徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2006年11月1日(水)    終末少女幻想アリスマチック1回目終了
 1周目は中条白衣、黒衣姉妹。
 う〜ん。何とも言えない感触を感じております。つまらなくはないのだけれども、面白いとも言い難い。基本点はなかなかのものがあるのだけれど、加点がそれほどないというか。まぁ、周回を追って謎を解いていくタイプのゲームですから1周目であれこれ書くのもどうかと思うのですが。
 戦闘シーンは結局、いずれのシーンをとってもあっさりテイストに仕上がってます。あまり、気にする方ではないと思っていたのですが正直ボリューム不足ではないでしょうか。キャラクターたちの強さが全然伝わってきません。これなら「メイドさんと大きな剣」の方がよっぽど熱かったですよ。特に中条姉妹は獲物が小太刀で身長は低く、体重も少なく稽古もしないと強さを危惧したくなる設定で、テキスト上でも強くは見えないという苦しさ。ただでさえ、戦う理由が無理矢理っぽいこれはねー。設定のテキスト上での実践率が低いのは困ります。雰囲気だけで全てを悟れ、ってなゲームだと言いたいのかもしれませんけど。
 シナリオはひとことで言ってしまうと「To Heart2」の姫百合姉妹シナリオと構図が全く一緒。姉と妹の役割、クローズアップの仕方まで一緒なのはどうなんでしょうか。キャラメルBOXでは一人も「To Heart2」をプレイした人がいなかったんですかねぇ。まぁ、気付いた時には遅いのかしら。
 シナリオ中の小鳥遊圭のセリフにやな予感を覚える。「全てを知ることが幸せとは限らないよ、蔵人」(うろ覚え)。これがシナリオライターからの作品に対する暗喩でないことを祈ります。ホント、頼みますよ。
 中条姉妹シナリオとしてはオチの弱さも気になるところ。他のシナリオでも一緒かもしれませんが、敵の存在が判明したと思ったらもう死んでいます、というのは厳しいと思います。ミステリーならそれも魅力的にできるんですけど、本作ではねぇ。
 そういやCGですけど、勉強シーンと食事シーンを同じCGの差分でまかなうのはさすがに苦しいと思います。ポーズが極めて不自然ですよ。おかずが全く別物だったりもしますしねー。

 2006年11月3日(金)    終末少女幻想アリスマチック2回目終了
 2周目は觀興寺六花。
 あくまでなんとなくではあるのですけど、六花ルートは他ヒロインルートのフラグ立てに失敗した時の救済ルートに感じられました。まぁ、六花は最初から出ずっぱりなので他のヒロインがあまり出なくなっていくシナリオ展開にそう感じるのでしょうけど。正直に言うとルートに入り立ての時はバッドエンドかと思いました。六花だけだとなんか寂しいんですよね。
 シナリオはなんだかねぇ。シューティングゲームばかりしていたような印象が残っているデスヨ。真面目な部分だと作品に有益をもたらす敵の不在が効いてしまっているように思います。味方にばかり登場人物が多いせいで当該ヒロイン以外の扱いがすごい雑なんですよね。伊織や小夜音がものすごい勢いで株を落としていく様子を見てると泣けてきましたよ。ヒロインを光らせるためにはやはりキチンとした敵が必要なんだなぁ、と再認識する思いでした。
 他にはテキストですかね。雰囲気作りのためにあえて難しい単語を選んでいるのでしょうけど、それが時に災いするんですよねぇ。食事を採らせることができて溜飲が下がった、とか明らかに用法が間違っているケースが散見されます。「わかる話だ」を「わかる算段だ」、ってな使い方もどうかと思います。
 主人公のボイスは結局、最後まで出たり出なかったり。取りあえず法則だけは見つけました。喋り始めると戦闘がある、という収録方法であるようです。展開が読めてしまうのは予想外の欠点ですか? いきなり喋り始めることにどうしても違和感を拭えなかったのでコンフィグでオフにしてしまいました。それでも、ヒロインと同時に喋る時などは勝手にボイスが出るんですけどね。誰が許可したか。
 主人公といえば気になるのがその弱さ。モテ度と同じかそれ以上に根拠もなく周囲に評価されまくっているのですが、結果は全くついてくることがなく2シナリオで6戦1勝3敗2分け。1戦目は共通シナリオで必ず小夜音に負けるとはいえ、これはどうなんでしょうか。「群青の空を越えて」の萩野社くんの撃墜されまくり王よりはましですけどねぇ。
 
 PCエンジェル12月号。14周年だそうで。雑誌には逆風の時代ですが頑張って欲しいです。
 「Swindle」M no VIOLET:ここのメーカーにしては(失礼)なかなか意欲的な設定がいい感じです。失明したが手術をすれば幼なじみは治ってしまう。そうすれば自分が彼氏でないことはわかってしまう。幼なじみが勘違いした彼氏という役割を続けるのか、それとも真実を告げるのか。やー、良い設定です。ただ、ブランドがブランドだけにこれってエロのためだけの設定なのでは、という疑念がどうしても。まぁ、発売日が12月29日ではどうにもなりませんけど。今年は久しぶりに大作、注目作が12月に集中している感じ。ここ数年は11月だったのになぁ。
 
 「Sentinel」CLOCKUP:情報自体は以前から出ていましたがまともに知ったのはつい最近。過去改変AVGというと実効性は全くなかったんですけど、「ホワイトアルバム」を思い出します。冒頭で現れたヒロインとの関係(過去)を選択肢で自分で選ぶという変わった導入部でした。あれでホントに変わっていたらもっと面白くなったかも。
 過去を改変しないとえらいことが起こるらしいというあたりにも注目。

 2006年11月4日(土)    終末少女幻想アリスマチック3回目終了
 3周目は月瀬小夜音。
 一応は他のルートとは異なったサイドのお話が見えるという展開なのですが、いくらなんでもこれは違いすぎます。中条姉妹シナリオではほんのわずかばかり、特異点のように浮いてエピソードが折り込まれてましたけど、六花シナリオなんて何も伏線がありませんよ。二重人格ばりに姿勢が違うというのはどうなんでしょうか。それと本作ってルート毎に細かい設定に違いがあるので謎が明かされても「おお」というより「ふーん」って感じなんですよねぇ。伏せられた事実に重みがありません。
 小夜音のキャラもちょっと感情移入しにくいですよ。剣術はマスタークラス、学校の勉強は文句なし、紅茶の入れ方は完璧に近く、洋菓子は見事に作る、料理は非の打ち所なく、立ち居振る舞い礼儀作法は誰もが見ほれる艶やかさ、諜報活動は超一流。でも、男女の機微については小学生なみ。というか一般常識が欠如していてスパイなんてできるのでしょうか? まぁ、取りあえず二重人格クラスの落差が素直にしんどいです。あーそれと不治の病もありましたっけ。常盤愛@「ぶるまー2000」ですらここまで傍若無人に無茶な天才っぷりではありませんよ。
 シナリオは盛りあげようとしてもう一歩うまくいっていない感じです。まるで「サクラ大戦」のようなベタで緊張感に欠けた「俺はいいから先へ行け」展開はなんと言っていいやら。最終決戦も肩すかしでありました。中途半端な転生ものは少しも心をくすぐりません。
 というか今さらではありますけど、このライターは戦闘シーンを書くのに向いていません。尺も短く、淡々と強弱もなく描写するだけなのでどうやっても燃えにくい。殺陣にも展開にも工夫が感じられず方程式のような結着のさせ方なのでいつも唐突であっけない。耽美にしたって演出も描写も足らないし、もうちょっとなんとかしないと厳しいです。正直に言ってしまうとどうしても戦闘が必要とは思えないんですよね、この作品。設定としても見せ場の魅力としても。
 Hシーンはなんか面白かったです。突然、親父化する主人公が何とも言えず香ばしく。これまでの2シナリオでそういった面が全くなかった訳ではありませんけど、小夜音シナリオは唖然とするほど蔵人が親父的嗜好を剥き出しにしています。
 ところで戦闘中の蹴りのCGはなんとかならないものか。普通に立っている時のカットを傾けて使っているだけなんですけど。足首が曲がっていない蹴りって気持ち悪いです。

 2006年11月6日(月)    終末少女幻想アリスマチック4〜5回目終了
 4周目は疋田伊織バッド。
 なーんかあまり印象に残りませんね。先輩の出番が飛躍的に増えて、代わりに六花の出番が減って毎日のやりとりはだいぶ変わったはずなのですが、どうもそんな気がしません。まー、結局はひかりの子守がメインであるからかも知れませんけど。それと誰がヒロインでも子守以外の小イベントがほとんど同じっていうのも関係あるかも。お祭りとかね。正直、細かな違いは後から思い出せそうにありません。
 先輩の普段はクールに見せて、誉められたり、礼を言われたりするのに弱く慌ててしまう、といったキャラは可愛らしいのですが、活用がもう一歩という感じです。記憶に残るようなイベントがほとんどないといいますか。結構もったいないなー。
 そーいやどうして先輩は流派にそぐわない処刑刀なんか使っているんでしょうか。どっかに書いてあったかなぁ。
 5周目は刀伎直冬芽。
 ここから第2オープニングとなるのですが、これってわざわざ隠すほどのものでしょうか。1周目は出さないまでも2周目以降に普通に出しても全く問題ないような。同じことは冬芽のシナリオにも言えて、わざわざクリア順に制限をかけるほどの内容は含んでいないように思えます。ここだけの衝撃の事実が明かされる訳でもないですしねぇ。強いて言えば今回の危機の形に対して冬芽が役に立つ、というくらいで。
 本作では珍しく惹かれ合う過程がまともです。冬芽の一進一退する気持ちを丁寧に書いているので好感がもてます。主人公の方もそれには及ばないものの、けして悪くはありません。違う箇所で「蔵人しかいなければそりゃモテるよねぇ〜」→「そいつを言っちゃあ、おしめぇよ」なんてセリフがあったゲームとは思えません。
 しかしながら、それ以外のシナリオは伊織シナリオのひかりが冬芽に変わっただけという印象がとても強いのは残念なところ。というかひかり出ないしねぇ。他にはないプールイベントがあったのがせめてもの救いでしょうか。でも、イベントCGはないしなぁ。あと付け加えるならもったいつけたシナリオでHシーンが増えるどころか、減ったというのはかなりさみしいです。

 2006年11月7日(火)    終末少女幻想アリスマチック終了
 ラストは疋田伊織。最終楽章のサブタイトルのやる気のなさに唖然とする。いくらなんでもそれはどうよ、というセンス。バッドのにアレンジとつけただけなんですけど。
 シナリオのノリというか展開からするとこれがトゥルーっぽいように見えるのですが、オチを見るとあまりそうとは見えません。というか、サブタイトルにアレンジとついたのは伊達ではないな、というラスト。結末だけを見るなら冬芽シナリオが一番トゥルーっぽいです。基礎的なイベントも冬芽シナリオの方がいいですからねぇ。2人ともに出番があるし。実のところ、伊織シナリオはそんなところもアレンジっぽい感じです。
 伊織本人の活躍というものを考えてもこれよりもバッドの方が遥かに光っていたと思います。なにより流派の特性がしっかりと出ていましたからね。要はオーラスシナリオとしても伊織トゥルーとしても中途半端なんですよね。後味もよくないしなー。
 シナリオのボリュームもやや微妙。ひかりが出て来ない、セッションは2度しかやらない、ストレーニアンの描写も少なめ、とあってかなりの急ぎ足となっております。周回を重ねるゲームだから、ということでテンポを重視したのかもしれませんが、その代償が必要最低限の中身ではねぇ。ヒロイン重視とも言い難く、筋書き重視とも言い難い。うーん。
 全て終わるとエピローグが見られるようになります。各ヒロインごとに用意されていますが、2、3確認してみたところその中身はほとんど一緒のようです。会話は変わらずに相手がヒロインである、というくらい。タロットカードや白紙の手紙の謎も明かされるのですが……。このゲームはホントになぁ。最後のこれが全てを象徴しているといってもいいと思います。用意された謎が明かされるまでの間、まずこれが楽しめない。興味を持てない。そして、忘れた頃に明かされてもまるで感心することができない。もちろん、衝撃を受けることもない。少しずつ伏せられた事実が明かされるゲームでカタルシスを感じられないのはいかにもツライです。
 それにしても、六花のエピローグは実に寂しい。5年後という設定のせいで立ちCGがあるのは観影先生のみ。他のメンツは声はすれども姿は見えず。なんだかなぁ。
 長く感じた「終末少女幻想アリスマチック」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

 2006年11月11日(土)    デスノート The Last Name(後編)
 すでに昨日のことですが「終末少女幻想アリスマチック」のゲーム感想をアップしました。内容ゆえに随分と時間がかかってしまい疲れました。あそこまでの長文を書いたのは久しぶりかも。
 もうちょっと時間をかけて熟成してくれたらねー。意欲作だけにもったいないですわ。でも、エヴァ色が強いのはやはり気になりますね。もうちょっと工夫を。
 
 「デスノート The Last Name」。
 不定期映画鑑賞記の方にも書きましたが、こちらには主にネタバレ要素について少し。
 向こうにも書きましたが、出来は予想よりは良かったです。まぁ、前編がそれだけ悪かったということですが。
 前編と変わることなくモノローグを基本として使わないのでキャラクターの行動の意味がわからない。例えばLが落ち込むシーン。Lの心理状態が書かれていないのでどうしてそうなったのかが大筋でしかわからない。原作では自分の推理が外れていたために落ち込んでいたが、そうしたことを示す描写が映画版には存在しない。つまり、まだ2人を疑っているのかいないのかすらわからない。しかも、これを後半では伏線として使おうというのだから始末におえない。シーンによって都合よく原作準拠だったり、設定を変えたりしているのだ。
 一番の問題はやはりラスト。見ている側の意表をつくためにああいったシナリオにしたこと自体は評価できる。確かに驚かされた。しかし、謎解きの段になるとボロボロの筋書きであることが明らかになってしまう。
 まずLがデスノートに自分の名前を書く点。Lの性格から考えてこれはあり得ない。デスノートの能力を検証しないことには動かないのがLという人間である。それなのに不確かなことを頼りに作戦を立てるとは考えられない。ましてあの作戦はライトが100%キラであると確信していることが最低条件である。
 次にレムがデスノートにLの名前を書く点。これの前の時点でLの名前はすでにデスノートに書かれている。つまり、もうレムにはLの寿命をどうすることもできないし、効果もないのだからレムの行動はミサの寿命を延ばすことにはつながらない。よってレムが砂になることはない。
 3番目にLの死んだふり。単純に考えて用心深いライトが宿敵の死を確認することがないというのは不自然である。それに確認しないのを是としたとしても、気付かないままにどうやって後始末をしたのか。まさか放置したままなのか。
 タイミングとしても疑問が残る。Lはレムがノートを使うとは予期していなかったし、ワタリが狙われるとも思っていなかった。つまり、いつ死んだふりをすればいいかわからないはずなのだ。仮想として自分は計画的に死ぬはずなのだからライトの計算通りに死んだふりをしなくてはならない。そして、その時間を知ることはけしてできない。神でもない限り。ワタリが殺されたからうまくいったのだが、これにしたって時間がズレる可能性は大いに考えられる。
 4番目にミサが新しいキラと確信する点。犯罪者が死に始めた初日にもうミサであると確定しているのはどう考えても不自然。デスノートを樹の根元に埋めたことを知っているのでなければ。もしそれを知っているなら監禁を解くはずがないし、解放したとしても犯罪者が死ぬまで待つことをLはともかく他の捜査員が承知するはずがない。こういったあたりだけ原作のキャラとは違うとするのは明らかにアンフェアである。
 5番目に全捜査員がLの作戦に従う点。Lの言っていることは全て机上の空論であり、一度は否定されたことである。Lだってそれを認めざるを得なかった。なのにいかなる根拠を持ってライトがキラであることを信じるに至ったのか。信じさせたのか。特に父親はなぜ? 立証のために犯罪者が死ぬことを認めるのも妙である。
 6番目にLの作戦がライトに全く気付かれることなく進行する点。ライトは捜査本部に詰めていたはずで、あれほど大がかりな仕掛けをして気付かれないというのは無理がありすぎる。
 ざっと挙げてもこれぐらいは厳しい点がある。他にも細かい点を挙げていけば切りがないほど。例えばライトが自分でデスノートを手にしても偽物と気付かないとか。
 そういやレムがメスでなかったのはどういった理由からなんですかねぇ。

 2006年11月13日(月)    昔プレイできたゲームが動かないってツライよねぇ
 仮面ライダーカブト40話。もう40話ですか。個人的にはここまでかなり短く感じられました。それだけ間延びした印象を受けることなく楽しめた、ということだと思います。まだ終わった訳ではありませんけど、途中で失速せず最初から面白い、という観点からすると平成ライダーシリーズでは一番かも。個人的に買っているクウガでさえ序盤は色々な面でちょっと弱かったですから。まぁ、最初のシリーズってこともありますけど。
 閑話休題。
 最近のパターンとして前編はノリも良く弾けた展開で面白いのだが、オチである後編となるとなんとな〜くまとまって勢いも楽しみも薄い、という感じにすっかりなってしまっていますな。今回もまさにそれを踏襲しています。足して2で割れればいいんですけどねぇ。なかなかうまくいかないものですな。
 今回のエピソードで思ったことは闇の兄弟は何を目的にしているのか、ということ。よくわからないですよねぇ。誰かの指示で動いている感じでもないようですし。
 ところで矢車さんの恋(?)は影山に説明しても別によかったのでは。男女の違いはあれども影山を引き込んだことと基本的には同じでしょうに。しかし、このエピソードは闇の兄弟の未来を暗示しているように思えてなりませんよ。
 間宮麗奈のエピソードは個人的にはイマイチでした。もっと問答無用で追い込まれてしまう展開の方が良かったように思います。徐々に戻るのではなくいきなり完全回帰してしまって大介が撃つしかない、みたいな展開の方が。もちろんそこまでに麗奈の苦悩を入れるべきだとは思いますが。もしかしたら戻せたかもしれない、という未練が残る展開の方が子供には消化不良でしょうし。
 本編後のミニドラマは本当に貴重です。本編では絶対に見ることのできない映像のてんこ盛り。矢車さんのあんないい笑顔なんて本編ではあり得ませんて。まさにレア映像。
 
 先日、よそのレビューを読んでいたら久しぶりに「CROSS CHANNEL」がプレイしたくなって早速インストールしたのですが、なぜかロードすると100%の確率でフリーズします。2003年に遊んだ時には何の問題もなかったのに。さすがに驚きました。試しに体験版(製品版と違うイベントがあったので残してあった)をやってみると全く同じ症状が起きます。
 アンインストールしてインストール、を数度繰り返すもまるで変わらず。曲を再生しようとして止まっているように見えるからボードを調べるも異常なし。そもそも2003年時とハード的には何も変わっていないのだからどう考えていいやらわからない。
 もちろん、修正ファイルなんてありません。念のために他の症状用のファイルをあてるも効果なし。仕方ないのでホームページの注意書き一覧を読んでみると気になる一文が。
 >デュアルディスプレイには対応していません。
 私はデュアルディスプレイにはしていないものの、以前グラフィックボードのバージョンアップをしたら対応可能になっていました。よもやと思いつつファイルをアンインストール。ちょっと時間はかかりましたが懐かしい感じになりました。
 そして、試すと無事ロード成功。はぁ、良かった良かった。あとで戻さなくてはいけないのは面倒ですが、ロードできないよりかはずっといいです。やっぱりパソコンて大変だなぁ、と改めて思いましたよ。もっと詳しければね。

 2006年11月18日(土)    妖刀事件開始
 現在5日目まで。
 雰囲気はなかなか。出来もそう悪くはないと思うのですが、ここまでは如何せんワンパターンかなぁ。夜は狂気にあてられて酷いめに遭って朝までうなされる。鬱っぽい状態で街に出るとヒロインに出会って有頂天。気を取り直して再び夜に備える。
 本当にこの繰り返しで進行しております。主人公の行動に主体的な理由がなくて物語に入り込みにくいのが難点です。殺人鬼の出る場所がわかって、憑かれたように毎日そこへ急行する理由が全くわからない。出会えば出あったでしこたま驚いて結局、逃げ出すし。それが自ら望んでなのか、それとも何かに操られるかのようになのか、それさえも不明なあたりどうにもねぇ。
 この手の描写(パターン)として「痕」という珠玉の作品があるだけに色々と物足りないと感じてしまいます。特に見せ方の違いといいますか、センスの差があからさまに見えてしまうのは厳しいところです。もしかしたら自分なのか、とは疑わないものですかねぇ。
 まぁ、まだ途中なので今後に期待という感じですが、深夜にプレイしても少しも怖くならないのはどうにかならないものか。ホラーではないのかもしれないけどねぇ。
 画面構成は大胆にも真っ二つ。左半分が立ちCG表示エリアで、右半分が縦書きのメッセージ表示エリアになってます。経験者は「果てしなく青い、この空の下で…」を思い出してもらえばわかりやすいかと。イベントCG表示時には全画面メッセージ表示になります。しかし、メッセージは画面が埋まればページが切り替わる方式ではなく、絶えず左端に追加されていく(表示できない分は押し出されるように右端へ消えていく)方式なので慣れるまではしっくりこないかもしれません。
 バックログも相変わらずといった感じで使いにくいです。起動しても文字色が変わらず、現在どこを指しているのか見た目でわからないのでボイスリピートにもだいぶ不便かと。戻れる量も少ないというか、シーン切り替えでリセットっぽいですからねぇ。
 ライアーらしさと言えばボイスもいつもの仕様。男性キャラには一切なく、ヒロインたちもパートボイス。サブキャラには普段はなしでHシーンだけあり、なんてケースも見られました。パートボイスももちろんですが、重要な男性キャラにも声がないってのは緊張感が削がれますね。怖くない一因はこのへんにも関係あるかもしれません。

 2006年11月19日(日)    妖刀事件1〜2回目終了
 仮面ライダーカブト41話。アンチミミック弾。最終回に向けて大きく動き出して来たように感じます。しかし、ワーム多すぎではないんですか。隣人がワームというノリですよ。ネイティブも合わせると純粋な人間て実は少ないのでは。「555」の映画の状態に近いとか。
 展開としては見ていてはわわわわわわ、という感じでした。田所さんがすごい勢いでフラグを立てていくように見えたので。最初は今回で加賀美くんを守って死んでしまうのでは、と思いました。それぐらい今回の加賀美くんは理不尽なまでに弱かったです。後半は衝撃を受けているからだとしても前半はねぇ。あり得ない弱さのような。
 加賀美くんに同情もしくは感情移入できないのが今回のエピソードの失敗している点だと思います。ネイティブの正体がハッキリしないということもありますが、なにより加賀美くんの姿勢が問題。あそこまで拒絶しておいて自分はどうなのかと誰しも疑問に思うような。剣くんに対する態度はなんなんだよ、と。天道を敵に回してまで守ろうとしたくせに。それとひよりはネイティブでしたけど、別段殺そうとしていたようには見えないですよねぇ。行動に一貫性がなさ過ぎ。せめて弟のことを出せば良かったのに。せっかく加賀美パパも出ていたのだから。
 田所さんがネイティブ。これがいつも知っているけど言えない、という態度を取り続けていた伏線でしょうか。しかし、随分と立場が弱いような気がします。来週も危険度は高そう。というか、たぶんラストまで生き残らないだろうなぁ。ところで、以前に出てきた弟もやはりネイティブなんでしょうか。
 間宮麗奈と入れ代わるように出てきた乃木怜治はラスボスなのかやたらと強いです。人間体でも強いあたりどんな人間に擬態したのやら。流派東方不敗とか? それともやっぱり波紋法を修得した人間ですかね。ザ・ワールドとか使ってますし。まぁ、これを使わないことには時間を操る男には対抗できないですよねぇ。ただ、死にさえしなければ時間を巻き戻せばノーダメージのような気も。
 八つ当たりにおいても頂点に立つ男、破れる! 新聞の見出しにもなりそうな事態です。そして、3バカここに爆誕。果たして物語にどんな形で絡んでくれるのか期待です。そういえばじいやさんは?
 
 「妖刀事件」。1人目は榊原美也、2人目は大沢香月。
 スタッフロールを見終えた後に思わず沈黙してしまうような出来です。「で?」とか「結局、何が言いたいの?」とかそんな感想を持ってしまうシナリオには正直、閉口するしかありません。ホラーでもミステリーでもないのは覚悟していたけど、それでもこんな事態になった謎解きというか解説程度はあるだろうと思っていただけにショックは大きいです。
 偏見かもしれませんが、やはりエロゲーと渋谷は合わないのではないでしょうか。いかにもそれっぽい人物デザインが物語への貢献度自体を下げているようにも見えてしまいますよ。「渋谷っぽい」が色々な思考や行動を妨げているような。美也の取ってつけたような過去もなんだかねぇ。大雑把すぎる伏線しかないから全然、驚けないし。無意味に不快なだけデスヨ。
 対になっているとはいえ香月シナリオと間違い探しレベルの差しかないのはどうかと思います。しかも、スキップできないあたりがまた苛立ちを誘います。ヒロインの名前以外ほとんど文章同じなんですけど。違いはマッドジョーの戦闘シーンくらいか。惹かれあう過程なんてないしねぇ。ああ、渋谷だから別にそんなのいらないのか(ひどい発言)。
 
 「瑞本つかさ先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン!!」。こんなのも買いました。「妖刀事件」でささくれだった心にお手軽なスタイルのゲームがちょうど良いです。
 授業形式でテーマを説明、そして実習(Hシーン)という流れが意外と今までにない感覚で面白いです。ただ、あまり勢い込んでやるものではないので、連続して遊んでいると飽きやすそうです。私は今、正しい(効果的な)遊び方をしている確信があります(あまり嬉しくない)。
 問題点は1授業につき1CG(差分あり)なことですかねぇ。もちろん60という授業数を考えれば仕方ないとは思いますけど、それでも1シチュエーション1枚というのは寂しいです。本作で気付いたんですけど、私はHシーンなんかで1枚目から2枚目(以降)にどう繋がるか、どう変わるか、なんてあたりもどうやら期待しているようです。

 2006年11月20日(月)    妖刀事件3回目終了
 3周目は榊原美也バッドエンド。
 フローチャートの大きな流れは4本しかないのにそのうちのひとつがコレ。内容的にはほとんど変化なく、どういう理由でバッドになるのかもよくわからない。やってられませんて。DOS時代のシルキーズならこの程度のエンド違いなら6倍は用意してくれたことでしょう。もちろん、大抵はそのような結末になる理由を用意した上で。
 プレイ中はほとんどがCtrlキーによるスキップでありました。文章ほとんど同じなのにルートが違うという理由でスキップできないんですよねぇ。困ったもんです。
 そういや本シナリオで死体消失と警察の捜査がない理由が明かされました。
 シナリオ終盤に差しかかると、それまでは死体発見の報を受けて警察が動いていたのですが、それが止まります。しかも、死体がないだけでなく痕跡も丁寧に消されています。ちょっとしたミステリーです。
 で、その解答が「死体を処理する人がこの世界にいるから」、でした。もうちょい詳しく書くとそういったことを職業にしている人がいるからその人たちに頼んだ。ということらしいです。やー、本気で言ってるっぽいですよ、この理由。説明にもなっていないような気がするのは私だけでしょうか。投げやりにもほどがあるだろ……。
 妖刀事件もあと1ルート。毒食らわば皿までも、の言葉もありますし最後までやりますよ、ここまで来たら。あまり考えたくないことですが、ライアーソフトももう駄目なのかしら。さすがに今回のはちょっとなぁ。
 
 すでに先週のことですがlightから意外な新作が発表されました。「群青の空を越えて」のライター早狩武志氏の新作「潮風の消える海に」。原画はぽよよんろっく氏だそうで。驚きなのは発売時期とそのスタイル。この時期の発表で1月発売。加えてダウンロードで先行発売だとか。価格はパッケージ版で3150円。
 要するに短編てことなんですかねぇ。あらすじを見ても長編は難しそうですし。すごく大雑把にイメージすれば早狩武志氏が書く「ロケットの夏」てなところですかね。しかし、メディアがDVDということはそこそこ容量はあるんでしょうか。

 2006年11月24日(金)    瑞本つかさ先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン終了、放課後2開始
 すでに昨日の話ですが「妖刀事件」のゲーム感想をアップしました。なんというか、まさかライアーソフトでこんな経験をする日が来ようとは。時代は変わる、とか言いたくないですねぇ。収穫と呼べるのはラノベ的探偵論くらいでしょうか。
 
 「瑞本つかさ先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン」。長かったのか、短かったのか。とにかく終わりました。以前に書いたように、「妖刀事件」が早めに終わったこともあって連続で授業を受けていたらあっという間に飽きる羽目に。終盤なんてHシーンよりも無駄知識の方に関心があったくらいで。他にやるものあれば良かったんですけどねぇ。まー、やっぱりシナリオのないゲームは取り扱いが難しいです。延々とミニシナリオ系のファンディスクをプレイしているようなものだからなぁ。
 ゲーム感想を書くかどうかは未定。ものすごく書くこと少なそうだからなぁ。
 
 「放課後2」。まだ始めたばかり。
 最初から強制でHシーンがあるゲームなんて久しぶり。まぁ、それはいいんですが気になるのはその内容。あらすじと微妙に違うような? 開始当初の主人公はトラウマのせいもあって生身の女には興味ないと仰っているのですが、ヒロインへの仕打ちを見るととてもそうは見えません。制服だけといいながら中身への劣情が迸りまくり。制服の着こなしが素晴らしいと言うなら中身を無視できるはずもないですよねぇ。
 行き過ぎた性善説の申し子みたいなヒロインが最近では珍しくていいかも。どこまでいっても相手を良い方向に信じようとする姿勢は見事。さすが姫とか呼ばれる人間は違います。こういった作品では絶好の鴨です。ただ、こちらもマニュアルのキャラ紹介にあるような主人公を改心させようとする姿勢が見えないなぁ。これからなのかしら。
 曲も意外といい感じ。主人公の家での曲が和やかな変質者の日常、ってな曲で素晴らしいです。主人公のキャラもわかりやすい不審者像を地でいってますからねぇ。
 
 バナナシュッシュの新作が「たまたまクリスマスBOX」ってなぁ。またすぐにこういう商売を。ああ、でもちょっと欲しくなっている自分が憎いデス。原画家のファンというのはこういう時に困るですよ。どうせボリュームはとんでもなく少ないんだろうし。

 2006年11月26日(日)    放課後2・1〜2回目終了
 仮面ライダーカブト42話。一体どうなってしまうのか。ザ・ワールドを使われてモロに攻撃を食らったら時計塔にめり込んで即死ですよ、とか考えながら見ていたら。なんか何事もなかったように復活してるーーー!?  って言うかあの時の豆腐屋の親父だーーー!! 闇キッチン編以来こういう味のある一般人キャラは出てないですねぇ。まさかこんな使い方をしてくるとは思いませんでした。すごい衝撃です。覚えているということがこの作品の確かな魅力だと思います。
 3対1でもあっさり負ける。こんなところでもジョジョを彷彿としているのはやはり見る側の意識が強すぎですかね。そして、計算通りとばかりに別れる闇の兄弟。すいません、矢車さん。たいへん笑わせていただいております。だって面白いもん。
 恋愛ドラマのフラグ立てのように力を取り戻す剣くん。豆腐(トゥフゥー)は偉大だ、とか思わせておいてやっぱり空回りしています。頑張って手品なんかしていますけどすっかり背景です。ところで闇の兄弟からは脱退でしょうか?
 変身せず素手で立ち向かう田所さんが素敵です。他の人にはない格好良さを持っていますよ。
 ザ・ワールド破りはイマイチ。まぁ、カブトといたちごっこみたいな能力だからこれは致し方ないのかも。ドレイクパワー・ハイパーシューティングは見応えある技でした。
 豆腐対決はお預け。闇に落ちるってこういうことなのねぇ。しかし、ただでは転ばないのが矢車さん。次回予告の後のミニドラマのパワーが素晴らしいです。
 最後のキャッチボールは良い演出なんですが、それだけに画竜点睛を欠いたのはとても残念。なぜワームに殺された弟のことを出さないのか。今回のエピソードの鍵である加賀美くんの感情の源なのに。エピソードが昔すぎるというなら回想シーンを挟めば済むことだし。ゼクトの開発したばかりのベルトを天道がなぜ、という時にも使っていたのだし問題はないはず。これがなくては二人のキャッチボールの意味も随分と薄れてしまうデスヨ。そのためにわざわざあの時の野球場まで行ったのではないのですか。
 乃木伶治は死んだのかと思ってびっくりしましたが見事に復活。でも、派手に負けたのは事実だからやはりラスボスではないのかも。ダークカブトとの関連があるんですかね。
 久しぶりに面白い後編で満足度はとても高かったです。ホントこれで弟と野球のことに触れてくれればねぇ。
 
 「放課後2」。1周目はメインヒロイン東海林碧。
 前回に書いた、碧が主人公を改心させようとするエピソードは入っていたのですが残念な出来でした。あれでは主人公が言っているように我が身かわいさの言葉にしか聞こえません。わざわざ言い出すわりには特別な熱意があるわけでもないですしねぇ。キャラ的にもっと攻めて欲しかったです。Hシーンで感じてしまってもそれはそれ、とばかりに主人公に強く迫ってくれるぐらいは望みたかったところ。現状ではわざわざキャラ紹介に付記するほどではないです。同時にメインヒロインにありがちなキャラ造型になってしまっているのも残念。
 いわゆる堕ちる描写はすごく唐突。あるHシーンに来るといきなり真っ逆様という感じでちょっとついていけません。今までの作品では強引であっても徐々に堕ちていく様子が書かれていただけに落胆は大きかったです。ヒロインの態度が初Hシーン前、最後、その間の3つしかなく変化もいきなりではねぇ。
 2周目は藤森花梨。
 シナリオ描写としては碧シナリオと同じかそれ以下。写真を撮っても効かない、といえば普通は脅迫には屈しないという意味でしょうが、花梨の場合は違います。意味がよく分かっていない、現状を把握できていないという情けなさ。主人公もそれで諦めるなよ、と。っていうかどんだけ腰砕け描写ですか。
 また、碧が主人公に命令されて花梨を何度呼び出しても事態に気付かない頭の悪さ。花梨だけならまだしも碧まで主人公の目論見を理解していないなんてあり得ますか。お前らIQはいくつだ?
 堕ちる描写はやっぱり唐突。スイッチでも入ったかのように本当に突然。フェラチオの後にいきなり自らを奴隷であると認めた時には気が狂ったかと本気で思いましたよ。
 一方で週末の妄想モードはかなりツボです。奴隷もしくはその候補がいるのに妄想する不思議。しかも、妄想モードが起動すると画面に変化がでます。変態仮面気分が味わえますよ、このゲーム。主人公が下着を被ってから妄想を始めるので。そして、肝心の妄想シーンですが主人公のセリフがほとんどありません。つまり、ヒロインのセリフばかりな訳ですが、これを主人公が考えているとか想像するとかなり笑えます。

 2006年11月28日(火)    放課後2・3〜4回目終了
 なんだか飽きてきました。
 ターゲットを落とすまでの過程がそれぞれのシナリオでそっくり同じなものですから、作業プレイ度が著しく高くなって段々と眠くなってきます。はい、次は反抗シーン。はい、次はお仕置きHシーン。という感じで流れを覚えてしまうほどなので面白味などどこにもありません。最初に気に入りそうなヒロインをこなしてしまうと本当にやる気を失いそうになります。事実、一部のHシーンでは未読スキップしておりますから。エンディングへの流れも全く同じでここも眠気を誘われる要因です。
 また、主人公が芸のない男で困ります。ネタを仕入れてヒロインを逆らえないようにしてから凌辱しようとしても、結局はスタンガンとか使うんですよ。少しは美学とかないのか、と。たとえそれが変質者なりのものであったとしても。というか、スタンガンなんて使うくらいならネタを仕入れる必要なんてどこにもないじゃないですか。アホらしいにも程がありますよ。
 まぁ、そういうキャラだからこんなゲームの主人公なのだ、と言ってしまえばそれまでなのですが、それにしても面白味がない。暴力だけでヒロインを屈伏させておいて怯える様子にいらつくとか本当にどうしようもありません。もう少し手を出さなくても従わせる方法を考えて欲しいです。最悪なのは魅力的なヒロインたちを無個性化してしまうことでしょうね。性格はもちろんですが、特技の類なども全てなくしてしまう(奪ってしまう)あたり駄目すぎます。結果として容姿以外は全て同じ奴隷になるというつまらなさ。本当にこれで満足なのだから呆れます。宝石にはそれぞれの良さがあるし、だからこそ色々な石が欲しくなるのですよ?
 もともとこうしたゲームのシナリオに期待はしていないのだけれど、それでもCG(原画)面で魅力のあるヒロインの価値を不当に落としているようなシナリオには思わず渋面になってしまいます。あとBISHOPは属性による変化に幅がなさ過ぎですね。メインヒロインは色々と工夫をこらしているのが感じられますけど、それ以外は正直、似た印象がすごく強いです。また、このタイプか、って感じで。

 2006年11月30日(木)    放課後2終了、遥かに仰ぎ、麗しの開始
 「放課後2」。
 書くことはほとんどないんですが終わりました。ちなみに全て自力で、という訳ではありません。なんか得られる内容のわりに時間がとてもかかるので少しばかりずるしました。もちろん全く後悔なんてしませんでしたとも。
 いつものようにハーレムがあったんですが、これって実際どれくらいの需要があるんですかねぇ。個人的には全然嬉しくないだけに。美しさが肝の原画において3人以上は多すぎます。構図もあまり工夫できないですしねぇ。なによりヒロイン全員が個性を失ってしまっているだけに何も感じることができないといいますか。
 ゲーム感想は近日中に。
 
 「遥かに仰ぎ、麗しの」。11月24日の個人的な馬鹿ゲー勝負を勝ち残った「すぃすぃ」(もう一方は「アイアンメイデン」)と本作とどちらから始めようか迷ったのですが、まともなシナリオに飢えているということもあってこちらからに決めました。現在まだ5話というところ。
 一応は推奨環境を満たしているのですが、私の環境では立ち上がるのに随分と時間がかかります。その時々で違ったりもするのですが、長い時には30秒以上もかかったりします。しかも、起動してからデモが始めるまでにさらに時間がかかることもあったり。遅い時は「この青空に約束を−」よりも長かったりしますよ。あちらはまだNOW LORDINGと出るだけましですが、こちらはなにもでないだけに不安が煽られます。一番最初なんてなぜかフリーズしてたしなぁ。
 ゲームを始める前に一悶着あったりしましたが本編はまるで当たり前のように面白いです。ギャグが面白いとか、設定が特別だとか、そんなことは全くないのですがそれだけに出来の良さがよく見える感じ。キャラクター一人一人が大事に作られているのを確かに感じます。デザインだけでなくテキストでの実践も十分すぎるほど。ゆえに他愛のない、ヒロインとの些細なやりとりを読んでいるだけで楽しかったりします。
 しかし、それだけに今は不安なことも。全く情報を仕入れずにプレイしているので誰がヒロインで誰がサブなのかわかりません(本当)。もちろん、いかにもなメンツはわかるのですが、そこから少しでも外れると途端にわからなくなります。特にオープニングに登場しない三嶋鏡花、上原奏、リーダさんの3名は判断がつきません。つーか、ヒロインであって欲しいと思う心が強いから判断がつかなくなっているのかもしれません。暁先生ラブの奏は仕方ないとしても、鏡花とリーダさんが攻略不可とか言われたらもう泣きそうなんですけど。いや本当に良いキャラなんですよぉ。もしサブだとしたら良すぎるくらいに。
 そんなキャラクター陣にあってひとり強烈にデジャブを感じさせてくれる人が。理事長代理の風祭みやびこそがその人。まるで全てがゆのは@「ゆのはな」を見ているかのようですよ。プルトップだけに。
 主人公の気性にはライターの個性を感じさせます。さすがは「こなたよりかなたまで」の主人公を書いた健速氏というところですか。とか書いておいて実はそのへんは丸谷秀人氏が担当だったりして。あの人は作品毎に文体、作風が違いすぎですよ。「女郎蜘蛛」、「奥さまは巫女」に「ゆのはな」。これ全部同じライターだなんて普通は思えませんよ。
 まぁ、何はともあれ物語の終着点が楽しみです。このままいけば年間上位に入ってきそうな雰囲気を持っているだけに。

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