徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2010年6月2日(水)    あまつみそらに!2〜3回目終了
 閃光のナイトレイド9話。当然ですが予言者は本人でした。ということで、いきなり連れ出して事情だけ説明されて謝られて逃げられる話。なんというか、ここまで地味さを徹底されるともはや感服するほかありません。別離という盛り上げやすい要素を用いてさえコレですから。お兄さんも引き続き出ているんですけどねぇ。ラストだけでも盛り上がるといいんですけど。
 
 「あまつみそらに!」。2人目は葉月美景。
 良い感じです。お祭りの準備と実際の様子、それに怪関連の描写は意気込みも意味もあまり感じられず面白味はないんですけど、主人公とヒロインである深景先輩の様子が上手に書けているので問題ありません。この客観的に見ればもちろん、主観的に見ても向こうは自分のことを好きなのでは、と互いに思えるような描写は実に秀逸です。それでいて主人公もヒロインも直球が投げられないものだからひたすら変化球を投げて様子を見るばかり。当然、精度は低く稀にストライクゾーンにいっても相手は捉えることができない。プレイヤーにとってはこのもどかしさがとても良い案配です。深景先輩の魅力も十二分に出せていると思います。ひとつのセリフで4回以上ヒロインの表情が変わるなんて珍しくもありません。なんとも賑やかで迂闊にクリックできません。
 一方で気になったのはHシーン。2回目のHで早々にお尻を誘って吠え続ける深景先輩の姿はエロいを通り越してちょっとアレな感じでした。中の人効果ってやつでしょうか。後でこの事実を妹や神様ヒロイン神奈に言わないよう口止めするあたりがまたすごいです。しませんて。
 その姿があまりにもあまりなんでもしや寝取られでもあるのでは!? と余計な心配をしてしまいました。まぁ、あったらすごいダメージがありそうです。代わりに触手攻めなんてものがありましたが……。Hシーン扱いな内容でなかったのが救いです。
 Hシーンと言えば1回目、2回目とテキストとCGに食い違いがあるのが残念でした。セリフが絡んでいないので収録後でも修正できそうなだけにもったいないです。
 個人的な不満は銀王様があまり意味がなかったことかなー。Hシーンが無理なのはわかりますけど、もうちょっと工夫くらいはして欲しかったですね。せめて衣装を有効活用するとか。
 3人目は清澄芹夏。
 ライターが違うのか雰囲気がこれまでの2シナリオと異なります。これまでの2つももしかしたらそれぞれ別ライターだったのかもしれませんが読んだ感じはそれを感じさせません。一方でこの芹夏シナリオは主人公からして違います。
 なぜかいきなりテニス部のコーチに収まります。これまでは趣味らしい趣味や目的のない状態での能動的な動きはなかっただけに違和感が隠せません。そも未経験で就任前から有能と思われているあたり解せません。ちっとも運動しないのにテニスが強いというあたりも。もちろん、そうした書きようである理由は理解できます。そうでないとテニス部である芹夏が主人公に恋してくれないからです。
 シナリオは延々とテニス部事情が語られていくだけなので深景シナリオ以上に退屈感は否めません。公式戦のシーンもないのでひたすら待つ身が描かれるだけですしねぇ。最後の山場もとてもあっさりなだけに物足りなさが残ります。
 キャラも共通シナリオが共通シナリオだけに感情移入に難しさがあります。基本お邪魔キャラみたいなヒロインだからなぁ。恋仲になるとそれが良いという向きがなきにしもあらずですが、それでもちょっと厳しいものがあると思います。
 全体的に尺が短いように感じられました。Hシーンもそれは同じでこれまでの他2人と比べると1回1回があっさり終わってしまうようでした。

 2010年6月4日(金)    あまつみそらに!4回目終了
 4人目は神様ヒロインこと一ツ橋神奈。
 またライターが違うのか雰囲気がぐんと変わりました。キャラクター表現に明らかな変化があって正直、戸惑うほどです。実は2シナリオ目を終えた時は3シナリオ目をお気に入りの最後の一人である観崎美唯にしようと思っていました。しかし、まさかの事態を危惧して苦手ヒロインを先に終えてしまおうと考え直して今の順番になっています。3シナリオ目の芹夏シナリオを終えた時にはちょっと引っ掛かるものはあるけれど、杞憂だったかな、と思っていたのですが……。どうやら心配事は当たったようです。
 芹夏シナリオでも主人公がコーチに就任するという一点が気になりましたけど、その中身は他のシナリオと同じ気のいい主人公でした。けれども、この神奈シナリオでは基本姿勢からして違います。超シスコンの主人公が妹の美唯を積極的にないがしろにするんですよ。他のシナリオでは目を疑うような光景です。祭の準備を神奈と手伝っているからという理由で祭の当日も美唯を家に置き去りにします。置き手紙すら残さずに。祭が始まって美唯がやってくれば夏帆や芹夏を呼んでいる間に即行で遁走する始末。同じ人間とは思えません。
 そもそも恋仲になったことを執拗に隠そうとするあたりからしてあまりにも違いすぎます。やはり、美唯にも隠していますし。他のシナリオではむしろ自分たちから報告するくらいなのに。しかも、発覚すれば今度は相手のところに押しかけていって、好意的に祝福してくれる人間がキレるくらいのバカップルぶりを晒す。ちょっと人間性を疑います。
 惹かれあう過程も酷いもので、後出しで出会った時から好きという、じゃあ他のシナリオはどうなんだ、と言いたくなるような安易な投げやりっぷり。恋仲になる時も美唯がアイドルの仕事で二週間、島外に出かけている間(しかも、出かけて直後)という、どこまで大事なはずの家族を排除してシナリオを進めれば気が済むのかという体たらく。
 こんな有り様なのでヒロイン描写も期待できません。共通シナリオの方がずっとましでした。ネガティブな意味でばかり人間くさい神様ヒロインというのもなぁ。エピローグになってから島のことを知らないとか言い始めるし。島神なのに。

 2010年6月6日(日)    あまつみそらに!終了
 仮面ライダーW38話。あらら。ゴスロリさんはあっさりと死亡してしまいました。前回でお父さまがミュージアムの誇る2人と言っていたので幹部級かと思ったけど、そんなことなかったのね。そういやドライバーはしていないか。
 左手でお父さまに運営改善を促し、右手で全てを失った冴子さんの手綱を握る。どうやら新キャラの男はなかなか油断ならぬキャラのようです。冴子さん、間接的とはいえその男はあなたの仇敵ですよ。
 恐らくは放送開始直後から視聴者の多くが予想したようにフィリップの正体は若菜の妹でした。まさか、若菜の態度や格好が変わったのはそれが理由ではないですよね? お父さまの言った「おまえこそがミュージアムそのもの」というセリフはどういう意味なんでしょう。
 
 「あまつみそらに!」。最後は妹の観崎美唯。
 日常的にお兄ちゃんを悩殺しようと考えている嬉しいような困ったような妹。それだけにシナリオを通して魅力は良く出ています。主人公は徐々に侵食されていくことに。
 ただ、いくら魅力があると言えども、実の妹と恋仲になることに抵抗がまるでないのは頂けません。好意を認めざるを得なくなったら即告白という方向性だものなぁ。美唯がアイドルであることを考えてもどうも行動が軽く感じられてしまいます。主人公は覚悟はあると言っていますが明らかに説得力が足りません。まぁ。帷が言う通りだと思いますよ。
 シナリオも盛り上がりが足りないどころか逆に盛り下がってしまっています。困難な事態を感じさせるようなフリだけはしっかりと書かれているんですけどねぇ。まぁ、解決がエピローグという時点で推して知るべしです。苦労らしい苦労がなくあっさり解決というのは本作にほぼ通じるポイントのように思います。まともに苦労したのは深景シナリオくらい?
 一方で美唯の心情として他のシナリオで主人公を諦める時の考えが書かれているのは評価したいところ。自身の存在を切実にとらえている姿勢が伝わってきます。ただ、答えを知ってしまえばそう深刻な事態にはならないんですけど。
 Hシーンはエロいことはエロかったんですけど、その潜在能力から考えると物足りないものがあります。交際が露見しないようにしている割には外でいたすことが多く、それにしてはエロさに欠けると。正直に言えばHシーンよりもデジカメによる撮影会の方がエロかったように思います。まぁ、ここで期待値が上がりすぎてしまったのかもしれません。
 ところで、コンサートのバックバンドの人は「かみぱに!」のあの人ですか? ルックスだけならよく似ているんですが。
 「あまつみそらに!」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

 2010年6月13日(日)    エヴォリミット開始
 しばらく前ですが「あまつみそらに!」のゲーム感想をアップしました。予想よりは良かったけれど……、という感じでしょうか。丁寧な作りは感心しますが、それがシナリオにはもう一つ向けられていないのが残念。
 
 閃光のナイトレイド10話。ものすごい勢いで葛が裏切る話。葵の方なら今までフラグらしきものがなかった訳じゃないからわかりますけど、まさか葛の方がねぇ。以前の予言者誘拐の時に見逃したことといい、想像以上に流されやすいキャラということなんでしょうか。
 
 仮面ライダーW。ワールドカップ特番でおやすみ。まだ日本戦が始まってもいないのに中止とはテレ朝おそるべし。
 
 「エヴォリミット」。ようやく個別に入ったくらい。
 ん〜、なんとも評価がしにくいです。間違いなく意欲的な作品だと思うのですけど、それが面白さに繋がっているのか現時点ではどうもわかりません。なんか未だにゲーム性のある作品であるところのチュートリアルをプレイしている感じなんですよねぇ。ずっと操作性やルールを確認しているような。けしてつまらないとは思っていないんですけど、さりとてどこまでが面白さに繋がっているかとなると……。
 キャラはしっかり立っていますし、掛け合いは十分に面白い。主人公のムッツリぶりもわかりやすくていい感じ。ただ、このオープンスケベぶりでよく宇宙飛行士に選ばれたなぁ、とは思いますが。まぁ、さすがに審査の場で全開にすることはないか。
 わかりきっていたことですが、校長先生の声はやはり、お父さんではありませんでした。propellerならもしかして、と思わないでもなかったですけれど、本業が声優ではないですからねぇ。著作権的なものもあるかもしれませんし。
 今のところバトルがあまり盛り上がっていないのが気になるところでしょうか。

 2010年6月16日(水)    エヴォリミット1回目終了
 閃光のナイトレイド11話。なんか裏切ったわりには双方の態度が温くなんともこの作品らしい。うっかり鉢合わせしてもそれが変わらないあたりねぇ。またあっさり元鞘となりそうな。
 予言者の先代がお兄さんと、というのはなんとも世間が狭く感じられるエピソードです。葛の役割がお兄さんの野望を目を輝かせて聞く係というあたりなんだかなぁ。
 
 「エヴォリミット」。1人目はリーティア・フォン・エアハルト。
 実のところ、最初は雫狙いで進めたせいか、見事にバッドエンド。気楽に進めていたためにセーブデータも碌に残しておらず、やり直しとなったため時間がかかりました。それと終盤のルート分岐でそれほど長くないとはいえ、シナリオが2本になっていましたからね。エンディングが全く変わらないことを考えるとどこまで意味があるのか疑問です。正反対に近い選択肢を用意したわりにはねぇ。
 シナリオはなんだかあっけない感じです。けしてつまらなくはないし、むしろきっちり楽しんでいるんですけど高望みすぎるのかなぁ。設定と展開のわりにバトルの回数が多くなく、その中身も熱さ不足のように見えます。というより、純粋に戦闘に要するテキスト量が少ないような。これが熱さの足りない最大の要因ではないかなぁ。
 恐らく真エンドのようなものがあって、それが雫シナリオではないかと思うのですが、そのせいかどうにも色々な真相があっさり気味です。謎がスルーとまでは言わないものの、待望の真実だったりするのに明かされた時はサラッと流され気味なのでどうも拍子抜けな感じです。カラミティ・モンキーズのみんなとかすごい平和そうだし。ツナミが再会した以外に特に何もないあたり驚きました。エンディングやエピローグの尺が短いあたりが全てを示していると言えますが……。
 リーティアのキャラは設定とテキストの実践が固い上に声優が北都南さんであるために当たり前のように魅力的なヒロインに仕上がっています。やはり、可愛い妹をやらせてこの方の右に出る人はなかなかいないな、と実感します。さすがはなのはさんですよ。個人的には属性がないこともあってぜひ成長した姿も見たかったのですが(その方が声優的にもさらに映えるし)残念です。シナリオ的にも意味があると思うんだけどなぁ。いじりがいのある妹キャラはよいですなー。
 不満はやはりアクアさんルートがないことですか。半ば攻略しているだけに悔しさもひとしおです。一色ヒカルさんは本当にサブだと光り方が半端ない。メインでも十分すぎるほど存在感ある演技をする方ですけど、サブの時はその悲哀を演技に上乗せしている感じなんですよねぇ。なぜだか個人的な遭遇率はサブの方が高いです。

 2010年6月20日(日)    エヴォリミット2回目終了
 仮面ライダーW39話。ああ、所長のネガティブキャンペーンは留まるところを知らない。という感じで嫌いではない私でも今回の内容はちとツライ。若菜のことに対して前回とあまりに態度がぶれ過ぎなあたりもどうかと思ってしまいます。三条陸氏の脚本時でもこれではもう所長は駄目かも知れんなぁ。間接的にフィリップを諭す、という意味ではいいのかもしれませんけど。相変わらず、呆れているとたまにいいこと言うし。
 冴子さんの逆襲プラン第1弾はメモリを手に入れること。その手段が清掃員のおばちゃんに化けて潜入すること、ってとても泣けてきます。その実際の描写には別の意味で泣けてきますけど。まー、でもまさかナスカのメモリをここでもってくるとは思いませんでした。レベル3になっているということを示しやすいからですかね。ただ、ドライバーはもうないので影響が心配です。
 Aパートでドーパントの正体が即バレという展開がなんとも新鮮。ビーストの時とかなかった訳じゃないですけど。
 
 「エヴォリミット」。2人目は市長の鷹星カズナ。
 リーティアシナリオを基準に考えるとだいぶ良くなりました。終えた後ではなぜ、リーティアシナリオはあれほどあっさり終わっているのかと疑問に思ったり。むしろ、リーティアシナリオの方がクリア順制御がかかっていて後で読んだ方がいいような感じです。それなら色々なところが軽い説明で済まされていてもわかりますし。
 カズナシナリオはバトルの回数が増えたことで必然的に盛り上がりやすくなっています。熱さも格段に上がっているのではないでしょうか。それでも、過去作に比べると全体的にあっさり目であることに代わりはないと思います。主人公がファントムキラーに勝利したらなんかもう他の戦いも終わってしまったみたいな流れでしたからね。せっかくお膳立てが出来ていたのにもったいない感じ。
 ツナミとの再会もリーティアシナリオに比べると(プロット上はあんまり変わらないのに)かなり良くなっていたと思います。イベントCGも状況に相応しくなっていたかと。リーティアシナリオではなんで? って感じの絵でしたから。
 ヒロインの魅力も十分に出ていたかと思います。まぁ、恋をしてはいけない少女が恋に至る過程は説得力がありませんでしたけど(なにせ、恋は落ちるものだから仕方ないという考え方)、それ以外は恋仲になってもセクハラorストレートな発言に翻弄される様子がなんとも可愛らしかったです。なんというかヒロイン勢の中では主人公とくっつくことが最も自然に見えますよ。目覚めの時に側にいたのもカズナさんだし。
 Hシーンもなかなかにエロくて良かったんですけれど、イベントCGというか主人公の顔がねぇ。まぁ、ああいう顔になるくらいカズナさんがエロいというのと主人公のムッツリぶりを表しているのはわかるんですけど、ちょっと効果的すぎではないかと。Hシーンなのにヒロインよりも主人公の顔の方が気になって仕方ないというのもねぇ。
 ところで、ここまでシナリオ間に差があることを考えるともしかしたらアクアさんルートとか分岐からでもあったりするのかしら。実のところ、タイトル画面とかからないものと思い込んでいたんですが。

 2010年6月22日(火)    エヴォリミット終了
 閃光のナイトレイド12話。ええと、こうしてネタが割れてみると桜井機関という名前はどうなのか、という気がしないでもありません。なんか考えるのが面倒くさかったのだろうか、というような。
 一応はクライマックスなんですが、盛り上がりの方はもう一つ。ただ見ている人間には時間の経過がわかりにくいのがもったいないところです。停電で画面が暗くなるのがなんともこの作品らしいように感じました。
 
 「エヴォリミット」。3人目は一条雫。
 クリア順制御のかかったシナリオということで完結編のような内容、なんですけどそのわりにはどうもすっきりしません。他のシナリオであっさり解決できたことがこのシナリオでは出来ない、ということも関係していると思います。加えてラストがもう色々なことがどうでもよくなってしまうような方向性で。これに比べたら「あやかしびと」のラストなんて十分に空気を読んでいる範囲内でしょう。バトルものなのにどうして戦っているんだろう、なんて境地に達してしまってはいかんということですね。自らの存在意義を否定しているようなものですから。
 やはり、階段を上ることで安易に進化できる、それも肉体が死んでからでも可、としてしまったのがいけなかったと思います。ぶっちゃけドラゴンボールも裸足で逃げ出すほどの能力のインフレ具合ですから。修行がいらないって時点でなぁ。他作品でもあったように肉体が進化しても精神が進化していないという指摘もクリアできてはいないですからねぇ。リーティアシナリオでは選択肢でそれがうまく出ていたと思うんですけど、あれより高みに達した雫シナリオの方がまんま変わらないというのも変な話です。
 エンドも幾つかあるんですけど、どうもピンと来ない感じです。なんか超越してしまっていて好き嫌いの発生する以前のような気がします。
 雫というヒロインは背中を預けられるヒロインということで、他シナリオではあくまで戦友、裸を見たところで欲情しませんよ? という扱いだったのでいかにして恋に落ちるかを注目していました。ところが、ちょっと残念なことに共通シナリオ内で差分テキストを用いることで変化を起こすという手法でありました。半ば前提を変えてしまったんですね、「意識しない」というソレを。
 基本的なシナリオはこれで終わったんですけど、もうちょっと残してまして。やはり、リーティアシナリオには差分とも呼べる展開がありました。残念なことにアクアさんシナリオではなかったんですけど、3人エンドという次点の内容なのでまぁ、良かったです。特にエンディングは素晴らしいものがあったと思います。本作はバッドエンドを除いてエンディングを迎えると次のエンディングを迎えるまではそれがタイトルに表示されるという仕様なのですが、私の場合はもうこのカットで固定です。演出も専用ですし。あまりにも素晴らしいカットなので壁紙にしたいくらいデスヨ。
 本編が終わったので引き続いて特典DVDをプレイ。ピクチャードラマは面白かったですけど、まぁそれなりぐらいでネタバレを避けているためか弾け具合がもう一歩な感じでした。CGが脚本をフォローしきれていないのも不完全燃焼気味です。

 2010年6月27日(日)    Angel Ring〜エンジェルリング〜1〜2回目終了
 昨日になってどうにか「エヴォリミット」の感想をアップしました。スタッフの実力は伝わってくるものの、どうにももったいない1本だったように思います。それと地球のことが鬼スルーなのはさすがにどうかと。
 
 仮面ライダーW40話。ううむ。前編からは考えにくいほどの巻き返しぶり。笑えて見せ場もあってと理想的な構成です。ちょっとこれは予想できませんでした。まぁ、強いて言えばゲストキャラのオチがさみしいくらいでしょうか。本音を言えるようになったらそれで終わりというのはちょっと。その本音がそれだけ?という内容だけに。ただ、自らの意思でメモリを手放したのは印象的でした。
 冴子さんに挑発されていよいよ若菜もエクストリーム化。強敵らしくなったのはいいんですけど、動かすためにほとんどCGが必要というのはちょっと残念。リベンジを誓う冴子さんは果たして。お父さまの動きも気になります。
 しかし、今回の一番はスナフキン(本当は案山子)竜くんかなぁ。決めゼリフは完全にギャグになりトライアルの使い方すらギャグっぽい。よもやオチまでもっていくとは。さすがです。
 
 今週のお買い物は予定通りに「天の光は恋の星」と表題作の2本。前者は明らかに時間がかかりそうなので先に後者から片づけることにしました。修正ファイルも予想できますし(ってもう出てる)。まぁ、体験版をプレイした段階ではもし、アクティベーションであったなら間違いなく買わなかったでしょうね。本作はそのくらいの期待度であります。
 
 「Angel Ring〜エンジェルリング〜」。1人目は周防美鶴。
 名前が名前だけにカタカナで表示されると正直、醒めます。うん、すごい違いですよ。意識しなくていいことをさせられます。
 本作はマニュアルにヒロインのシナリオの担当ライターが明記されています。全て1人ならともかく複数ライターの場合は珍しいですね。美鶴シナリオは尾之上咲太氏が担当。
 シナリオはまぁ、なんというかすごく普通。お嬢様ヒロインというイメージを裏切らない物語です。逆に言えば目新しさはないのですが。
 ただ、主人公が変ですね。随所でツッコミどころのある行動をとってくれます。エロゲオタと言いながらもその実、ホントにただ趣味がエロゲーなだけなんですよねぇ。他のことが趣味であってもシナリオ的に問題ない。趣味の話題になると軽く我を忘れて語ってしまうだけなので。
 仮にカーマニアやミリオタでもなんら支障はありません。よって特段インドアが好きでもないし、社交性も十分にある。動物愛護の精神までバッチリです。本人の自覚によるとあまりないそうなんですけど、捨て犬を躊躇わず拾って飼い主を探したりします。もちろん、見つかるまでは責任を持って世話する町内でも評判の少年レベル。しかも、これが美鶴さんが惚れてしまう運命的イベントなんですよ。ちょっと多方向で都合が良すぎませんか、と。ここまで来るとむしろ、エロゲオタであることの方が不自然に見えてきます。
 そもそもオープニングで愛天使に出会っただけでエロゲーが手につかなくなっているくらいなのであまりたいした要素ではないんですよね。三次元と二次元で葛藤したりとかもありませんし。
 2人目は幼なじみの藤井澄佳。担当は呉氏。
 このシナリオ、なんだかヘンテコです。愛天使であるルキアが壮絶な勘違い−澄佳が恋人を作らないのはエロゲオタである主人公が心配だからでそれが消えるまでは恋愛するつもりはない−をして主人公はそれを信じてしまいます。しかも、それをぼかして聞くものだから澄佳は告白だと勘違いし、主人公は澄佳のための愛天使になろうとか考えてしまう(あるいは脱エロゲオタできないか)。
 そんなタイミングで主人公は旧友から澄佳へラブレターを渡すことを依頼されてしまう。後ろ向きな主人公はこれを承諾し、これでいいのだと考えます。で、なんやかんやで手紙を澄佳に渡してしまうのですが……。
 これって主人公の致命的なミスなのでは、と思ったのですがシナリオはおかしな方向へ進み始めます。どうしてだか1年半前に投函した手紙の話にシフト。なぜ、このタイミングで、それも目前の修羅場ネタをスルーして展開するのか、訳がわかりません。妹まで唐突に乱入してきますし。
 で、結局ここまでの展開が1年半前の手紙で色々とうやむやになってしまいあっさりとカップルに。途中で面倒になったのだろうか、というような壮絶な方向転換っぷりです。
 これを書いたのが呉氏であるとはちょっと信じられません。残念な仕上がりです。
 キャラはやっぱりテンプレート感の漂う標準的な幼なじみ。愛天使にそそのかされてエロゲーを理解しようとするくだりは可愛いものがありますけど。しかし、主人公が最初に薦めるのが「観音」というあたりなぁ。下手したら偏見を助長しかねないような。あのタイヤキ窃盗犯は。
 Hシーンは予想よりもさらにエロくない感じです。特に澄佳は半脱ぎもよろしくなくせっかくの衣装デザインがほとんど無駄になっています。なにせ各パーツを完全に着ているか、完全に脱いでいるかが基本なんですから。

 2010年6月28日(月)    Angel Ring〜エンジェルリング〜3〜4回目終了
 3人目はライバル愛天使のルキア・ルミナス・スイレン。担当は尾之上咲太氏。
 本作はオープニングが終わるとマップ移動方式になるのですが、このルキアと次の梓は通常ではマップ移動画面に顔を出しません。選択肢を選ぶとようやく出現、となるのは半ばサブヒロインであるからと思われます。これまでの2人に比べて驚くほどシナリオが短いです。そもそもマップ移動によるイベントが極端に少ないですからね。加えて個別に入ってからも短いとあっては総量は推して知るべし、というところ。感覚では恐らく半分もありません。実際、イベントCG枚数も半分あるかないかというくらいですし。
 シナリオは短いせいもあってあまり見るべきところはありません。愛天使学校の成績は良いけれど実際の活動となるとうまくいかないというところから始まるわかりやすい話。エピローグで愛天使のわりとどうでもいい設定が明かされて軽く驚かされました。
 4人目は志木梓。担当は尾之上咲太氏。
 こちらもシナリオは短い、ということで期待していなかったのですが、どうしてどうしてなかなか楽しませてくれました。
 男友達に近い感覚で付き合える気の置けないクラスメイトということもあって、会話がすこぶる楽しいです。エロゲオタを差別しないというか、趣味の合わない相手にも好奇心でもってついてくるので、嫌味がなく驚くほどノリのいい会話のコンボが発生します。他シナリオからは想像できないほど笑えました。
 主人公の萌えポイントや好きな属性を(無理矢理に)白状させて「キモオタだ!」と笑いながら突っ込んでみたり。主人公もそんなやりとりがどこまでも楽しそうです。ちなみにこのセリフ、ほとんど決めセリフと化しています。もちろん、声優の宮沢ゆあなさんの好演も忘れてはいけません。通りのいい清涼感のあるボイスが梓にピッタリです。
 最初は主人公に限らず異性を意識しない梓が少しずつ変わっていく様子は基本ながら良いものがあります。秋葉腹(本作内においてはこういう漢字)に挑む姿も設定の意味があって良かったのではないかと。ほとんど主人公の羞恥プレイになっていますけど。
 ちょっと残念なのはエンディングですかね。結局、彼女がオタになりました、というのは澄佳シナリオにもあった要素だし、梓の場合は対岸の人間がその人なりに一緒にいてくれるのが良かっただけにもったいない気がしました。同じオタなら付き合ってくれるのも当然ですからね。共通の趣味ってことだし。

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