旭川

国府台

2000.3.10

4/BBB

麺は中ぐらいの太さの縮れ麺。コシがあるのは良いのだが、スープの絡みが今一つ。スープは豚骨ベースの醤油味。魚も確かに効いているが、旭川ラーメン独特の風味というのはそれほど感じない。色々な素材からダシを取っていることをうかがわせるスープだが、素材同士が喧嘩している印象。それらをひっくるめるほどの強さがない。4番バッターばかりの巨人が優勝できなかった去年を思い出す。チャーシューはそこそこに美味しい。


幸来

東京

砂川

9/AAB

2001.3.26

とんこつベースの醤油味が基本形。他に塩、味噌もあるが、「北海道ラーメン」という感じの作り方ではなく、多少スープが不透明とはいえ東京ラーメンに分類しておきたい。それで、このスープ、化学調味料がたくさん入っている感じだが、味が非常に良い。おそらくは醤油ダレの出来が非常に良いのだろう。麺はやや太めで撚りが入ったタイプだが、これもコシがありスープの絡みも良い良品。もうこれだけで満足なんだけど、チャーシューも美味しい。これだけのラーメンが550円で作れてしまうのだから北海道は恵まれている。


康竜

中目黒

目黒区中目黒3−1−4

3/BBC

2003.6.17

麺は極細ストレート。ここまで細いのは珍しいってくらい細い。でも、おかげで腰の方は「固め」で頼んでも今一歩。さらに悪いことに、替え玉 で頼んだ麺はがちがちに皿の形に固まっていて最悪。まぁ、一杯目はちゃんとしていたので評価はBだけど、一つ間違えればCでもおかしくない。スープはとんこつベースのしょうゆ味。これはまぁまぁ美味しい。チャーシューはまずい。店の見た目も、味も、麺も、オーダーシステムも、どれもこれも一蘭とそっくり。何か関係あるのかな?ちなみに、味は一蘭の方がはっきり上。


紅雲餃子房

中華

横浜市西区高島2-19-2(スカイビル10階)

045-442-0391

横浜

2/CBB

97.11.9

スープはトリガラベースの醤油味、中華風。ネギを油で炒めてトッピングしているためかなり脂っぽいが味は悪くない。中華風としては上出来の部類。麺はかなり細めのほぼストレート。コシがあるというよりは固め。柔らかくなければ良い、というわけではないので、これぢゃぁダメ。なんか、ビーフンを食べているような気分になる。チャーシューはかなり厚めの硬いタイプだが、決してまずくはない。店の名前を見ても判るとおり、餃子を中心とした中華料理の店で、他のメニューもなかなか美味しい。ラーメンを目当てに食べに行く店ではないが、隣の香月横浜店に行くならこっちのほうが良いと思う。


航海屋

8/AAC

北関東系(那須)

常盤台

1999.10.17

麺は平打ちの縮れ麺。やや加水率高めか。スープの絡みは良好で、コシもなかなか。スープはトリガラベースの薄目の醤油味。かなりあっさりしていてシンプルだが、大量のネギにも負けないだけの強さも持っている。チャーシューは黒豚らしいが、今一。大トロ、中トロ、赤身と3タイプを用意しているなど、意気込みは感じられるのだが、中トロを食べた限りでは「うまい」まではいかない。


豪快ラーメン

喜多方、熊本

渋谷区笹塚1-56-2

03-3378-5798

笹塚 無休

3/BBC(醤油-太麺)、0/CCC(塩-細麺)

97.11.23

喜多方風の醤油味と、九州系(無理に分類すれば熊本系?)のしお味がある。また、麺も太麺の「手打ち」と「細麺」がある。このなかで比較的まともなのは醤油味-太麺の組み合わせ。細麺はコシが非常に弱く、インスタントラーメンのよう。一方太麺であればそこそこのコシが感じられる太平多加水麺で、悪くない。醤油味のスープはコショウが強めに効いたもので、好みが分かれるところだがまずくはない。塩味のスープは醤油よりは味が落ち、九州系の味を期待していけば失望する。さて、ここの店の一番のマイナスポイントは看板メニューの「豪快ラーメン」。何がだめって、長ネギ、ザーサイ、メンマ、チャーシューを炒めてニンニクで味付けしたものを具としてのせているらいしのだが、このニンニクがこともあろうに業務用の保存剤入りニンニク。しかも大量。こんな粗悪品を看板メニューにしている人の気が知れない。

見た目指数3、ホイホイ指数2〜5。もちろんホイホイラーメン認定。

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鴻昌支店

中華

横浜市中区山下町185

045-681-5181

石川町

5/BAC

97.11.2

麺はやや細めのほぼストレート。コシが強いというよりはやや固めに感じるような食感。決してまずくはないのだが、もうちょっとラーメンとしてのコシ(ねばり)があると嬉しかった。スープはトンコツベースの醤油味。中華街だからと馬鹿にできないちゃんとしたもの。チャーシューはイマイチだが、中華風だとこれでもましなほうだろう。トリガラベースのあっさりタイプが多い中華風の中にあって、それなりの力強さを感じさせるスープはなかなか評価が出来る。

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幸四郎ラーメン

北海道

新千歳空港

2/ACC

96.1.8

麺は森住のものなので、かなり良いものである。ただ、やや茹で加減に心配りが足りず、麺の堅さにばらつきがある。いくら素材が良くてもこれではもったいない。ポテンシャルをしっかりと引き出せるよう頑張って欲しい。スープはダシがきちんととられておらず、醤油味では全く麺に絡んでこない。味噌味では味噌汁の中に麺がある感じで、麺の良さを全く引き出せないでいる。チャーシューはまずい。


広豚麺

横浜

世田谷区祖師谷4-2-14

03-3484-3633

祖師谷大蔵

2/ACC

97.6.16

麺は丸山、太麺と細麺が選べる。スープはトンコツだしトリガラブレンド醤油味の横浜ラーメン。世田谷の百麺から分裂した店。とくればまずそうなはずはないのだが、実際は大したことがない。まず致命的なのがスープ。これが薄くてこくがない。この手のもので化学調味料の味が嫌味に感じられるのはあまり経験がない。麺は丸山なので当然そこそこのクオリティーなのだが、スープが弱いので麺に絡んでくる感じがしない。やはり、丸山の麺といえどもそれを活かしてくれるスープがあってこそである。チャーシューも百麺には遠く及ばない。チャーシューがまずい、というのは横浜ラーメン、特に家系共通の特徴だが、ここもご多聞に洩れない。また、トッピングでおいてあるショウガも保存剤が嫌味なので入れないほうが無難。


神戸ラーメンDAIICHI ASAHI

京都(?)

池袋

99.4.29

8/AAC

麺は中位の太さ。そこそこコシがあるし、そこそこスープが絡む。A評価は若干甘めだが、特に減点する要因も見あたらない。スープは豚肉ベースの醤油味。豚骨でない分、こってり感がやわらいでいる。新福菜館を代表とする京都ラーメンと風味が良く似ているが、スープで表現したいことがストレートに伝わってくる印象で、好感。こういうスープは好きな人ははまりやすいし、ダメな人はダメ、というタイプだと思う。デフォルトで胡椒がかなり掛かってくるが、これも好みの分かれるところか。チャーシューはほとんど味を感じないものだが、スープとの相性は良い。総合で8点はちょっと甘めか(^^;?


神戸ラーメン第一旭八丁堀店

種類:京都?
場所:八丁堀
評価:2/CBB
2005.2.26
コメント:麺は細めのストレート。スープはそこそこ絡むのだが、コシはイマイチ。恐らくはマニュアルどおりに茹でているのだろうが、クオリティコントロールがうまくいっていない様子。スープは豚肉ベーストリガラブレンドの醤油味。豚骨ではなく豚肉でダシを取っているため独特の臭みがあるが、決して不快ではない。ただ、どうもうまくまとまっている感じがしない。池袋のお店で食べたときとは大分印象が違う。チャーシューはまぁまぁ美味しい。


香味屋

東京

常盤台

2000.1.23

2/BCB

麺は手打ち風の太平縮れ麺。コシはあるがスープの絡みが今一。B評価はやや辛め。スープは鶏ガラベースの醤油味。ダシが薄い上に豚系の脂が強く、味がぼけてしまっている。狙いはわからないではないが、誉めるほどのものではない。チャーシューは「直火焼き」というスペシャル版を用意しているが、これは素材、調理ともなかなか。しかし、ラーメンの中に入れてしまうとたっぷりの脂がどんどんスープににじみ出してしまい、スープを台無しにする。直火焼きの焦げ味もスープに雑味として溶け込んでしまう。全体として、麺、スープ、チャーシューと、どれもそれなりのレベルなのだが、それを一つの丼に入れてしまったことによって全てが良さをうち消しあっている印象。


光麺

東京・福岡

豊島区南池袋1-18-22

03-3971-3008

池袋 無休

6/ABB

97.10.17

(最終更新:98.8.15)

麺は中位の太さの多加水系縮れ麺。コシも強く、スープの絡みも良い。同系列の上海ヌードル代々木店と同じものだろうが、こちらのほうが調理が上手な感じ。スープはデフォルト(「光麺」)だとトンコツトリガラブレンドと思われる醤油味、東京ラーメンタイプ。タマネギからと思われる甘みがちょっとしたアクセントになっていてなかなか良い。一方熟成豚骨のスープ(「熟成光麺」)は九州系のこってりタイプだが、ダシがしっかりしていて好感。九州ラーメン専門店と比較しても決して見劣りしない。最近随分繁盛しているようで、御多分にもれずちょっと味をおとしたが、それでもなかなかナイス。チャーシューは焼き目がつけてあるタイプで、味のほうもなかなか。ぎりぎりでB評価だが、いつAになってもおかしくない。各種トッピングも充実しており、そのそれぞれがハイクオリティなのは大したもの。ただし、角煮だけは味付けが濃すぎてラーメンの中で自己主張しすぎるため、やめたほうが無難。

こういった2種類以上のスープを出す店は大したことのない店が普通だが、ここはかなりのレアケース。個人的には熟成豚骨のほうが断然好みだが、絶対評価としては甲乙つけがたい。

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光麺原宿店

東京・福岡

原宿

99.6.3

8/AAC

麺は中ぐらいの太さのちょっと縮れたもの。スープの絡みは合格点だが、コシの面で若干物足りなさを感じる。A評価は若干甘めだが、Bを付けるほど悪くはない。「熟成光麺」は豚骨ベースの福岡タイプのスープで、この地域ではぼんしゃん、ばさらかなどに匹敵するような濃厚タイプ。濃厚なだけでなく、味も整っており、かなり美味しい部類。文句なくA。一方、「味噌光麺」はちょっと変わった味。豚骨をベースに、味噌やラー油みたいなもので味付けしているらしい。微妙な甘みがあってあとをひく。ラーメンとしてはまぁ、そこそこで、「熟成」には及ばないが、時々食べてみたくなりそうな味である。チャーシューはまずい。


こうや

横浜

新宿区三栄町8

03-3351-1756

四谷 日祝

7/BAA

96.2.27

スープはトンコツベースでトリガラも入ったこってりタイプ。鹿児島ラーメンに近いが東京近辺で言うとげんこつ屋のトンコツトリガラスープ(鮪節じゃない方のスープ)に良く似た風味である。ややしょっぱめの醤油味である。麺は喜多方の麺をさらに平たくしたような平打ち縮れ麺。こちらは薄いせいもあるがやや柔らかめではじめのうちはコシがあるが、食べてるうちに物足りなくなってくる。チャーシューは素材の味が生きており、薄い味付けながら十分に楽しませてくれる。適度の厚さに適度の堅さで脂身の少ないところなら申し分無い。麺のコシがもう少しほしいが、全体としては十分に満足のいくものである。


こうや

種類:東京トンコツ
場所:上田(上田市中央2-6-13)【GPS情報】
評価:3/CAB
2005.2.4
コメント:中位の太さの縮れ麺、このラーメン屋の弱点はここに集約される。とにかく腰がない。茹ですぎなんだと思う。

スープは豚骨ベースの醤油味で背脂がたっぷり浮いている東京トンコツタイプ。スープは麺に比べてかなりハイクオリティ。東京の有名店相手でも遜色ない出来である。だから余計に麺の弱さが惜しい。

チャーシューはなかなか美味しい。


こうや麺房

独自

御茶ノ水

4/BBB

2002.2.5

麺は中位よりやや細めかな、という感じの縮れ麺。ややコシの弱さはあるが、スープの絡みは良好。スープはトンコツ鶏ガラブレンドの塩味。脂分がおさえめなせいでただでも塩っぱいスープが一層塩辛く感じる。チャーシューは美味しい部分とイマイチな部分が混在。四ッ谷のこうやの直系らしいが、スープの濃さ、麺の状態など、こうやとは全然違う印象。四ッ谷のこうやももう5年くらい行っていないが、今はこんな感じなんだろうか。


高揚

東京

和光市本町20-1

048-467-3031

6/ABB

2000.1.4

麺は中位の太さ、やや加水率高めのやや撚りが入ったタイプ。ほうれん草を練り混んでいるそうで、緑色をしている。「翡翠麺」だそうだが、縁起物だろうか。ちなみにほうれん草を練り混んだ意義は不明だが、コシもあるしスープの絡みも良い。スープはやや豚骨寄りの東京風。魚系のダシがやや強めで、東京西部ラーメンといって差し支えないもの。個性的ではないが、無難に美味しい。チャーシューもそこそこの品質で、安心して食べることが出来る。「存在感」という面では今一だが、十分に満足感を得られるラーメンである。


幸楽

鹿児島

鹿児島県鹿児島市山下町9-34

鹿児島

7/BAA

95.12.14

トンコツダシの醤油味スープであるが、かなりあっさりしたタイプである。旭川ラーメンのような焦げ臭さがあり、不思議な風味である。ふんだんに使っているゴマ油が独特の雰囲気を作り上げているようだ。麺は中太の手もみ麺。ややコシが足りないところが物足りない。げんこつ屋の多加水麺に良く似た感触である。チャーシューは本当の焼き豚で、焼き肉のようであるが、味付けは普通のチャーシューである。こういうのもあるんだなぁといった感じ。全体的に高い次元で良くまとまっていると思う。にんにくがきちんとすり下ろしたものなのが好感。


五九楽(閉店)

福岡

篠原池

1/CCB

97.3.24

自称元祖博多ラーメンらしいが、スープは博多のそれとはかけ離れている印象。トンコツできちんとダシを取っていると言うよりはダシを取ったような味付けにしているもの。麺は九州系としては普通かやや太目の卵麺。これといってコシもなく、スープの絡みも標準以下。チャーシューだけはそこそこの味だが、全体としてはかなりレベルが低い。


小櫻

東京西部(佐野???)

土浦

土浦市桜町4−2−15

029−822−6008

火曜日定休

9/AAB

2003.8.14

スープは鶏がらとんこつブレンドのしょうゆ味でかなり強めに魚だしが効いている。今回食べたのは特製しょうゆだったけど、こちらはノーマルに比べてしょうゆの色が薄い。食べた感じもやや塩ラーメンっぽい。それで味の方だけど、非常にバランスが良く、まったくいやみなところのないスープは好感。やや塩気が強い感じもするけど、マイナスにはならない。麺はやや太めで平たい多加水麺。スープの絡みも程よく、食感もなかなか。ただ、この麺はかなり個性的なので、好みは別れるところかもしれない。チャーシューは麺、スープの完成度に比較するともう一息という感じではあるが、これも悪いものではない。このあたりで食べたラーメンの中では頭ひとつ抜けている感じ。


五丈原

北海道

札幌中央区南7条西8丁目

011-561-3656

札幌 火曜

7/ABA

97.1.21

麺は佐藤製麺製でコシ、スープの絡みとも申し分ない。スープは味噌、塩、醤油と揃っているが味噌味の場合、味噌そのものの風味が強くだしが不明になってしまう点が惜しい。ただ、著しくバランスをくずす、というほどでもない。次は是非塩を試してみたいところ。チャーシューはやや濃い目の味付けだが、とても柔らかく、肉の旨味を上手にパックしている。味噌味にはベストマッチであるが、これも塩味の中に入ってバランスをくずさずに共存できるかどうかは不明。上の評価は暫定的なものと捉えてもらい、塩、しょうゆの味を確かめた時点で確定したい。


五丈原月寒店

旭川

9/AAB

月寒

98.4.6

クリーミーな豚骨スープがベース。雰囲気的には九州系(長浜系)のダシの取り方に近い。きちんとダシが取れているので僕は美味しいと思うが、やや物足りなく感じる人もいるかも。Aはやや甘めかも知れない。麺はプレーンな北海道風で、中位の太さの縮れ麺。コシ、スープの絡みともに良く、食べている間にもへたってくることはない。チャーシューは普通に美味しい。味噌ラーメンがあるが、味噌の味に勝てるほど強烈なダシとは言えず食べ手を選ぶので、リピーターや味噌ラーメン愛好家以外には醤油がお薦め。


御天(ごてん)井草店

福岡

下井草

5/ABC

97.4.14

なんでんかんでんの傍流らしいが、喧嘩別 れという話もある。麺はやや堅めの細めん。ほどよい硬さでスープの絡みもよい。十分に及第点。スープはトンコツだしのこってりタイプだが、今ひとつこくにかける。こってり具合とのバランスを考えるともうちょっと煮込んでくれた方がいい気がする。塩気は若干弱いがうまみ汁で調整すれば気にならない。チャーシューは九州系にありがちな脂多め薄切りタイプ。これはまずい。全体として良くできていると思うが、藤が丘店のほうが質が高い。この手のラーメンは質が落ちるのが早いので今のうちに食べておくことを薦めたい。


御天(ごてん)藤が丘店

福岡

藤が丘

9/特AAC

96.7.19

うまみ汁にはってあるテプラの文面、トッピング、のりに白い字で店の名前が書いてある点などから、正当ななんでんかんでんののれん分けと思われる。麺は恐らくと同じ物をつかっている。ゆで加減も申し分なく、かなり良質。スープの評価はかなりこってりしているが、やや塩気にかけるので、最初から旨味汁で調節する必要があるが、うまく味を整えれば非常においしく食べられる。チャーシューは九州系としては普通 。特にうまいわけではない。何と言っても本家と違い、昼間からやってるし、チャーハンなど、ほかのメニューもそこそこ充実している。住宅街の中での出店と、新しい業態を開発しており、この点でも非常に評価される。今後の期待度は高い。店員には明らかになんでんにいた人が最低でも2人いる。


御天千駄ヶ谷店

種類:九州
場所:千駄ヶ谷(渋谷区千駄ヶ谷5-15-8)
評価:8/AAC
2004.9.9
コメント:井草、もえぎ野の2店に続いて開店していた(と言っても大分前のことだけど)御天千駄ヶ谷店。千駄ヶ谷店といっても、代々木からの方が近いと思う。

麺はかなり細めのストレート。コシ、スープの絡みとも全く問題なく、良品。

スープはトンコツベースの白湯タイプ。こってり度はかなり高い。僕の感覚だと「ちょっと薄味」だけど、テーブルの上にある旨み汁や辛子高菜、ゴマなどで十分調整可能。替玉をしたあとでもそれなりにスープの美味しさが楽しめる。

チャーシューは九州系としてはましな方だが、「これはうまい」というものではない。

blog


ごとう

横浜

豊島区西池袋3-33-17

03-3986-9115

池袋 日曜

4/BBB

98.9.24

麺は太めのやや多加水系。表面が柔らかく、食感に対しては好みが分かれるところかもしれないが、コシはそこそこ。スープの絡みが悪いのがマイナスポイント。スープはかなり豚骨よりのトリガラブレンドタイプ、しょうゆ味、和風だしの香りがきつめ。一応、横浜系に分類したが、あの手のこってり感はなく、「大勝軒系」とでもしたほうが適切かも。で、味の方だけど、スープだけで飲むと魚系のだしからか、化学調味料からだか判らないけど、とにかくそれ系の酸味が強くてかなり個性的(決して美味しいわけではない)。で、それが麺に全然絡んでこないので、これま今一。チャーシューもほとんど味のない煮豚で、スープの味に押しがないために全く引き立たない。肉自体はそれほど悪くなさそうなのでちょっと惜しい。大勝軒系ってことは本来つけ麺で評価すべきなのかもしれないが、ラーメンで評価するなら「もう行かない」レベル。


小林

東京

千代田区松永町3

秋葉原 日祝休 

2/BCB

97.12.12

スープはとりがらベース醤油味の東京ラーメン。かなり醤油に頼った味だが、まぁ、まずくはない。麺は中位の太さの縮れ麺で、そこそこのコシとそこそこのスープの絡み。なんとか合格点。チャーシューはかなりショウガの効いた固めタイプだが、意外にもなかなか美味しい。店にはどこにも店名が書いてないのだが、唯一店の端にある鏡に「小林さんへ」の文字があるので、きっとこの名前だろう。秋葉原の駅から昭和通り沿いに上野方面に歩くと一つめの交差点のところにある。ラーメン一杯400円だから、味について期待するのはそもそも間違いだが、同じ秋葉原の「いすず」よりはマシだと思う。見た目指数1、アレ系指数3。

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コパン

東京

千駄ヶ谷

0/CCC

2002.5.22

麺は細めの縮れ麺。コシもイマイチ、スープの絡みもイマイチ。スープは鶏ガラベースのしょうゆ味。どうといって特徴がないスープで、別 にまずいわけじゃないけど美味しくもない。チャーシューはスープとの相性は悪くないと思うけど、これも特筆すべきものでもない。ま、特徴がある分、隣のホープ軒の方がいっかな、って感じ。


小法師

喜多方

千代田区神田神保町1-2

03-3259-1860

神保町 無休

2/BCB

96.9.20

坂内の姉妹店。麺は喜多方風のそれでコシもそこそこあるがところどころだまになっていて丁寧な作りを感じさせない雑なもの。Cでもいいところだが、坂内に免じてB。スープは坂内に比べてかなり薄く、チャーシューやねぎの味に負けてしまう。あれではお湯と同じ。小法師だからなのか、あの店だからなのか判らないがとてもうまいとはいえない代物。チャーシューはきちんとした味付けがしてあって、好感が持てる。ただし、スープとのバランスが悪く、ラーメンの中から浮き上がってしまっているのが残念なところ。全体的に見て、調理が荒い分坂内より劣る、といった印象である。


こましょう

東京西部

祖師ヶ谷大蔵

6/ABB

2001.12.25

麺はかなり細め。九州系と比較しても細めの麺だが、コシは良好。スープの絡みも良 好。かん水臭さもなく、好印象。スープは豚骨寄り、トリガラブレンドの醤油味。無 化調か、ごく少量に化調を抑えた感じで、魚のダシを効かせた東京西部系。スープ単 品としては非常に美味しいが、麺を食べさせるにはちょっと押しの弱いもの。チャー シューからでた脂がさらにスープをまったりさせてしまい、角がほとんど感じられな いのが残念。チャーシューは質の良い肉を使っていて、スープとのバランスもきちん と取れている。これはこれで十分にハイレベルだしスープともマッチしているが、厚 切り過ぎてスープの温度を下げてしまうことと、脂が溶け出してスープの味を変質さ せてしまうのが残念。


こむらさきラーメン博物館店

熊本

横浜市港北区新横浜2-14-21

045-471-0937

新横浜 火曜

5/BBA

94.8.5(最終更新:98.2.22)

トンコツスープで、この他にとりがら、キャベツ、にんにく等からダシをとっている。塩味、揚げにんにく(カピタン)で風味をつけた熊本ラーメンの元祖。麺はやや細めのストレート麺。コシはあるのだがまとめて食べるとねちょっとした食感なのがいまいち。熊本系の麺は加水率の低さが特徴だが、ここはあまりそれを感じさせない。チャーシューには特製のものもあり、こちらにすると値段が300円高くなるが、味は確かにこちらのほうが全然良い。ただ、脂が非常に多く、スープの味が濁るので、「是非とも美味しいチャーシューを食べたい」という人以外には薦められない。ちなみにデフォルトだとC。本店は熊本、上林にあり、ここはラ博が運営するフランチャイズ。ちなみに鹿児島にあるこむらさきとは全く別の店である。

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こもり

北海道

新宿区四谷1-20

03-3341-5305

四谷

10/AAA

97.12.18

トンコツだし醤油味のかなりこってりした旭川系。味はやや濃い目だが、魚系(店によると鰺らしい)のダシがなかなか美味しい。ニンニクも業務用を使っていないみたいだし、同じ旭川ラーメン加藤系の山頭火よりも美味しいと思う。後味に魚の頭からと思われる苦みが感じられるが、アクセント程度で嫌味とまではいかない。麺はやや細めの加水率を抑えたもの。低加水率麺独特の粉っぽさがあり、しかもすぐに柔らかくなるのが弱点。麺固めでの注文は必須ながら、その限りですばやく食べるのであればコシも楽しめるし、スープの絡みも悪くない。Aはやや甘い気もしないではないが、ちょっとおまけ。チャーシューは厚手のとろけるタイプで、やや塩分が強めだがスープとのバランスは良い。全体としてとことどころに欠点はあるのだが、レベルは高い。一番悪いのは器。小さく、さらに麺があまりほぐれない状態で沢山入っているので非常に食べ辛い。チャーシューもスープにつけてとろけさせた方が格段に旨いのに、なかなかスープにつけられない。何らかのポリシーがあってのことだろうが、改良が望まれる。塩、味噌は未食。まぁ、旭川ラーメンといえば醤油だから、いっか。


五六九

東京

新橋

1/CBC

2001.4.13

麺は細めでやや平たい縮れ麺。細い上にやや湯で過ぎの感じでかなり心もとない。スープの絡みも今一つ。スープはとんこつ寄り、鶏ガラブレンドの醤油味。方向性は決して悪くないのだが、とんこつ系の油でかなり味がぼけている上に鶏、魚の味が十分に出ておらず、油っぽいだけで味の感じられないスープになってしまっているのが残念。BかCか迷うところだが今日のところはB評価。チャーシューもかなり薄口の味付けで、スープとのバランスを考えれば決して間違いではないと思うのだが、肉そのものの質があまり良くないため、あらが目立ってしまう。意気込みが感じられないこともないのだが、それが空回りしている感じ。


近藤家

横浜

横浜市都筑区北山田1-1-39

045-591-9121

仲町台 月曜

9/AAB

95.10.2

港北ニュータウンの北のはずれにある。近くには横濱家があるがきっと仲は悪いのだろう。店にはでっかく「六角家の姉妹店」とかいてあるが、知名度はともかく味はこっちの方が上だろう。麺はふと麺で他の家系と同様においしい。スープはトンコツダシ醤油味だが、豚肉からもダシをとっている様子である。麺とスープのバランスが絶妙で、家系の中でも屈指の出来である。チャーシューは堅めの脂少な目タイプであるがもう一つ頑張れば全体としてもすばらしいものとなると思う。家系の2大弱点、「チャーシュー」「にんにく」がここでも足を引っ張ってはいるが、総合的には非常に高く評価できる。


昆布森

東京トンコツ

朝霞

0/CCC

2004.4.2

麺は中位の太さの縮れ麺。やや茹ですぎの感があり、かなりものたりない。スープはトンコツベースのしょうゆ味で、背脂が浮いている東京トンコツ。チャーシューから出た脂の甘味が強く、もともとのスープの良さが分らない。もしかしたらもともと良くないのかもしれない。チャーシューはかなり脂が多く、肉の質も、味付けも、イマイチ。


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