様になった。北上を過ぎてから在来線もカーブがなくてかなり乗り心地は良いと思っていたのだけど、さすが新幹線と併行して走っているという事はかなりまっすぐなんであろう。乗車率も100%を越えているのではないかと思うが、何せワンマン運転である。2両目はがらがらなのかもしれない。
最終的にこの2両編成に120%ぐらいの乗車率で盛岡に到着。
盛岡では盛岡なんちゃら弁当を買って、すでに到着している八戸行きに早々に乗車。なんでも上り貨物が車両故障で、下りはつかりが身動きが取れなくなっているらしく、その客がこの普通電車に乗り込んでくるというのだから迷惑な話である。で、その普通はやっぱり700系のMC701-1042。いい加減ロングシートは疲れるのだが、今度は車掌付きの長大編成となっていたりした。
ここからは新幹線開業に伴う廃止対象路線でここからが乗りたくて来たのだが、乗車率からいけば採算路線だと思う。なぜ赤字と決めつけるのかが不思議だ。渋民の前辺りで立ち往生のはつかりが通り過ぎて行った。懐かしいJNR色のはつかりである。どっかで通過するハズなので、是非写真に納めておきたいと思った。
列車はどんどん山の中に入っていく様で、14,15%oぐらいの勾配が連続している区間らしい。列車は進むことに人が閑散となって行き、なるほどこれは儲からないという位に疎らである。
上りはかなり遅れている様で、486を手始めにスーパーはつかりが2本、あと臨時だとは思うが581のはつかりまで出てきている始末である。その元凶になった貨物だが、どうやら機関車を代えて運行していたららしく、奥中山でエンコ機関車が留置されていた。パンタを降ろしていたので、どうも自力走行不能らしい。合掌ものである。
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奥中山停車中のエンコ機関車 |
その後二戸で遅れているはつかりを待つ事になったらしく、15分程度延々と待たされたので、二戸で降りて街を少し見ようと思ったのだが、どうも駅は市街地にないらしくてバス程とおみやげ屋が少しある程度なので早々に退散。結局12時代のはつかりは運休になったらしく、その後のスーパーはつかりがやってきて、30秒停車ですぐ去って行き、その後発車となってこの時点で17分延発。
まぁ八戸で30分の余裕があるので焦りはしていなかったけど、さすが鈍行電車、八戸では回復していて7分遅れになっていたりした。
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八戸の手前で見えた建設中の新幹線 |
結局7分遅れで八戸駅へ到着。でもアナウンスで前二両が青森行きになると言うので、結局遅れでやきもきする事は無かったらしい(笑)そのまま荷物を置いて八戸で途中下車。まぁ駅構内ははつかりの遅れで人がこったがえしていたが、駅の外はさみしい限りで「なぜ新幹線をここに通すの?」という感じであったのだが、後で文献を調べてみたら大昔、東北本線を建設した時に八戸の農家が「煙で農作物がやられる」という事を固く信じていて、市街地に駅を置くことを拒否したために街の外れに作ったらしい。にしても、やっぱり新幹線を八戸止まりにするのはどうも不可解で仕方がない。(垂れ幕にはアジアなんとか大会成功をって書かれて居たので、そういう物からみだと思うんだけど…日本的だなぁ)
八戸もはつかりの煽りを食らって7分の延発で発車。その後のはつかりも遅れるのだろうけど、ここは一つ鈍行の意地をみせてもらいたいものである(笑)
その後列車ははつかりの影響も受ける事無く、どんどん進み、まどろみの中を変化があまりないどんどん山の中を走っていくので、おっとも辺りまでついうとうととしてしまったが、かなりの急勾配らしくてVVVFが今まで聞いたことない様な音を出してずいずい進んでいっていた。でもイメージで持っていた青森とは少し違うのでビックリである。でも知らない間に青森県に入っていたとは思わなかった。
あと車中で面白い娘が居た。高校のジャージを着ているのだが、どうもジャージのズボンを切って、ハーフズボンにしているのである。でもこの娘だけではなく、他の娘も似た様のが居るので、どうもこれが青森ファッション(?)らしい。
野辺地でまたまたはつかりの煽りを食らって10分延発。 でも通過していったのが、なんと581系はつかりの回送(笑)なんともな感じである。(でも写真取れてるんるん)
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通過していった581系 |
待っている間に一ノ関で声をかけられた人にまたあったりした。なんでも大学生でここら辺りをぐるっと回っているのだそうな。私はCEでこんに物書いていてるわ、写真取ってるしで、なんか記者に間違われてしまったりした(笑) まぁ彼は学生には見えなかったのだけど、そういう事は社会人になってもできるという事が少しは判ってくれただろうか^^;
それにしても、この列車は暑い。外の方が涼しいぐらいである。まどろみが熱気に変わってるんだろけど、運転手が空調調整してもなんとも変化しないから、そんなけ日差しが強いという事だろう。
音聞いてると、たまに空調トリップしてるし…^^; そんなこんなで、結局野辺地を18分延発。
山の中を進んでいるのか、モーター音も今まで聞いた事無いようなVVVFの音がしている。まどろみの中うとうとしてしまい、もうすぐ温泉という所で起きたのだが、ふと気づくと向かいの窓に海が反射してみえていて、この旅で初めて海を見る事ができた。その後はちょっと今後のスケジュールなどを確認していたのだが、あっと言う間に南青森まで着ており、奥羽本線直通線が見えていた。
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青森駅の跨線橋から駅全体を見る。橋の様に見えるのが「青森ベイブリッヂ」(笑) |
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