徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2010年1月4日(月)    幻月のパンドオラ終了
 仮面ライダーW16話。新兵器のファングメモリはまさかの掟破り。フィリップが変身して翔太郎が倒れるという逆転現象。最初はメモリの恐竜のような姿に不安を誘われましたが、いざ使う段になるとダブルドライバーとの一体感もいい感じです。思わずおもちゃが欲しくなりましたよ。
 反面、戦闘シーンは今ひとつ。ファング自体には問題ないんですけど、幹部の方がびびり過ぎてしまってどうも。婿殿が活躍することはいいのですけれど、なんだかとってつけたような進歩が今後の不安を誘います。サブタイトルもなんだかねぇ。
 この放送後に劇場版を見に行きました。作り手が狙ったようにタイミングはバッチリでしたね。内容の方はかなりアレでとても眠くなりましたけど。「ディケイド」の方が特に。昭和ライダーの置き去りっぷりには目を剥く思いでした。眠気は醒めなかったけど。
 
 「幻月のパンドオラ」。2人目は鬼切真姫。
 うーん。なんというか印象に残りません。予想した通り、2周目はとても短くなりました。ゲーム対決もやはり6戦目を残すのみで。共通シナリオがまんま変わらずに(選択肢は変わりますけど)恋する相手が変わるというのはなんというかプレイヤー的に盛り上がらないものがあります。特にキャラ描写がしっかりした作品ほど違和感が出やすいのではないでしょうか。
 加えておにぎりさんは3人のヒロインの中で最も個性が弱く、おとなしいキャラなので露骨にパワーダウンしたように見えてしまいます。しかも、権藤さんがなぜ気付かないのか、というツッコミが全体に横行していて。この中途半端すぎる護衛っぷりはどうなのよ、と。
 最終的に恋仲になる前と後で主に良くない意味でイメージが変わらないのが厳しかったです。なまじおとなしいキャラだけにもうちょっと意外なところとか主人公だけが知る何かが必要だったように思います。
 最後は妹キャラの相坂詩乃鈴。
 2周目以降の欠点ってやつは当然そのまんまですが、それを除けばそんなに悪くないです。まぁ、クセが強いキャラであることは確かなので相性はあるでしょうけど。それと、Q−Xの妹キャラということで「こころナビ」の今関凛子と比べたりしないのが肝要です。やはり、非常にインパクトの強い良キャラなので。というか、実妹OKなのがこの場合はマイナスに働いているような気がしてならないですよ。「こころナビ」はアウトであったがゆえに苦心してあのシナリオが生まれただけに障害のないこちらは却って見劣りしてしまうという難しさ。枷があった方がいいものが生まれるのかもしれませんね。
 全体的な問題はやはり、主軸となる物語の弱さでしょうか。細部は違えど、どのヒロインもあらすじレベルのシナリオは同じですからそれが全てを引っ張るくらい魅力的でないと困る訳でして。本作はそれが十分とは言い難いと。
 「幻月のパンドオラ」もこれで終了。ゲーム感想は近日中に。

 2010年1月6日(水)    STARDUST SQUADRON〜星空に一番近い場所〜2話
 昨日どうにか「幻月のパンドオラ」のゲーム感想をアップしました。率直に言うとそれなりに出来はいいのにあまり記憶に残りそうにない作品でしたね。どうもQ−Xのゲームは濃さが足りないというか、あっさりテイストのゲームが多いように感じます。あるいは今関凛子@「こころナビ」のキャラを考えるに紙一重なのかもしれませんけど。
 
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト1話。なんだか全体的に不吉な影があちらこちらに感じられます。戦争は言うまでもなく、女だけしかいない部隊や翼の生えた悪魔、それに昔の伝承。ヒロインたちがどうなることやら心配の種は尽きそうにありません。出来そのものは悪くなさそうなので期待したいです。
 
 君に届け13話。思うに12話のラストの引きというのは本来あまり適した場所ではないんですよね。なぜなら先週の段階で答えは出ているし、仮に出ていなくともサブタイトル表示までの刹那の間に結果が出てしまう。風早がくるみになびくはずはないとわかっていてもはっきり見えるまではドキドキするのが受け手というものだしね。
 それにしても、原作とは違ってボイスと音楽があるせいか、爽子よりもくるみに感情移入して見てしまいます。もうあまりにも気の毒で、特にピンのエピソードは見ていられないほどでした。プライドがあるからこそ、あの場を離れられなかった。必ず風早は戻ってくると信じていたから。それは間違いではなかったんですけどね〜。あそこで用事を済まして帰ってしまうことができれば、後から風早が自分から会いに来ただろうにねぇ。まぁ、それでどうなるってものでもないとはいえ、今よりはましだった。
 おまけに企みが露見してやのちんに公開裁判にかけられる。原作ではそうでもなかったんですけど、アニメではホント可哀相に見えて仕方ないですよ。くるみに比べたらラストの爽子の試練なんて軽いものです。
 
 「STARDUST SQUADRON〜星空に一番近い場所〜」2話。
 相変わらず短いです。もうずっとこんな感じなんでしょうかね。
 この2話でようやくキャラが出揃ってスタートを切れましたが、物語の方はまだまだこれから。現在では海のものとも山のものとも判別つきません。というか、これ順調に続けば「白金のソレイユ」みたいに製品になるんでしょうかね。もしそうなら大幅にテコ入れが必要です。システムもBGMも立ちCGもボイスも足りないところが多すぎです。今時ツクール系などのソフトでももう少しましなアドベンチャーが作れますよ。
 事実上の新登場キャラである遊星の王女さまが良い感じ。謎のスパイ(?)キャラも引けをとりません。イベントCG、立ちCGともに良い出来で、テキストと合わさって相乗効果で大きな魅力を生みだしています。それだけにボイスがないのが残念でなりません。それがあるだけでもだいぶイメージは良くなるんだけどなぁ。ま、今さら無理でしょうけど。

 2010年1月11日(月)    Dies Irae〜Acta est Fabura〜1周目終了
 1周目は櫻井蛍ルート。
 ようやくですよ。2007年12月から待たされること2年以上。ようやく本作のお気に入りヒロインのルートに入ることができました。や、もう途中では無理なんじゃないかと思ったこともありました。某作なんて最初は調子良さそうだったのに今や音沙汰なしですからね。
 そして、普通に良い出来で一安心。半ばわかっていたことではありますが櫻井蛍というヒロインは実に魅力的でした。思い込みが激しく勢いがついたら一直線。聡明そうに見えて実は頭が悪い。だから、致命的なところに気付かないし、気付いたところで自分では止まれない。総論としていつでも自分を否定し、殺してくれる相手を探している。なんとも人間臭くて可愛らしいヒロインですよ。これほど素で粘着ぶりを見せるキャラはエロゲーでは貴重でありましょう。しかも、愛しいベアトリスの参戦によって自分の出番が結果的に減ってしまうという不遇っぷり。正直、幸薄い度では全然、玲愛先輩に勝っていますよ。
 スタートからしばらくは「Dies Irae Also sprach Zarathustra-die Wiederkunft-」と同じ。8章くらいから本格的にシナリオが変化していきます。なのでパッチでプレイすると事実上の既読文が既読扱いにならないので意外と進めるのが大変です。未読スキップしてしまうとどこが違うのかわからないですから。2007年版とかがインストールされていないとプレイできないのにねぇ。
 序盤の矛盾点とかは相変わらず残ったままですね。このあたりはもう開き直ったんじゃないでしょうか。選択肢は微妙に変化が出ているようで、かつてあったものがなくなっていたり。例えば序盤の学園で蛍とルサルカのどちらを探すかという選択肢がなくなっています。まぁ、とは言っても完全版をプレイすればまた違う可能性があるでしょうね。システム的に困ったのは選択肢でセーブできなくなったこと。クイックセーブはできるんですけどねぇ。
 シナリオはルートによる変化をしっかりと打ち出せていますが、設定上どう頑張ってもシュピーネ戦までは変えようがないのであくまでもそれ以降の変化。しかも、以降であっても幾つかは変えようがないポイントがあるので完全に予想もしない展開というのはちょっと難しいです。しかし、このあたりさえ気にしなければ限られた範囲の中ではありますが幅のある展開が楽しめます。ライターの創意工夫を感じられるかと。バトルの盛り上がりも上々で、けして本作の直後に「真剣で私に恋しなさい!」をプレイしてはいけないと断言できます。曲との同期も素晴らしく燃えゲーのひとつの手本といっていいでしょう。

 2010年1月13日(水)    Dies Irae〜Acta est Fabura〜2周目終了
 仮面ライダーW17話。えーと、前回の婿殿のとってつけたような進歩は死亡フラグだったですか。翔太郎のいかにもなナレーションといい、風都への熱い思いを語る婿殿といい、悪役がルール違反と憤るところといい、サブタイトルといい、次回予告といい、これで婿殿は永遠に退場ですか。よくNHKのドラマなどでは俳優のスケジュールの折り合いがつかない時に、特定期間だけ出張とか理由をつけて出なくなることがありますが、今回のも似たようなイメージを感じさせます。ただ、Wでは帰ってきそうにないですけど。
 フィリップがいないと新しいメモリが作れないのはこの先の展開に関わってくる伏線なのかしら。
 
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト2話。残る3人のキャラ紹介的なエピソード。と言ってもツインテール娘以外は触りくらいですけど。まぁ、あまりにオーソドックス過ぎるデザインにちょっと驚いてました。こういう時はおとなしめの外見がちょっと不利かなぁ、と感じてしまいます。ありがちとか表現されてしまいそうでね。
 オープニング初披露。なんだか少女たちが妙に色っぽく見えるのは仕様なんでしょうか。
 
 君に届け14話。SDシーンが多いせいか、かつてないほど作画がゆるゆるだったように思います。良くも悪くも。まぁ、リアルカットでなければそれほど気になる人もいないでしょう。
 本人がいないところでさえ、くるみに止めを刺すピンが凶悪すぎます。もうホント、くるみの気の毒っぷりは涙を誘うレベルに到達していますよ。あまりにも憐れ。
 10巻を購入。以前に番組の悪辣コーナー「キミトド」でかまされたネタバレ時の内容を読む。これあとどのくらい続くんですかねぇ。人によってはこの巻でもういいや、となるかもしれないですね。個人的にはこの後にも期待しています。よもやありがちな愛憎ドロドロな展開にはこの作品の場合、ならないだろうし。その上でいかに続けるかが興味のポイント。当然、面白く読めて、ですけど。
 アニメ化によって名前の付いたキャラがいるってエピソードがちょっと面白かったです。この作品ってモブキャラのモブっぷりが半端ないからなぁ。
 
 「Dies Irae〜Acta est Fabura〜」。2周目は綾瀬香純ルート。
 ってあれ? 香純エンドがある? 私の勘違いでしょうか。「Dies Irae〜Acta est Fabura〜」って蛍ルートと先輩ルートのみだったんじゃなかったでしたっけ? というか、パッチが修正ファイルと同じで累計になっているんですかね。この分だとどうやらマリィルートも入っていそうです。つまり、これがあるなら「Dies Irae Also sprach Zarathustra-die Wiederkunft-」はいらないということになるような。少なくともパッチ環境では。
 相変わらずバカスミさんは苦手で苦手でしょうがない。私に見えないだけで実は君はメガネをかけているのではないですか? とか妄想するほど。その反動かエリーが魅力的に見えてどうにも困ってしまいます。このへんは2007年版も今もまるで変わらないなぁ。いや、エリーの出番が増えた分だけより強く感じるようになっています。バカスミさんは作品そのものに対しても空気読めていない感じだよなぁ。率直に言って浮いてますよ。

 2010年1月16日(土)    Dies Irae〜Acta est Fabura〜終了
 3周目はマリィルート。
 やはり、ありました。そして、どうやらマリィルートをクリアしなければ玲愛ルートへはいけないようです。8〜9割くらいは真面目に読んだと思いますけど、ほとんど内容は変わっていないと思います。さすがに準共通シナリオの構成は忘れてしまっているのでわかりませんけど。
 やはり、良い出来です。一本しっかりと決まっている感じで、このルートがライターの最も書きたかったものなのだな、と伝わってきます。ただ、当時も思いましたけどラストはちょっと物足りない。屋上のやりとりが幻と大差ないあたり、ね。そういや蛍ルートを終えていることでより理解が高まり、より面白く感じられるようになったのは良い点です。特にザミエルのセリフの数々はちょっと印象が変わるくらいでした。
 ラストは氷室玲愛ルート。
 言うなれば裏ルートとでも呼ぶべき内容。「Fate/stay night」でいうなら間宮桜シナリオのようなもの。
 他ルートをプレイしていると各所で、これ玲愛ルートないと酷いでしょ、とかあまりにキャラが気の毒すぎない? しかも焦点が当たらなすぎだよ、という感慨を持たされるのですが、実際にできあがったものをプレイすると渋面になるというか、閉口してしまうというか、とにかく感情の置き場に困らされます。ええと、ここまでしないと玲愛ルートは存在できないのですか? と率直にlightに質問状を送りたくなるほどです。なにか、無理矢理ルートを作ったからこんな目に遭っているんだよ、わかってる? とでもいうようなライターの声が聞こえてくるような展開。飽きさせないためにルート間に差があることはいいことですが、なんだか玲愛先輩だけ不憫すぎるような気がします。しかも、過酷な展開を幾度となくヒロイン本人のせいにされるのはこのシナリオだけなあたり、より厳しく感じます。生い立ちを考えれば最も可哀相な人なのになぁ。旧版から「Dies Irae Also sprach Zarathustra-die Wiederkunft-」までは助からないのがデフォルトだし。まぁ、終わりよければ……、というオチだっただけまだ良かったと思います。
 シナリオ自体は他と比べてちょっと長かったかなぁ、と。聖槍十三騎士団の人間時代のエピソードがてんこもりなため、仮に同じ分量でもより長く感じそうです。展開も少しそれを助長しているような構成だったりします。
 あとはちょっと説教が多すぎるかなぁ、と。説教臭くともそれが妥当なシナリオであれば一向に構わないんですけど、本作のは繰り返す上にちょっと強引なんですよねぇ。例えるなら大魔王を打倒せんとする勇者にそれを思い悩むようになるまでひたすらに説教するような、そんな無理矢理なくどさがあります。プレイヤーにちぃとも響かないというのも痛いです。
 全体としては非常に高いレベルの作品だったと思いますが、一気にやらない方がいいかもしれませんね。どうしても飽きやすい宿命みたいなものを内包していますから。のんびり1〜2ヶ月くらいかけてプレイするのがいいのかも。シナリオ1本ごとに間に何か挟むとか。
 色々と諸条件が難しいゲームなのでゲーム感想は書きません。私はパッチ版なのでお金を出したのが2007年版だけということもあって色々とズレがあると思いますので。

 2010年1月18日(月)    愛佳でいくの!!ファイナルドラゴンクロニクル開始
 仮面ライダーW18話。あああ、やはりお亡くなりになってしまいました。個人的には子供に笑われるようなお間抜けキャラとして期待していたので志半ばの退場は残念です。そして、今度は嫌がらせのように風都の風が嫌いな新キャラが登場。どうでもいいですが、今まであまりにもわざとらしく伏線かましていたカブトムシメモリは仮面ライダーカブトのアレらに見えてしょうがないです。仕方ないとはいえ動きがまんま同じだからなぁ。
 なんかシナリオの方はまたしても、という感じでした。いわゆる犯人の正体は、というパターンがいつも同じなんですよねぇ。クレジットを見るまでもなく露骨に担当がわかってしまうというのは芸がなさすぎかと。というか、脚本家が細かな展開まで決めているんですかね。見事なまでに三条陸氏が担当しないエピソードばっかりこのパターンなんですが。いい加減なんとかして欲しいな、と。
 奥さんはエピソードによって態度が違い過ぎるなぁ。これもまた脚本家によるクセが出ているのかしら。ここ数週で霧彦さんを認めていたのか、見切りをつけていたのかよくわかりませんよ。
 
 「愛佳でいくの!! ファイナルドラゴンクロニクル」。現在B4Fまで。
 シンプルゆえになかなか面白いです。エロゲーという括りではまず間違いなく3Dなのが残念ではありますけど。やはり、ダンジョンオンリーだと旅する楽しさがありません。特に本作のようにお馴染みのキャラを操る場合にはそうした効果はけして無視できないものがあると思うだけに。
 お気に入りのヒロインを強化していくのはごくごく普通に楽しいです。正直、戦闘時の演出とかもうちょっと欲しいところではあるんですけどね。ボイスも少ないので物足りないです。繰り返すようですがせっかく「ToHeart2」のキャラを使っているのですから。
 改めて思いますけど、キャラはいいものがあります。まぁ、それだけに横の繋がりの薄さも再認してしまうんですけど。レミィや志保、それに綾香のようなキャラがいればねぇ。面識なくても気にしないんですけど。ただでさえ、パーティー構成が自由なものだから新メンバーと再会した時に主人公とマンツーマンの会話しか発生しないという寂しさ。仮にあってもひと声だけとかそんなん。主人公にボイスなんてなくていいからもっと会話に気をつかって欲しかったデスヨ。
 今のところ、慢性金欠病に侵されていて困ってます。装備品を鑑定しないといけないシステムなんですけど、その鑑定料がなかなか溜まりません。いい時であっても半分くらい鑑定して資金が尽きる→装備を整えていらないものを売る→残りを鑑定する、という流れなので不必要に時間がかかっています。鑑定料以外に何も使っていないのにこの状態ですからねぇ。モンスター図鑑なんて到底、買う余裕はありませんよ。未だに0ゴールドの敵がたくさんいるし。宿代とかが必要だったら泣いていたかもしれません。
 長くプレイする作品だけにコンフィグや操作性の弱さも気になります。初期バージョンではゲームパッドに対応していないとか、どんな怠慢かと思いました。対応後も詳細はRead meなどに書かれていないですし。少なくとも私のパッドでは完全には対応しておらず(右クリックがうまく反応しない)マウスと併用しています。
 フルスクリーンにするとAlt+F4とかでないと戻れないとか、プレイ開始後はタイトル画面にも同様であるとか、修正ファイルでバックログには対応したけど、当然のようにボイスのリピート再生はないとか、明らかに所詮はファンディスクのゲームだから、という姿勢が仕様から透けて見えます。あんまりユーザーを無料デバッガーにしないで欲しいです。

 2010年1月22日(金)    STARDUST SQUADRON〜星空に一番近い場所〜3話
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト3話。今回のエピソードを消化するための伏線が全て今回の序盤に用意されているという粗雑な作り。軽い内容ならそれもいいですけど、全部これからに尾を引きそうなものっていうのはどうなんでしょうか。少なくともどのエピソードからでも見られる作りを意識しているようには見えないし。
 梨旺の動揺っぷりなんていくらトラウマがあるにしても激しすぎるし、これまで似たようなことは一度もなかったのかと疑問に感じます。ついでに言うならそんな人間が他人の体調に鈍感というのも解せません。
 要するに今回の肝は2人の師匠が同じってことでいいんでしょうか。あと戦車に見えたアレが実はオーディオってことで。
 さて来週は「刀語」と被りますがどうしましょう。
 
 君に届け15話。そして、風とともに女は去りぬ……。ああ、こちらは死なずに済みましたがある意味、爆死も同然。というか、以前も似たようなことを書きましたけど、音楽とボイス、それに単純な出来の良さも加わってくるみ編というよりはくるみ主役編になっていたように思います。積年の思いを口にしてしまったシーンなんて、あまりにも構図が見事すぎて結末を知っているにも係わらず告白成功かと一瞬、思ってしまいましたよ。原作よりも際立って当て馬度が下がってますね。実際、このへんで人気投票とかやったら爽子は負けるのではなかろうか。ちょうどお団子頭が多くて不利そうな感じだし。
 
 「STARDUST SQUADRON〜星空に一番近い場所〜」3話。
 ようやく面白くなってきました。キャラクターが揃って世界観にも馴染んできた頃ということで、このあたりで駄目ならずっと駄目な公算が高かったんで一安心。foca氏らしさもそれなりに出てきたと思います。厳しい現実を書きながらも和むところは変わらない、とか。後はヒロイン2名がまともに絡むようになってそれが面白さの向上に繋がっていると思います。1話1話が短いだけにキャラの魅力と掛け合いは非常に重要です。
 CGもこなれてきたのかだいぶ雰囲気が出てきました。たかみち氏らしさも感じられるようになったと思います。フミナの設定と原画がしっかりとマッチしていてよろしい感じ。うん、素晴らしいムードメーカーですな。前回の引きが嘘のよう。効果的な差分が出るようになったのも喜ばしいポイント。次回以降も楽しみになってきました。

 2010年1月23日(土)    id[イド]−Rebirth Session−体験版
 TGバージョンをプレイ。2章途中まで? ボイスを全て聞いて4時間ほど。
 まだまだようやく閉鎖空間にキャラクターが揃ったところまで、くらいですがシナリオの基本はしっかりしていて十分に引き込まれるだけのものがあります。エロゲーだからということでオタク系のネタに走ることもなく、ちゃんと空気を読んだテキストです。ミステリー系のネタはプレイした範囲ではそれほど多くありませんでした。
 物語を彩るキャラクターの魅力も及第点を軽く上回っています。あまりエロゲーらしくデザインしている訳でもないのが好印象です。一癖も二癖もあって萌えキャラと呼べそうなヒロインはほとんどいません。ただ、サブキャラの方はまだまだ描写が不足しているので判別できず。このへんは各々が抱える秘密にも絡んでくるので難しそうです。
 貧乏探偵のところへ依頼と秘密を持った可愛い依頼人がやってくる→押しかけ助手に転身、という開幕はなんとも王道で思わず微笑ましくなります。主人公もそれなりに重い過去を隠しているようで軽い言動に不安を感じる時もありますが、物語を通して成長に期待したくなるだけのものはありそう。見た目はあまりに怪しいですけど。
 視点変更は多用されていて、体験版の範囲だけでも主人公以外に5人ほど用意されていました。恐らくヒロインには全員ありそうですし、サブキャラも多くがありそうです。視点変更の際には該当者の立ちCGのシルエットが表示される演出があるので紛らわしいということは少なそうです。ただし、ライターがトリックを用いようとすればその限りではないでしょうけど。ついで言うなら時系列も順番にとは限らず結構、行ったり来たりするようです。
 足回りはデビュー作としては良さそうですが、気になる点も。スキップは高速で問題ありませんが、バックログがミステリーものとしてはちょっと物足りないかもしれません。体験版の範囲くらいは余裕で戻りたいところですが。ワイドモニターでフルスクリーンにした時など左右両端の黒いエリアでクリックが効かなくなるのは少々困りものです。
 CGは多少は賛否があるかもしれません。ヒロイン陣は際立ち、サブキャラは一目でわかるという従来の基本がこと本作のようなミステリー系の作品においては微妙な効果を生んでいます。これで犯人に相当する人物がヒロインの誰かだったりしたらサブキャラのみなさんはあまりに立つ瀬がないような。
 イベントCGは通常のものならば立ちCGとも違和感なく良さそうですが、こうした作品では物語が大きく動くようなシーンのCGこそが大事なだけによくわかりません。というか、体験版の範囲ではイベントCGはそれほど多くないんですよね。
 音楽は聞いた範囲では悪くなさそう。ただし、緊迫感のあるBGMがもう一歩、迫力不足かも。それと場面にそぐわない選曲が一部にあったように感じました。
 ボイスは体験版だからなのか一部がパートボイスでした。仮面のキャラはデフォルトで音声なしなのでしょうか。それと視点の主となったキャラのボイスは発声されないようです。主人公は他人視点でもやはりボイスはないようです。
 まとめとしてはデビュー作としては期待に値する出来ではないでしょうか。終わった後にすぐに続きがプレイしたくなりましたので。今から1週間後が楽しみです。

 2010年1月24日(日)    愛佳でいくの!!ファイナルドラゴンクロニクル継続中
 仮面ライダーW19話。なんというか気合いが入っているなぁ、というのが第一印象です。濃いメンツの中に霧彦さんの後釜として入るせいか、キャラ作りに実に細かいものを感じます。翔太郎たちと意見が対立するのは当然としても、変身前からCG演出込みの剣を持っているあたり周到ささえ感じるほど。同時にそれはおもちゃにも繋がっていて、キャラデザの方法論からしてこれまでの平成ライダーとは違いそうです。
 個人的には新ライダーはあまり好みではないですけど、子供には受けそうだな、と感じます。あまりにストレートな各種デザインが子供には良さそうです。もちろん、大人にだってシンプルさは燃えるための格好の燃料です。メモリ名がアクセルなのも上手いと感じます。Wとは差別化を計りつつも基本的なルールみたいなものは変わらぬままなあたり。ただ、照井さん自身は舵取りを間違えると矢車さん化しそうな香りがしていて危なそう。
 一方でドラマがちょっと濃厚すぎるかな、とも。子供にはちょっと詰め込みすぎかな、と思いながらも三条陸氏らしいな、と。気がつけばAパートが長すぎると感じてからさらにドラマが盛り上がったこともあって、CMが入っていないことをすっかり忘れてしまい、実際にCMが入った時はもう今回はこれで終わりかと一瞬、思い込んでモニターから視線を切ったほどでした。実際その後はすげぇ短かったですね。Cパートかと思うほどでした。
 
 「愛佳でいくの!! ファイナルドラゴンクロニクル」。ようやくB9F終盤まで。
 るーこに瞬殺されて軽くへこみ中。なまじB8Fでは久しぶりに脱落者なくボスを倒せたせいか調子に乗っておりました。そこまでの道中では犠牲者が出てばっかりだったのに。均等にレベルを上げているせいかどうもいつも苦戦してばかりのイメージがありますね。本来ならそんな面倒くさいことはしないんですけど、本作は何と言っても各ヒロインのクラスチェンジ姿が売りのひとつですからね。上げない訳にもいかないと。まぁ、その割には最初の機会に転職してしまったんですけど(本作はレベルは継続するので30まで上げてしまえば一気に2段階転職可能。1段階目では2職種、2段階目では総数3職種ある。詰まるところ、装備可能品が変わるのと取得可能なスキルが増えるだけ)。
 各フロアにひとつあるチュートリアル会話が面白いです。役に立つ説明をしつつ笑わせてくれるあたり楽しみのひとつになっています。ただ、それだけにボイスがないのが残念。繰り返すようですが主人公にボイスなんて誰も望んでいないのだから2匹のケモノにこそ用意して欲しかった。未だに違和感ありまくりですよ。キャラ的にも。
 数少ないご褒美CGにも少なくはない不満が。各ヒロインによってご褒美度に差があり過ぎ。基本的にみんな戦闘で敗北してダメージを受けた姿という設定なのに無傷にしか見えない方が数名。中でも個人的なお気に入りである久寿川ささらは紛れもなく無傷。それでもエロいところはさすがですけど、ガッカリ度も果てしなかったです。Hシーンは諦めているんだからせめてそれくらいはねぇ。あと時間切れなのか背景がない方々が数人いるのも気になるところです。露骨にCGとしての差を感じてしまうしなぁ。
 
 テックジャイアン3月号。
 「プリズムリズム」Lump of Sugar:萌木原ふみたけ氏以外を原画家に据えての新作。それにしてもたにはらなつき氏はどこにでも現れるという印象があります。気のせいですかね? 原画は段々と上手くなってきている……、のかなぁ。
 ヒーリングADVというあたりが発売時期の精神状態によって購入の是非を分けそう。5月28日発売予定とスクープ記事にしては随分と早いですね。
 
 「Angel Ring〜エンジェルリング〜」MOONSTONE:(個人的感覚では)ういんどみるに続いてここも新作が先行。「マジスキ〜Marginal Skip〜」のファンディスクは製作しないんですかね。売り上げはそんなに悪くなさそうだったように思ったんですけど。まぁ、出るとしても私は買いませんが。ファンディスクに最も重要な気に入ったキャラがほぼいないという状態だったので。こちらも今回は原画家を変更。イメージがまるで変わらないのは意味があるのかどうか。
 ところで、この作品の設定って劣化「神のみぞ知るセカイ」って感じがするのは私だけでしょうか。愛天使2名のキャラが被り気味であるとか、主人公の設定とか。ハードルが低そうなところだけ似通っているような気が。
 シナリオは呉氏と尾之上咲太氏と完全分担製の模様。その時点でかなりアレな気がします。「Clear」の評判がナニで以降はやる気を失っているのでしょうか。どうも惰性でシナリオを書いているように見えてなりません。6月発売予定とこちらも早め。
 
 「ヒメと魔神と恋するたましぃ」オレンジペコ:新ブランド。個人的に企画内容はどうでもいいのですがシナリオが宮村優氏というところが……。ちょっと前にどこだかのデビュー作品を書いていた気がしましたがまた新ブランドですか。その時の評判もさんざんでしたが今回はさて。「木漏れ日の並木道」が最高到達地点だったんですかねぇ。春発売予定。
 
 「秋空に舞うコンフェティ」etude:Q−Xなみに開発スパンが長いetudeの新作はなんともご都合主義の香り漂うアドベンチャー。
 >ある日、一冊のノートを拾った主人公・隼人。それは演劇部員である安藤沙夜の持ち物だったが、届けに行った彼はそのまま強引に入部させられるハメに。しかも、演劇部は学園祭の舞台を成功させないと廃部になるという危機的状況にも関わらず、彼は主役を押しつけられてしまう。さらにその後、隼人は道で行き倒れている記憶喪失の少女・奏衣を助け、成り行きで同居することになり……。
 エロ重視とかシナリオ二の次のゲームなら一向に構わないでしょうがそれ以外でこれはどうよ、っていう導入部。重厚なCGと合致しなさそうなんですけど。
 シナリオの若瀬諒氏は「ナツユメナギサ」などに参加していた方のようです。ところで、植田リョウ氏は微妙に名前を変えたんですね。立ちCGはこれで本決まりなのか知りませんけどどうもクセが強すぎるような気も。イベントCGとも微妙に齟齬が出ているような。年内発売予定。
 
 「ねこ☆こい!〜猫神様とネコミミのたたり〜」Whirlpool:原点回帰のようなタイトルでメイン原画家交代。まぁ、前作でもすでに折半というか、キャラの担当数自体は水鏡まみず氏の方が多かったんですけど。てんまそ氏は次々回作ということなんでしょうか。シナリオはいつも通り尾之上咲太氏。この人も手を広げ過ぎじゃないかなぁ。作品によって差が出るので期待しづらいですよ。こちらも早い4月30日発売予定。
 
 「どすこい!女雪相撲〜胸がドキドキ初場所体験〜」ライアーソフト:こんなタイトルはライアーしかありえません。内容も各所にヤバさが封入されています。マイの四股名は酷すぎるな。ライターは岩清水新一氏と聞くとああ、なるほど、と納得してしまいます。企画はそろそろニッチ過ぎるような気がしないでもないです、と言うのもライアーには今さらすぎるか。出来の方は丁か半か、面白いかつまらないかの二択しかないと思います。ただ、氏が関わっている作品は例外なくと言っていいほどバグゲー揃いなのでちょいと心配。3月発売予定。

 2010年1月29日(金)    id[イド]−Rebirth Session−開始
 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト4話。「刀語」と被るために珍しく深夜放送を生で視聴。起きていても大概は録画したものを翌日以降に見るもので。
 ノエルのキャラ紹介的な内容、と言ってしまえば身も蓋もないですが本当にそんな感じ。ラストで笑ったところを初めて見た、というセリフがありましたが、個人的にはそも出番がほとんどなかったという印象なのでなにやらそれ以前という感じでありました。
 軍隊ネタが出てきましたが相変わらず戦争のイメージ映像さえ出ないのでどうにもイメージが湧きません。キャラクターたちも軍服に着られている感がとても強いですし。唯一の兵器っぽかった戦車は前回でオーディオ扱いでしたから。
 抽象的な助言ひとつでいきなりうまくなる主人公になんだかぐんにょり。ここまであっさり変わるともうエンディングは差し替えた方がいいのではないか、という気がしてきます。
 
 刀語1話。原作未読。西尾維新も未読。オープニングを見て唖然としておりました。この絵でアクションするの? と。何か悪い冗談としか思えず、次回登場と思しき忍のシルエットが出た時などタレオ@「BADだね ヨシオくん!」を彷彿としていたほどでした。まぁ、この点に関しては終わった後でもあまり印象は変わっていません。最終奥義を使う場面ではいささか別物っぽい作画になってましたし。基本は静止画でこそ映える絵なのだと思います。クオリティ自体は映画でも十分に通用するレベルですから。
 一方で内容は著者初の時代劇というのも頷ける内容。いろいろな意味で「現代」というものがミックスされているのを強く感じます。まぁ、とっつきやすさのためにわざとそうしているのでしょうけど、これを時代劇とは認めない人もいそうです。世界観自体が時代劇風ファンタジーなんで一向に構わないと思いますけど。
 シリアスに決めるところで微妙に抜いてくるところがセリフ回しの持ち味なのかな、と。小説というよりは漫画の方がよく使われる手法という気がします。
 話の方は相手がかませ犬も同然のせいか、どうにもタイトルになっている12本の刀の凄味が伝わってきませんでした。「風魔の小次郎」ほどとは言いませんけど、近いくらいの存在感が必要ではないかなぁ、と。
 1ヶ月に1回の1時間スペシャル放送ということで録り逃しが心配ですけど、それ以外は実に楽しみな企画が始まったと思います。
 
 君に届け16話。小さなおじさんたちによる総集編。取りあえず、本作は総集編に不向きということがよくわかりました。短くまとめてしまうと良いところを(特に過程を)見事なまでにスポイルしてしまうと。
 このタイミングでやるというのはどういうことなんでしょう。2クールでは終わらないのでしょうか。それとも2クールだからこそ入れたのか。まぁ、どちらにせよ、このエピソードを保存しておく必要性を私は感じません。DVDやBDで2話ないし3話のうちの1話がこれだとかなり腹が立ちそうです。メディア単位で見ていると特に。
 
 「id[イド]−Rebirth Session−」。体験版の範囲まで。
 本日のお買い物は予定通り「星空のメモリア〜Eternal Heart〜」、「輝光翼戦記 天空のユミナFD」、「ゆにばる!PARANOMAL GIRLS STRIKE!!」、「月染の鎖枷」、それに表題作の計5本。しめて3万5千円の買い物となりましたが、昨日テレビでスイーツ男子の方が高級チョコに5万円投下しているのを見たせいか、それほど散財したとは感じられませんでした(すごくどうでもいい)。
 閑話休題。
 先週の体験版プレイが引き金となって「id[イド]−Rebirth Session−」から始めることに。「愛佳でいくの!!ファイナルドラゴンクロニクル」? 当然のように無期延期です。というか、レベルアップと鑑定→装備の作業に飽きました。2つが重なりやすいことがまた作品に対する執着度をどんどんと下げてくれます。
 すでに触れたように体験版の範囲まで終えていますが、TGバージョンとは異なるところも出てきています。例えば喫茶店で盗聴器を仕掛けるシーンではミニCGが表示されたり、白紙であった人物詳細が書かれていたり、聞き覚えのない曲が流れたり、とか。まぁ、基本線は変わらないと言っていいと思います。
 その中でもちょっと気になっていたボイス関連はやっぱりパートボイスなのか、よくわからないところも。猫探しのおばさんのボイスもないし、こちらは予想通りですが店の主人のセリフもありません。
 相変わらず視点の主はボイスなしなんですが、それ以外にもぽつんとボイスがないところがあってどうにも戸惑います。佐伯義男視点の久世裕也のボイスがなかったり。その前や後ろの人物のボイスはきちんとあるのでミスのようにも感じるのですがこんなの気付かないのもなんだかねぇ。バックログで確認してもボイスは再生されないというか、ボイスありの表示になりません。
 こういうのがここだけならいいんですけど、以降の展開でシリアスなシーンでいきなりなかったりすると倒れそうなので是非とも杞憂に終わって欲しいところ。
 
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