徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2003年8月1日(金)    お姉ちゃんの3乗3回目終了
 3人目は春崎いりあ。
 はぁ…………(ため息)。ようやく前座が終わりました。長過ぎ。しかも、相手はメガネな姉と来たもんだ。かなり危険な水位までモチベーションが下がっていましたよ。野球中継でも横目で見ながらでないととても続けられなかったと思います。何度となく、今日購入してきた「痴漢者トーマス」に逃避しそうになりましたから。
 唯一、デビすけの描写に関してはちびっとだけ感心しましたが、それはつまりそれぐらい期待値が下がっていたということで。それはそれてとして、遥か未来の物語ってーことはあとあと不幸な展開が待つということなんでしょうか。まぁ、どうでもいいことではあるんですけど。
 シナリオは結果的にオッケーという展開があまりにも多いような気がします。メガネな姉が選んだ道はまさにこれ以上ないほどの次善策だと思うのですが。これこそ未来に繋がる(それもそんなに遠くない)道だと思うのだけれど。そもそも離れていても平気だったのではないんですか?
 そういえば、本作では使っているシステム(Nscripter)からは考えられないほど、動作が遅くなる時があります。主に場面切り換え時。メーカーホームページにもそれ用の対策が載っているんですが、私の環境ではそもそも遅くなる時の条件に当てはまっていないんですけど。該当していないから対策も意味がありませんし。周回プレイをすればするほど気になってくるんですが、どうにかなりませんかねぇ。「Wind」の時みたいに終了してから修整ファイルが出ても悲しいだけなんですが。
 
 早売りカラフルピュアガール9月号。
 大した情報は載っていないんですが、ちと気になることがふたつほど。最初、今月号でF&Cの「魔女っ娘☆ア・ラ・モード」を載せていないなんてすごいなぁ、とか思っていたんですが気になって調べてみたらカラフルピュアガールでは一切、紹介していないんですよ。一体、何があったんですかね? FC03の作品はちゃんと載っているのに。
 
 もう一点。原画しか載っていないんですが、るチャ!という新規ブランドの「ママさんバレー」が気になります。ジャンルはユメみがち乳ゆれAVGで詳細は不明ですが、乳ゆれシステムを搭載しているとか。馬鹿っぽい匂いがぎゅんぎゅんしてきます。原画はスカイハウス氏なんですが、純愛ゲーは1本で終わりなんでしょうか。
 一番気になるのはグロい三連星の素敵ネーミングを欲しいままにするママさん三姉妹。しかも名前が萠子、萌花、多萌ときたもんだ。全く外見に合ってません。これで彼女らの乳がゆれるなら憤死覚悟で突貫してしまいそうデスヨ?
 
 上でチラッと書きましたが私は野球をよく見ます。大抵、エロゲーをプレイしながらなんで熱心さはほどほどなんですが。
 基本的にはG党ではありますが、その最大の理由はテレビで試合をやっているから、だったり。それでも今年の身震いする弱さは既に笑うしかない域に達してますが。
 ま、それはともかく今日の先発は背番号96という、1軍とは思えない19歳の林投手。私は巨人に限らず、そのチームであんまり脚光を浴びないけれども頑張っている選手が好きで、そういう意味ではこの林投手も応援対象。よっていつもより真面目に見ていたんですが、あまりの酷さに思わず涙しそうになりました。
 林投手は今日まで中継ぎを除いて5度目の登板。戦績は0勝1敗。投球回数は7回、5回、8回、5回の25イニングス。失点は10(たしか)。これが多いか少ないかは意見が分かれるところでしょうが、問題は次。林投手が投げている間に挙げた点数は25イニングでわずか2。しかも、その2点は林投手自らが打った2点タイムリーヒット。すなわち、野手はただの1点も援護していないんですよ。よく初勝利はたいへんなものだとか、打線は水物とか言ったりしますが、いくらなんでもこれは苛めか何かにしか見えないのですが。
 この結果では永遠に勝てないような錯覚さえ持ちかねませんよ。だってゼロなんですから。しかも、林投手が降板してからはすかさず打ち始め、6対6の同点にまでする始末(結局、負けたけど)。いくらなんでもむごすぎ。ベイスターズだってもうちょっとましだと思うのですが。つーか、もしかして巨人は今リーグで一番弱いデスカ?

 2003年8月2日(土)    お姉ちゃんの3乗終了
 ガンダムSEED43話。進んでいるようで進んでいない、この番組のお約束のような歩みののろさですな。ツッコミどころに事欠かないのもいつものことで。艦長として初采配のナタルが異常に有能なことに驚き。つーかドミニオンには副長はいないのか。
 
 「お姉ちゃんの3乗」。昨日までにほとんどの既読フラグが立ったこともあって、残りはさっくりと終わりました。というかですね、お姉ちゃんの元締めであるななねえシナリオがよもや瞬殺とは思いもしませんでしたよ。せめてもう少しくらいまともな展開があるのかと思っていましたが、まさか30分未満とは。いくらなんでもないがしろにし過ぎでは。
 続いてドリ子及びタケルシナリオ。
 時間はかかるがそのほとんどはこれまでの共通シナリオ。プレイ時間は実質30分以上1時間未満。個別シナリオらしい描写ってのはほとんどなかったのが残念なところ。ドリ子の3段活用の誕生秘話はなかなか良かったですけど。
 しかし、このゲームのHシーンはなぜああも特殊なんでしょうか。誰が相手でもことごとく泣き叫ぶまで責めるってのは常軌を逸しているような。しかも、主人公にそんなつもりがないってのが最悪。まるで幼稚園児の残酷さ。あのタケルを泣かせるってのは明らかに異常事態だと思うのですが。
 最後はハーレムエンド。おまけと呼ぶ他ない薄っぺらい内容。原画のこともあるとはいえ、これほど嬉しくないハーレムエンドも珍しいです。
 で、これで終わりな訳ですが、個人的に信じられない事実が発覚。奈乃菜先輩のシナリオがありません。あれほどの逸材をスルーとはもったいないことです。まぁ、あったところですごく短いんでしょうけど。
 ゲーム感想は近日中に。

 2003年8月3日(日)    痴漢者トーマス開始
 仮面ライダーファイズ27話。あー、あの猫舌少女は最初にデルタのベルトを受け取った流星塾メンバーだったのですな。ちっとも気付きませんでした。というか、ホームページのあらすじを読まなければ今週のを見ても気付かなかったと思いますが。
 詰まるところ、今は彼女がデルタのベルトを持っているんでしょうか。それくらいしか該当者がいないような。仮に他の人が持っていたとしても、ベルトの移り変わりの仕方がおかしいことには変わりありません。その魅力に取りつかれる代わりに変身を解くと気絶でもするんでしょうか。簡単に所有者が変わり過ぎ。
 かなり情けない啓太郎の態度はある意味で泣けます。おまえは一体なにがしたいのか。そんなことで望む活躍ができると思っているのか。聞きたいところです。
 
 「痴漢者トーマス」。「お姉ちゃんの3乗」が終わったんで始めました。
 最初は痴漢フェイズの意味がよくわからなくて、いきなりゲームオーバーになりましたが、そのあとはすいすいと。なんかこれまでになくアグレッシブな痴漢ゲームで面白いです。アクションゲームのようで愉快。部分的なアニメーションも笑えます。マウスを早く動かすとすごい勢いで胸が回転したりするので。
 痴漢ゲームというと難易度が高いというのが私のイメージなんですが、このゲームはかなり低いです。下調べのフラグとか一切、必要ありませんし、痴漢フェイズもわかってしまえばすごく簡単。おかげでコンボとかあまり探す気にならないのが難点。簡単なせいでコンボが発生した時の有り難みがないしなぁ。
 それと相手の調教進度が徐々に進んでいくのはいいんですが、主人公自身は奥義を覚える以外に進歩しないような? せっかく2周目以降にデータを持ち越しできてもあまり意味がないのは残念。
 いろいろと紙一重ではあるんですが、簡単なことによるテンポの良さはかなりの爽快感を生んでいると思います(痴漢ゲームに「爽快感」というのもアレですが)。これ、難しくしてしまうと周回プレイが厳しくなりそうですしね。少なくとも難しすぎるよりはずっといいと思います。
 期待の馬鹿度は予想よりも低めでやや悲しかったです。奥義とか技の名前を叫ぶだけなんで。カットインはありますけど、みんな同じだしなぁ。個人的には痴漢フェイズの仕上げに演出があると良かったんですが、相手あってのことですから難しいですかね。
 このゲームはCGモードが面白いです。チェックボックスのようなものがあって脱衣度と表情を自分の好きなように設定することができます。実際、他の作品なんかで部分違いの枚数が多すぎるカットが一枠のサムネイルに収まっていると、閲覧するのも一苦労ですからねぇ。しかも、そういうゲームに限って右クリックで抜けられなかったりしますから、これは良い試みかと。

 2003年8月5日(火)    痴漢者トーマス終了
 「お姉ちゃんの3乗」のゲーム感想をアップしました。面白いことは面白かったんですが、ほぼ全ての面で「秋桜の空に」の方が良い出来であったというのが痛恨。自分の属性をよく踏まえた上で買わないとねぇ。
 
 「痴漢者トーマス」。予想よりもすんなりと終わりました。
 1周目は2人だけと少なめだったんですが、2周目は残り6人を一気に終え、3周目で3Pやハーレムエンドなど取りこぼしを回収。コンボだけは埋まってませんけど。
 3Pイベントの発生の仕方ってのはわかりやすくていいですね。特定の2キャラのシナリオを終えるとマップ上にハートマークが出現、という割り切り方が好きです。ただ、なぜか特定のキャラに偏っているのが残念。ほぼ平等で良かったと思うのだけれど。
 ゲーム感想は近日中に。
 
 みるくそふとの「緋の月」の発売日が9月26日に。まさに予想した通り。つーか、現状で9月26日ってあまりタイトルが並んでいないのに既に3本が確定している私って一体……。さらに8月29日からズレてくるタイトルが何かあるでしょうし、どうしたものやら。

 2003年8月8日(金)    AQUAS1回目終了
 「痴漢者トーマス」のゲーム感想をアップしました。作品の性質によって満足するプレイ時間は微妙なところですが、個人的には適度なものであったように思います。だらだらと長く続けるゲームでもないですし。
 
 「AQUAS」。雪花バッドエンド。
 「ReNN」以来の鷹取兵馬氏のシナリオということで非常に期待しながらプレイ。
 主人公のデザイン画を見るに、いかにもな無味無臭の人畜無害タイプに見えます。よって私としては「果てしなく青いこの空の下で…」の主人公タイプかと思っていたんですが、これが大間違い。なんというか、微妙につかみどころがない感じです。基本的には無害タイプではあるんですが、何を言いだすかわからないところがあって、たまに驚かされます。つーか下ネタ方向が妙に多いというだけでかなりの違和感が。
 シナリオは予想よりもドタバタ劇でやや意外な感じ。それをより効果的に演出するためにイベントCGはかなり多め。まだ1周ではありますが、不足感を感じることはなさそうです。これも正直に言えば意外なところです。
 で、1周目だからか選択肢もなく問答無用のバッドエンド。ちょっと「果て青」を思い出しました。まぁ、あれは最初からグッドエンドに進めましたけど、知らなければまずバッドエンドシナリオへいきますからねぇ。
 あの頃に比べてバッドエンドへの耐性が弱くなったような気がします。ホームページを始めたことも無関係ではないんでしょうけど、どうも余裕のないプレイをしているような気がするんですよね。
 閑話休題。
 いわゆる純粋な雪花シナリオの部分はあまり多くはないですね。ほぼ強制的に主人公エイジがあちこちへ出歩いて回るので微妙に焦点が合っていません。時折、仕切り直すようなテキストが入るのがその証拠ですか。もうちょいハッキリと個別シナリオと共通シナリオを分けてしまった方がいいように思います。
 雪花との交流が少ないんでやや描写不足に思えます。というか、私はどうして雪花がエイジを受け入れたのか、好きになったのかよくわからないのですが。ポイントとなったであろう箇所を3度ほど読み直すもやはりよく分からず。それらしいセリフがない訳ではありませんが、ちょっと弱いような?
 エイジが雪花の理解者になれたというのはわかるんですけど、それだけで好きになったってことなんでしょうかね。うーん。しかも、描写はちょっとですけど、あれほどのラブラブぶりですからねぇ。
 音楽は悪くはないです。というか、むしろかなりいい部類に入るとは思うんですが、いかんせん作曲者の頭数が多すぎ(3人以上?)るんじゃないでしょうか。統一感が皆無に近く、調和が全くとれていない感じ。ちとそれぞれの我が強すぎるのではないでしょうか。いずれも名のある方ばかりですからねぇ。特に美由菜の曲はあまりにも耳にうるさいような……。
 
 ジェリーフィッシュの「LOVERS〜恋に落ちたら…〜」の発売日が9月12日に。もうさすがとしか言いようがありません。実際のところ、各サイトが延期の記事を書くだけでも充分な延命治療になっているような気がします。うちのページとしては(いくら影響力が小さいにしても)これ以上、取り上げるのもどうかと思うんで、このタイトルに関してのみ、気になるタイトルページのみの扱いにします。

 2003年8月9日(土)    AQUAS終了
 ガンダムSEED44話。今週の戦闘シーンは新カットもかなりあって、その意味では良かったんですが、正直申しましてあの3体には飽きました。パターンがまるきり同じなんで例え新カットとはいえ面白くないです。
 新型MSのゲイツは出たと思ったらもう撃墜ですか。デザインした人も複雑な心境でしょうねー。せっかく当選してもあれでは。
 
 「AQUAS」。終わりました。と書くと、このゲームがえらい短いようですが、そんなことはありません。昨日の日記というのは実のところ、木曜日に書いたものでして、アップするのをすっかり忘れていたんですよ。で、昨日に二日分まとめて上げようかと思ったのですが、予想以上に「痴漢者トーマス」のゲーム感想に手間取り、書くことができなかったんですね。
 最初は個別エンドごとに色々と書こうかと思ったんですが、最後まで進んでしまったので総括的に少し。それ以外は後日に書くゲーム感想の方で。
 順番として九月、小鮎、詩緒、美由菜、雪花トゥルーで進んだ訳ですが、後ろ2つに比べて始めの3つがどうもすっきりしません。もちろん理由あってのことなんですが、後から個別にフォローされる訳ではないのが微妙なところ。「果て青」みたいなエピローグがないんですよね。あるのはあくまで雪花のエピローグだけなんで。
 それと詩緒シナリオは面白くはあるんですが、本筋にさっぱり絡まないのが不満です。つーか、絡まないとあのエピソードはまるでわからないというか、丸投げのようにも。おまけシナリオもないですしねー。
 エンディングテーマ(スタッフロール)が流れるのはラスト2つだけというのはどうも。効果として最後に流したいというのはわかるんですけど、それまではエンドに到達してもあっさりタイトル画面に戻ってしまって余韻を感じる暇もないというのは悲しいですわ。ホントにスパッと終わってしまうんで。バッドエンドも普通のエンドも。
 プレイ中の密かな楽しみが、もしこのゲームが元々の予定通り、荒川工氏のシナリオであったらどうなっていたか、を考えること。氏のゲーム作りはわりとわかりやすいだけに想像すると楽しかったです。特に各キャラクターがどんなふうに崩れたカットになるのか、とか。私の中ではデフォルトで小鮎や詩緒がことみようじ氏が描いたバージョンにすり変わってましたよ。それと終盤ももうちょっと唐突でわかりにくくなったんじゃないかなー、とか。ちなみにスタッフロールには名前はなかったです。
 そういや音楽鑑賞モードがないのはかなり不満。基本的に曲の出来がいいだけに惜しまれます。特にエンディングテーマの2曲がかなり良さげ。何となく「ガサラキ」の曲を彷彿とさせてお気に入りです。

 2003年8月10日(日)    静寂は闇の調べ開始
 仮面ライダーファイズ28話。う〜ん。なんだかなぁ。ここしばらく謎を作るばかりで、エピソードの辻褄合わせが全く出来ていないような気がするのは私だけでしょうか。これで彼女は死亡ということでしょうが、そうなるとこれまでのデルタの行動がさっぱりわからんのですが。琢磨さんはなにをされたのかとか、オルフェノクに対してどう思っているのかとか。
 ようやく登場の最後の一葉、北崎さん。仲間の口ぶりからかなり大人っぽいキャラかと想像していたんですが、ただ危ない人だからあんな言い方をしていただけでした。なんかクウガの第0号を思い出します。しかし、以前から疑問なんですけど、ラッキークローバーってのはなんなんでしょうね。別に条件らしい条件もないようだし。どう見ても北崎一人が強いだけなんで実力もあまり意味がないようですし……。
 
 「静寂は闇の調べ」。「AQUAS」も終わったので積みゲーを崩すことにしました。候補は結構あったのですが結局これに。「マブラヴ」をプレイするのはいつになることやら。まぁ、今月は下旬まで新作を買う予定がないのでちょっとは消化できそうです。
 で、取りあえず1周目終了。穂積一草。
 率直な感想としては寂しいの一言につきます。雰囲気作りは悪くないと思うんですが、必要最低限かそれ以下のテキスト、イベントで進めているため非常に淡白。イベント同士が有効に繋がっていないんですよね。サスペンス系でヒロインが誰も死んだりしない(今のところ)展開で済ませようというあたりも苦しいです。この系統で「みんな幸せ」はちょっと無理だと思うんですよねぇ。
 まだ1シナリオを終えただけとはいえ、話がさっぱりつかめないのも困りもの。いつの間にか犯人とか特定されているしなぁ。確かな動機もわからないまま。事前にちょこっと聞いていた通りの出来ですな。
 
 Terra Lunarの「家飛−カットビ!−」のデモが公開。意外といっては失礼ですが、それなり以上に工夫された内容でした。視点がよく動いているのがなんか気持ちいいです。個人的には直球ど真ん中の歌詞もお気に入り。今時、「君のこと好きなんだぁ〜」ってのもすごいですな。
 
 創美研究所の「天ツ澪」のデモが公開。以前のはイメージで今回のがオープニングということのようです。こちらもどこか幻想的な感じが良く出ていて雰囲気を盛り上げる役に立っているかと。作品も良さそうではあるんですけど、原画がどうもね。なんか良いと感じるところと悪いと感じるところが同じくらいあるんですよねぇ。エロそうではあるんですけど、シナリオさんは新人のようだしなぁ。止めは発売日が9月26日……。どうにも厳しそうです。
 
 リーフの「天使のいない12月」の発売日が9月26日に。はて、以前に発売日は決まったとか言っていませんでしたか? なんて大人げないことを書いても始まりません。嬉しくない予想ってのはことごとく当たるものですね。これで既に4本ですよ。まぁ、前向きに考えれば8月29日に余裕が出来た訳ですけど。

 2003年8月12日(火)    おかえしCD5
 台風の影響か昨日、届きました。
 メインとなるコンテンツは「朱−Aka−」サイドストーリーとオリジナルショートストーリー「120円の夏」、それと連載シリーズ「ずっといっしょに」3回目。
 「サイドストーリー」
 とある眷属のお話。私はこれを読むまで癒しの者の能力をちょっと勘違いしていましたよ。てっきり相手の魂とでも呼ぶべきものを自分の体に迎え入れるものだと思っていたんですが、入れ換えるが正解だったんですね。
 ちなみにこのエピソードの個人的収穫はこれだけ。もちろん本編の疑問の数々はひとつも明かされることはありません。まぁ、ここで明かされるぐらいなら、本編があんな体たらくにはならなかったでしょう。
 
 「オリジナルショートストーリー」
 7章から構成。分量がバラバラなのはご愛嬌でしょうか。これまでの作品とは何の関連もない新作。とはいえ、背景と音楽が「みずいろ」の流用であるのは止むを得ないところでしょうか。ライターは片岡とも氏が担当。原画は「朱−Aka−」封入のねこカラーのマンガも描いたオダワラハコネ氏。
 相変わらず全体の構成はイマイチではありますが、細かいセリフや章ごとの区切り方はなかなか良いものがあります。絵的に気に入っていないヒロインでしたが、それを踏まえてなお可愛く感じられました。別に特別な魅力の持ち主という訳ではないんですけどね。
 
 「ずっといっしょに」
 たいへん驚きました。この連載シリーズでは二人は恋人同士でもなんでもなかったのですね。単純な思い込みの問題とはいえ、「わ、びっくり」ですよ。最初は何を言ってるんだコイツラは、とか思っていたくらいですから。
 しかし、一緒の部屋に泊まることは受け入れているのに、ベッドがひとつしかないことに動揺するってのは変だよなぁ。仮に二つあったとしたって同じ部屋で寝れば対外的には一緒でしょうに。
 それにしても新しいシリーズなのにパターンが同じ(特別なことがなくてもいいよね、というような)というのはあんまり意味がないようにも。
 
 そういやちょっぴり気になることが書いてありました。このおかえしCDの「無料」であることが今回限りかもしれないというかなり重要なことが。値段にもよりますけど、もし次回からお金を払ってください、ということになったら希望するかは微妙だなぁ。おかえしCD3の頃だったら心情的にも内容的にも迷うことなく払うでしょうけど今はなぁ。うーん。

 2003年8月13日(水)    静寂は闇の調べ2回目終了
 2人目は信太倫香。
 や、かなり意表を衝かれる展開でした。まさか選択肢もなく屋敷を出てしまうとは夢にも思わず。普通のゲームなら選択肢があって、屋敷を出る方向のものを選んだらまずバッドエンドなのに。このゲームは本当にサスペンスインモラルADVなのですか。ただ、ほのぼのしていただけのような。
 結局、最後まで屋敷の秘密には何も触れることがないまま、エンディング。よくもまぁ、こんな構成にするものです。
 1周目の段階から既に感じていたんですが、このゲーム何か変です。選択肢を選んだ後で右上にハートをあしらったゲージが出現することがあります。なんとも直球な好感度ゲージ。
 雰囲気に合っているとはとても思えないのですが、それはともかくとして妙なのはゲージが上がるのは最初の2回だけ。後は下がる時にしかゲージが出現しません。
 さらに妙だと思うのは選択肢の内容。どうも言葉選びが変わっているといいますか、全体的に素直でなく相手を突き放すような内容が正解であるケースがほとんど。しかも、ゲージの存在がなければそちらが正しいとは思えない選択肢後の会話内容、なんてこともしばしば。もしかしてこの選択肢のためにゲージが生まれたんじゃないかと邪推してしまうくらいですわ。

 2003年8月15日(金)    静寂は闇の調べ終了
 遅れていた「AQUAS」の感想をようやくアップしました。少し時間を置けば何か変わるかな、と思ったんですが特に何も変わらず。というか、一方的に記憶が薄れるだけであったような気も。期待度は程々でしたけど、やっぱり悲しいですよ。つーか、これを払拭するために無性に「果て青」がやりたくなってきたんですが。
 
 「静寂は闇の調べ」。非常に早いテンポで進んであっという間に終わりました。3周目及び4周目はまさに唖然とする展開でした。ルートに入った瞬間から選択肢は消滅。シナリオサイズはやけに小さくエンディングは訳わからん風味。どう見ても未完成ですよね、コレ。
 5、6周目は1周目程度には仕上がっていましたが、これも多方向から見ると明らかに完成度が低いです。例えば、オープニングデモで各ヒロインごとにひとつ書かれているテーマ的なセリフ。これがまるで内容に合致していません。近いのは無難なセリフである一草ぐらい。
 他にもこのゲームのジャンル名インモラルサスペンスADV。一体どこがインモラルなのかと問いたい。どう見ても純愛方向。後妻シナリオに少しそんなところもありましたが、この二重人格のような主人公描写がここにしかないこともまた、未完成の証左ではないかと。
 さらに極めつけがパッケージ裏面のぼかされたCG。その中には明らかにゲーム中で使われていないものがあり、しかもその内容には3Pらしきものが。なんともったいないことでしょうか。
 恐らくは開発期間の問題なんでしょうが、完成しているCGがありながらシナリオの理由によって使えないとはもったいない限り。「LOVERS」のように延期しまくってでも完成するのがいいのか、難しいところです(例えが悪過ぎマスカ?)。ゲーム感想は近日中に。
 
 先日、アリス会報が届きました。「ナイトデーモン−夢鬼−」は公開情報が少ないし、「大番長−Big Bang Age−」はまだ発売日が未定とあってあまり新しいネタはなかったんですが、その中で驚いたのは「大番長」がボイスありだということ。ジャンルから考えてなしだと思っていただけにかなり驚きました。とか書きながら昔の会報を読み直してみると最初の情報にしっかり書いてありますよ。とほー。
 肝心の発売日はまだ決まらないようで。スタッフの希望通り年末になることを私も祈っております。

 2003年8月17日(日)    あまりネタのない日
 ガンダムSEED45話。ちょっと意外でした。アスランがもうちょい深刻な危機に陥るかと思っていたんで。
 幾つかの謎が明かされましたが、まだまだわからないことも。フレイとフラガを繋ぐ糸っていうのはなんなんでしょうね。そこがわからないとどうにも。他にもキラが唯一の成功例という言葉にもわからないことが。SEEDの才能はこれとは関係ないということなんでしょうか。それと兄妹という話は?
 
 仮面ライダーファイズ29話。思わず一瞬、言葉を失いました。ここまで引っ張ってきたのにあまりにもあっさり互いの正体を明かしてしまうんで。それ以上に驚いたのは来週の時点であっさり和解しているらしいことですが。
 しかし、こういう事態になってようやく点でしかなかったエピソードが線となって繋がってくる訳ですな(最近、クウガを見直しているんでそのあたりの重要性を再確認してます)。人となりを知っているからこそ話し合いもできると。ファイズなんて勇治くんが唯一、憎んでいるような存在ですからねぇ。
 それにしても今週の勇治くんは強すぎ。琢磨、澤田のコンビに影山と続けざまの襲撃もものともせず、あっさりと撃破。オマケ二人は速攻で溺死コースだったのに。今なら北崎デルタとも互角に戦えそうですよ。まぁ、恐らくは展開を重視した今週限りの強さではないかと思いますが。
 
 F&Cの「魔女っ娘ア・ラ・モード」のデモ2をようやく見ました。まぁ、あんまり大差ないな、というのが正直なところです。映像的面白味もないし。にしても、この作品でもボーカルを担当しているUNDER17。どうも好きになれないというか、苦手なんですよね。以前「ぽぽたん」のボーカルを聞いた時もそんな感じ。苦手なせいか、同じような曲に聞こえてどうも。
 
 戯画の「ぱすてるキッチン」のデモも見ました。こちらは結構、頑張っているんじゃないかと。少なくとも発売前のプロモーションデモとしては遥かに優秀。キャラやHシーン紹介はもちろん、立ちCGの表情カットが幾つか見られるのは体験版並に意義があるんじゃないでしょうか。
 このデモを見てから知ったんですが、ヒロインたちは全て主人公の幼なじみなんですよね。ストーリーを読んで確認するまでは、ヒロイン全てがメインヒロインの関係者だった「ホワイトアルバム」を彷彿としてましたよ。ただ、全員集合CGの左端にいる方は紹介がないんで不明ですが。
 んー、結局このゲームを買うかどうかは今も悩んでいる訳で。春日井芳乃のためだけに買うのもなー。こういう時、複数の原画家が参加しているゲームってのは微妙ですな。

 2003年8月18日(月)    仮面ライダーファイズ・パラダイスロスト
 「静寂は闇の調べ」のゲーム感想をアップしました。もともとはいいものを備えるはずだったと思えるだけにもったいない感じです。結果論ではありますけど、どっちかと言えば延期の方がいいんだろうなぁ。あくまでどっちかといえば、ですが。
 
 「仮面ライダーファイズ・パラダイスロスト」(ネタバレ全開につき伏せ字)
 アギト、龍騎とは違って完全に別物の設定なんですね。CM映像以外は全くと言っていいほど情報を仕入れずに行ったので驚きました。というか、これ以降も驚きの連続で。
 全編通して驚くほどの死にっぷり。基本はあっさりと、加えてテレビシリーズの重要性はそれほど関係ないような。序盤で草加くんが死んだ時にはさすがに目を疑いました。脚本は富野先生ではないのですかと思わず聞きたくなるほど。
 人類が残り2000人程度、残りはオルフェノク。という設定はそれなりに面白いとは思うんですけど、勇治くんの理想という意味では微妙。彼の理想はオルフェノクが少数であるからこそ意義があるのではないかと思うんですけど。この状態じゃ強者の奢りにしか見えないような気も。
 テレビシリーズとの関連がどれくらいかわからないんで疑問は山のように。やっぱり筆頭は社長ですか。なぜ、あんな姿になってまで権力と威厳を持っていられるのでしょうか。
 他にも勇治くんと結花たんはクラスチェンジしているのに海堂はそのまんまとか(余談ですが、真後ろの席の小さな女の子が淡々とした口調で「海堂ばか」と言っていたのが印象的でした)、ラッキークローバーとデルタが無視であることとか、オメガはやっぱり本編には出ないのかなぁとか(このシリーズで初めてカッコ良いと思えるライダーでした。バイク乗ってないけど)色々と。
 シナリオについてはテレビシリーズとの摺り合わせの点を除いても、映画オリジナル設定に関する説明不足が目立ちました。もうちょっとどうにかしようはあったと思うんですが。絶対的に尺が足りない訳でもないし、正直削れるエピソードは結構あるだろうし。記憶喪失エピソードとかはかなり無駄。盛り上げる要素を欲張ったばかりに顕著な説明不足。しかも新しい武器のことを筆頭に矛盾を多く含んでるし。
 個人的に最も残念なのはラストバトルの展開ですか。勇治くんが麻里や巧に「なぜ、裏切った」とか詰め寄ったり、海堂や結花の死を憎々しげに語ったり、麻里と巧の絆(?)を見て勇治くんが少しでも迷うシーンがあったりすれば遥かに出来は良くなったと思うんですけど。そこまでの盛り上げ方はすごくいいのに。さすがに唐突に改心しすぎ。
 全体的に見ても感情の発露がいきなりすぎるケースが多かったように感じました。結花はいつの間にあれほど自分以外を信じられるようになっていたのかとか(テレビからは想像できない)。
 ラストのしり切れっぽい終わり方もちと残念。アギトや龍騎よりはましですが、明らかに中途半端。エロゲーページらしく表現するなら「痕」に代表されるクリア順序を制御しているゲームの1周目って感じ。2周目以降は犠牲になった奴らを助けられたりすんのかな、とかそんなところ。
 繰り返すようですが、去年、一昨年に比べれば満足度は遥かに高かったです。勇治くんのもがき苦しむ演技も良かったですし。テレビ版のラストがより楽しみになりました。

 2003年8月20日(水)    マブラヴ開始
 拝啓 鑑純夏様。
 私があなたに初めて会ったのはもう1年も前の話です。それ以来、会うことなく今日こうして再会の日を迎えた訳ですが、あなたのウザさは寸分足りとも変わっていませんね。ある意味でとても安心しましたよ。
 
 と、しょうもないネタから入りましたが、「マブラヴ」を始めました。や、基本的に体験版とほとんど変わるはずがないんでしょうけど、1年が経っても感想に変わりはないなぁ、というのが正直なところ。
 立ちCGによる寸劇もテンポを悪くしているだけにしか見えません。特に純夏とのやりとりは接触も多いだけにわずか数日ですでに疲れを感じてくる始末。しかも、それはただの会話で竹井10日氏のような面白味のある会話という訳でもないのだから困りもの。全体的に演出過剰ですな。やれることは全部やればいいってものでもない良い見本かと。
 各キャラクターの顔を見回した時に冥夜くらいしか落ち着いた人間がいないのも困りもの。かしましいことこの上なし。疲れる相手ばっかりというのも長丁場には厳しいです。キャラクターデザインがマンガ的なんでしょうね、このゲームは。言ってみれば主人公にあまり媚びない造型な訳ですが、これはエロゲーなのでそんなキャラクターたち(本来は脇役)にも個別のシナリオがある。微妙ですわな。個人的にはこのゲームほど、特定のキャラのシナリオに進みたくないゲームはありません。
 例えば「なぜ、メガネ委員長の機嫌をとらなくてはいけないのか」、とそんな感じ。普通は属性だけでなくシナリオレベルが絡んで回避したくなる(有り体に言えば嫌いな属性を耐えてまでプレイする気になるほど優秀な読み物ではない)のですが、本作は出来そのものは疑いないだけに却ってプレイしたくなくなります。恐らくは徹頭徹尾メガネだから。
 進捗状況はラクロスの試合の前日くらい。寒い。ひたすらに寒いのですが、このラクロス編。このエピソードは委員長好き好きな人でないと苦しいと思います。つーか、反メガネ属性の私には拷問にも等しいデスヨ。寸劇は全然面白くないし。なんだかなぁ。

 2003年8月21日(木)    月は東に日は西に〜Operation Sanctuary〜体験版
 PUSH!!10月号掲載バージョン。つーか、レジでヒトケタ違うこと言われたので大層、驚いたですよ。でも、コンテンツ全部見ても3枚も必要なの? とか思ってしまいましたが。
 
 内容は導入部のキャラクターが揃うまでのオーソドックスなものに加えて中盤以降のイベントをダイジェスト的に紹介。当然のことながら、それぞれのヒロインのシナリオに沿った話なので相互に矛盾が生じてたりも。
 システムはかなり安定していて、プレイ環境というものを考えてしっかりと作り出してくれています。オーガストはデビュー作の時点からそれが感じられて好印象ですわ。
 
 CG全般。似通ったようなヒロインのデザインも既にここの味という気もしますが、それにしてもよく被ってます。金髪はツインテール、ショートカットは小さく内気、ロリは年上のちびっこ、こんな公式が出来上がっているかのようです。典型的な幼なじみデザインの保奈美やサブキャラの文緒(体験版には未登場)の方がよほど(オーガスト的には)新鮮というあたり……。ただ、その分だけ保奈美なんかは描き慣れていないのかラインが微妙に安定していない感じですが。目覚ましCGとか他に比べると歪んでいるというかバランスが悪いような。
 表情による演出は立ちCG単独でなく、フェイスウインドウとの合わせ技によって構成。大きさは一緒。しかし、両カットが一緒のこともあればフェイスウインドウだけが変化することもあり(つまり、普段はあまり意味がない)狙いがよく分からず。恐らくは立ちCGに起こすまでもないポーズ変化を伴う表情変化とSDカットのためだと思われますが。
 立ちCG、イベントCG問わず作品が進むに連れてべっかんこう氏の描くヒロインは肉感的に、よりダイレクトに書けばエロっちくなってきてます。特に先程も書いた幼なじみの保奈美のカットは水着、浴衣、制服のイベントCGはいうに及ばず立ちCGまでエロいです。特にエプロンつき制服と普段着。ぶっちゃけ胸のラインが見えすぎ。お父さんはそんなの許しませんよ、ってなくらいの猛チャージぶり。
 
 シナリオというか、テキストは微妙にわかりにくい文章繋ぎがところどころに見られます。こんなにバックログを活用した、1コ前の文章を読み直したゲームは久しぶり。基本は悪くないんですが、描写を省きすぎなところもあるかと。
 基本設定に嫌な予感を覚えます。5年より前の記憶がない主人公、両親は行方不明、降ってきたヒロインが主人公を別人と間違える。「Princess Holiday」をプレイした人間としては背筋に悪寒が走るに充分な要素です。ガクガクブルブル。ああ、また変なことになるのかなぁ。
 学園生活の雰囲気は〇。実は初めてな訳ですけど、時間をかけただけあって(?)なかなかよろしいです。
 
 音楽は確実に「らしさ」が出てきている感じがします。聞いていて安心するような曲はゲームにピッタリと合っているかと。
 ボイスは今回から男性陣にも用意されました。それも含めて全体的なレベルはかなり高いです。
 
 最後に。基本的な作りは悪くないのでまぁ、買うでしょう。しかし、シナリオにあまり期待が持てないのは悲しいところ。いい意味で期待を裏切ってくれることを望みます。
 
 
 戯画の「ぱすてるキッチン」の発売日が10月3日に。ええーっ、1週間前にきてそれはないですよ。せっかく悩んだ末に買う気を固めたというのに。しかも、1週間とかでなくて1ヶ月以上もですか。まぁ、延期した上に9月26日に投入するのは得策でないと考えてのこの日なんでしょうが。
 もともとこれは「天使がいない12月」が延期されたことで買う気になった3本目。んー、もし代わりに何か買うとしたらF&Cの「魔女っ娘ア・ラ・モード」かなぁ。それともケチがついたと思って2本にしとくのが賢明かしらん。

 2003年8月22日(金)    CROSS CHANNEL体験版
 引き続いてのPUSH!!バージョンをプレイ。プレイ時間はかなり長め。4〜5時間くらいはあるかと。体験版ということで収録部分についても未完成部分あり。
 
 いきなり最初から結論を書きますが、このゲームってば相当に面白いです。プレイしながら随所で感心することしきり。なんというか、そこらのゲームとは見ている高さが違います。そして、実現しているものがまた凄かったりします。順に書いてきますがトータルバランスが驚くほど高いです。こんなゲームは年にどころか数年に1本ぐらいしか出会えない、そういっても遜色ないくらいのタイトル。つーか、9月26日までなんて待てません。今すぐ製品版をインストールさせてください(土下座)、というくらいのお気に入りぶりです。
 
 足回りは独自のシステムを採用しているようでかなり細かくカスタマイズ出来ます。全部検証した訳ではありませんけど、かゆいところに手が届きそうです。ホイールにもお好みの機能をつけられますし、変わったところでは右をダブルクリックすると画面サイズ変更機能なんてものまで設定可能。あんまり体験版のシステムに苦言を呈してもしょうがないのですが、画面サイズだけはなぜか毎回ウインドウサイズに戻ってしまうのが困りものでした。ちなみにクイックセーブしかできません。
 
 CG。体験版ということで立ちCG、SDカット(「ぼくらがここにいるふしぎ」などでお馴染みのヤツ)、イベントCGはかなり少なめ。シーンによって密度が異なります。それゆえに逆に製品版が非常に楽しみになったりします。今でも充分なくらいなのにこれが完成したらと思うと(想像中)。
 で、用意されている限りにおいてはかなり良いです。原画家の松竜氏の描くヒロインは素朴な感じがすごく良く出ていて作品の雰囲気にピッタリ。またSDカットの適性もかなりのもので、この方面にも才能あり。パ〇ーパ〇ガー〇ズとかいいのか? とか余計な心配も。立ちCGもポーズ、カットともに豊富で秀逸。長時間見ていても飽きにくいかと。
 
 シナリオはもう文句なし。田中ロミオ氏の書く文体は素晴らしいの一言。ギャグもシリアスも申し分なし。どんなシーンでも安心して見ていられます。ギャグの切れ味も相当なもので始終、笑いっぱなしでした。氏は出自が不明らしいんですが、田中一氏ではないか、と噂されるのもわかります。本人かどうかはわかりませんが、それに匹敵する実力の持ち主です。
 テキストは全般的にギャグ傾向ながら、時折サラリと入ってくるシリアスなワードに引き込まれます。焦らし方もうまいし、だれない工夫にもなっています。
 また、このゲームにはメガネさんが2人いたりするのですが、私としては信じ難いことに微塵も拒否反応が出ません。その理由としては至って簡単。別に特別、キャラが魅力的な訳ではなく、主人公が相手の魅力を多角的にプレイヤーに教えてくれるから。これは素直に感心します。少々の反属性などものともしないんですから。裏返せば好きなキャラはどこまでも輝く訳で。そういうキャラが多いことに喜びを感じます。
 個人的には山辺美希、桐原冬子、支倉曜子、七香あたりがお気に入り(つーか、メガネ以外ほとんど全員じゃないですか)。特に支倉曜子はわざとなんでしょうけど、なかなか登場しない分だけ、焦らされまくり。本編の大活躍、出番激増を期待。
 上で書いた体験版の未完成部分。ここにも光るものが。体験版、そして未完成ということを逆手にとってやりたい放題。製品版ではけして不可能な、検閲削除されるようなノリを展開。「おなかが空いたよ、〇ーマ〇オ〇ー」には大笑い。伏せ箇所3つが重要らしいです。
 数少ない欠点としては未完成らしく2ヶ所ばかりスクリプト指示が残ってます。〇〇 通常 とか。ま、製品版では直っているでしょうから問題ですらありません。
 
 音楽は雰囲気を盛り上げるしっとりしたものが用意されています。サントラ欲しくなりそうなので特典にして欲しいなぁ、とか思うくらい。
 ボイスも極まってます。演技力は二重丸。セリフに出ない吐息とかまで完璧レベル。実力あるメンツがしっかりとキャラを把握した上で演技してます。これも完成度を高める一因かと。男性陣にもボイスはあってそれがまた豪華。夜叉王ガイとサイサイシーですよ。例えが古いデスカ?
 
 総括。ここへきて急浮上した今年一番の作品候補。かなり実現する確率は高いように思います。まぁ、願望入ってますけど。このゲームをプレイしていると「マブラヴ」はいかにセンスなく、技術の無駄遣いをしているか実感します。
 ちなみにシナリオの田中ロミオ氏は水無神知宏氏と組んでPS2の「夏夢夜話」というゲームも製作中とか。しかも、来週発売とか。どんなスケジュールやねん、って感じですが。昨日書いた来週の3本目はあっさりこれになりそうです。や、もう最優先でしょうけど。何と言ってもお気に入り(になった)2人が組んでいる訳ですから。

 2003年8月24日(日)    魔女っ子ア・ラ・モード体験版
 仮面ライダーファイズ30話。ちょっとゲンナリな展開ですねぇ。最初から最後まで徹底したご都合主義ぶり。どんなに勇治くんは純粋なんだよ、とかフォローしてみても限界があるのですが。巧もあれを信じるなら大したアホだと思います。加えてどこで拾ったんだ、あのマシンは、っつーいきなり具合。もう壊れましたけど。
 それにしても、草加は何を考えているのか。どうも行動に一貫性がないような。脊髄反射で生きているとしか思えないですよ、今週の行動なんかは。特に澤田にベルト奪還を頼むなんて頭がおかしくなったとしか。
 
 「魔女っ子ア・ラ・モード」体験版。すでに買うゲームは固まったのでプレイする意味はあまりない気もしたのですが、せっかく掲載されていたのでやってみました。
 プレイ期間は1週間ほど。1日の流れは気が狂うかと思うほど同じ。クチビルの悪魔(悪友)に魔法で起こされる→午前中の学園イベント→昼休みの選択(誰に会うか)→午後の授業→放課後の選択→夜の選択……、と以下延々これの繰り返し。正直言って、同じ枠組みで進みすぎてかなり退屈。あまり良くない意味で1週間が長かったです。製品版はどれくらいの長さになるのやら。
 プレイ姿勢は最初から最後までエレーネ狙いで進めました。な、もんですから他のヒロインはよく知りません。ま、それはあくまで結果。このエレーネが好感触であったなら2周目以降もやっていたかもしれません。先日の「クロスチャンネル」のように。もう、ここまでの文章でお分かりかもしれませんが、日常会話はもう一歩。エレーネさんは最初っから好感度100近いはずなんですが、他のクラスメイトと大して応対が変わらず。主人公が誉めれば顔を赤らめたりしますが、恐らく主人公以外でも同じと思われ。困った時のちょっとした泣き顔も芸術的に可愛くなくかなり残念。素材はいいのにねぇ(かなり個人的な好みを言っております)。
 体験版では不明でしたが午後の授業というのが気になります。なんかわざわざ説明があった上で赤く表示されたキーワードの数々が毎日のように出てきます。もしかしてこれを後でテストとして出したりするんでしょうか。まぁ、3択なら別にいいんですけど、よもや入力式じゃないでしょうね。取りあえず、そんなことしてもゲームとしてちっとも面白くならない、とだけは言っておきます。
 そういや体験版バージョンにはボイスがないんでしょうか。製品版にはあるようなんですが。容量は84M程度とあっても良さそうなんですが、私の環境のせいでしょうか。音楽は鳴るし、これまでの主なFC01のゲームは問題なく喋っているんですけどねぇ。つーか、いつもと違ってコンフィグ設定が開けないのが全ての原因。そこさえ見られればどこに理由があるかくらいはわかるのに。
 最後に。まぁ、いつものF&Cゲーということに落ち着きそうな気配。ただし、ここしばらく01のゲームはいい感じだったので、そのあたりと比べると苦しそう。あくまで予想ですが。
 
 オーガストの「月は東に日は西に〜Operation Sanctuary〜」のデモを見る。なんとなく「家族計画」のボイスなしバージョンのデモを見ているかのようですが、かなりスピード感のあるデモに仕上がってます。まぁ、演出的な意味がインパクト以外にないので製品版がこれだとちょっと寂しいですけど。それとワンカットだけあるアニメーションはこれまでにないせいもあって浮いている感じがします。絵自体は悪くないんですけどね。
 
 昨日は映画を見に行ったんですが、夏休みのレイトショーを甘く見ていてあえなく玉砕。や、久しぶりなんで結構、堪えましたわ。映画の、ましてレイトショーの時って他へ方向転換しにくいんですよねぇ。せめて第2候補でもあれば良かったんですけど、残っている映画は「天使の牙」と「ハルク」のみ。友人とうなだれるように劇場を去りました。

 2003年8月26日(火)    マブラヴ1回目終了
 1回目は御剣冥夜エンド。
 間に3つも体験版を挟んでいたために随分と時間がかかりました。まぁ、そっちの方が(主に最初の2つ)大事だったので仕方ないですが。
 んでもってようやく長い1周目が終わりました。率直に言うと長い割には薄い内容でありました。実際、2周目に入らなければ確かなことは言えませんが、大きなイベントとしては最後(温泉旅行)まで共通イベントなのではないでしょうか。無論、細部は違うでしょうけど。
 立ちCGによる寸劇はエンディングを迎えてもあまり効果的とは思えず、ハッキリ言えば時間を無駄にしているように感じました。温泉の部屋での動きもなんだか悲しくなるばかりで。あれなら1枚絵の方がナンボかましのような気がしますよ。
 温泉旅行で香月一族は主人公をマインドコントロールするのが役回りなのだなと再確認。しかし、妹だか従妹だか知りませんが「君が望む永遠」の香月女医の発言をよもや、唯我独尊教師が誉めるとは思いませんでしたよ。つーか、手前ミソだよなぁ。こういうのって。なんともお寒い話です。
 この冥夜シナリオをプレイしていて思ったのですが、アージュってパターンが同じっていうか芸がないですよねぇ。主人公の思考パターンが孝之くんとあまりにも酷似しています。そりゃもう、あからさまに。言い訳の仕方までそっくり。もしや親類では、と尋ねたくなるほど。
 ついでに言い添えるならば、どこに魅力があるのかわからない主人公が大モテというところも共通。ライターには何かトラウマになるような経験でも? まぁ、エロゲーにはしばしば何の芸もない主人公がモテるというお話はありますが、それでも大概のゲームは主人公がヒロインに対して何らかの働きかけをしているものです。しかし、本作の主人公は極めつけに何もしません。にも係わらず全ヒロインから完膚無きまでに好かれている。しかも、ヒロインズは事あるごとにそういうところが魅力であるという主旨の具体性に乏しい発言をなさいます。そういうところってどういうところデスカ? まさにプレイヤーには理解不能。
 最終局面。壮絶なまでの展開にある意味で痺れまくり。盲導犬人生まっしぐらの主人公は三角関係の決着まで当のヒロイン任せ。果たして自分の意思はどこにあるのでしょうか。や、真面目な話、主人公が本当に自分の意思で決定したのってエピローグの日曜日の過ごし方くらいのような気がするのですが。
 加えてここのシーン。なぜか、「君が望む永遠」のあの樹の場所で行われます。この世界で恋人を選ぶのはここだという決まりでもあるんでしょうか。それとも、もしやファンサービスとでもいうつもりですか、これが。や、まさかねぇ。そんなことないですよ。うん、100パーありえないよ。
 Hシーンへの入り方にも腰を抜かしそうになりました。屋根が爆破されてその下にベッドが用意してあるってどういう展開ですか。こんなこともあろうかと、なんでしょうかねぇ。どんなことか。開いた口が塞がらず。ああ、1回で終了ってのもなんだかな、って感じがします。こんだけ金と時間をかけたゲームなのに。
 今のところ、継続してプレイしていますが新作の発売によって中断することは必至。面白い会話なんかもところどころに見受けられますけど、全体の印象はつまらない、の範疇に入りますね、やっぱり。

 2003年8月29日(金)    家飛−カットビ!−開始
 秋葉原遠征。昨日は面倒で買いに行かなかった「夏夢夜話」と「家飛−カットビ!−」、それに「ナイトデーモン」を買ってきました。他にも夏コミの目ぼしい本でもないかしらん、とのほほんと歩き回ったのですが別段、アンテナにひっかかるものはなし。猫娘亭の委託はいつカシラ。
 秋葉原に行った時は例によって例のごとく少しでも安い値段(新品)を探し歩きます。特典などに興味はありません。100円でも安いことが大事。高い電車賃を払ってますし、なによりこれでお金を浮かせることが出来ればスターバックスなどでのひんやり代を捻出したことになるのですから。ああ、ひんやり。何気に高いですからねぇ、あのへんは。
 
 で、戦利品の中から何を始めるか悩んだ訳ですが、結局は表題にあるタイトルからということに。最初はそりゃ「夏夢夜話」しかないだろう、という流れだったのですが、よくよく考えてみればこれを最初にプレイしてしまうと後に不安が残ります。
 つまり、面白さの度合いが「夏夢夜話」>>>>>「ナイトデーモン」>>「家飛」だったりしたら困るんですよ。後にいけばいくほど面白さが減退していくという。もちろん、実際はどうだかわかりません。面白さがこの逆かもしれないのですから。まぁ、まずありえないでしょうけども。
 そんな訳で最も期待値の低いものからスタートすることに(何気なく相当失礼なことを書いてますか?)。このあとの順番は「家飛」の満足度によって変化するでしょう。
 
 というような紆余曲折(というほどでもないです)があってまったりと始めました。まだ1時間かそこらなのであまり語ることはない、と言いたいところなんですが、それなりにあったりする訳です。このゲームってば。
 あらかじめ、あらすじにおいて知らされているといっても設定の実際の描写はかなりの唐突ぶりを示しております。何と言っても家が飛ぶという現象をキャラクターの誰一人紹介することなく起こします。どんなキャラクターであるかは全て事を起こしたあとでの事後承諾的な説明によって行われるんですよ。溜めが一切なく進む非日常は淡々としていて面白味に欠けます。穏やかな日常描写、そんな中でのキャラクターの姿を知っているからこそ、こういうのはそのギャップを楽しめると思うのですが。
 よってメガネがいきなり自○隊員を制圧して銃火器を奪ってもどうリアクションしたものやらサッパリわかりません。しかも、この女ローター部を狙ってヘリを撃墜したりします。ただの学生なのに。しかも、ハンドガン1発で。それを可能にした理由は弓道部だから。もう訳わかりません。
 他にも新撰組なヒロインはヘリのミサイルを切り落とし、衝撃波を利用して(!?)空を飛びます。当然のように自○隊員を大量虐殺。あなたはどこの飛天御剣流ですかと、あるいは名字が石川だったりするのですかと。まぁ、彼女がいれば幕府軍は五稜郭どころか江戸で完膚無きまでに薩摩、長州軍を殲滅していたでしょうけど。
 さらにはこんな幕末女を目にしても眉ひとつ動かさない自○隊ヒロインなんかもいたりします。ある意味、彼女の方が不自然な存在かと。
 そして、主人公。こんな世界で困ったことにとんでもなく無能っぽいです。誰かに促されなければ取りあえずの行動さえ出来ない感じ。なんとも行く末が心配ですわ。

 2003年8月30日(土)    家飛−カットビ!−1回目終了
 ガンダムSEED46話。巷の予想通り、やはりニュートロンジャマーキャンセラーでしたね。あの中身は。まぁ、ちょっと他にないですけど。
 今週はラクスがキラの役に立ったのがなんか嬉しかったですよ。明らかに特別な立場にいるのにこれまであまりキラの内面を支えることが出来なかったですからね。そういや、カガリとラクスを見ていて思ったのですが、低重力下では肩や膝を貸すのは意外と難しそうですね。すぐ動いてしまいそうで。
 
 1人目はなんか知らんうちに千代。最初はメインヒロイン橘美空狙いだったのですが、それらしい選択肢が1度しか現れず気がついたらこの流れに入ってました。
 えー、昨日の心配はまんまと当たりました。当たってしまいました。
 というかですね、千代シナリオを終えてしばし(放心してました)、我に返った私が一番に思ったのは一体これは何のためのお話なんだろう、ということでした。まぁ、何と言いますか。勝手に始まって勝手に終わっていた。まさにそんなストーリーなんですよ。この話を通して何が言いたいのか、何を読ませたいのかがサッパリ見えてきません。ぶっちゃけテーマはなんですかと、そういう感じ。せっかく用意した設定も投げっぱなしで終わっているし。本気でどこを楽しめばいいのかよくわかりません。
 こりゃ、他のシナリオも期待できないなぁ。正直なところ。「ロケットの夏」とは大違いですよ。シナリオレベル、分量に差がありすぎます。
 昨日は触れなかったシステム関連。立ち上げる度にウインドウサイズが戻るのはF&C同様、不便なんで記憶して欲しかったところ。スキップは既読未読を判別してくれるのはいいとして、ボイスの頭は読まなくてもよろしいのではないでしょうか。
 ボイスといえば久々に聞いてるのがツライです。メガネとロリ(18歳以上)の両名が。ぜひとも個別オンオフの機能が欲しかったです。個人的には痛恨。他のメンツは悪くないだけに。

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