徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2020年6月3日(水)
英雄伝説 碧の軌跡:改継続中
 メジャーセカンド第2シリーズ1話。第1シリーズはそれほど好みではなかったので見ていませんでしたが、中学生編である第2シリーズは気になったので見てみることに。放送1か月でコロナのために再放送とお預けを食らったので我慢できずに単行本を買ってしまいました。4話までの再放送で続きが見られるとは思っていなかったのでうれしい誤算です。
 閑話休題。
 オープニングから力の入れようが伝わってきますね。実に良い出来だと思います。ただまぁ、最も印象に残ったのが「睦子は大吾のことが好きすぎるのでは?」ということでした。これはオープニングだけではな本編に入っても続くので気のせいではないだけではなく、演出方向であると窺えます。完全に恋する乙女っぽいですわ。
 大吾のお母さんである薫とお姉ちゃんであるいずみを最初から出すためか、いきなりオリジナル描写からスタートするあたり気合の入りようを感じます。このシリーズからの新規視聴者への配慮もばっちりです。というか、サービスしすぎでは? というくらい。まぁ、宿命的にサブキャラの声優が豪華になる作品なのでそういった方面での配慮もありそうですけど。
 エンディングも実に味があって良いですね。原作では決して見られないようなテイストが感じられます。イラスト主体でも、というかだからこそ(?)好感度は高いです。
 2話。アニメなので(他にも露出箇所があるから)それほどではないですけど、睦子の制服姿が新鮮なのは変わりません。千里とアニータが初登場。1話からそうですが動きはしっかりしていて見応えがあります。
 アイキャッチは睦子のうなじ……、なんだか貴重なシーン枠みたいな感じになりそうです。
 睦子が時々するちょっと変な顔は原作がほど良い感じでうま過ぎるせいか、あるいはSDとの境目が難しいのか、全体のクオリティの中では出来はもうひとつで今後の課題になりそう。
 3話。当たり前ですがNHKですからお色気シーンは控えめです。控え目というか、ほぼ差し替えと言った方が正確ですけど。そのシーンに千里のオリジナルシーンが追加。それほど自己主張が激しくないキャラのせいか、千里にはこうしたささやかながらも追加される機会が多いような気がします。
 茂野家の姉弟での練習風景が実にアニメらしいです。声優の出番確保という面はあるのでしょうけど、いい傾向だと思います。週刊連載ではどうしてもこうした、言わなくてもわかるでしょ的な箇所は削られやすいでしょうから。
 4話。冒頭以外はほぼオリジナルという、ここまでからすると実に大胆な構成です。セカンドにおいてはサブにあたる豪華な面々が次々に登場します。清水大河なんて本来なら今回のアニメでは出番がないくらいなのに。そもそも、原作とは明らかにキャラデザが違います。スタッフの大河愛なのか、継続している担当声優ゆえなのか。
 最後にはサプライズとばかりに藤井まで登場して千里がその娘であることが早くも明かされます。原作だともっとだいぶ後だものねぇ。ついでに伏線とばかりに千代姉もちょっと顔出し。このオリジナル要素の導入は今後も続きそうですね。
 5話。再放送明けということでちょっと心配でしたが、そんなことをあっさり吹き飛ばすクオリティです。どうやら今後は放送してくれそうなので安心しました。
 いよいよ本格的な試合シーンですが、アニメはあまり止め絵がないだけにいささか迫力に欠けるところがあります。集中線など迫力を出すための描写が基本ないこともそれに拍車を欠けてますよね。ある意味、動きが速すぎるというか。特に弥生のホームランのシーンなんかではそれを強く感じます。実際のプロ野球なんかでもそうですけど、いろいろな意味はあるにせよリプレイで何度もシーンを振り返るのが当たり前です。なにせ時間としてはほんのわずかの出来事ですし、一度だけでは見た目が素っ気ない感じで淡白になりやすいです。アニメでもリピートしたり、別角度からのカットとか入れてもいいような気がします。ホームランに限らず。
 千里の滑り込み「ズサー」ボイスがきちんとあったので良かったです。お気に入りなんで。アニータの性別間違われは残念ながらカット。今後に日の目を見ることがあるでしょうか。
 おとさんの出番追加は典型的なサービスという感じがします。もちろん、声優の出番確保も。
 しかし、野球監修の里崎はどんな仕事をしているのでしょうねぇ。なんとなくは想像できますけど、タイミング的にどこで入るのか、というのがね。

 「英雄伝説 碧の軌跡:改」。
 2章途中まで。
 引き続き「英雄伝説 零の軌跡:改」との違いにちと考えさせられてます。例えば奇襲攻撃時の一斉攻撃の出る確率が気のせいか下がったように感じます。そうでない場合のクリティカルヒットも以前はパーティー全員分だったのに今回は3人分であることが多いような。
 「閃の軌跡」でもお馴染みである雨が降る演出が入りました。ところが、ここで猛烈な違和感が発生。町に住む人々は外からいなくなったり、傘をさしたりしているというのになんと主人公たちには傘もカッパの類いもありません。特務支援課には支給されないということなんでしょうか。あるいは捜査官たるもの雨に打たれながら活動するのが当たり前である、ということなんでしょうか。どちらにしても世知辛い話であるように思います。
 前作でバスによる移動が面倒だ、と書きましたがやはり同じように思った人が多かったのか、それともスタッフたちがそう思ったのか。なんと持ち車制度が導入されました。前作で捜査一課をうらやんでいたのは伏線だったんでしょうかね。まぁ、それならなぜ傘は支給されないのか、と改めて思わないでもないですけど。ゲームだからか、機能やパーツは自分で購入しないといけないですからねぇ。「閃の軌跡」シリーズのバイクとはだいぶ意味合いが違うような気がします。あれは純粋な頂き物で所有権も主人公たちにありましたけど、この車は違いますからねぇ。というか、これを言い出すと実のところ給料をもらっていないのでは、という究極のポイントに切り込まないといけなくなってしまうんですけどね! なんというブラックな社会なのか。クエスト達成時に唯一の報酬が支払われますけど、それもはした金レベルですからね。ただでさえ安いのに四等分以上(以下?)にしないといけません。ひとりひとりが満足に部屋に家具も置けないような少なさですわ。なんか悲しくなってきましたね。

2020年6月7日(日)
英雄伝説 碧の軌跡:改継続中2
 メジャーセカンド第2シリーズ6話。のっけから恐るべき構成でビビらされます。なんと前回のあらすじというか、振り返りに3分30秒以上の枠を費やしてます。あの有名な「ドラゴンボール」を思い出させる長尺です。これは最初からの予定なのか、そうでないのか。いずれにせよ大胆なことは確か。
 アニメならではと言うべきか、試合序盤から早くも卜部にアンディが登場。せっかく声優を使うのだから、という声が聞こえてきそうな気がするほどよー喋ります。どうやら第1シリーズと同じ声優のようです。この分だと何か事情がない限り他のキャラも同じ声優がキャスティングされそう。
 ご時世なのか、それともNHKだからなのか、関鳥の体形に関するイジリは全て修正されそう。そうなると今後の「なぜ濁点を取る」や「ちゃんこ女子」もなくなりそうで残念。
 実際の野球同様に画面からは姿の見えないチームメイトの声が聞こえるのはいい感じ。いわゆるガヤのようなものですが、そのキャラに応じた掛け声で雰囲気がよく出ています。千里が非常にのんびりした声援だったり。
 来週は4話同様のオリジナル展開になりそう。いずみお姉ちゃんの出番が増えそうなのは大歓迎ですわ。

 「英雄伝説 碧の軌跡:改」。
 3章が始まったところまで。
 2章が終わって早くもミシュラムが出てきて本当にスタッフが好きなんだなぁ、と苦笑させられました。まんま同じようなどころか、だいぶパワーアップしたものが「閃の軌跡Ⅳ」にも用意されていますからねぇ。こんな昔から細かく考えられていたんだ、とか思ってしまいます。
 西ゼムリア通商会議がイベントとして発生。帝国からのメンツの中にトワ会長の姿があって嬉しくなってしまいました。だいぶ具体的なセリフまで出ていましたが大元のPSP版ではどこまで実装されていたのでしょうねぇ。ちょっと気になります。さすがにそんなに出ていなかったかしら。
 パッケージ裏のイラストは当時のものなんですよねぇ? 改めて描き直したにしてはちょっとそれらしくないクセが出ているように見えますし。この仮定からすると(正直、「零の軌跡」からですが)どうしても納得できないのがリーシャなんですよねぇ。彼女だけどうにも絵が違いすぎませんか。ゲーム中ではパッケージ裏のような魅力的な姿では描かれていませんよ。せっかくのミシュラムイベントでもそこだけはどうしても引っかかってましたね。少なくとも、この絵で「閃の軌跡Ⅱ」にゲスト出演するほど人気が出るとはとても思えません。第一デザインそのものが違いますよね。
 インターミッションのラストで社長令嬢がようやく怪しいところを見せてくれました。それでも、知らない人からすると急すぎるような気がしますけど。やっぱり、そんなに伏線ないですよねぇ。

2020年6月14日(日)
英雄伝説 碧の軌跡:改継続中3
 メジャーセカンド第2シリーズ7話。予想通りの良いオリジナルです。次の対戦相手への盗塁対策のパートから睦子の回想シーンへとつなげています。ここで原作でも描かれていない各キャラが名前呼びになるエピソードを入れています。確かに原作でもいつ変わったのだろう、と思わせる部分です。ただ、果たして今後に原作で登場するのか、と思う部分であります。これを睦子がピッチャーを始める部分に合わせて上手に取り込んでいます。
 睦子だけではなく全員をピッチャーとして試しているあたり描写としては丁寧ですが大吾の姿勢にも驚かされます。睦子は最後なのかい、と。ここで太鳳の様子がとても不自然で後の伏線になっていますね。それにしても、勝手なイメージではありますが太鳳は演技が男前すぎてよくびっくりします。
 盗塁対策は原作の2つに加えて3つ目が用意されました。ひょっとしてここは野球監修の里崎の仕事でしょうか。プロ野球中継だとボークのシーンではよくこのグローブの話題が出ています。2つ目のなんかは野球人には当たり前すぎるのか、まず要因としてあがりませんものね。
 そして、睦子は大吾を好きすぎる説は強力に補強されました。いずみお姉ちゃんに加えて薫お母さんまで登場して見事に解説。ついでに男が鈍いのは茂野家の伝統であることも。
 個人的に見逃せないのは千里の「ズサー」ボイス。スタッフもお気に入りなのか、なんとオリジナルで挿入されています。それも2ヵ所も。ちょっと驚きました。
 アイキャッチはまさかのメガネいずみお姉ちゃん。相変わらず、ここは通好みのカットを持ってきますね。
 色々と喜んでいたところで、再びの再放送告知。どうやら次は5~7話後の4週間後でしょうか。もともとの予定が何クールなのか知りませんけど、これ完成するのは来年の春ぐらいとかになっちゃうんじゃないですかね。

 「英雄伝説 碧の軌跡:改」。
 終章が始まってしばし。
 う~ん。テーマのように壁を超える、というセリフが出てきますが、その結果が同じ敵と何度も戦うとか、戦闘で勝ってシナリオで負けるとか、ストレスが溜まる展開が続くのは困りものです。強制敗北も増えましたしね。このへんはスタッフも反省があったのか、それとも次が帝国サイドだからなのか、だいぶ改善されている印象があります。まぁ、その分だけ急に重い現実が突きつけられたりもしてますけど。
 そんなに機会が多くはないのですが、クエストの最後で勝手に場所移動するのは意外と困ります。前作と違って持ち車制度になったために勝手に移動されると車置き去りですよ。わざわざ取りに行かないといけません。というか、車で来ておいて車で帰らないなんて理屈に合わないので止めてもらいたいところです。勝手に移動させたいならそれくらいフォローすべきだと思いますけどねぇ。そもそも、したりしなかったりの理由がわかりませんし。
 最初からずっといたノエルが突然いなくなりました。通常攻撃が複数の敵に攻撃できる上に威力も高いとあって重宝していただけにこれは寝耳に水です。そういうことは最初に言っておいてもらいたいですわ。おまけにどうしてか一部の装備をそのまま持ち去られてしまうし。部屋まで綺麗に片付けられて寂寥感が半端ないですわ。こうなると家具を買わせるなんてのも実に罪深い仕様ですよ。
 いよいよラスボス勢が正体を現しましたが、語りが少なく未だわからないことが多いです。なんでシュバルツオークションにキーアを突っ込んだの? 得意げに語っていただかないとわからないことが多いですて。怪しさが見えてこなかった理由が1200年前から企んでいたから、その姿勢がすでに生活スタイルになっているというのも凄すぎますね。大統領親子は間違いなく役者で食っていけますよ。隠形が完璧すぎますもの。
 リーシャはようやく例の格好になりましたが顔はそのまんま。なんとも悩ましいですねぇ。

2020年6月21日(日)
英雄伝説 碧の軌跡:改終了
 ようやく、なのかはわかりませんけど、終わりました。恐らくは「零の軌跡」と同じくらいではないかと思うのですが、すっかりラスボスの位置を勘違いしていたことで実際のボリュームよりも長く感じていたのではないかと思います。これは下手に先の作品からプレイしていた弊害ですね。あらすじからすっかり大統領がラスボスだと思い込んでいました。
 終盤戦はメンバーが増えておよそフルメンバーといった陣容に。さすがに「空の軌跡」の主人公ふたりはいなかったですけど、メンツとしては十分ということでまたしても、主人公とヒロインに出番はほとんどありませんでした。パーティーからは外せないのでサポートだけはしてましたけど本当にそれだけ。どうも頼りないというか、他のキャラの方が使い勝手が良いんですよね。個人的な好みと使いやすさが一致してしまっているのは2人には不運なところでした。「閃の軌跡Ⅳ」でも似たようなこと思ってました。
 当時の価格は知りませんので、それに対するボリュームってやつはどうなのかわかりませんが、同じダンジョンに入り続けるのはちょっとくどいように感じました。確かに舞台は狭いので仕方のない面はありますけど、それにしてもという被りっぷりです。特に陰謀劇が主題みたいな作品だけにそのイメージは強くなりやすいです。例の塔なんて「閃の軌跡」シリーズにも出てきますし、一体どれだけ登ればいいのか、って感じですし。
 オルキスタワーもそのひとつですが、以前も書いたように「零の軌跡」と本作は場所に応じて見せ方を変えようと視点がぐりぐり動きます。それがオルキスタワーでは「ぐりぐり」というより「ぐるぐる」動き続けるのですっかり気持ち悪い感じになってしまいました。テストプレイの人たちは何も感じなかったんですかねぇ、アレ。
 真の黒幕はとても意外でしたが、そのわりにはあまり多くを語ってくれず拍子抜けでした。あれだけのことをしでかしたのにねぇ。奥さんや娘さんの名前さえ知りませんよ。風の剣聖もなんだか妙ですよね。結局どうしたかったのか。歴史を改変して奥さんを生き返らせたいの? 正直それならシズクの目にそれほどこだわらなくても良かったのでは。まぁ、リスク分散ってことなのかもしれませんけど。どうもオチから逆算した結果という感じがしてしまうのは残念なところです。
 それにしても、主人公の兄は聞けば聞くほどとんでもないですよね。アリオスは難易度イージーでも超がつくくらい強かったですよ。なにせ
HPマックスから一撃で全員が死んだくらいですから。次戦で勝てた理由がよくわからないくらい。Sクラフトを使ってこなかったという運だけ? しかも、こっちは4人+アルファだし、向こうは弱いお供が2体だけですよ。
 それと互角の強さで捜査力もバツグンってなぁ。たったひとりで事件の真相にまで迫ってしまうし。誰かに師事していた訳でもなさそうなのに。
 エピローグは控え目でちょっともったいないくらいでした。それでいながら、これから先についてはだいぶ具体的でしたからねぇ。シリーズ順に「閃の軌跡」をプレイした人は始めから知っていたんですね。内戦が起きることも、鉄血宰相が死んだように見えても実際には死んでいないことも、クロスベルが2年間だけ占領されることも。ということは1作目のあの引きもそれほどではなかったんですね。だって死んでいないの確実に知ってるし。

 エンディング後に同じようにエキストラが解放されましたが、またしてもポイントが少なくあんまり中身を見られないのも一緒でした。そういや3級捜査官なのもおんなじでしたねー。これじゃ大して給与は増えないですよ。
 長時間プレイしていながらこうしてクリアするとそのまま「閃の軌跡」シリーズに入りたくなるところが恐ろしいところです。あんなにプレイしたのにねぇ。というか、前回のはまだ「Ⅳ」が終わってないデスヨ。


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