徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2008年7月2日(水)    プリマ☆ステラ1〜3回目終了
 コードギアスR2 12話。先週だけでは済んでいなかった咲世子さんの仕込み。人間関係を円滑に、のひとことから100人以上と約束するってどんな天然ぶりですか。この分ではナナリーのお守り時代にもルルーシュについてあることないこと吹き込んでいたのではないでしょうか。自らの観察眼に沿って。
 コーネリアの行方不明は自分からだったですか。てっきりヘマやって幽閉されているとかそんなんかと思ってましたよ。ギアスの存在を突き止めてユフィの汚名をそそぐ、と言ってもルルーシュが告白しなければ無理なのでは? というかゼロにギアスを与えた人間を探しているのではないんですかね。現状は地雷フラグを踏んでしまったようにしか見えないなぁ。
 ナナリーとカレン再会。えーと、これはかなり色々とヤバいのでは。カレンには何を喋って良くて、何を喋ってはいけないのかサッパリわからないのでは。でも、(今は)好ましく思っているであろうルルーシュの妹に半ば無視を決め込む訳にもねぇ。ナナリーはスザクくんとルルーシュのどこかに嘘があることには気付いていて矛盾の元を探しているのだからきわどい質問を混ぜてくるのでは。
 会長はルルーシュのことが好きだったんですねぇ。でも、全然気づきませんでした。放送前の微妙な表情が全てを物語ってますな。個人的にはロイドさんとの関係が終わってしまったのがもったいない。頻繁にアピールされていたようにロイドさんは会長のことをかなり気に入っていたんではないかと思えるだけにね。会長の破天荒なところなんかはロイドさん好みだったのではないかねぇ。あとどう間違っても自分を拘束したりしそうにないところなんかも。
 せっかくシャーリーの問題がクリアされたと思ったら禁断のギアスキャンセラー発動。うーむ。V.V.の思惑は完全に見当違いなのに効果を生んでいるあたりがなんとも。またあの愛憎劇が甦るのか。ところで皇帝のギアスにかかっていた間のことも覚えているのかしら。それとロロとナナリーに対して何を思うのか。全部、覚えているのなら記憶を整理するのに随分と時間を要しそうですね。
 コーネリアのことも含めて作品を根底から覆す流れが生まれてますなぁ。ただ、オレンジくんなのでいつまでもうまくいくとは思えないですけど。
 
 「プリマ☆ステラ」。1人目は日秀巴。
 やっぱり個別シナリオ開始前にヒロイン全員をなで斬りでした。特にこの巴シナリオは直前にお姉さまである雅を食っているだけになんだか後味悪いです。もちろん、主人公は微塵もそんなことを気にしてないですが。雅とのHシーンで張り切り過ぎて他の3人としたことが発覚してしまってもたいして動揺していなかったくらいですから。
 巴さん(後輩なのにこう表現したくなる)の最初のHシーンはなかなか衝撃的でした。奇抜と言ってもいいかと思います。
 いつものように混浴をかまして脱衣所でバスタオル同士でマッサージ開始。眠ってしまった主人公に対して巴さんは鍛え上げたその背中に(風呂場だけに)欲情してしまいます。我慢などできなくておもむろに主人公の体を駆使してひとり(?)Hを断行。
 当然のように主人公には気付かれ、また主人公の方も気付いていることを巴さんに気付かれてしまいます。果てのない自己嫌悪に陥る巴さんをどうにかフォローしようとなぜか主人公はよりエッチなところを見せようとして、座椅子に座るような姿勢で巴さんを抱えあげてスマタをすることに。せーえきを体全体にぶっかけても明日からはいつもの先輩と後輩に戻ります。無茶苦茶です。けれどそれがプリマ☆ステラスタイル。というか、この体位は可能なんでしょうか。巴さんの体は地面に接地していないように見えるのですが。体全体を主人公が持ち上げて上下させないとどうにもならないような?
 シナリオの方はオーソドックスなスポ根ものを貫いていてそれほど悪くありません。山と谷の高低差がちょっと少ないですが。Hシーンの挟み方もなかなか効果的でよろしい感じでした。
 2人目は東方院静歌。
 2周目に入るとプレイ速度が異様に高速化します。3話でフラグ立てをしてスキップすると4話以降は丸ごとキャンセルが可能になって、いきなり個別シナリオの6話に入れるように。便利は便利ですけど4話以降の選択肢の意味はどこに。もしかしたら2話からでもいけるかもしれません。
 静歌シナリオの主人公はまさにヒモ。南の島に行くために費用の全てを用意してもらい、パスポート取得の手続きまで静歌まかせ。学園に戻ったら戻ったでプールの水を温水化する工事まで施工してもらう始末。水泳選手よりジゴロになった方がいいかもしれません。ところで、屋根も壁もない屋外プールの水を温水にしてどれくらい意味があるのでしょう。もしかしてライターはプールの水を毎日全て入れ換えるとか思っているのでしょうか。
 上の例でもわかるようにシナリオは切ない仕上がりです。静歌さんはお嬢さまとしてのアピールポイントに乏しい上に何もないところで勝手に転んで逆境を作り出してしまうタイプ。無条件に気に入っていないとなかなか厳しいです。
 3人目は高鷲雅。
 3話、4話と似たような展開を続けておきながら、この雅シナリオでも同様のネタを持ってきて、いくら期待しておらずともガッカリでした。
 それと静歌とキャラが被ってしまっている点も情けない。基本属性は異なるはずなのに恋仲になると一気に同一人物化が進みます。外見と言葉遣いにしか違いが見られないという。ラブレターの件にしてもまるで静歌かと思わせるようなリアクションでしたよ。人をからかう余裕のある雅ならば、最初は茶化してゆとりのあるところを見せておいて、結局は気になって言い訳しながら見に行ってしまう、という流れの方がよほどらしいでしょう。
 静歌、雅ともに個性を与えられた「らしさ」が乏しく、シナリオを用意した甲斐がありません。巴シナリオがまともであっただけにより不出来が目立ってしまいます。シナリオはイマイチでもキャラ描写ぐらいはもっと高いところを目指して欲しいです。現状では原画とボイスに頼っている感が強すぎかと。

 2008年7月5日(土)    どこでもすきしていつでもすきして開始
 木曜日にどうにか「プリマ☆ステラ」のゲーム感想をアップしました。終わってみるとキャラもシナリオも日秀巴に救われたという感じです。彼女がいなければもっと印象が悪くなっていたと思います。個人的にはやはり期待が高すぎたのかな、と。私からすれば「School☆ぷろじぇくと」の日向遥シナリオクラスの出来が5割以上を占める、くらいは無茶な要求でもないと思うんですよ。まぁ、誰があれを担当したのかは知らないんですけど。「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」だって2人目、3人目の幼なじみが登場するまでは悪くなかったですし。原画は良かったんで今後も期待をかけ続けたいです。いつかを夢見て。
 
 マクロスF13話。うーんとランカが乗っていたのが第一世代型マクロス、というのが時系列的によーわからんですね。やはり、記憶だけではそろそろ限界な感じです。
 ルカを詰問する補佐官。結局のところ、彼はどこまで知ってどれだけ加担しているんですかねぇ。放送されている内容だけだとどうもピエロっぽく見えるのですが。
 シェリル復活! ってやっぱり薬は曰く付きでしたか。グレイスがそばにいないのはおかしいと思ったら大きな行動に。人ですらないようです。彼女の目論見はどの程度はずれていたのでしょうね。ランカの行動は予想外のものだろうし。それと会話から察するにバジュラとの動きが完全に連動しているわけでもないようで。
 未開の惑星(?)でトイレタイムというのは「星界の紋章」など古典から連綿と続くお約束的なイベントですが、スーツにその手の機能は一切ついていないんですかね。昔なら想定していなかったでしょうけど、宇宙開発についても進んできた最近の作品ならねぇ。まぁ、あっても乙女心が許さないのかもしれませんが。
 ランカとバジュラの関係とはなんでしょうか。お腹に発光現象が起きて苦しんでますけど。まさかとは思いますが髪が緑であることも関係があるとか? 全ての黒幕のように見えるグレイスでさえわからないことは色々とあるようだしなぁ。
 「娘フロ」に続いて「星間飛行」を購入。「私の彼はパイロット」に「愛・おぼえていますか」が収録されていて大満足。月末のBlu−rayも楽しみです。 
 
 「どこでもすきしていつでもすきして」。ぼちぼちと開始。
 最初の一日を使って世界観説明。これが予想よりもずっと丁寧で好印象。誰を恋人に選ぶかという選択肢の後も、そんな選び方をし(ようとし)たことを気にして動く主人公の姿は二重丸。
 全体的にテンポが良く、テキストがストレスなくすらすらと読めるあたりも誉めどころです(本作をプレイすることではっきりしましたが「プリマ☆ステラ」に足りないもののひとつはこれでしょう。たいして情報が込められている訳でもないのに読むのに時間がかかるという=テキストに魅力がない)。会話だけで作品のノリをきっちりと構築できています。まぁ、まだ北条智秋シナリオを進めているだけなので他はわかりませんが(なにせチームが違うとはいえ前作が前作なので)。
 ここまで進めてきて気になるのは各イベントが全てCG1枚で終了していることですか。前半を大きくはしょって、いちゃいちゃしてHすることに重点を置いた作品なんですから素材を出し惜しみしているように見えるのはちょっとどうかと。シーンによっては途中で終わっているようにしか見えないですからねぇ。
 それといっそ見事なまでに原画が安定していません。最初は立ちCGがキャラによってばらつきがあるなぁ、なんて思ってましたがイベントCGに比べれば遥かにましです。1枚1枚の全てが別人に見えると言っても過言ではありません。中にはそんなに難しそうな構図に見えないのにどうしてこれほど顔が違うのか、とか考察したくなってくるようなものまであります。なんかキャラデザした本人がキャラの特徴をわかっていないんじゃ、とか思うくらい。

 2008年7月7日(月)    どこでもすきしていつでもすきして1回目終了
 コードギアスR2 13話。オレンジはツンデレだった!? 
 とか世迷い言を書いてしまうくらい動揺しておりますですよ。まさかシャーリーが死んでしまうとは。そりゃ、最終的にはただで済むとは思っていませんでしたけど、こんなにはやく終局を迎えるとは。それも、ロロに足元をすくわれるような形で。いや、みんな多かれ少なかれ危険性は感じていたんでしょうね。でも、幸せになって欲しいから見えないふりをしていた。それが顕在化してしまったということなんでしょう。取りあえず、ロロは酷たらしく死ぬ可能性が極めて高まったということで。当初の予定通りボロ雑巾は確定か。
 果たしてどれだけの人が気付いたことでしょう。新オープニングにシャーリーの姿がないということに。私は気づきませんでした。
 こうなるとカレンの運命もすごく心配。虜囚の身からは救われると思いますけど、その後が心配ですわ。なまじルルーシュがカレンのことを大事に思うようになってしまっただけに。
 シャーリーの死によってルルーシュの求める未来予想図の一部は完全に破綻してしまいました。もう一緒に花火を見ることはできません。ルルーシュは何を糧に立ち向かえばいいのか。注目です。
 ところでヴィレッタ先生は扇に連絡するためだけに一連の行動を画策したのでしょうか。それと玉城の役職問題がいずれ思わぬ火種となったりするのでしょうか。なんかやたらと蒸し返してるし。
 
 「どこでもすきしていつでもすきして」。1人目は北条智秋。
 ゲーム期間はおよそ2週間。素材が出し惜しみ気味に見えるということはすでに述べました。で、2週目は素材も2周目ですた。1週目のCGを差分を使ってそのまんま2週目のイベントとして再利用しています。当然、各シチュエーションも1週間前とまるきり同じ。さすがにそれはどうなのよ、と。要するに出し惜しみしているのではなくて素材数そのものが少なかったんですな。この手のエロ重視作品にしては、恋愛模様は悪くないどころかかなり良い感じなのでもったいないように思います。素材数を用意できないならヒロインの人数が多すぎるんでしょうね、このゲーム。

 2008年7月9日(水)    どこでもすきしていつでもすきして2〜3回目終了
 2人目は南雲榎穂。
 絵に描いたようなツンデレヒロインですが(何せツン子ちゃんとかゲーム中で呼ばれることも)、意外とまともに恋仲になります。このあたりは智秋シナリオと同様です。全体的に嬉し恥ずかし彼女彼氏ライフにはなっていると思います。段々と「知らない」を「知っている」に変えていくあたり(元から知り合いの設定ではあっても)外様であるプレイヤーも楽しめる作りです。いわば恋人同士を模索するシナリオ。
 一方で選ばれなかったヒロインも出番は少ないながらも健気に頑張っています。特に幼なじみで毎朝、起こしに来て食事の全てを賄うヒロイン、小西冬桜のいい奴っぷりには涙を禁じ得ません。主人公に恋人ができてもそれまでの習慣を続行。これだけでも随分ときついのに時には妹と3人の食事の場で(メールに夢中だから)無視され続けても話しかけたり、時には悩むカップルのために一肌ぬいだり、と切ない役割を精一杯つとめています。普通は選ばれなかった時点で空気になるもんなのにねぇ。
 ところで榎穂シナリオのライターはファミレスでのバイト経験者なのでしょうか。やたらと実感がこもっていて分量がほどほどのわりにはなかなか迫力があります。ただ、苦い経験を文章に叩きつけている感じなのであんまり気持ち良く読めたりはしませんけど。
 3人目は東峰陽奏。
 寡黙な読書少女。発売前人気投票は1位。
 ここから明らかにライターが違います。まず主人公が考えるということをしません。選択肢を選んだのだからそいつを好きになるよね、というあからさまな態度で望みます。当然、好きになる過程そのものがないのでシナリオの構成も変化。
 相手であるヒロインもよくわからないままに主人公と付き合うことを決定。することだけはするという流れで最後まで。好きになった理由は酔漢から助けてもらったから、という腰砕けなもの。
 主人公は無口で感情表現の乏しいヒロインを自らの意思で好きになっておきながら、痛々しいひとり相撲を繰り広げます。自分の望みに合わないからとヒロインの個性をないがしろにする言動を繰り返したり、自己中極まりない男心を(自分だけ)理解しろと迫ったり。普段からバイブを持っているというあたりもなんだかすごい駄目なキャラのようです。
 そんな主人公に対してヒロインは唯々諾々と従います。Hさえも相手の全て言うがまま。寡黙さも相まってほとんどロボットにしか見えません。さすがに最初から最後までひとつも拒否が出てこないのは異常だと思います。
 これでは発売後の期間も含めた第2回人気投票で最下位に甘んじるのも無理からぬことでしょう。第一印象が悪くなかっただけに却って厳しい結果になってしまったのではないでしょうか。榎穂シナリオの陽奏の方がよほどいいキャラでしたよ。
 ついでにテキストもかなり違います。セリフはもちろんのこと、擬音にまでハートマークが乱舞していてとても頭が悪そうに見えました。

 2008年7月11日(金)    どこでもすきしていつでもすきして終了
 4人目は小西冬桜。
 陽奏シナリオとライターは同じ。というより悪化しています。恋に至る過程までもが盲導犬シナリオのようなので主人公がすごいヘタレに見えるという。幼なじみを相手にHまでそれじゃあねぇ。
 本シナリオに限った話ではないのですが、どうも主人公の痛さ、寒さが目につきます。普段の言動からして実に小物っぽい。ゲームの腕前を威厳を保つ重要な要素と考えていたり、そうかと思えば妹や幼なじみが楽しむゲーム、マンガ、アニメなどのオタクコンテンツを制限したがる。自分が認めたものだけが楽しんで良く、そうでないものはオタク的すぎるので楽しんではいけないのだ。そう、この主人公はガンダムOOやコードギアスをガン見しておいて(作中の実例)友人に「お前オタクじゃん」と言われれば「俺はオタクじゃねぇ!」と血相を変えて怒りだすタイプである。なんともうっとうしい。
 そんな主人公がずっと大好きですから冬桜さんも大概です。陽奏同様に拒否するということを知りません。偉大なイエスマンならぬイエスウーマン。それだけならまだいいのですが、恋仲になると明らかに知能指数が下がります。語彙も乏しくなって会話がとってもワンパターンに。Hシーンに至っては最初から呂律が回らなくなるほどよがります。以降はまるで薬でもキメているかのようです。小犬系ってそんな意味じゃないと思うんですが。
 H自体もなんだか微妙です。付き合い始めて一週間でお尻、オモチャ、おむつ、路上痴漢プレイをこなして、さらに保健室の鍵を所持してラブホテル化してしまうのはさすがにどうかと思います。しかも、そんな自分たちを学生らしいと称するあたりつける薬がなさそうです。
 陽奏シナリオもそうでしたが、自分のシナリオでない方がヒロインが魅力的に書かれているというのはなんとも切ないです。がっかり度がとても大きくなります。
 少ないですが良いところも。登校風景が冬桜だけでなく妹の暦も一緒なのはいい感じ。会話も楽しいです。一部で話題の整合性がとれていないのはいただけませんが。それと立ちCGの向きの問題かと思いますが、ここまでの3ヒロインが同じ壁を背に左に向かって登校するのに対して、冬桜や暦が右に向かって登校するのはなんだか違和感があります。両側の壁が同じってことなんでしょうか。
 もうひとつ。お風呂で髪飾りを外してくれるのはたいへん良い配慮かと。これを無視するゲームが多いだけに余計に嬉しく感じます。
 5人目は天野暦。
 やはり同じシナリオライター。なんですが、ライターの好きなキャラなのか陽奏シナリオや冬桜シナリオに比べると色々おとなしめです。
 本シナリオでは衝撃の事実が発覚します。天野家の家訓は働かざるもの食うべからず、だそうです。主人公は自分自身がこれを忠実に守っていると公言します。幼なじみに毎朝、起こしてもらって朝昼晩の食事を用意してもらっている事実をどう考えているのでしょう。まさか冬桜のしていることは労働にはあたらないと?
 16ビット系の妹さんはなかなか面白いのですが、主人公が主人公なので不完全燃焼気味です。いちいち外すのがとてもうまいんですよねぇ。おかげで会話があまりかみ合いません。冬桜さんもそうですが、恋仲が維持されているのは無条件で2人が主人公を好きだから、ですからねぇ。
 ラストになると一切の伏線なく突然に同人活動を始めます。いくらコピー本とはいえ初めての本を24時間を切ってから作り始めるのはどうかと思います。しかも、人集めからを、ですよ? それで深夜に完成して幼なじみがコピーに走っている間にHするってどんなシナリオですか。もう唖然とするしか態度のとりようが。
 ところで、昔のゲームは全然、面白くないという暦の主張には異議ありです。生まれてから今の現役ゲーム機しかプレイしたことない人でも昔のゲームで面白いと感じるものは幾らでもあると思います。まして16ビット系を冠するあなたがそんなことを言っては駄目でしょう。失格ものですよ。
 本作をコメントする時のキーワードは「それはどうかと思います」ではないかと。

 2008年7月16日(水)    ウィザーズクライマー再開
 昨日になってどうにかこうにか「どこでもすきしていつでもすきして」のゲーム感想をアップ。暑さのせいでなかなか書くための気力を生みだせず困りました。内容的には総合すると予想通りだったかな、と。2つのシナリオは良かったですが、代わりに3つのシナリオはかなり厳しく、結果として相殺された按配です。もうここのブランド(兄弟含む)は複数ライター制の弊害は諦めるしかないのかな。でもそうすると買うまでどれがましであるかわからないんだよなぁ。難しい。
 
 マクロスF14話。案外あっさり戦いが終わってしまって驚きました。てっきり来週くらいまでかかるものとばかり。そのせいか死亡フラグの出血サービスぶりがなんだかおかしく見える。視聴者的にはあまりきつい戦いには見えないだけに。
 ナナセの言葉に過剰反応するルカの余裕のなさが切ない。あれは別にルカが頼りないということではなく、3人のうち2人がいないという意味が強いと思うんだけどなぁ。しかしながら、あのやられっぷりを見るとそれも正しい気もしてくるのでやはりルカが不憫に思えてきます。
 バジュラは人間が作ったのかor人間が発見、研究していたのか。どちらもありそうな感じです。ブレラがギャラクシー所属というあたりも怪しさが増すばかり。というか、やっぱりギャラクシーは健在なのかなぁ。グレイスも当然その繋がり、となるとあの能力はギャラクシーの技術力で可能なのかしら。
 シェリルは相変わらず失調している感じが窺えて気を揉んでしまいます。てっきりアルトにランカを必ず連れ帰って来い、と焚きつけるものとばかり思っていただけに。
 バジュラは悪くないという論理展開が窺えますが、どういう真相が隠されていたらそれが可能なのかしら。よほどのことを人類側がしていないとねぇ。
 
 コードギアスR2 14話。ルルーシュのすごい精神力に驚嘆しました。よくもまぁ怒りに任せてギアスを使ったりしないものだなぁ。さすが凡人とは違うということか。
 一方でスザクくんの追い詰められっぷりはどえらいことになってます。シャーリーの死に責任を感じる精神的余裕すらなさそうです。もともとルルーシュの記憶が戻っていないと信じていたのになぜこれほど追い詰められているのやらわかりませぬ。
 絶対、NEWゼロの正体はルルーシュだ! でも証拠がねぇ、ムキー! 
 ってな状態だったのならまだわかりますがそんなこともないですからねぇ。ギルフォードのように証拠がなくとも確信できたのなら楽なんでしょうけど。
 それとシャーリーを殺したのはゼロだ! という思い込みもすごい。もう自分がそう信じたいからそう思うだけの子供と同じです。ちょっとでも冷静になればゼロがシャーリーを殺害しても何も得るものはない、それどころか正体への糸口を与えるだけとわかるだろうにね。それにしてもルルーシュに好印象を持つようになったはずのカレンの反応がちょっとあんまりな気も。一応は敵側の人間の言ったことなのにあっさり同調しなくとも……。本当に信用ないよね、ルルーシュは。
 手段は選んでいられないとリフレインを持ち出したスザクくん。果たして薬漬けの奴隷化か、それとも単にゼロの正体を聞きたいだけか。どっちにしろ同情はもうできそうにないなぁ。
 教団の周到さとギアスの脅威は確かなものなのに綺麗にそこら辺が伝わらないあたりがなんともねぇ。ロロが事前に防いだから凄絶な同士討ちが起きなかったというのに、結果としてそれがゼロの不審を招くことに繋がってしまう。なんだか前作の終盤と同じ流れになってきているような。
 結局のところ、R2に学園要素は無理があったのでしょうね。かなりツギハギ感があったにも係わらずそれほど大きな意味も持たせられずに終了。序盤の展開とシャーリーの件くらいしか意義がないあたり厳しい。もしどうしてもやりたいなら、どんな無理矢理な理屈をつけてでも天子や神楽耶を参加させるくらいの思い切りが必要だったのでは。
 いきなり対決の舞台がやってきたルルーシュとシャルル。贖いとは果たして何のことでしょうか。幼かったルルーシュが何かの罪を背負っていたのか。相変わらずマリアンヌと会話しているようにしか見えないC.C.といい秘密は深まるばかり。
 
 「ウィザーズクライマー」。「どこでもすきしていつでもすきして」が終わったので再び始めました。
 地道に進めている内に最終モードまでやって来ましたが、やはりこのゲームはちょっと物足りないと感じるくらいの時間でやめておく方がいい気がします。根をつめて繰り返しプレイしているとどうも単調さに疲れてきてしまうので。特に大地下迷宮あたりを日に2回以上も潜るとそんな気になります。
 戦術スキルを10まで上げても基本的にお馬鹿なところは変わりません。ダンジョンのレベルよりも一回り以上は強くないとオートプレイにして読書に勤しむのは無理があります。多対1でせっかく障害物のおかげで1対1もしくは1対2くらいで済んでいたのに自分から敵に囲まれに行ったり、わざわざ敵に包囲される位置取りをしてから素早さの上がる魔法を使ったり。すっかり要領の悪い娘を持った父親の気分です。まぁそんなであっても少しずつ前に進む様子が微笑ましいのですが。
 イベントを全て埋めるにはまだまだかかりそうですがゆっくりと進めていきたいと思います。

 2008年7月21日(月)    ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地・開始
 マクロスF15話。色々と見事な総集編。既存の素材を組み合わせて新規の映像っぽく見せる手法が実に巧み。まぁ、有効性は労力次第ではありますが。
 グレイスはどうやら個人ではなく複数の意識の集合体である様子。これまではグレイス本人(?)が主人格だったようですが、以降は別人格のように他の意識が表に出てきたりするのかしら。
 あまりにもハッキリとシェリルは廃棄と宣言。あの血液検査をすり替えたのはどちらの意味なのか。検査に異常が出なくしたのか、それとも出るようにしたのか。慰問の時の状況を考えると薬を飲まなくなって元気になっていたのだから異常が出る方向のような気がしますが、今回では体調が悪そうな素振りを見せているし、どちらもありえそうです。ああ心配。例え三角関係に負けるとしてもシェリルは強く復活して欲しい。
 アルトを挟んで闘志剥き出しの2人が凄い。ここまでお互いの感情をハッキリ見せたのって初めてではなかろうか。特にシェリルは公的には(どれほどバレバレでも)認めるのは抵抗がある感じでしたし。しかし、2人はすっかりその気ですがアルトはどうなんでしょう。今までも2人をまともな意味で女として見てきたのでしょうか。ミハエルやルカに比べるとそういう欲求みたいなものが希薄であまり感じられないだけに。
 
 「ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地」。「戦場のヴァルキュリア」以来のPS3ソフトを購入。まだ始めて7〜8時間くらい。
 正直、買う前からわかっていたのですが、それでも言わずにはおれないことがあります。リーフのイベントCGって諸刃の剣だよね、と。あまりにも美しすぎて他の素材がより不出来に見えるという皮肉。時間もお金もかけたであろうモデリングされたキャラはどう見ても別人です。アニメムービーに至ってはパチられた別の作品ではないかと真剣に思うくらいで。厳しいリーフのスタッフがよくこの仕上がりでOKを出してるなぁ。そのあたりはアリスソフトの方がよほど厳しいような(まぁ、あそこはあそこでばらつきもあったりしますが)。
 こうなるとHDMIの環境もいっそ憎ささえ感じる面もあったり。なまじ綺麗にはっきり映って見えるだけにねぇ。あとモデリングされた各シーンは全体的に色が暗めなんですよねぇ、そのあたりもちょっと地味に感じやすいのかも。
 ゲームとしてはすごく普通、というのが嘘偽りのない感想。コンシューマーという枠内で見てしまうとどうしても厳しくなってしまいます。ゲームシステム的なところで売りがないのがツライです。「シャイニングフォース」など過去に幾らでもあった典型的モデルなので見た目以上の楽しさがないんですね。ストーリーを追うためだけの土台としては納得できる作りとは言い難いように思います。時間かかりすぎ。今の時点で早くも戦闘は高速化したり、モーションをカットしたりできないのじゃろうか、なんて考え始めてるくらいですから。
 やはり、プラットフォームの違いはとても大きいと思います。これがエロゲーというカテゴリーなら少々の不満はエロという大義名分の前に我慢できます。バランスの悪さだって平然と無視できます。しかし、これがエロなしコンシューマーとなると大前提が変わり、比較対象もまた変わると。ゲーム部分が面白くないコンシューマーは果てしなく苦しいです。思わせぶりなシーンがいくらあっても所詮は寸止め。切なくなるばかり。現にまだ序盤で早くもそんなシーンの連続ですから。アザラシの妖精さんことスィールは胸をアピールするために生まれてきたようなキャラです。スティックポスターの絵柄ももちろんそんな構図。キャラを気に入れば気に入るほど、なぜエロゲーではないのかと悔しくなります。

 2008年7月23日(水)    ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地・継続中
 コードギアスR2 15話。シャルルの行為は視聴者的には驚くものの、2人のやりとりとしては実にしょうもない。ラスボスなのに子供っぽさばかりが目立つような。ルルーシュのことを少しも笑えませんよ。
 会話の意味はよくわかりませんがエヴァっぽい雰囲気はさながらトラウマのように嫌な予感しか感じさせません。ハッタリが多いほど収束時に単純化しすぎてやってしまった感が漂い全てを台無しにするという。頼みますよ、ホントに。
 扇さんの生死は果たして。川に落ちる場合は追手を巻くためで大抵は生き残るのですがどうでしょう。岩が見えているのでまさか再びヴィレッタ先生が記憶を失うなんてこともあり得るか?
 C.C.はシスターと出会う前に戻ってしまったということでしょうか。だとしたらルルーシュが愛すればいいということ? でも、それでどうなるのかしら。今さらですが、先週までの教団と訣別するという流れはどうなったのでしょう。なんとなく今週の途中までと内容が繋がっていないような。
 
 「ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地」。ようやく6章まで。
 メインキャラが全て出揃いましたが、理由をつけて全て魔王アウロンの妻になる強引な展開。エロゲーならまさに望むところでしょうが、コンシューマーではそれも虚しい。しかも、私はスタート時にうっかりアルサルに感情移入してしまったのでこの展開には微妙な違和感しか抱けません。困ったもんだ。
 パソコン版のことはよく知らないのですが、基本的な展開などは同じなのでしょうか。どっちにしろ「うたわれるもの」との類似性がものすごいことになってますな。女性キャラが全て妻なのもそうですし、それ以外の人物構成もかなり似通っています。ドラマを起こすための配置というかライターのパターンなんでしょうね。思えば「BE−YOND」も似たような感じでした。
 似ていると言えばもしかしなくとも設定にも同じことが言えるんでしょうか。共通箇所はほんのわずかなんですが、根っこのところでこれら3作品は繋がっているような? 魔王とか黄金、青銅といったあたりがキーワード的に出てますよね。各作品の不可解な要素がこれを通じて関連し合っているように思います。「BE−YOND」の記述からするともう1人魔王がいるでしょうからいずれそのような作品が?
 コンシューマーのシミュレーションRPGということでプレイ時間はまだまだかかりそうです。悩みどころなのが今週発売のエロゲー。4本も予定に上がっているのですが果たしてどうしようか。全て買うかどうかももちろんですが、プレイ順序というやつも問題です。文句なく本作が面白ければ迷う必要もないんですけどねぇ。どうしたものかしら。

 2008年7月25日(金)    あるす☆まぐな!−ARS:MAGNA−開始
 「ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地」。まだまだ7章まで。
 6章のタリエシンとの決闘に関するシーンは最初から最後まで意味不明でした。このイベントからライターが交代しました、と言われればなるほどと信じてしまうくらいにいきなり文章のノリや雰囲気が変化。何を言っているのやらついていけないシーンでしたね。行動の意味がわからないというか、最初から最後までそんなことを言い出す(する)人間じゃないだろうという流れの連続でした。
 戦いに勝利したのに決闘になるというのももちろんですが、その相手をアルサルが務めなければならないという論理展開。しかも、どうやらそこには何らかの伏線が絡んでいるようでアロウンの言動が無茶苦茶です。筋が通っていないにも程がある、というよりも何を言わんとしているのかが根本的にわからないという強引なセリフ回し。
 それを納得したようなアルサルが決闘に支度が必要と言い出すのも奇妙。そもそもゲール族に決闘の習慣があるのかどうかさえ語られていないというのに支度がどうのと言われてもねぇ。場所まで変えて妹まで遠ざけて、支度を手伝ってくれと連れてきたモルガンの胸をいきなり揉みだすアルサル。気が狂ったかと思いました。モルガンの怒りの逆襲にアルサルの悲鳴が森に響きわたる。プレイヤーはすっかり置いてきぼりです。
 決闘はタリエシンの勝利に終わります。しかしながら、タリエシンは卑怯な手段を用いた自分を恥じて試合に勝ったが勝負に負けた状態に。負ければ生殺与奪の権利を与えるという条件だったのにアルサルはわざと負ける仕込みをしていたのです。そう、つまり支度と称してモルガンを連れ出し胸を揉んだのは彼女の手により脱臼するためだったのです。ここまで単細胞の代名詞みたいな書かれ方をしてきたというのにどんなへっぽこ策士ぶりですか。呆れさせてくれるにも限度がありますって。
 最初から最後まで不可解きわまりないシーンでした。これが引き金という訳でもないんですが「ティアーズ・トゥ・ティアラ」はこの日で中断。やはり夢中にはなれませんでしたね。
 
 「あるす☆まぐな!−ARS:MAGNA−」。まだ最初の1日が終わったくらいですが、もしかするとほぼルートが確定しているのかも。
 悩んだ末に予定通りの4本を購入しました。そして、再び悩んだ末に本タイトルから始めることに。デモと曲がいい雰囲気を醸しだしている「霞外籠逗留記」と決めかねたのですが、発売日前に修正ファイルをアップする度胸を買ってこちらからにしました。
 閑話休題。
 まだゲーム期間で1日ですが、ここまでの感じは意外と悪くありません。絵買いが強い理由であるせいか(製作コンセプトもまず、こうたろ氏の原画ありきのようですし)、あまり期待を抱いていなかったテキスト面、それが生みだす学園風景というか空気がなかなか良いです。まぁ、いきなりドラクエのパロディからスタートした時はちょっと心配にもなりましたけど。
 定番のラインやそこから意図的にややズレたラインを踏襲したキャラクターがしっかりと立っています。中でも一条杏は口から先に生まれたトラブルメーカーで、主人公の幼なじみと親友という「ToHeart」の志保を思い出すポジションをしっかりこなしていて好感が持てます。彼女のおかげで掛け合いが楽しいだけでなく、各キャラクター間を繋いでくれるという貴重な効果も生んでいたり。
 しかし、忙しい現代人に優しくない黒野美子の途切れ途切れのトークに閉口。開始一時間を待たずしてなるべくならボイスを全て聞くというプランは座礁しました。まぁ、いいか。どうせメガネだし。
 回りはともかく主人公はまだちょっと怪しい感じ。自分の責任で起こしたトラブルも基本は他人のせいということにして生きているので彼がうだうだ言い出すと必然的に会話のテンポが悪くなりやすい。何の後ろ楯も実力もなく大きな態度をとる、いわば何様ですか? というタイプなのでどうでもいいところでプレイヤーのストレスを無駄に溜める可能性があります。先がちょっと心配です。ただでさえ、造語設定解説に文章を割く作品だし。
 小さなことですがシーンタイトルが左上に出るのは良い演出かな、と。ただ消えるのが早いので構えているくらいでないと読み逃してしまうのがちょっと残念ですが。

 2008年7月28日(月)    あるす☆まぐな!−ARS:MAGNA−1回目終了
 1人目は峰崎紗久良。
 なんというか疲れました。先日も書いたようにメガネ司書以外のボイスを聞きながらプレイしていたのですが、とにかく時間がかかる。とにかくテンポが悪い。数時間進めて休憩してどの程度進んだか思い返すとサッパリ進んでいないと気付いていて愕然とすることもありました。休日にそういう目に遭うとちょっと切なくなります。
 具体的には魔術に関しての授業&それに準じる内容の描写、さらには世界観の設定説明、これらがとにかく多い。それに加えて主人公が怠慢な教えて君なのでプレイヤーが理解していることまでがんがん行数を割いて質問責めを行います。伏線が明らかになった時など全文リフレインしたりしてちょっと怯みました。
 困ったことにまだ続く訳ですが、各エピソードがぶつ切り気味に繋がっているのでどういう流れなのか把握しづらいです。フラグが立っているのかと心配になるくらい話があちこちに飛ぶので困るほど。プレイヤーの不安を余所にゲーム内時間はどんどんと過ぎていきますし。
 物語としてもかなりスタイルが良くないです。起承転結で説明するなら「起」、「承」が全体の7割以上を占めているようなイメージです。その中身はすでに触れたように設定解説が大半を占めています。ここの長さを考えると全体のセリフ回しもあまりよろしくありません。冗長というかQ&Aスタイルを貫きすぎています。やりとりの全てを省略することなく文章化してしまっている感じで、ボイスを律儀に聞いているとなかなか進みません。
 「転」、「結」はいきなりやってくる感が強いです。伏線こそ張られていますが、急に物語が動きだすので乱暴にさえ感じるくらい。しかも、このふたつは尺がとても短く、ようやく本題に入ったと思ったらすぐに収束、着地してしまいます。あっけないというよりは純粋に描写不足。おまけにエピローグもないとある意味で徹底されています。
 ヒロイン描写は物語重視のためにだいぶおろそかになっている印象です。すでに述べたようにぶつ切り感の強いイベントで時折、紹介されるくらい。物語の都合もあって惹かれ合う過程とかありえないというほど。そも恋愛をしているかさえ、この紗久良シナリオは怪しいです。全て行動の結果から逆算して状況を把握する必要があります。
 本作はlight製ですし、けして萌えゲーではないというのはわかるのですが、ヒロイン描写を抑えるほど物語に力が入っているようには見えないんですよね。また、小説などならわかりますが、ゲームであればもっとヒロインを魅力的に見せるパートを作っても罰はあたらないのではないでしょうか。萌えゲーかどうかに関係なく。
 本シナリオで言うならもっと客観的に2人を恋人同士にした方が良かったのでは。物語としてもその方が色々と説得力が出ると思います。当人たちも付き合っているかどうか疑わしいという状態で、接触さえあまりないのでは効果的に動かそうとしたって無理ってもんです。
 2周目はもしかするとかなり共通ルートが多くなるのかもしれません。

 2008年7月30日(水)    あるす☆まぐな!−ARS:MAGNA−2〜3回目終了
 マクロスF16話。な〜んか物語全体がもっさりしてきた印象です。このままラストまですっきりしないまま続くのかしら。
 戦闘描写は今回も引き続き総集編風味。
 強引にマクロスに乗り込んだシェリルは厳しい現実を見せつけられただけに終わり、一方でもてはやされながらも徐々に、確実に歪められていく、そんないいものでもないランカ。2人の運命の交差はどんな残酷な線を描くのでしょうか。かなり心配です。
 
 コードギアスR2 16話。ラストに向けて一気に舞台が整ってきたようです。それはいいんですが、残りの話数もそんなにないということでいつまでカレンは虜囚のままなのかしら。活躍の場がなくなってしまいますよ。なんかルルーシュとスザクの2人にとって欠かせない人間にしようとしているように見えますがどうなんでしょ。相変わらずお兄さんの件はすかされてしまいましたが今後、機会があるのかしら。
 教団掃討作戦で指に血の後が残るナイトメア。えーと、あの作戦でなんでそんなことになるのかな、と。飛び道具が足りなくなってバジュラみたいに手で握りつぶした? ってそんな馬鹿な。ま、普通に考えれば遺体を運んだからでしょうか。でも、剥き出しのままではなかったような気が。ところでどうして四聖剣や藤堂にまで内緒なんでしょう。うまくごまかせないからですかね。
 異名から本名から序列から言動から全てがかませ犬の匂いがするナイトオブテン様。持ち味の嫌らしさを存分に発揮して悪役らしいポジションをこなしつつ生き延びられるでしょうか。なんかガンダム00にもイメージ的に被る人がいましたよ。向こうは次の週で死にましたが。
 いつの間にどんだけえらくなったのですかニーナさん。戦略兵器をサラッと使わせようとするあたりが恐ろしいです。本作で最も凶悪な人間てば、きっとこの人だよなぁ。相手はイレブンなんだから別に使ったって問題ないじゃない、というかどうして使わないの? という姿勢にはさすがのロイドさんも腹にすえかねた様子。そりゃそうだよなぁ、マッドな人たちの常とは言え結果に責任を持つ気が最初からないんだもの。
 ギルフォードにオレンジから連絡。間違いなくコーネリア姫絡みでしょうが、果たして。
 C.C.が奴隷幼女時代に戻ってしまったということは今後、ギアスが更に強力になっても頼ることもできない。今の状態はブレーンがいなくなったというだけではないのですね。かつであれば皇帝に迫力負けした時にC.C.に慰められたであろうに。
 ところで勢力地図でオーストラリアだけ色がついていないのですがこれはどうしてなんでしょう。
 
 「あるす☆まぐな!−ARS:MAGNA−」。2人目は水沢のえる。
 予想を遥かに超えて共通ルートは長かったです。というか、個別ルートも物語的には全く一緒。ヒロインが変わっただけという、まるでイベントCGの差分程度の違いしかありません。1周目はやたらと時間がかかったというのにこの2周目はあっさりと終わってしまいましたよ。
 描写の薄さはのえるシナリオでもまるで変わらず。いえ、事態の本質にのえるが関係ない分だけより希薄になっています。デートに出かけて開始0行で終了ってどんな手の抜きぶりですか。全体でここにしかデートシーンはないというのにですよ? 
 「幼なじみだから」という理由があることで惹かれ合う過程は必要ないと判断したかのようにほとんど何もありません。あるのは昔を思い出すことだけ。ケンカするのも仲直りするのもそこにしかポイントがないってのもなぁ。
 3人目は荒井瑠華。
 やっぱり中身は一緒でした。のえるの場合は組み合わせ的に紗久良シナリオと同じでも仕方ないと思いましたが、この瑠華シナリオでも同じ。チューターが変わるくらいの展開の差異は期待したんだけどなぁ。見事なまでに一緒です。まぁ、のえるシナリオをプレイした時点でプレイヤーの方がわきまえておけ、って話のような気もしますが。
 ここまでの2人に比べれば恋仲になる描写はちょっとだけまし。あると言えばあると言えなくもない、くらいには用意されてます。つーてもこんな微妙な表現をする程度のものでしかないんですが。
 共通するのはやはり内容の薄さ。できあがったプロットにほとんど肉付けがなされていないという感じです。ライターは設定を作っただけで7割、8割満足してしまったかのような印象を受けますね。
 というかですね、あと3人も同じ話を読まなくてはならんのですか? 短いのだけが救いだなぁ。

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