徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2003年6月1日(日)    気がつけば6月
 ガンダムSEED34話。えーと、説明してくれないとわからないことが多すぎです。オペレーション・スピットブレイクの発動に関しても色々と。そもそも作戦が不自然に知られていることが妙。作戦案が丸々漏れているのでなければあの変更にあそこまで虚を衝かれることはないでしょう。っていうか開始時刻まで知られているような感じなのはなぜ?
 ザフトの人間でないラクスがなぜほいほいと軍事機密(でしょう、恐らく)のフリーダムをキラに渡せるのでしょうか。存在を知っていることさえ不思議なことだと思うのですが。
 
 仮面ライダーファイズ19話。ファイズと勇治くんの戦闘はいいんですけど、そのあとに全く繋がらないのが困りもの。偶然たまたま見かけた時だけファイズと戦うつもりなんですか? それじゃ本来の意味が果たせないような。
 結局、今回のエピソードはどこまでも中途半端の印象が拭えません。啓太郎活躍編を作りたかったのかも知れませんが、この緊張感のなさを覚悟してまでやる価値があったのでしょうか。全体の流れが途切れてしまうのもいいことだとは思えません。
 
 マロンの「おねえちゃん3乗」の発売日が7月25日に。待ちました。発表からもうどれくらい経ったのでしょうか。第一報から何の音沙汰もなく日々は過ぎ、発表されるのは小説やCDドラマばかり。それが悪いとは言いませんが、やっぱりゲームを作ってこそですよ。しかし、それはそれとして7月25日という日付はなんとなく有望なタイトルが集中しそうな予感。

 2003年6月4日(水)    復讐の女神−Nemesis−終了
 本日はお詫びから。6月1日付けの日記でリメインの「静寂は闇の調べ」の修整ファイルが65Mと書きましたが、こちらの勘違いでした。申し訳ありません(問題の個所は削除済み。他に意味のある文章でもないので)。
 にしても我ながら情けないのは自分の未熟な思い込み。実はあのニュースってのはよそのニュースサイトで見て取り上げたものなんですが、こういった時、いつも確認してから書いています。今回も例外ではなかったんですが、意識はサイズのことよりも修整内容不明(この時点ではまだ不明でした)のことに向かっていて確認しそびれてました。反省。
 
 「復讐の女神−Nemesis−」。断続的に続けていたものがようやく終わりました。このプレイスタイルに関してはっきりしていることがひとつだけ。それは細かい事実(伏線や証拠)を忘れてしまうから止めた方がいいということ。主人公がプレイヤーに予測できない閃きを見せると微妙についていけないことも。
 全体的に強烈な「何か」が足りない気がしないでもないですけど、なかなか楽しめたゲームでした。声優さんの演技込みでエロ要素は充分な内容。シナリオも引き込まれるものがありました。推測でしかないですけど、企画内容をかなり高いレベルで実現できたタイトルなんじゃないですかね。
 しかし、不満がない訳でもありません。それはメインヒロインの一人(?)南優月の扱い。まず単純に通常、HシーンともイベントCGが少ない。シナリオもそれに準じた内容でとても朝野真理と双璧のヒロインとは呼べません。メーカー的にはそんなつもりはないのかも知れませんが、パッケージやアイキャッチを見る限り、そうとられても仕方ないのではないかと。
 それと、あの展開はどうなのか。結末まで含めると大した意味があるとも思えませんし、なにより全ての登場人物に秘密や特殊性を持たせるのはどうかと。確かに意表はつかれましたけどそれも当然なんですよ。だって何度も優月のモノローグはあったのに、そこに全く裏を思わせる思考がなかったんですから。ああいった本性を秘めているなら何もなしというのは変でしょう。モノローグで嘘をつかれたらそりゃ気付きませんて。
 あとはシナリオの整合性ですか。物語の最終的な辻褄合わせに「背後にいる組織が……」、というのではちと興醒めな感じなんで。それを許可にするとなんでもありだからなぁ。
 なんか予告しない方がいいような気もしますけど、ゲーム感想は近日中に。
 
 Mercuriusの「Aquas」のデモが公開。こういうのを見るとああ、ちゃんと作って発売も迫ってるんだなぁ、と思いたくなるところですが、これが大間違い。デモの制作者はたまソフトだったりします。仲がいいんですかね?
 しかし、知らなかったんですけど、このゲームって原作者がいたんですねぇ。それも荒川工氏だっていうんだから驚きです。本当は氏がシナリオ担当だったんでしょうか?
 
 カラフルピュアガール7月号。
 またもやってくれました。10ヶ月ぶりのTYPE−MOON特集。こんなことができるのはこの雑誌だけですなー。以前も書きましたけど、やっぱり雑誌の表紙を特定の絵描きさんで固定してしまうのはマイナス要素の方が大きいような気がします。まぁ、今年のEログみたいに毎月ちゃん様であれば別かもしれませんけど、あれは明らかに例外だろうしなぁ。
 ああ、でもよく考えたらTYPE−MOONはもう同人ではない訳だから中身に限れば、こうした特集は今後はよその雑誌でもされていくんですねぇ。楽しみは表紙だけですか。
 で、肝心の中身ですが今回はイマイチといったところ。何が理由かは知りませんが、用意したページを埋めるのに微妙に困っている印象が。つーか、「Fate/stay night」の記事があまりにも少ないんですけど。文章、カット共に。ある程度は10ヶ月前にも載った内容ですし。
 そうはいっても見るべきところがなかった訳ではありません。公開されていた背景カット、メチャクチャ綺麗です。イベントCGの方も光源がかなり気合はいってます。見栄えの良さも相当なものに。これ以上ないほど商業化の意味(の一端)を見せつけられた気がします。秋が楽しみです。
 
 しばらく前から続いていたminoriの新作「はるのあしおと」応援ページに今月は大異変が。今までは興味ないんで無視していたんですが(さり気に酷い発言)、これは見逃せません。だって篠房六郎氏が描きおろしているんですよ? しかも捏造あらすじまで披露してます。正直言って、本物よりこっちの方が面白いような気がするんですけど、これは無理もないことデスカ。また面白マンガ描いてくれないかなぁ。埼玉連合マンガみたいなヤツ。

 2003年6月6日(金)    てのひらを、たいようにAB開始
 実に発売から1週間経ってから始めました。サントラだけはすでにかなりの回数を聞き込んでいるんですけどねぇ。
 取りあえずは順番通りにAFTER編を終了。ちょっといい話というか、そんなエピローグ的な内容。この作品らしいショートストーリーなんですが、正直に言えばこれぐらいの内容は本編に搭載して欲しい気がします。ささやかな幸せってのは他のゲーム以上に大事なことだと思うのですが。おまけで描くほど軽いことではないような。
 シナリオは「てのひらを、」編のAFTERにあたるので冬雀氏が担当。掛け合いの楽しさは本編で折り紙付き。今作も変わりない冴えを見せています。中でも穂との会話は最高。実に自然に笑わせてくれます。難点は相変わらずの誤字。くどいようですが、「うなづく」ではなく「うなずく」です。文章でご飯を食べているんだからこのくらいは指摘されずとも直して欲しいところ。
 CG的には難しいライン。彩色は悪くないんですけど、微妙におーじ氏の絵が変わってきているような。特に美花と蓮見の両名がそんな感じを受けました。枚数も少ないだけに残念。
 システム的にもなんだか重くなってます。シーンが変わる時に一呼吸遅いというか、待たされます。本編ではそんなことなかっただけに気になります。
 AFTER編を一度でもクリアするとEXTRA1が追加。ある意味でこれが「AB」の一番の目的なのかも。でもなー、ユーザーが真に求めているものはこれじゃないと思うんですけど。まだ可能性がない訳じゃないですけど、望み薄かなー。EXTRA2はBEFORE編をクリアしたら追加されるものだろうし。まぁ、最後まで希望を捨てないでおきますか。
 
 ジェリーフィッシュの「LOVERS〜恋に落ちたら…〜」の発売日が7月11日に。誰も信じていなかったと評判の発売日は当然のように延期されました。まぁ、何年もソフトを出さなくとも潰れないメーカーの言葉なんて信用に値しないんですけど。次もどうですかね。

 2003年6月8日(日)    Angel Crown体験版
 ガンダムSEED35話。あのいかつい兵装はホーミングなんですか。エンドレスワルツを思わせるうさんくさい人道主義はどうにも白けてきます。全ての攻撃にてかげんコマンド使用デスカ?
 さすがにラクスはそのまんまとはならなかったようで。少しだけホッとしました。まぁ、それが鬱展開に繋がらないことを祈ります。
 
 仮面ライダーファイズ20話。最近お見限りのスマートレディは今頃何をしているのでしょうか。好きなキャラだけに出番がないのは悲しいです。
 今週気になったのは勇治くんの目の前で北条さん(違)がファイズに変身したこと。いえ、それ自体は何の問題もないんですけど、それは詰まるところファイズに襲われている巧がオルフェノクなんじゃないかと勇治くんが思い込むんじゃないでしょうか。以前も悩んでいる時に「話せるようなことじゃない」とか聞いてますし。
 
 「Angel Crown」体験版。我ながら何をやっているんでしょうか。ゲームが溜まっているのに体験版をプレイするなんて。まして購入予定にないタイトルですから。まぁ、ぶっちゃけた話、個人的によく見に行くページでエロいと書かれていたからからなんですが。
 結論から言うとお手軽ゲーなんじゃないですかね。設定といいキャラといい深いこだわりは感じませんし。この設定で目くじらを立てるユーザーもいないでしょうから。それにしても木になる病気はねぇだろとはプレイヤー全員が思うことでしょう。おまけに治療方法がHで担当看護婦が4人なんてどこの国ですか。しかも4人全員が処女ってのはどうよ。一体どれほどの博愛精神があったらこれが可能なのか。要するに腹を立てることはなくとも、突っ込まずにはいられないってとこでしょうか。
 プレイ期間は4日ほど。そのあいだ普通のイベントはないに等しく、ひたすらやりまくり(ゲーム内時間ではそれほどでもないですけど)。Hシーンの数は10コほど(うろ覚え)。つーても選択肢で分岐するものを全て合わせての数なんで1ルートでは6〜7くらい。感覚としては充分に多いですけど、製品版のプレイ期間がわからないんでなんとも。
 Hシーンの内容に新鮮さは特になく。想像の範疇のシチュエーションって感じで。お手軽ゲーらしくヒロインは最初から喘ぎまくり。その反応が画一的でどのヒロインも同じに見えるのが難。もう少しくらいは個性があった方が、という気もします。いくらこういうゲームでも。
 CG的にもやや個性に欠ける印象。プレイ後にイベントCGを見てもどのHシーンだったか判別できそうにない感じ。あくまで個人的には、ですが。
 体験版ってことでシステムはあんまり当てにならないんですが、特に目立った欠点はないかと。ただスキップを多用しそうなゲームなんで選択肢の後もスキップを継続してくれるといいのですが。
 まとめとしては絵が気に入ってお手軽ゲーが好きならって感じでしょうか。
 
 Groomingの「天巫女姫」の発売日が7月18日に。発売1ヶ月前の1週間延期ってのはどういう意味があるんでしょうかね。この時点でどうしても延ばさざるを得ないなにかというのがあったりするんでしょうか。もっと間際になってからなら(わかりたくないけど)わかるんですけど。個人的にはもう1週間延期するのは勘弁してくださいと。や、本当にそれだけはなんとか避けてください。

 2003年6月9日(月)    Little Little Election体験版
 本日も体験版です。もう割り切って体験版漬けの日々を送ることにしました(そんな大げさな)。明日以降も続くと思われます。未だ悩んでいる6月発売ソフトは一通り手を出そうかと思っているんで。ああ、こういう時だけはISDNの身の上が恨めしいデス。他の時はあんまり気にしないんですけどねー。ま、それはともかく、そんな訳なんで「復讐の女神−Nemesis−」のゲーム感想はもう少しお待ちを。待っている人がいるのか疑問ですが。
 
 体験版は本編の半分である1週間ほど。ただし、イベントの方は薄くなっているようです。理由はわかりますが、本編を買うかどうかの指針という意味では微妙な仕様ですな。どの程度上積みされるかわからない訳ですから。
 ゲームの流れはプロローグを終えたところの選択肢でどの陣営につくのか決定。これがまた些細な内容の選択肢で、流されやすい主人公の性格を物語っているかのよう。
 2回ほどしかプレイしていないのでわかりませんが、3人の候補者のうち、2人のルートしかないようです。
 陣営が決定すると本格的にゲーム開始。8種類のコマンドを1日に2回、人数分だけ選ぶことになります。それによって選挙資金を得たり、支持率をアップさせたり、支援団体を引き寄せたりしていきます。キャラクターによって得手不得手があるようで適材適所が重要。まぁ、完全に足手まといな方もいますが。
 ここのところの楽しさはまぁ、ほどほどと言ったところ。1周目はいいけど2周目以降はどうよ? という気がします。プレイ感覚としては「PinkPanzer」の訓練画面がメチャクチャ近いです。つーか、これは流用か? というくらいに一緒。多少はアレンジしてますけども。カットインの入り方、種類の少なさ(使い回し度)まで一緒。さすがはライアーソフトと賞賛するべきなのか迷います。
 シナリオのいつものノリの良さは健在。個人的に受け取ったところでは「ラブ・ネゴシエーター」クラスかと。マニアックなネタがそこかしこに詰まってます。一例を上げると……
 女子校から編入してきた幼なじみに対して、その実態に対する主人公のセリフ。
 「マリアさまは見てなかったろ?」
 ……と、こんな感じ。あんまり速いテンポで読み進めていくと気付かないネタもありそう。
 なんとなく気になったのは主人公のキャラ。ライアーにしては妙に弱気で流されやすいです。「行殺」の島田以上ですからねぇ。これまでと比べてちょっと違和感がありました。
 システムはこれまでのライアー的足回りに準拠。特に進歩もしていないようです。
 ボイスも変わりなくいつものメンツが揃ってます。ただ草柳順子さんが男キャラというのは嫌な予感がしてたまりませんが。やっぱ衆道シナリオなのかなぁ。少なくとも「実は女」よりも可能性は高そうだし。ちなみに体験版は一つの陣営にしか声は入っていませんでした。
 ロリ属性がない人はやっぱりライアーだからという理由で買うべきなのかなぁ。悪くはないけど、ライアー作品としては中堅クラスか。個人的にはプレイ前よりさらに微妙になって困りました。
 
 アリス会報が到着。
 CARNELIAN氏を原画に迎えた「Night Demon−夢鬼−」の完成が近づいたようで。思えばこれの発表は4月1日で誰もがエイプリルフールネタかと思ったものでした。正直、タイトルロゴはそれほど凝っているとは言い難かったし。
 なんだか主人公がお耽美系なところは気になりますが、取りあえずは注目のタイトルです。CARNELIAN氏にとって誰もが認める名作となりますように。あ、そういやボイスはないようです。少し残念。
 しっかし、こんなのを作っているってことは「A10」は進んでいないんだろうなぁ。というか、プロジェクトは生きているのかねぇ。

 2003年6月10日(火)    こころナビ体験版
 驚きました。というか当てが外れたと言うべきでしょうか。40MBということであまり大きな内容でないことはわかっていましたが、それにしてもここまで短いとは。プレイ時間は果たして10分あったかどうか。そんくらい短いです。伊達に「ちょこっとだけ」という形容をつけていないようです。
 CGはさすがに目当ての要素だけあって良い仕上がり。ただ立ちCGがメインヒロインとサブキャラとで差があって少し気になりました(原画家は同じ)。それと最近のゲームにしては背景が弱いなぁ、と。明らかに劣って見えるのはちと厳しいです。
 シナリオは1エピソードのみって感じなんで評価はできません。ただ主人公が結構な引きこもりなんで鬱方向にシナリオが進んだ時がやや心配。本人に面白味がないのでギャグ方向を期待するのは酷か。会話は完全にヒロイン頼みでしょうか。体験版の範囲内ではそれなりにバランスはとれているように思いました。
 内容はプロローグに1イベント程度。選択肢も数ヶ所出ますが、展開に違いはないようです。ボリュームはないも同然ですが、たったひとつの(厳密にはふたつ)Hシーンが個人的には琴線に触れました。お医者さんゴッコには弱いデス。しかし、主人公の順応力の高さは只事ではありませんな。緊張している程度で戸惑うことなく手を出すというのも驚きです。
 システムは体験版ということでまともなものは一切なし。購入するための試金石としてはこういうのは勘弁してもらいたいところ。せめてどんな機能を備えるのかは教えて欲しかったのですが。
 そういやこのゲームってボイスはないんですかね? 雑誌やホームページを見てもそれらしい情報がないんですが。ラウンダーというネット上の人格を持つキャラとか考えると声があった方が雰囲気的にいい気がするんですけどね。
 昨日に続き、体験版によって購入の是非を定めるという目的からは微妙な結果となりました。まぁ、短い割には印象は悪くないですが。
 
 Terra Lunarから「ロケットの夏」のサントラが通販にて発売中。個人的にたいへん嬉しいニュースです。2000円とほどほどの値段なんで明日にも申し込みするつもり。描き下ろしのジャケットがかなーりいい感じです。楽しみ。ああ、そういえば「しすたぁエンジェル」のサントラも同時発売となってます。

 2003年6月11日(水)    Orange Poket−オレンジポケット−V3体験版
 頑張りました。うちの環境で113MBという容量はかなりしんどかったです。え? なにがしんどいって? 寝ている間にパソコンが起動したまんまなのがツライんですよ。なかなか眠れないわ、なんとか眠ってもすぐに目が覚めてしまうわで。
 では早速、本題へ。
 ゲーム期間はプロローグ4日プラスに本編1日の途中までとHシーンがひとつ。それに各キャラのイベントCGを紹介してます。メイン部分が中途半端なのはここまで進まないとヒロインの顔見せが終わらないから。
 足回りは安定してます。スピードも充分に早いようですし、必要な機能もだいたい揃っているようです。あえて言えばタイトル画面を経由することなく終われればってことと、理由は後述しますがボイスの個別オンオフがあればってことと、シーンが切り換わるごとにスキップが止まらなければ文句なしってとこでしょうか。
 この仕様に個人的になかなか感心したんですが、それも道理で勘違いしてたんですよね。つまりHookが今作でデビューを果たすメーカーであると。デビュー作イコール強烈なバグというのは悲しいながらもほぼ公式と化してますからねぇ。この点において不安を払拭できたのは大きかったです。
 システムは意図通りに機能はしてます。すなわち選択肢においてクリックの早さで相手の反応が変わるというものが。しかし、これどうなんですかね。サクラ大戦なんかと違って自分でどのタイミングで答えているかわかりにくいってこともありますけど、セーブした場合どうなるんですかね? 大概のゲームだと選択肢でセーブするのが基本になる訳ですが。
 Hシーンはホントに紹介で前略〜お風呂H〜後略という感じで雰囲気を伝えることだけに終始していました。いわゆるらぶらぶHとして優秀ではないかと。
 シナリオはプロローグだけを見る限りは可もなく不可もなく。今のところ4人のシナリオライターで書いていることによる違和感は感じませんでした。展開次第では充分に面白くなりそうです。掛け合いも及第点以上は達成していると思います。
 ただ、シナリオという訳ではないんですが気になる点も。今作には珍しいことに主人公の友人キャラに許嫁がいます。それも絶滅危惧種に指定されそうな大和撫子が。ゲームでは教師(サブ)、メインヒロインに続いて3番目に登場し、このあとにヒロインその2、その3が登場するんですが、これがもうどっちがヒロインだかわかりません。その2と3を合わせても彼女に対抗できない、そんな感じです。彼女が強力なだけでなく2人の個性が弱いということもあります。上で書いたボイスの個別オンオフはまさにここが原因。全キャラ中で最も声がイマイチな方が最もかしまし系のキャラであるという。ちなみにもう1人は私の天敵であるメガネという組み合わせの悪さ。
 CGは可愛くかつエロくという感じで申し分ないんじゃないでしょうか。立ちCGの豊富さも物語を盛り上げてくれそうです。たま〜に顔が違って見えるカットがあるのはご愛嬌でしょうか。背景CGも悪くないです。
 ボイスは個人的に意外なメンバーが揃っている感じ。中でもメインヒロインが北都南さんで妹(近所の娘さん)キャラが青山ゆかりさんというところが。純愛系ゲームで北都南さんの名前を見るのはずいぶんと久しぶりな気がします。サブも含めて全体的なレベルは高いです。ただ、上で書いたように他が良いだけにイマイチに聞こえるキャラがいたりもします。
 容量を考えれば当たり前かも知れませんが、プレイした中で最も意義のあるゲームでした。「朱−Aka−」と同時発売というのはネックですが、それでもたぶん買うと思います。
 はぁ、体験版ラリーもこれでようやく終了ですわ。毎日、違うゲーム(で感想を書く)ってのもそれなりに疲れますな。

 2003年6月12日(木)    てのひらを、たいようにAB終了
 BEFORE編も終了。儚い希望に縋りつつプレイするのがこんなに苦しいとは思いませんでした。まして、このシナリオに興味が持てないとなればなおのことです。前振りがあまり長くともあれですので結論を申し上げます。真面目に情報収集をしている方ならすでにご存じでしょうが、BEFORE編を終えて追加されるEXTRA2は大多数のユーザーが望むものではありません。つまり、蓮見まりあのHシーンもハーヴェストの親子丼も夢と消えたのです。これ以上の悲しみがあるでしょうか。Clearはちっともわかっていませんよ! そりゃユーザーの声に応えるばかりが作品造りではないでしょう。でも、これは「ファンディスク」です! ファンの期待に応えることこそ第一義ではないでしょうか(泣)。
 あー、もうどうでもいいんですけど、感想も。AFTER編が冬雀氏だったことから想像できるようにBEFORE編は秋津環氏が担当。驚いたことにあんまり誤字はありません。本当に驚きです(失礼ですか?)。しかし、文章そのものや運び方がうまいとは今回も言えません。一例を挙げると……、
 「とはいえ、山の中で狩りをしながらだったとはいえ、倍以上の時間がかかるというのは、どう考えても適当なことを言ったとしか思えないようだった」
 ……こんな感じ。「とはいえ」が単純に重なることももちろんですが、「山の中を〜」の部分はこれの一文前と意味的にも重複しています。さらに文末の「ようだった」も明らかに不適切に使ってます。自分の推測に「ようだった」は必要ないでしょう。「思えない」で終わればいいはずです。もうちょい捻らないで読みやすさを重視した、素直な文章を書いてもいいのではないでしょうか。それと校正も。文末は間違いであると信じたいです。
 内容の方はSUMMER編ないし、Roots編を参照え?)。そう言い切っても特に問題ないように思います。仕方ない部分もあるんでしょうが、前世エピソードってやつはどうしてこんなにも似るんでしょうね。しかも、私の受け取った感覚では後に発表されているものほど出来がよろしくないような。
 でも、なによりの問題はこの前世エピソードが収録されているのが本編ではないこと。つまりは必要のない、想像で補完するだけで充分なエピソードだってことなんですよね。「たいように」編が真に必要なものであるなら、このエピソードは本編に包括されていなければならないはずなんですよ。その場合はどうしても必要なエピソードになりますから。AFTER編とは違う意味でファンディスクに書く内容ではないですね。
 このソフトに18禁シールが張ってある原因もひたすら虚しいばかり。必要ですか、それは。個人的には展開についていけなかったデスヨ。AFTER編で用意されている方がよっぽど自然だと思います。
 AFTER編でのシーンが切り換わるごとに発生する微妙な間はこちらではありませんでした。どういうことなんでしょ。プログラムが違うんでしょうか。
 EXTRA2は1に続いてのギャグ的エピソード。面白くない訳ではありませんでしたが、望んだものとのギャップがあまりにもありすぎて、なんかモニターの前で茫然としてました。
 これでこのタイトルも終わってしまいました。改めて思うにこれで5800円というのは高いんじゃないの? つーことですな。私は目当てがサントラだったのでダメージが少ない方だと思いますが、そうじゃない人はねぇ?
 気がつけばゲーム感想の宿題が2本になっていました。なるべく早く手を着けたいと思っております。
 
 ねこねこソフトの「朱−Aka−」の修整ファイルが早くも公開。実際には水曜くらいに公開されていたみたいですからね〜。そりゃフライング発売で既にプレイしている人もいるでしょうが……。こういうのも親切っていうんですかね?

 2003年6月13日(金)    Orange Poket−オレンジポケット−1人目終了
 予定変わることなくお休みだったので朝から買いにいってきました。ヨドバシが開店前から凄まじい行列でビビリました。その数100人を越えるんじゃないか、ってくらいでしたから。と思ったら実際は隣の家電館でした。どうりで主婦が多くて変だと思いましたわ。一体何をやってたんでしょうかね。ブツは「朱−Aka−」と「Orange Poket−オレンジポケット−」の2本。
 悩んだ末にタイトルにあるゲームから。しかし、この2本を買ってこちらからプレイする人ってほとんどいないんじゃないかなぁ。事前予想では「朱−Aka−」の方が出来が良いと考えているんですが、やっぱ体験版を数日前に遊んでいるということが心理的に大きかったようです。
 早速ですが、修整ファイルが出てます。それも6.15MBとなかなかの大きさ。まぁ、それはいいんですけど隠しコマンドってなんですか?
 で、1人目はメインヒロイン綾瀬ナズナ。
 プレイ時間は思ったより長かったです。ボイスをほとんど全部聞いて6時間くらい。まぁ、私は遅めみたいなんで1時間くらいさっ引いてもいいかもしれません。
 ゲーム内期間は1ヶ月半くらい。そのうちほとんどを共通シナリオというか、場所移動選択が占めています。つーても目当てのキャラがいる確率はあんまり高くないんですよね。もしかしたらある程度なら同時攻略ができるのかも。ただ、ハッキリした選択肢がある訳じゃないんで難しそうですが。
 日常会話はまぁ、悪くはないんですが3人以上の会話は少ないのがもったいない感じです。数少ないそういうシーンはなかなか面白いんで。それと学校生活にしてはイベントが少ないのも同じくもったいないですわ。文化祭とか体育祭とかあったらこのメンツなら面白そうなんですが。
 共通シナリオに関して言えることは毎日の積み重ねがもう一歩ってとこ。毎日イベントがないってのもありますけど、印象がやや弱いんですよねぇ。友人キャラ華山に食われてしまっていると言うか。というか、この夫婦キャラ強すぎ。これに勝てるキャラはほとんどいないような気が。サブキャラってのは難しいんだなぁ、と改めて思わせてくれます。個人的には味があって好きなんですけどねー。友人キャラとしては存在感ありすぎてどうよ? という気がしないでもないです。
 長いなー、と思わせた果てに現れるHシーンは怒濤の3連続で発生。まるでそれまでを取り返すかのような息もつかせぬ攻防でした。その内容もなかなかエロくていい感じです。普通のイベントを削ってでも枚数を用意する(あくまで印象です)という気合を感じました。シーン自体はホントはもう一つあるようでこちらはレアだそうです(ホームページに書いてありました)。
 今のところシナリオを4人で書いていることによる弊害は特に感じません。Hシーンが違うライターなのかなーって気もしますが、同じライターでもHシーンになると変わる人もいますからねぇ。取りあえず主人公は見事に別人化を果たしてます。あれじゃナズナが調教されるのも時間の問題です。
 個別シナリオは微妙かなー。障害というか、困難に対してナズナが後から語ったセリフが自分でもよくわかんない(うろ覚え)、ですからねー。発端となる過去エピソードがあんま印象に残らないんでプレイ中は何か読み逃したんじゃないかと不安になってたくらいですから。情報開示もちょっと遅いですし。どういう話かと聞かれた時に説明しづらいのが最も弱い点でしょうか。

 2003年6月14日(土)    Orange Poket−オレンジポケット−2人目終了
 ガンダムSEED36話。ああ、なるほど軍から抜ける方向へいく訳ですか。連邦の腐敗を知りながら軍人としての分から外れることのできなかったオリジナルとは違う方向へ進むんですね。
 それにしてもラクスの新しい衣装は可愛くないなぁ。かなりがっかりなデザインなんですけど。あれなら前の方が10倍は良かったような。
 
 「Orange Poket−オレンジポケット−」。2人目は小見川円。
 かしまし系キャラのはずなんですが、本人のイベント、シナリオにおいてはあまりそんな感じはしません。シナリオの展開ゆえにってところもありますが、どうやら相棒のメガネがいないと調子が出ないようです。
 シナリオはナズナ以上に弱いなぁ。なにより互いに惹かれる理由がものすごく希薄だったり。もともと中途半端に仲がいいからこそ、きっかけは重要だと思うんですけどねぇ。それは何も幼なじみに限ったことではないと思いますし。
 終盤において主人公が何かを企図しているのはわかるんですけど、その内容はもちろん、そう考えるに至る動機の部分も明かしてくれないのでプレイヤーとしては置いてきぼり風味です。エピローグで過ぎ去ったこととして教えられてもねぇ。ちょっとシンクロ度が低すぎるんじゃないでしょうか。そんなに主人公の考えを教えたくないんですかね。
 Hシーンもナズナに比べると印象薄いです。回数同じなのに分散している、ということもありますが、ネタとしても弱め。看護服Hなんてそのためだけに円の夢が看護士なんじゃないかと邪推してしまうくらいですから。
 円も回想シーンの最後の1コが埋まらず。でも、これ少しおかしいんですよね。回想シーンは開いているのにCGは全部埋まっているんですよ。つまり、まだ新規CGがあるとしても部分違いしかないと思うのですが。うーん。
 すっかり忘れてましたが、昨日のナズナシナリオをプレイしていた時、Hシーンでデフォルトネームを呼ぶのはちと悲しかったです。もしもし、ナズナさーん? 彼氏の名前が違いますよー、とか呟いてみたり。冗談はともかく、このゲームって無理して名前を変えられるようにしなくても良かったんじゃないですかね。どうせ名字は変えられないんですし。
 昨日は書かなかった足回りについて。
 マップ移動画面の表示が3段階(背景CG→移動場所CG→ヒロインのSDカットの順に表示される)になっていて遅いです。1周につき30を優に越える回数を選ばなくてはならないんですからもうちょっと考えて欲しかったです。
 遅いといえばスキップも。スピードも程々でしかない上にシーンが変わる度、選択肢を挟む度にストップします。また、特定の箇所では同一イベント内で何度となく止まります(代表箇所:美典が恵留によりかかって眠るイベント)。さすがにこれは不便です。
 加えてシーンの合間に表示される一日の時間を示す羊のバー。これがキャンセルしにくい時がある上にスキップしてくれません。つーか、このバーには一体何の意味があるのでしょうか。
 そういや移動画面でしばらく待っているとヒロインのメンツが変わる(ことがある)ことに2周目を終えてから初めて気付きました。よくクリアできたものだと思います。つーか、たぶん見ていないイベントがあるってことですよねぇ。
 
 「朱−Aka−」も開封しました。相変わらず、ここはすごいです。DVDとCDが同梱の上、その全てがカラーピクチャー仕様ですからねー。初回特典の冊子もなかなか厚みがありますし(結構面白かったです)、ゲームの中身以外の部分もエルフ、リーフ、アリスに引けをとらなくなってきましたね。それにしてもインストール容量2.6GBはびっくりしました。

 2003年6月15日(日)    Orange Poket−オレンジポケット−3〜4人目終了
 仮面ライダーファイズ。残念ながらゴルフのためお休み。
 そういや先週の話ですが、映画の情報が公開されてましたねー。もうすっかり毎年の恒例ですな(クウガの映画は?)。今回はどうやら先行最終回ってこともないようなので純粋に楽しみにしております。子供の群れに混ざるのだけが悩みです。東京とかの映画館ならそんな極端な人数比率でもないのかなー。
 
 「Orange Poket−オレンジポケット−」。3人目は神沼桐子。
 や、彼女はいいですね。見た目との意外性を持ち合わせている上に主人公は彼女のことをさっぱり知らない訳ですから、新しい情報のひとつひとつがとても新鮮に感じられます。向こうがこちらをよく知らないってのもいいアクセントになっているかと。
 シナリオ的に唯一気になるのは円をはたいてしまうイベント。最後の局面を迎えるまで主人公が何のフォローもしないってのは明らかに不自然です。生物を撮りたくないって話は以前に(印象的に)していたのに。忘れていたにしてもあの様子を見れば思い出しそうなものかと。あのイベント自体が必要だってのはわかります。ただ、もうちょっと他に方法があったのではないかと思います。主人公がイベントの入り口だけ不在であったとか。
 桐子シナリオで初めてプレミアHを確認。予想通り、部分違いのCGでした。ぶっちゃけ普段着からスーツに変わるだけ(選択式)。ただイベントの最初を除いてテキストは同じなんで苦労の割には報われないというか。プレミアというよりはおまけというのが正確なところではないでしょうか。容量と時間との戦いなんですかね?
 CGはこれまでの2人以上によく変わっていた感じ。恐らく桐子の大半の原画は後半に描いたんじゃないでしょうか。ナズナだと金網の前とかエンディングカットくらいしかああいう絵はないですからね。
 4人目は黒崎恵留。
 「univ」なんかもそうですが、個人的に近所の娘さん(年下)キャラというのはなんかツボで彼女も同様だったりします。特に恵留の声優が青山ゆかりさんであることが強力なプラスポイントになってます。この人の声には弱いなぁ。
 シナリオはなかなかいいかなぁ、と思ったんですが、ラストのラストのまるでとってつけたような超能力問題はどうかと。その描写もなんだかね。ブラックジャックで連戦連勝って自覚なさ過ぎ。普通は不自然に思われるからってことで適度に負けるでしょうに。それとも本気で気付いて欲しいと思ってそんなことをしていたんでしょうかね。
 この時もカップル成立の時も華山のお役立ちぶりがもうすごいことに。描写は説得力もあって感心ものなんですけど、ちょっと活躍しすぎな気も。どっちが主人公よ? って感じです。実際、組み合わせとしてどのヒロインが来ても華山、柊組には適わないような。男女ともすごい差をつけられてますから。
 Hシーンはどうしてか他キャラに比べてひとつ少ないです(泣)。加えて髪をほどきません。わざわざあんなイベントがあったのになー。それともまだ見ていないプレミアHがそうなんでしょうか。
 
 Mercuriusの「Aquas」原作者クレジットに関する説明文が公開。読んでみたところ、なんらかの事情があって降板。それを鷹取兵馬氏が引き継いだ、と。つまり企画はやはり荒川工氏なんでしょうね。私としては事情はどうでもいいです。ただ、企画者が鷹取兵馬氏でないということが重要。正直言って期待度は下がってます。まぁ、仕方のないことです。他人の企画に合わせてシナリオを書くんじゃあんまり個性も出ないですから。

 2003年6月16日(月)    Orange Poket−オレンジポケット−5人目終了
 5人目は前原羽弥。
 ちんまい先輩はなかなかの難物でした。いえ、先輩が悪い訳ではないのですが、シナリオがどうにも問題点が多くて。
 まず、複数ライター制の弊害なんでしょうか、ここまでの4人と比べて明らかに出現頻度が高いです。よそのゲームならそれが当たり前なのかも知れませんが、このゲームの出現率に慣れた身にはただそれだけのことが辛く感じられて。結局のところ、比較の問題というか、1プレイの体感時間の違いがテンポの違いとして感じられてくるのでしょうが。
 ゲーム内期間は同じくらいなんですが、イベントはもう薄く延ばしたかのような密度でなかなか前に進みません。そうかと思えば大事な箇所はあっと言う間に(具体的には主人公が知らない内に)進行してしまうしでどうにもバランスが悪いです。
 本質的な問題は主人公の内面描写。他のシナリオでも同じことが言えますが、主人公が何らかの事実を知った時、主人公はその事実に対してどう思ったのか教えてくれないんで、どうにも困ります。シナリオはそのままぐんぐんと進んでしまうんで。
 羽弥シナリオで例を挙げるなら、
1、羽弥が主人公に内緒で進学を止めたことを知った主人公はモノローグで何も語りません。
2、羽弥に会った主人公は前振りなく乱暴な言葉を浴びせます。
3、プレイヤーとしてはこの結果から主人公が「裏切られたと感じた」のではないか、と推測します。するしかありません。
 段階的に書くとこんな感じになります。この例の場合に限らず、今作では1の前の時点で(不審に思っているようではありますが)何の行動も起こしませんし、なぜ行動を起こさないのかも教えてくれません。1と2の間でも何かを考えてはいるようなのですが、内面描写が著しく具体性を欠いているため、訳もわからず読み進めていくことになります。不快と感じたのか、それとも違うのか、それさえもハッキリとは書いてくれないんですよ。
 人によって、またはその時々によって感じ方は違います。このゲームのシナリオは特定の状況に対して、人間の行動が画一的なものであると決めつけてしまっているような節が多々見られます。まぁ、結果としてそうなっているんだとは思いますが。主人公が何を感じているのかわからないまま日々が過ぎ去っていく様子はどうにも気分がよくありません。
 シナリオ全体もぬるま湯のような鬱展開とでも言いますか。妙な感じで進んでいきます。正直なところ、読んでいて疲れる上にシナリオがすごく長く感じられます(実際、これまでの4人のシナリオ分量よりも多いんでしょうが)。ようやく終わりかと思ってもまだ続きがあって、というのが2回もあってかなりゲンナリ。
 気付かなかったんですが、複数回Hにも弊害があったんだな、と。問題が解決していないどころか、向き合ってさえいない状態でのHシーンは虚しさが漂っているように感じられて仕方ありません。回想シーンのようにそこだけ切り取ってみれば問題なんですが、前後の流れを考えるとねぇ。辛い現実から目を背けているというなら、まだいいんですけど、それですらないですから。
 先輩は立ちCGのカットも豊富だし、キャラも悪くないだけにもったいないですわ。
 テキストも微妙。序盤は問題ないんですが、中盤に差しかかって急に会話に切れが無くなります。というか、掛け合いになっていないようなところさえあるんですが。終盤は事情によって先輩が常に軽い鬱状態なので会話の楽しさはかけらもなし。そういうシナリオだといっても厳しいなぁ。
 このシナリオで2度目のプレミアHを確認。相変わらずCGの部分違いですが、テキストは違ってました。それはもうライターが違うんじゃないのってくらいに。使う単語が全然違うんですよ。
 まぁ、それはそれとして、やっぱりこのプレミアHは問題が。先輩はエレベーターガールのコスプレだったんですが、それに対する主人公の言及がほとんどないんですよ。「どうしたの、それ」とか言うくらいで。コスプレHというのは意外性を求める気持ちで成立しています。いつもと違う衣装でそこに何も感じることがなければ何の意味もないんですよ。そこのところをどうもスタッフはわかっていないようです。残念なことに。
 さらに先輩シナリオでは見逃せないことが。それはフラグ。これまでのシナリオと同じように先輩を追っていると、11月のある日を境にぷっつりと現れなくなります。ならどうすればいいかというと、最後に登場した次の日に誰もいない廊下を選択すること。ちょっとあんまりですね、これは。しかも、この廊下選択にシナリオ的な意味は全くないんですよ。いつも通りシーンは意味もなく終了。ただ、なぜかその結果として放課後の場所移動で先輩が現れるという謎仕様。フラグミスではないかと疑いたくなるのですが。

 2003年6月17日(火)    Orange Poket−オレンジポケット−6人目終了
 ようやく、本当にようやく「復讐の女神−Nemesis−」と「てのひらを、たいようにAB」のゲーム感想をアップしました。いい加減、溜まりそうだったので気合で両作とも書き上げました。で、前者の方はプレイから時間が経っている割には印象は良いものが続いてます。後者の方は厳しいものに。まぁ、仕方ないですね、あの内容では。
 
 「Orange Poket−オレンジポケット−」。6人目は七緒美典。
 あー、先輩シナリオの後ということもあってこのシナリオテンポは和みます。やっぱりこれが「オレポケ」のスタイルではないかと思います。密度が薄くて出現頻度だけ高いってのはどーもね。
 みのりんは普段ぽけぽけとしているだけに不意に顔を赤らめられたりすると実に可愛く、一発KOものの破壊力を秘めています。終盤に入っての頬染め顔の連続もかなり来るものがありました。立ちCGのラブリー度も一番といっても過言ではありません。恵留と双璧といったところですか。あとテーマ曲が妙にお気に入り。脳がとろけそうな曲がなんとも言えません。
 シナリオもかなり良かったです。この作品の悪癖として終盤に無闇に障害を連発する(先輩と円のシナリオだけ?)というものがあるんですが、それもなかったですし。特に仲が近づいていく過程が良かったように思います。時間の共有の仕方が明らかに他キャラとは違ってましたから。強烈なきっかけがなくともこれなら納得できるかと。恵留の存在もさり気ない支援攻撃になっているような感じですしね。あえて難を挙げるならHシーンの弱さでしょうか。恵留のイベントで「みのりんの胸、重いんだもん」という発言から期待するようなものではなかったのが残念。つーか、Hシーンのカットよりも通常イベントのカットの方が胸が大きく見えるんですが。それと一番最後のセリフ。ちとライターが色気を出しすぎたようにも。ゲームのキャラとしての発言を越えてますしね。

 2003年6月19日(木)    Orange Poket−オレンジポケット−7人目終了
 7人目は綾瀬ユーキ。
 CG枚数から予感はありましたが、シナリオサイズは小さめ。おまけ扱いと言っても過言ではないでしょう。障害らしい障害もなくさくっと終了。ペド呼ばわりされることもありませんでした。ぜひとも、「お兄ちゃん、サイテー」の声を聞きたかったのですが。
 しかし、シナリオというかテキストはねぇ。主人公の態度はかなり悪いんで驚きます。特に子供嫌いという設定でもないのに。そしてあっさり肉欲に負けるあたりがナイス過ぎ。さすがは主人公と言うべきなのか。
 私にロリ属性がないということもありますけど、このユーキみたいに場面場面で子供扱いしたり、建前通り18歳以上に扱ったりしていると正直キモいですな。
 
 ジェリーフィッシュの「LOVERS〜恋に落ちたら…〜」が8月1日に発売延期。素晴らしい。さすがはジェリーフィッシュですな。ある意味、ユーザーの期待を裏切りません。もはやいつ出るかは神のみぞ知るってとこですが、実際に発売されたとしてどれくらい売れるんでしょうか。1年延期した「マブラヴ」の前例を考えればそれなり以上には売れそうですけど広告展開はあちらよりも明らかに下手って感じですからねぇ。難しいところです。

 2003年6月21日(土)    Orange Poket−オレンジポケット−終了 
 ガンダムSEED37話。なんだか進んでいるんだかいないんだか、よくわからないエピソードですな。どーでもいいことですが、橋が崩れるほどの電磁波を受けてモビルスーツの中の人間が無事なはずないと思います。つーかモビルスーツもね。
 
 最後は険しい道のりでした。いつもはもうちょい早めに済ますんですが、今回はずるずると最後まで残してしまいました。その結果、なかなかクリックが進まず苦しむことに。
 いやはやなかなか手強いメガネさんでしたよ。引っ込み思案で一部の人間にだけ強い態度に出れる。そして趣味は読書。ある意味で完璧です。プレイ中はどうして続けているだろうという思いがエンドレスでぐるぐると回っていましたよ。実際、こうしたページをやっていなければ途中で挫折していた可能性は大です。なんつーか、私は妙な形の負けず嫌いでして。プレイせずに悪口を言いたくないんですよ。我ながら難儀な性格だとは思いますが。
 これにて「Orange Poket−オレンジポケット−」も終了ですが、今回は素早くゲーム感想をアップしました。内容はかなり厳しいこと書いているんですが、キャラ別感想で書いた文章を読み直してみると思った以上に嫌いではないようです。このゲーム。

 2003年6月22日(日)    朱−Aka−開始
 「オレポケ」が終わったんで始めました。
 誰しも感じる点は私も同様に感じました。1章ヒロインのアラミスが喋らないのでボイスが出ていないんじゃないかと思うってやつですね。MMR日記ではテンポが〜という発言がありましたが、他にも理由があるんですかね。
 現在のところ2章途中まで。のんびりゆるゆると進めてます。1章のシナリオ担当は片岡とも氏なんですかね。文体からは判別つきませんが、いかにも氏が好きそうな話なんで。構成的にはやっぱり自社の銀色を強く意識しているような感じですよね。
 ただ、最後の最後だけ展開が強引すぎるような気がします。展開には目をつぶるとしてもキャラクターの心情がどうにも。そこに行き着くまでに本当に他に道はなかったのかと。プレイヤーを納得させる材料に欠けていますね。はっきりと。
 システム的にはどうももうひとつ。なんかもっさり動いているような鈍さです。ボイスの再生なし、No waitなしもツライところ。最速が早く表示されるだけってのがなんとも。目が痛くなるようで。あとこれらコンフィグの設定が妙にしにくいです。ドラッグしようとしても見た目で動いてくれないんですよね。
 今回も女性のみボイスありってのは残念ですね。映画を意識しているなら、主人公は除くにしても男性陣にも欲しいです。やっぱり。そういや今作はボイスが豪華ですねー。サブキャラがやけに。北都南、鳥居花音、青山ゆかりって一体どういうメンツだ……。まぁ、クレジットは違うんでしょうけどね。
 
 QXの「こころナビ」のデモをようやく落としました。2分半という時間の割には内容のあまりないデモですな。最近はムービーの作り方も画一的になってきてなんだか残念です。このゲームは多少は他のゲームとは違う設定を持っているんでもう少しくらいは個性的なものが欲しかったかと。
 それにしてもこのゲームもようやく発売ですか。最初の予定はたしか去年の10月くらいでしたか。それが今や6月ですからねぇ。まぁ、エロゲー界には比べ物にならない大御所がいる訳ですけど、それと比べるのもなんだかね。つーか、QXはこれが2作目ですよねぇ。1作目は2001年でよく生きていられますなぁ。ホビボックス系列でもないのにホント不思議です。

 2003年6月23日(月)    朱−Aka−継続中
 仮面ライダーファイズ21話。どうやら予想は外れたようで勇治くんは純粋に自分が狙われて、それに巧が巻き込まれただけ、と思ったようです。なんだか残念。
 それはそれとして、北条さんはファイズになってもでかい口を叩いておいてその実……、というところは変わっていないんでしょうか。戦闘中のカットは一切なく敗北。あまりにも切ない勝敗ですな。来週は社長にいびられたりするんでしょうか。巧も巧でただ助けられるだけ。なんだかなぁ。
 
 「朱」。2章まで終了。
 1章の時点ですでに充分、怪しかったんですが、それにもまして暗雲が立ちこめてきた、というのが正直な感想。ちょっとこれはなぁ。つーか、あまりにも突っ込みどころが満載すぎてどうにも。
 2章のスタート時のあらすじは、幼い頃から一緒に暮らし、生活のために仕方なく盗賊の真似事をしてきたターサとチュチュ。一ヶ所に定住することのない2人には旅をする理由が……、とまぁそんなところ。これは似たようなことが封入の小冊子に書いてあります。
 で、まず最初の困ったところがまさにここ。上で書いたあらすじの部分。ゲーム中では全然説明してくれないんですよ。これを読んでいることを大前提としてシナリオが進んでいきます。盗賊をしているのも、悪いことだと知りつつやっているのか、それとも他に生きていく手段がないのだから当たり前だと考えているのか、教えてくれません。基本的な行動理念がまるでわからないんですね。
 だからターサが負傷した時、急にチュチュがこんなことはもう止めようよ、とか言い出してもプレイヤーは茫然と成り行きを見守るだけ。この段階までに盗賊家業を続けることを悩んでいるようなシーンなんてないんですよ。タメが一切ないといいますか。
 盗みを止めることを決めて逃げ出したあとも不思議な展開が続きます。収入が無くなるのだから当然、働くとか明日からの生活のことを考えなくてはなりません。しかし、2人は極めて楽天的。考えるどころか街で遊び歩く始末。
 さらにチュチュの秘密に繋がる水鏡の者に会ったターサは唐突に、やっぱりもう一度だけ領主の館に忍び込もうと言い出します。プレイヤーはなにが「やっぱり」なのか全然わかりません。そもそも盗賊家業を止めることに賛成したから逃げてきたのではなかったか。
 無理に推測するならターサは口だけで最初から盗賊家業を止める気はなかったんでしょう。そう考えれば危機感なく遊んでいたのにも納得がいきます(俯瞰的に見ればおかしいですけど)し、チュチュの言うことに合わせていただけなら「やっぱり」という言葉も当然です。気持ちは繋がっていたんですから当たり前のようにそんな言葉も出てくるはずです。
 チュチュの額に映る映像。これに対する反応もおかしなものが。最初は見たこともない場所しか映っていなかったので不思議だねー、どうしてだろねー、くらいにしか思ってなかったようです。ところが、急に見たことのある、それも忍び込もうとして失敗した領主の館が映りました。それも炎上している光景が。
 ここでなぜか2人は躊躇いなく領主の館へ向かいます。映像が領主の館だと認めたのに炎上していることは認めないのですよ。そりゃ確かにこの映像が過去や未来を映したものだ、という結論に行き着くのは発想が飛躍しているかもしれないです。でも、関係ないの一言で済ませて侵入しますか? 別によその街の領主の館に忍び込んだっていいのに。
 で、最後のオチもどうしたものやらと悩みたくなりましたよ。この物語に何の意味があったのかと聞きたいです。1章でもそうでしたが、眷属の義務とやらに意味があるから水鏡さんはターサに声をかけたんでしょう? なのにルタの里についてみれば「何をしに来た?」ですからね〜。どこにも意味がないと思うのは私だけですか。用もないのに呼ぶなよ。
 あと文句ではないんですけど、キャラ設定もなんだかなぁ、と。チュチュはポンコツ3号ということでまぁいいとしても(本当は良くない。キャラが完全に同じだし)、なにも主人公まで健ちゃんにすることないじゃないですか。1000年前の砂漠をイメージした舞台なのに半疑問文の嵐だし。つーか、単純に作品が違えば異なるキャラを描いてくださいよ。まんま「みずいろ」じゃないですか。
 
 よくわからないんですが先週の土曜日にFlyingshineのホームページが公開されてました。えっと今まではブランド名がルージュでチーム名がFlyingshineだったんでしたっけ?
 わからないものは流しますが、新作に「CROSS CHANNEL」というタイトルが上がってます。分解した放送部を建て直すというストーリーのようでキャラクターがなかなか私好みです。残念ながらシナリオは荒川工氏ではないんですが期待したいところ。

 2003年6月25日(水)    朱−Aka−継続中2
 3章まで終了。
 もうなんと言ったらいいのか。1章、2章も大概でしたが、この3章はそれ以上。呆れるほど盛り上がりません。尺は1、2章よりも大きくなっているというのにですよ。読んでいて疲れてしまったくらいですから。冗長にも程があります。
 テキストも主人公の性格を考慮してもなお、くどくて硬いです。プレイヤーに与える情報は少ないのに周知の事実ばかり繰り返すツライ文章かと。行動理念が理解できないのはこれまでと一緒。恐らくライターが章ごとに全て違うことを考えると、プロット段階ですでに失敗している可能性が高そう。
 ストーリー的にも色々と。まるで操り人形のようにヒロイン、ファウの言葉に唯々諾々と従う主人公は奇妙の一言。恋人でもない相手にちょっと言われただけで剣を捨てることをあっさりと決意。一体、どんな動機からそんな選択となったのか。
 転職を皮切りに主人公のファウ本位はどこまでも続きます。これは3章最大の謎といってもいいかも。砂漠で命を救われた者は命を持ってその恩に報いなければならない、とかそんな一文があるだけで納得できるんですけどねぇ。
 細かいところでも疑問ありすぎ。
 患者を死なせたことに動揺するファウ。それはいいんですが、この時の態度がどうにも。まるで初めて死なせたかのようなんですよ。でも、悩みは力及ばず何度も死なせている事実から来ているものなんですよねぇ。どこかズレが。
 現代医学でさえ医療には限界があります。1000年前であればなおさらです。なのに今、医療の限界に気付いたように悩まれてもねぇ。そんなことは薬師の修行時代に充分、思い知らされるんじゃないでしょうか。主人公にもいえることですけど、これまでどういう人生を生きてきたか、というところにまるで説得力がないんですよ。1枚の紙に書いた薄っぺらな設定に過ぎないという感じで。
 そういやしょーもないポイントも。ニムラムと会うシーン。彼女はファウの胸元の紅い石を見て自分と同じ眷属だと気付きます。ところがです。ここで指定されているファウの立ちCGは砂漠を旅する時のもの。外套に隠れて石が見えないんですけど(汗)。これは指定間違いなんでしょうか? だって屋内ですしねぇ。
 石切姫の登場もなんだかねぇ。本来ならすごく盛り上がらなきゃいけないと思うんですけど、そんな気配はまるでなし。ぶっちゃけた話し、「銀色」をプレイしていない人でも「特別な何か」を感じられなければわざわざ登場させる意味がないと思うんですけど。この先、印象を逆転させるような登場があることを願います。
 後はHシーンですか。2章もそうでしたが、かなり驚くような感じで挿入されます。ここで入りますか、って感じで。取ってつけたような、そう表現するしかありません。ない方がテンポも良くなるでしょうね、きっと。

 2003年6月26日(木)    朱−Aka−継続中3
 インタールード「朱」まで終了。
 ようやくここからこれまでを踏まえたシナリオが展開します。たかだか3章が随分と長かったような気がします。まぁ、実際のところけして短くはないんでしょうけど。
 もはや書く必要もない気がするんですが、相変わらず盛り上がりません。あまりにも淡々と物語は進んでいきます。その間も気になる点は続々と浮上。本当に後でフォローされるんだろうか。そう思う箇所も少なくありませんでした。何より一番のポイントはゲームを進めていてちっとも楽しくないこと。これは深刻な問題だと思います。仮に後で大逆転が待っていたとしても、ここまでが面白くないと感じていることは変わらない訳で。少なくとも「銀色」の時はそんなことはなかったんだけどなぁ。
 この章で大小合わせて気になった点としては水鏡さんのいきなりのリタイアの理由とか。砂漠で都合よくアラミスがリボンをつけていたのはどうよ? とか。水鏡さんには名前を教えたのにチュチュに教えないのはどうしてなのか。カダンが出会う眷属を片っ端から環そうとするのはなぜなのか。そもそも何をしにニムラムのところへ行ったのか。などなど挙げていけば切りがありません。前途は多難そうです。

 2003年6月28日(土)    朱−Aka−終了
 終わりました。終わってしまいました。最後まで印象は変わりませんでした。つーか、4章の導入部なんかはさらに幻滅する余地があったことにある意味で感動しました。誰が書いたんでしょうか、アレは。よくもまぁ、あそこまで腰砕けな会話が書けるものですよ。失望ここに極まれり。
 ルタさん関連の話もどうリアクションしたものか。そして、どこから突っ込んだものか。もうフォローとかそういうレベルを超越しています。最初は色々と書こうかと思いましたが、悲しくなるだけなので止めておきます。その代わりって訳でもないですが、(ウチのサイトにしては)手早くゲーム感想もアップしました。これは、今年の期待外れ大賞は決まりかなぁ。
 
 失意を癒すように昨日買ってきた「シェル・クレイル〜愛しあう逃避の中で〜」と「こころナビ」の内、後者を始めました。まだスタートから数時間というところですが、体験版以上にいい感じです。以前に体験版をプレイした時に笑いは期待できない、とか書いたんですが、これが大間違い。主人公を囲むキャラクターが魅力的で会話が面白く、程々に笑わせてくれます。ホント、「朱−Aka−」とはえらい違いデスヨ。
 しかし、それだけにボイスが一部というのは残念なところ。あと背景は変わらずにペケですが、それ以上にモブキャラが絶望的な仕上がりなのが悲しいです。
 
 SoundTailの「カラフルBOX」の発売日が9月12日に延期。や、一応書きはしましたけど本気でどうでもいいです。もともとそんなに強い購入意欲があった訳でもないですし。発売された時に他に買うものがなければってとこ。確率はかなり低そうです。

 2003年6月29日(日)    こころナビ1回目終了
 ガンダムSEED38話。今週は話が積極的に進んでくれてそれだけで好印象。ってホントに密度に差のある作品ですなぁ。でもこうなると気になるのは、いつまた総集編が入ってくるかということ。すっかりSEEDのパターンですからねぇ。
 噂の3機のガンダムが遂にお目見え。デザインだとかそんなことはどうでもよくて注目はカラミティガンダム(でしたっけ?)のパイロット。スーパー弁護士が声優に初挑戦ということで。話してしている時は普通にゾルダなんですけど、笑っている声がなんだか新鮮です。龍騎では狂ったように笑うなんてことなかったですからね。
 
 仮面ライダーファイズ22話。先週の終わりでK.Oされていた勇治くんが突然、覚醒したことに対する説明みたいなものは何もないんですね? SEの感じからすると異常っぽい事態に見えたんですけども。
 根暗な草加に勇治くんの正体が発覚。今後はこれをネタに脅されたりするんでしょうか。勇治くんはオルフェノクであることを知られたくないようですしね。
 
 「こころナビ」。1人目は関西弁巫女の初瀬みまり。ありがちな名前でないのはいいことですが、実際に呼ぶには言いにくそうなのが玉にきず。
 心の触れ合いを重視しているゲームであるからか、「君が望む永遠」のようにセリフを挟まずに表情が変化するのは微妙な感情の動きが見えていい感じ。立ちCGの表情カットも魅力的に描けてます。
 現実とネット、2つの舞台がメリハリをつけて描写されているのでだれることがありません。総じてヒロインとの会話が面白いのも大事なポイント。正直、次の会話が気になって仕方ありませんでした。止めどころにも苦労するくらいに。まぁ、苦手な2キャラ(幼なじみとメガネ)とあんまり関わらなかったということもあるかもですが。
 昨日も書きましたが、ボイスが一部なのはもったいないです。会話自体も切れがあるからテンポが悪くなるとは思えないだけに余計に惜しまれます。
 実際の喋るポイントは各キャラの初登場時と後はHシーンくらい。つまり、ゲーム中の大半の期間は喋らないまま進行する訳です。そうなると無音の間にプレイヤーの脳内でイメージが形成されてしまうんですね。で、久しぶりに喋るとどうしたってイメージに差が生じて違和感を感じてしまうんですよ。「ショコラ」くらい見た目(性格含む)とボイスが一致してれば問題ないんですけどね。
 このゲーム特有という訳でもないんですけど、個人的に楽しみなのはネット上のキャラクター(ラウンダー)が現実の誰に当たるか考えること。別人格というとらえ方なので性格も同じとは限りません。推理しながらテキストを読むのがなかなか良い感じでした。みまりのラウンダーは大ハズレでしたけど。ただ欠点としてCGモードを中途で見ると正体がわかってしまうんですよね。まぁ、見なければ済む話ですけど。
 
 昨日、「朱−Aka−」のゲーム感想を挙げた後に他のページのレビューとかを見に行って驚きました。もともと私の意見が少数派であることは重々承知していますが、それにしても今回はってな結果だったので。正直、不思議でなりません。「アレでいいんだ」とかモニターに向かってポツリと呟いてしまったくらいですから。
 でも、さらに不思議と言えば不思議なことに「X−Navigartor」の良作板と地雷板の結果はページ巡りの結果とはまるで反対。面白いものです。「マブラヴ」や「SNOW」なんかだと地雷板の票が増えると良作板の擁護発言が目立ったものですが。ふーむ。

 2003年6月30日(月)    こころナビ2回目終了
 2人目は妹の凛子。
 いや、このシナリオはすごいですね。見事にしてやられた感じ。途中で何度か兄妹なのに似ていない、とか言われていたし何よりエロゲーですから絶対に義妹かと思っていたんですが実妹ですよ。ホントに驚きました。つーか、これよくソフ倫通ったよなぁ。そりゃ確かにヤバさで言えば「腐り姫」の方が上だけど、こっちも大概です。いくらネット上の出来事だからってねぇ。何とも言えないエロさがありましたよ。
 キャラ的にもなかなか良かったです。ドライな性格が既存の妹キャラらしくなくて実に新鮮。価値観というか、大事なこととそうでないことのウエイトの置きかたが個人的にかなり好みですわ。ただ冷たいだけじゃないというあたりもGood。主人公と一緒にちゃんと成長しますしね。
 主人公の告白に対する割り切り方も恐れ入りました。「ま…いいんじゃないの」ですからね〜。いくらきちっと判断した上でとはいえ、そこまでさらっと言いますか。主人公への釘の刺し方も、いかにもらしくて良かったです。
 お風呂イベントとかもうすごいことに。理性を総動員して打ち勝てた主人公を尊敬します。よくぞ反応せずに済ませられたもんです。あのあまりにも強烈な状況において。
 2周目ってことでいくらかスキップなんかも使ったんですが、これがどうにも厳しい感じ。今時、これほど遅いスキップにはちょっと出会えません。個人的には「Wind−a breath of heart−」以来でしょうか。ボリュームがそこそこだからまだましですが、もし「家族計画」くらいあったら暇潰し道具必須になるとこですよ。
 共通シナリオがかなり多いからか、ある程度は同時攻略が出来るようです。うまくやっても1度で全部は難しそうですが。2回くらいかな? 取りあえずみまりと凛子は可能でした。

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