徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2013年4月1日(月)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-1回目終了
 ビビッドレッド・オペレーション最終話。なんとも締まらない最終回でした。もうちょっとドラマってものを丁寧に書いてほしかったですね。
 おじいちゃんが言うまでれいが死んだと信じて疑わないあかねの姿は控えめに言ってもヒロインらしくないです。カラスに敵わないというのもただ、そう言われたからそのまま受け入れて、さらっと絶望する。感情の動かし方があまりにも雑すぎます。もうちょっと答えを自分の手で得るような行動をしてほしいもの。その上でドラマを動かしてくれないととても感情移入はできません。カラスがれいを生かしておくことだって、もうちょっとそれらしい理由を用意してほしいです。それがないとどうなったらまずいのか、というのがわからないので緊張感が少しもありません。
 結局、合体連続攻撃の一撃目からカラスに有効なダメージを与えるあたりなんだかねぇ。最後はなぜかれいと合体してビビッドレッドに。もうかなりどうでもいい感じになってますね。最後は謎の知性体が現れてれいの世界も元通りに。もはや、突っ込む気も起きなくなるご都合展開。
 色々とお疲れさまでした。

 ラブライブ!最終話。結局、μ’sは空中分解。残ったメンバーも活動を休止してしまいました。目的が達成できたから止めても問題ない。クラスメイトはそう言って穂乃果を励ましてくれますが、実際に新入生が入学してきたら目当てのμ’sが解散していた、では軽い詐欺にあった気分ですよね。それに再来年がまたピンチになることは目に見えています。
 にこは1年生に声をかけて3人でスクールアイドルを継続。正直、この展開ではにこの方がヒロインみたいですよね。言うことに共感してくれなくて、わりと自分勝手な理屈でメンバーが離れていくあたりとか。にこが穂乃果を挑発するあたりとか、どっちがヒロインだかわかりません。
 このグダグダ展開は恐ろしいことにAパートが終わっても維持されます。この間に穂乃果はやっぱり踊ること、歌うことが好きであると再確認。その後に出てきた結論はなんと海未とことりは構って欲しいだけ、だからあんな行動をとりましたという戦慄のオチ。だから迎えに行けば留学なんて即キャンセルでμ’sは何事もなかったように復活です! とか言われてもねぇ。にこは怒っていいと思います。
 えーっと……。なんでこんなことになってしまったんでしょうね。最後の最後にきて根幹を崩す流れにしたのはどうしてなんでしょう。まさかとは思いますが、実際にラブライブをやろうとすると最低でもライバルであるアライブの歌とCGダンスを作らなくてはならない。それに費やすお金も時間もないから、だったりしないですよね。
 せっかく良いものを持っている作品なだけにとてももったいなく感じました。
 スタッフのみなさまお疲れさまでした。

 「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」。1人目は柴咲まるな。
 う~ん。悪くはない、んですけど、どうも性急さが目立つ作りですね。起承転結の「転」から先がすごく早くてもうあっと言う間に終わってしまいます。正直、余韻を感じる間もないので、色々と用意した設定が置き去りな感じで駆け抜けてしまうのでちょっと、いえかなりもったいなく感じました。エピローグもものすごく簡略化されているのでほとんどわからないまま終わってしまう。これ、まるなシナリオを気に入った人ほどショックなんじゃないですかねぇ。せめて志穂さんの消息くらいは書こうよ。一番、心配な人なんだから。
 プロット自体はなかなか良いんですけど、細かいところでは色々と粗が目立ちます。単純にイベントというか、フラグ配置がおかしかったり。勇のサラシがばい~んとなるイベントなんてなかったデスヨ? 他にもまるな関連の描写が気になります。拾ってきたまるなに対する主人公の立ち位置は保護者です。で、ありながら手を出すことに全く葛藤がないのはいかがなものでしょう。相手が自分を好きだから、というのは理由になりますかね。しかも、恋仲でないのに性的な下半身の世話を平気でさせるって一体……。まるなの方も性欲があれば何をしてもいいのでしょうか? ちょっと乱暴すぎるような気がします。
 それと定職についていない未成年(18歳)が赤ちゃんを作るって自然なことですかね? どうも色々と引っかかる描写が多いです。対象が社会人であるかどうかで同じ行動、セリフでも随分と意味が違うんですよね。そのあたり全く配慮がないのが気になります。
 経験者は「家族計画」との差異を感じそうです。まるなシナリオは本当にポイントが被っているところが多いので。

2013年4月4日(木)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-2回目終了
 2人目は保科有希。
 またしてもローテの組み換えを行いました。織衣を最後に回してはいけないと直感して、得意の間に苦手を挟む構成にしました。具体的には有希→ソーニャ→織衣→勇の順。もちろんクリア順制御があれば涙するしかありません。あるとしたらほぼ間違いなく織衣でしょうからねぇ。
 ということで有希もあまり得意なキャラではありません。というか、事前の予想を超える苦手っぷりでほとほと困りました。恐らくライターの安堂こたつ氏はちょっと変わった幼なじみ像を書きたかったのではないかと思います。大人気の「W.L.O世界恋愛機構」の久坂愛奈とは趣を異にするような。けしてゲーム的なスタンダードではない幼なじみを。その試み自体はいいのですが、どうも色々と困ったところが噴出しています。
 基本である周囲の「付き合っているのか?」の問いに2人とも飽き飽きしている。これがトータルで良い効果を生んでいないように思います。斜に構えているというのか、いつでもどこでもそんな態度。恋人がいないのに、家族でなく下手すれば恋人よりも大事な異性、というものが存在する。そのことよりも、その事実を周囲が察してくれると思う方が無謀です。自分たちはまわりに対して高い要求をして不満を募らせている姿勢がどうにも共感できません。
 本作は第三者視点を強いられる作品です。そのキャラクターだけがわかっている事実が多く、それを前提に会話するのでどうしても外から見ている感が強くなります。幼なじみ同士の関係についても同様で、主人公は俺だけはわかっている、というような態度を頻繁にとります。もちろん、プレイヤーにはそんなことは全くわかりません。周囲には理解できず主人公にはわかる、この繰り返しにストレスが溜まります。だってプレイヤーも外野の人々とおんなじなんですから。
 有希はヒロインとしてもいまひとつです。先日も書いたように長年連れ添った熟年夫婦の残念な面が基本なので、他のヒロインとの対比もあって相対的にどうしても苦しくなってしまいます。こういうのって本当にサブで終わるならいいと思うんですよ。それこそ、惜しまれるでしょうから。しかし、実際にはヒロインなのでのちのち態度が反転してしまうんですよ。あれだけ言っていたにもかかわらず……、という。これもプラスというよりはマイナス要素な感じです。
 恋愛観が中二病っぽいのも頂けません。自分たちは他の人たちとは違うし、理解してもらう必要もない。というようなあたり中二病でその対象が恋愛という感じがします。1人だけならともかく、2人ともですからね。そもそも絶対に付き合わないと言っている原因がそれほどたいした内容に聞こえないんですよ。実際、恋仲になる時のイベントはびっくりするぐらいあっさりですし。さらに困るのが2人ともそんなことを言いながら、互いとの老後まで妄想しているんですよ。正直、意味がわかりません。そこまでするなら不可能とか言うくらいの原因でないと気持ちが悪いだけでしょう。逆になぜ、恋人になろうとせずにいられるのか神経を疑います。万難を排するくらいの入れ込み具合ではないですか。でも、他人が背中を押さなければそうしない。なんだかなぁ。
 いざ恋仲になるとそれまでの言動が言動なので、よくそこまで手のひらを返せるなぁ、と変なところで感心してしまいます。正直、まわりから見れば、「なんだ、やっぱり付き合ってたんじゃん」か「今頃? 3年は前から付き合ってたと思った」だと思います。やっぱり差がわからないでしょう。
 有希シナリオは物語としてもかなり問題があります。というか、中身が付き合うようになる、以外に何もないという悲しい意外性。雛瀬の話とか必要ですかね? 織衣の成長のためかもしれませんが、絶対に必要には見えません。相談室で揉まれて強くなる、で十分に説得力はあるのではないでしょうか。怪しい修羅場があるのではないかと無駄にヒヤヒヤしてしまいましたよ。それくらい急にキレるキャラとして雛瀬は書かれてましたからね。
 エピローグはまるなシナリオ以上にさっくりでした。もうめんどくさいから早く終わりたい、が本音ではないかと邪推するくらい余韻もなく終わってしまいました。このへんは安定してもったいないですね。本作ってエピローグを充実させると飛躍的に満足度が高まるタイプだと思うんですけどねぇ。アパートがなくなること、短い同居生活、このへんの要素を上手に調理できているとは言い難いです。エピローグだけしか関係しないなら設定がないも同然ですよ。
 ところで、途中で入る番外編ってなんなんですかね。目的はHシーンっぽいんですけど、わざわざそう銘打つほどの差はないような。もうちょっと通常のつなぎでは無理! というくらいの内容でないと違和感ばかりを感じるような気がします。

 「ガールズ&パンツァー」のブルーレイ3巻。
 映像特典のOVA3話は「スクールシップ・ウォー」。タイトル通り学園艦のお話というか、ほぼ設定紹介。ということで1、2話のような面白さはありません。淡々と紹介をこなす感じなので違った良さはあれども、同じ方向性を期待していると肩すかしを感じそうです。
 コメンタリーはメンツがちょっと変わりました。大洗女子からはみほと優花里だけが残って、ケイ役の川澄綾子さんが登場。しかし、この内容がすごいです。ぶっちゃけるにも程があるというか。みんな薄々わかっていたとしても普通は言わないだろう、という事実をビシビシと語ってしまいます。確かに「ガルパン」でケイはゲスト的なキャラですけどねぇ。設定を全然、把握していなくて、このコメンタリーで理解するとか、想像の斜め上です。実は構成作家がいて台本があるのではないかと疑ってしまいますよ。まぁ、台本があるとしたら随分とグダグダなところ多いですけど。良くも悪くもその状態で務まってしまうところが声優というお仕事なんでしょうねぇ。どちらかというと聞いてしまって残念な情報ですからね。

2013年4月8日(月)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-3~4回目終了
 翠星のガルガンティア1話。あんまり期待せずに見たのですが(「サイコパス」が個人的にナニだったということもあって)、意外と悪くないです。Aパートは普通の(?)ロボットものな感じで、大雑把なようでもそれなりに世界観が無理なく説明されていて、そこそこ良かったと感じてました。それがBパートになると一転して違う作品になったくらいの展開に。活き活きとしたキャラクターたちがとても魅力的です。主人公からすれば原始人にあたるような人々とのギャップが面白くなりそうです。ただ、好感触であると心配なのがスタッフに虚淵玄氏がいること。また油断しているとマミっとされやしないか今から不安になってしまいます。
 ひょっとしたらあんまりロボットものとしてのカラーは強くないかもしれませんね。Bパートなんてほとんどガリバー旅行記ですし。

 「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」。3人目はソーニャ。
 なんか全体的に軽いですねぇ。キャラクターとか特に重さを感じません。ソーニャは初手から非常に好意的ですが、それがどうしてなのか全然わかりません。特別、何かした気はしないだけにすごい居心地の悪さがあります。悪友などに対してはきちんと一線を引いているのが感じられるだけに、余計に不思議な気分になります。一応、主人公の世話好きが奏功しているようなんですが、これ善意というより、とにかくそうせずにはいられない、という生態なので納得感がほとんどありません。そのくせいつでも上から目線ですしね。要するに意図的なので行為に対する気持ち良さがないんですよ。ついでに主人公がソーニャに惹かれる様子は完全にわからなくて途中からいきなり好きなことが当たり前、という感じで反応するようになるので困りました。
 素っ気ないイベント群にも軽さを感じます。海水浴、テスト勉強、志穂さんの仕事の手伝いなどなど、通り一遍な感じでどうにも中身が詰まっていません。けれど、これを重い意味を持って扱うのでどこか空々しさが感じられてしまいます。葵なんて存在自体が軽いですよ。ほぼソーニャシナリオしか出番がないですし。
 シナリオもちょっと軽いかなぁ、と。具体的なようでいて、実のところ細部はとても抽象的なシナリオなのでなかなか頭に入ってきません。作曲に関わるシーンなんかもそうですね。主人公に会わずに作曲に没頭しているから当然、歌で想いを伝えるものとばかり思っていたらまさかのMCで伝えるという謎っぷり。それなら、別に時間を置いてもったいつけなくても良かったんじゃないですかね。それとボーカル演出が一切ないのはさすがに肩すかし感がすごかったです。いかにもやりそうに見える流れなだけに。志穂さんの仕事の中身がちっともわからないことも地味に効いていると思います。何もないので感情移入がしやすいとはお世辞にも言えないですから。せめて純文学とかジャンルくらいあっても良かったのでは。
 ここまでHシーンはあまりエロくないです。なんというか、エロくしなくていけない、という意識のもとに書いているのかな? と感じはするのですが、実際のところはあまり効果が上がっていないように思います。というか、安堂こたつ氏はキャラクターが命なので、これの出来が良くないとどうにもなかなかエロくなりません。ここでもキャラの軽さが効いてしまっています。よほどキャラを気に入ってないと効果は薄いでしょう。
 売りである(?)犬っぽさというのをヒロインにそれほど感じません。ソーニャはそれらしい語尾を付けるようになりますがいかにも取ってつけたよう。むしろ、犬っぽさはチョロい部分だったり、主人公がまるで捨て犬のようにヒロインを拾ってくるあたりに感じやすいです。
 4人目は空小路織衣。
 問題の娘さん。やっぱり、色々と問題でした。どうも必要とは思えない描写が多いですね。定型のやりとりは言うまでもなく、話があるとなると無駄に焦らすのが基本線だったりします。別にそれほど重大な真相とかでもなく、普通に予想できる内容であってもとにかくもったいぶらずにはいられない。織衣シナリオに限りませんが、ヒロインの話の最中に主人公もいちいちまぜっかえすのでなかなか話が進みません。どうも段階を踏むことに意義を見いだしているような感じですが、落とし所が落とし所なので感心できませんでした。
 他のシナリオと比べても一際、違和感を感じるのが主人公が織衣を励ます過程が、もう完全に織衣を落とすこととイコールになっていること。恋仲になるイベントは意味不明なくらいでした。離婚する両親の話を聞いて帰って来たら、普通に会話しているだけなのに当たり前のようにラブシーンになっているんですよ。タイムラグすらなく、あからさま過ぎです。事前に主人公が自分の言動を室長のようだ、と自覚しているシーンがあるだけにタチが悪いです。全てそのためだけに動いているようにも見えてくるぐらいで。さらに当然、上から目線が基本なのでうんざりしてきます。ソラリスの存在でなんとか緩和してもらっています。いえ、全然、追いつかないですけどね。
 終盤はまたしても具体性のなさを披露。会長選挙の一切の盛り上がりのなさは異常な領域に達しています。雛瀬の存在の意味のなさも驚愕のレベル。もしかしなくても時間がなくなってかなーり短くまとめたんじゃないですかねぇ。ほとんどなぜ書いたのかわからないくらい意味の薄い終盤ですよ。とりあえず、一学生としたら会長が子持ちとか嫌かなぁ。もちろん、結婚しているのも。

2013年4月10日(水)
LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」終了
 最後は姫里勇。
 ここまで段々と期待値を下回ってきたせいか、この勇シナリオはちょっとはシナリオの中身があったので、ましに感じられました。しかし、そうは言ってもあくまでも他に比べればで、お世辞にも出来が良いとは言えません。相変わらず細かいところで描写が不安定になりますし。
 ブルーベリーパイを自分で作りたいと思っているのにエプロンを持っていない勇。主人公に用意するように、と言われると当たり前のように「すまない、持っていない」と言い出す。や、料理を習いたいと思っているなら買いなさいよ。何を持っていないのはしょうがないし、用意もしない、みたいなリアクションをとっているのか。武道以外に取り柄がないにしたって感覚が変じゃないですか? さらに後日、ようやく自分で用意しようか、と考えたと思ったら直後に「それはいやらしいか」とか謎のセリフを発したりする。一体全体どういうことなのか。さっぱりわかりませんて。
 料理に関してもなんだかちょっと。最初は全くできない勇が描写らしい描写もなく、あっさりと上手になっているっぽいという不鮮明さ。まるなとは違って何のために用意された流れなのかよくわからない。だから、過程も結果もほとんどない。「っぽい」と書いたのもそういうことで料理を作っているが特にコメントがない。だから、恐らくある程度は上手になっていると思われる。主人公さえ特に感想を言わないものなぁ。そもそもの狙いがよくわからないです。あとどうでもいいですけど、8月の朝のお弁当を夜に食べるのは危ないですよ。しかも、バッグにしまいっぱなしとか。
 他にも二週連続で週末外泊して、朝早く帰ろうとする勇。主人公は送っていこうとします。ところが、なぜか映画を見て、海に行き、夜まで連れ回します。寮から帰るときも確かに他の寮生から帰ってほしくないと言われたのを残念に思いながらも帰ったはずなのに。いえ、別に気が変わったっていいんですよ。でも、それなら寮に残ったって構わなかった訳で。以降まるで気にする素振りが一切ないあたりに奇妙なものを感じてしまうんですよ。寮にいるということは主人公と一緒にいることでもあるんですからね。
 他のシナリオとは違って当該ヒロイン以外の視点があるのも不思議な感じでした。具体的には織衣視点ですけど、これ必要ですかねぇ。同じ行動をしても、別に織衣視点はなくても全く問題はないような。わざわざ意味ありげな感じにして別段、何もないんですから。
 イベント内容が芳しくないのも相変わらず。告白に至る一連のイベントとかすごい茶番になってました。なぜ、そんなイベント構成が必要なのかさっぱりわからない。もうちょっと嬉しくなるようなイベントとか考えられないものですかねぇ。特に2回目以降のプレイとかに影響が大きいような気がしますよ。純粋に見ても楽しくも嬉しくないイベントって感じなので。剣道部関連もちょっとねぇ。もしかして本作のテーマは肩すかしなのか、と思ってしまいます。こんな脱力オチばっかりなので。
 テスト勉強でヒロイン勢ぞろいの合宿状態。なのに少しも面白くならないという口惜しさ。つい「W.L.O世界恋愛機構」ならきっとそんなことはないはずなのに、とか考えてしまいます。
 キャラクターの魅力も十分に発揮しているとは言い難い感じです。もっとポテンシャルは高いように思うんですけどねぇ。どこかちぐはぐなイベント構成が影響を与えているような気がします。特に魅力的に見せよう、という配慮をほとんど感じられないんですよ。だから、終わった後に思い返しても「あれは良かったなぁ」というのがパッと思い浮かばない。まぁ、本作のヒロインは大概そんなですけど。萌えゲー寄りなのに気に入ったイベントが特にないって悲しいですよね。
 今まで書いてきませんでしたがイベントCGが安定していません。構図のせいなのかなんなのか、わりと高い頻度で「え?」と思うようなカットが出てきます。立ちCGとの落差も大きいので戸惑うことも珍しくありません。特にソーニャと勇は不安定です。ついでに主人公も。
 予約キャンペーン特典の「らぶらぶえっちあぺんどディスク」は各ヒロイン1シーン追加で回想モードから入るようになってます。CGは1枚しかないのでその内容は推して知るべしな感じ。延期で追加のサブキャラは室長と志穂さんの2人がやっぱり1シーンずつ。なんか人選を間違ったような気がしないでもないですけど。恐らく誰でもいいなら多くの人は沙織さんを選ぶんじゃないかなぁ。まぁ、尺はヒロインたちと同じで短く、CGも1枚、夢オチかそれに準じたものということで特典というほど喜びを感じられるものではないと思います。まぁ、これは「この大空に、翼をひろげて」の同様のディスクの内容が良かったことが個人的に影響を与えているせいもあると思います。向こうはCG2枚で内容も本編に比べてスペシャルな感じと特別感がありましたからね。
 想像以上に時間がかかった「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

2013年4月14日(日)
ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~1回目終了
 先日どうにか「LOVESICK PUPPIES-僕らは恋するために生まれてきた-」のゲーム感想をアップしました。結局、期待しすぎたということなんですかねぇ。どうにも残念な仕上がりでした。テーマもあんまりピンと来なかったですね。個人的な相性も良くなかったように思います。

 革命機ヴァルヴレイヴ1話。掴みとしてはちょっと弱い気がする一発目。素材はとても良いのですが、今のところはスタッフだけがわかっている感が強いですね。少なくとも、映像だけではよくわからないことが多いです。恐らくテーマなんでしょうが、主人公ハルトとライバルになりそうなエルエルフの邂逅がまさにソレ。目的に向かって余計なことはしない。そんな集団のリーダーが突然、意外な行動に出るので驚きます。しかも、集団の中に外見的に似ていて、本来そういうことをしそうなキャラ(アードライ)がいるので、1話からそういうことをされると理解しにくく戸惑います。見ている側はまだキャラをよく把握していないので。
 1話のキャラクターはハルトとショーコが丁寧にクローズアップされているので残りは人数の多さもあってその他大勢な印象が強いです。しかし、おかげで2人はとても魅力的に書かれていて好悪はあるでしょうが、好感がもてる描写になっています。その片割れであるショーコがいきなり死んだように見えるだけに2話にかかる役割は重たくなりそうです。ショーコの生死というのはこの作品の本質に繋がってそうなので厳しい結果も十分あり得そうですね。死んでいた方がましなアレな展開とか。
 メカはある意味とてもいいですね、雑魚が特に。あの弱い相手には徹底的に強いが、自分より強い相手にはまるで抵抗できないというあの板が素敵です。ゴリラっぽい顔や下半身がない点などよく考えられていると思います。久しぶりに心ときめくやられ役っぷりです。主役機のヴァルヴレイヴは作中時間が夜のせいもあってか、ちょっとわかりにくい印象です。特にハルトが搭乗してからは色が変わって黒が増えるので見にくくなってました。
 しかし、主人公はどうなってしまったんでしょう。死なないだけではなく、怪物みたいになってましたけど。ロボットものではある意味タブーな設定なのでこれからの料理法が楽しみです。

 「ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~」。1人目は犬塚小春。
 前作は未プレイ。う~ん。それほど期待していたつもりはないんですけど、それでも思ったほどよろしくないですね。
 男が10万人にひとりという世界観。これがどうも中途半端にしか表現できていない感じです。小春が主人公と2人で商店街を歩いて冷やかされる様子とか、住民たちの主人公に対する態度など現代的な価値観そのまんまで旨みが抽出できていません。最終的に彼氏彼女という枠組みを自然に受け入れるのもなんとなく奇妙に思えます。当該者の2人はともかく、周囲も完全に同調というのはねぇ。一夫多妻制とか愛人がたくさんとか、そういう落とし所が妥当な世界観ではないのでしょうか。
 シナリオは言うに及ばずというか、こんなものでしょうというレベル。お世辞にも誉められません。小春シナリオの終盤の展開とか酷いです。主人公が役に立たないどころか、借金を増やすだけ、って笑い所にさえなってないですよ。小春を助けたのは主人公以外の周囲の人間という存在意義が揺らぎそうなオチ。子種の持ち主というのは建前のようなものなので主人公はホントに役に立っていないという悲しさ。しかも、えばっているという裸の王様状態。低価格タイトルと同じクオリティです。
 ゲームの基本はマップ移動スタイルで今のところハズレはなく、1移動で1イベント。必ずHシーンが入っているようです。しかし、この同じリズムがそれなりに問題でメリハリがないため飽きやすくなっています。ストーリー的にも上述したような内容が最後に発生するだけなので、それぞれのイベントは単発と苦しい条件が揃っています。正直に言えば仕事帰りにプレイしていると高確率で眠くなります。CGも1シーン1枚とがっちり決まっているのでせっかく好みのシチュエーションがあっても残念になるばかり。もったいないですね。シーン数稼ぎに見えてしまいます。せっかくいいアニメーションもあるのになぁ。

2013年4月16日(火)
ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~2回目終了
 翠星のガルガンティア2話。オープニング初披露。なるほど、これは1話目では流せないですなー。ネタバレにもほどがある。やはり、異文化交流コメディなのか、2話目はA、Bパートとも地球でのお話でした。主に現在の地球の状況というか設定紹介なエピソード。レドと視聴者の視点がうまいこと一致しているので物語に入り込みやすいです。それでも、登場人物がぐっと増えたので覚える(見分ける)のに難儀しそうです。
 取りあえず、地球の人々に対してレドが未来人っぽい(関係性を考えた時、この認識で合っているのでしょうか)冷静な対応をしているのがいい感じ。むしろ、チェインバーの方が物騒な思考を持っているあたり面白いです。合理的にもほどがあるというか。
 エイミーが特使となってレドと再接触。食料を持ってきて無害なことを示すも、友愛という名の謎の儀式扱い。そうそう、こういうのを期待していたんですよ。自分では食べられないゆえに結果的に無責任な感じのチェインバーがいい感じ。今後も期待してます。
 海賊に襲われたため、エイミーはレドに救出を依頼。交渉材料になると引き受けるレド。一体どうするのかと思えばなんと驚き、船内で人質になっている人間を綺麗に避けて海賊だけを消滅させてしまいました。どう考えても神の力です。崇められるか、さもなくば悪魔のように扱われそう。ひとまず名前のない海賊がマミっとされました。今後、チェインバーの誤射がないといいですね(はぁと)。

 「ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~」。2人目はリオ・ヴィオーラ。
 2周目に入ってすっかり流れ作業となっております。シナリオに全く関心が持てなくなったので、ボイスもほとんど聞いていません。都合よくエロくなっていくヒロインたちもちょっと微妙な感じに見えています。
 リオシナリオとしてはかなりお粗末。中学生ぐらいが初めて書いたシナリオ、とか言われれば簡単に信じてしまいそうです。まともに読む価値があるとは言えません。どうでもいい心境になってますから気になりませんけど、期待して読んでいると酷いことになりそうです。少なくとも、キャラとしての魅力はほとんど感じられません。出番が少ないぶん下手したらエルザの方がよく見えるかもしれないくらい。そもそもなんでイタリア娘が巫女服なのよ、と。しかも、CG素材のせいだろうとはいえ、普段から着ているってなぁ。サイコロで振って属性を決めました、って感じの脈絡のなさ。発展性もありません。
 私が過去にプレイした「ぜったい絶頂☆性器の大発明!!~処女を狙う学園道具多発エロ~」に比べてどうも力が足りない感じです。そもそもの設定もエロに向いているようであんまりそうでもないですし。覚える気にもならない何枚もある許可証がそれを象徴してます。便利なようで結局、手間がかかるシステムになっていて本末転倒です。それでいて、要するに全部が「許可証を出したんだからやらせろ」ですからねぇ。ヒロインたちは最初から許可証が関係ないか、罪になるのを嫌がって従っているだけ。駆け引きもないので面白みは皆無です。
 様々な道具を使って創意工夫でHシーンを用意していた「大発明」とは比較になりません。ストーリー的にも向こうの方がきちんとした目的があって、まだしも読む気にさせてくれましたからね。なけなしのゲーム性だってありました。1イベント1CGは変わっていませんけど、それでも不満を抱きにくいくらい、それぞれのイベント(Hシーン)に個性がありました。2作品ほど間が開いたとはいえ、「ぜったい」シリーズは続いていた訳ですから、それなりに進歩があるものと考えていましたが甘かったようです。期待はほどほどでしたが、それにしても残念な出来です。

2013年4月19日(金)
ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ませ世界~終了
 流れ作業もようやく終了しました。最後の方はCGの埋め方がわからなくて苦労しました。全員1枚ずつ空いていたのでなんだろうと思ったらボテ腹Hのもので、これに気づいてもフラグとして何が必要だろうと感付くまで無駄なプレイをしてしまってました。あま姉のイベントがキーになっているのは早い段階で気づいたのでよかったのですが、こっちはなかなか気づかず。偶然クリアしてシーンが出現してから原因探しと面倒くさかったです。
 というか、コレ自動的に出してもよくないですかね? そこしか変化がないのだから。エンディングが違うというのならともかくも。エピローグが同じなのに既読文扱いにならないのも不親切ですなー。不親切といえばスタッフロールが2周目以降、自動的に飛んでくれないのも不親切。スキップモードでも飛ばしてくれないんだものなー。そのくせ、Ctrlキーなら飛ぶってのもよくわからない。なぜ、他の手段では駄目なんでしょう。気づくのが遅かったおかげで役に立ったのは最後の2周くらいでしたよ……。
 ハーレムエンドが出たのも半分くらい偶然でした。最初は名前のない人たちの単発イベントかと思ってましたから。CG鑑賞のサムネイルの位置的に。どうやっても銭湯イベント以降が出ないのでひょっとしたら、いやでも違うかなー、くらいのつもりで試したら合ってました。まさか3枚のイベントCGで9人のキャラを網羅とは思いも寄らず。本当に取りあえず用意しました、程度。9連発と言いながら足コキが3発なのでどうもイメージと合致しない感じはありますね。
 シナリオは残りも特に見るべき部分はありませんでした。強いて言えばメインヒロインの伊吹恋が想定よりもエロかったかな、というくらい。あとはあまりに開き直った演出に度肝を抜かれました。確か全て恋のシナリオだと思いましたが、いつもの背景で土砂降りの雨が降っているとか、恋が自分色に染めた主人公宅の空き部屋を元に戻したと言いながら全く変わっていないとか、そもそも恋の部屋CGはあま姉の家のものと全く同じだとか戦慄の手抜きっぷり。違和感が半端なかったです。どう見ても低価格タイトルの演出です。GRANDEEタイトルとしてはちょっと寂しいですね。
 思ったよりは時間のかかった「ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ませ世界~」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2013年4月21日(日)
テックジャイアン創刊200号
 「ぜったい遵守☆子作り許可証ぱらだいす!!~嗚呼、素晴らしき孕ま世界~」のゲーム感想をアップしました。久しぶりの「ぜったい」シリーズということで楽しみにしていたのですが、進化ではなく退化していたような内容にしょんぼり。やはり、低価格タイトルの延長線上にあるのでアイデアが大事ですね。ひとつひとつのイベントに対してもそれは同じです。人気のあった低価格タイトルのバージョンアップ版はもう作らないんでしょうか。現状の感じだとよほど魅力的でないと次は厳しいかなぁ。

 革命機ヴァルヴレイヴ2話。T.M.Revolutionは悪くないと思うんです。きっと、私が悪いんだと思います。オープニングがどうやっても「ガンダムSEED」に聞こえてしまうのは。ホント、訓練された犬か、ってくらいそれにしか聞こえません(泣)。
 閑話休題。
 噛みついたハルトはなぜかエルエルフの体に乗り移ったような形に。おかげでクラスメイトは助かるも自分の体は置き去りに。前話から続く導入エピソードの必要性ゆえか、キャラクターの物分かりがえらくいいですね。戸惑いとかまるでなく目の前の事態を理解していく様はやっぱりちょっと都合がいいように見えます。みんな天才ぞろいか? というくらいの理解度ですけど、誤解するところはしっかり誤解しているものなぁ。
 急襲は成功し、ジオールはドルシア軍に占領される。ヴァルヴレイヴも接収されます。どうでもいいですが、番長と呼んだ方が良さそうなライゾウがなかなか痛いです。結局、文句言いながらケータイを素直に渡してる……。あだ名がサンダーってなぁ。
 ハルトはショーコの弔い合戦と躊躇いなくドルシア兵を射殺。ヴァルヴレイヴを取り返します。サキの見事というより的確すぎるアドバイスでハルトはエルエルフの体から自分の体へ。ただ、このシーン結果的に良かったですけど、念のためにハルトの体も縛っておくべきだったのでは。ハルトの体でエルエルフの意識が戻る可能性も考えられるでしょうに。
 復讐に滾るハルトでしたが、聞こえてきたのはショーコからの着信音。信じがたい思いで出ると本当に本人。恐らく生きているだろうとは思いましたけど、まさか2話でもう復活するとは予想外でした。しかし、あの状況で車に入っていたって無理すぎないですか? まぁ、そうは言っても魅力的なキャラが生きていたのは僥倖です。
 エルエルフも目覚めて設定紹介もかねてコミュニケーション。この後のヴァルヴレイヴの設計者のことまで分析して喋ってくれる点といい狂言回しとして最適です。誤解の内容もすんなり伝わりました。しかし、HPとしか思えない表示はなんなんでしょうね。いえ、666の中身のことではなく、そうとしか見えないものを表示するセンスの方がどうにも気になります。実際がオーバーヒートゲージにしろ結局は同じです。「ドラゴンボール」でスカウターの数値が途中からなくなったのはそういう理由もあるでしょうに。少なくとも、当てにして戦うようなものではないよなぁ。というか、666は何の値なんでしょう。
 謎のハラキリ攻撃で機動殲滅機を撃破。無事にショーコと再会するも告白とはいかず、Tシャツネタをいじってごまかすハルト。自分は化け物だからと物影で泣きますが、ここもやっぱりキャラクターの物分かりが良すぎますね。もっと事前に考える時間があったのならともかく、このスピード展開では不可解すぎるように見えてしまいます。そもそも、死んだと思っていた相手が生きていたのだから、それをもっと喜ぶのが先な様な。告白にしても化け物であるのは友人たちに知られているのだから話して一緒に悩んだ方がいいのでは。この様子だと黙っているつもりなんでしょうけど、友人たちが喋ってしまいそうですよ。サキなんてハルトが気になってそうだから特に。

 「テックジャイアン6月号」。創刊200号おめでとうございます。200冊のうち、どれくらい買ったのかなあ。たぶん100冊ちょっとは買ったと思います。あくまで多分ですけど。保管してないんでわかりませんが100号記念は読んだような記憶があります。これからも買わせてもらうと思います。

 「Magical Marriage Lunatics!!」MOONSTONE:イチャラブねぇ。呉氏にその企画はどうなのかと思うのは私だけでしょうか。また、変なアクセントをかましてくるのでは? と考えずにはいられません。「Princess Evangile~プリンセスエヴァンジール~」のように。まぁ、色々な姫がいるというのが売りなんでしょうねぇ。ただ、くどいようですがそういう王道要素があまり得意ではないですからね。変化球だらけの姫になりそうな予感。夏発売予定。

2013年4月23日(火)
LOあんぐる!、待雪の花~snow drop~体験版
 翠星のガルガンティア3話。予想外にチェインバーはあまり怖がられませんでした。圧倒的にもほどがある力だと思うんだけどなー。
 何はともあれ、問題は海賊を撃退したことではなく、殺生をしたことのよう。ただ、この流儀(?)はどう見てもガルガンティア側だけのような。海賊の攻撃は普通に人死にが出ると思うんだけどな~。や、そういう認識をしているのかもしれませんけど、やっぱりレドだけが説教を食らうのか~、とか外から見ると思ってしまいます。
 ベローズと会談。またしても、死骸を食わされるレド。現地人と仲良くなるには必須の儀式、とかチェインバーに登録されそう。「魚を釣ってきたものには真水を与える」という言葉を教わる。要は持ちつ持たれつを表す言い回し。段々とレドも染まってきました。
 報復に現れる無頼の女帝。ガルガンティアはレドに協力を依頼するも、その役目は陽動のみ。これはあまり頼りすぎない、というスタンスなんでしょうか。軍隊とかならあまり著しい戦果を挙げられても困る、という事情も考えられますが、ガルガンティアにそれはあてはまりそうもありません。
 笑えばいいのか判断に迷うロブスター型のユンボロで現れる女帝ラケージ。見せ場を作るためとはいえ、早くもチェインバーの強さを扱いかねている感じです。どう考えても被害が大きすぎるような。ラケージに追いつくのも随分と時間がかかったように見えますし。前回の戦い方を見る限り人死にを出さずとも、もっと効率的な戦い方ができそうですけどね。あんな精密射撃ができるのだから。今後もこの点はポイントになりそうですね。
 それでも、チェインバーは結局、ラケージを圧倒してしまい、しょうがないけど口ほどにもない感じに。水中戦がしたかったのにそれ以前だものなぁ。まぁ、水中でも全然、平気そうですけど。
 最後はエイミーの今夜もご馳走発言に地球の言葉でありがとう、と伝えるレド。
 イベントで無料配付の1、2話の続きとしてはまずまずの3話だったと思います。ほんの少し部分的に作画が弱くなったところもありましたけど全体的には問題ないと思います。ただ、お話としてはこれからが本番だと思うのでじっくり見守りたいです。

 「LOあんぐる!」体験版。通信環境が変わったことで今までよりも体験版を触るようにしてみよう、ということでようやく第1弾。まぁ、購入に迷わないとあまりやらないと思いますけどね。時間の制約もありますし。ということで5月は2本目をちょっと悩んでいるのでした。
 はむはむソフトももう5周年だそうですよ。デビュー前から気になるブランドながら未だ1本も購入していません。どーも期待とは裏腹に食指が動くような作品を作ってくれないんですよねー。やはり、デビュー作が買えなかったことが今までの縁のなさに繋がっていると思います。
 ということで、どこからどう見てもロリゲーです。あんまり笑うところがなさそうで、しばらくちょっと探してしまいましたよ。まぁ、「はじめてのおるすばん」ほどではありませんけど、どう見ても年齢(建前)と見た目(実際)がズレてるだろ、というところがちょっと違う意味で笑いを誘うところですかね。しかし、他にはちょっと見当たりません。サブキャラのエロ漫画家も別に面白くはないしなぁ。それなら、たまに出るTOPICのネタの方が笑えるものがあるかも。
 で、それ以外はいたって普通のロリーなゲームなので属性がない私にはやっぱり厳しそう。邪システムなるものがあって、発動時にカーソルを要所(エロいところ)に合わせると拡大します。カーソルの場所によってぼやけていたり、くっきり見えたり。この状態で読み進めることで分岐が起きたりするという一風、変わったシステム。これはなかなか面白いんですけど、あくまでそれはヒロインに魅力を感じればの話。属性がない上にそれほど好みの原画でもないとなると厳しいです。どうやらまたも縁がなかった、ということになりそう。

 「待雪の花~snow drop」体験版。なんとも昔のエロゲーの匂いがする作品です。この薄暗い世界観。ほとんど嫌な予感しかしないシナリオ展開。どんなバッドエンドがあるのかびくびくしながら進めるであろう自分姿が容易に想像できます。ネタは違えど初期のシルキーズのタイトルなんかを思い出しますね。TOPCATの作品なんかも。まぁ、これは一部スタッフが被っているので当然ですけど。原画の緒方剛志氏も過去に何度か仕事していましたし、音楽のSYUN氏、主題歌にはKIYO氏も参加しています。
 今作でも緒方剛志氏は原画だけでなく彩色も行っています。しかし、この方はよく絵が変わる人なんですよねぇ。lightの泉まひる氏ほどではありませんけど。そして、今の絵柄は個人的にはもうひとつかなぁ。こういう病弱な妹が、という設定で肝心の妹があまり可愛く見えません。この時期まで悩んでいたのはそもそもこれが原因だったりします。
 シナリオは八雲意宇氏が担当ということでここは心配していません。むしろ、どんな恐ろしい運命が、という方が心配になります。さすがに世界が終わったりはしないでしょうけど、主人公視点ではそれと大差ないことが起きそうだものなぁ。CGではもうひとつな妹もテキストのおかげでかなり上方修正されております。しかし、妹に入れ込めば入れ込むほど恐ろしいバッドエンドが待っていそうで……。こういうのって本当に弱くなったなぁ。ちっともレジストできません。。年のせいかしら。
 音楽もSYUN氏なので全く問題なし。体験版の短い間だけでも十分にその良さを感じとれました。本編では切ない系の曲をこれでもかと聞けそうです。それは果たして良いことなのか、それとも悪いことなのか。贅沢な悩みになりそう。ボイスはひょっとして女性キャラにしかないんでしょうか。それは……、もったいないような助かったような。あのやらしそうな医者の声とかあったら効果絶大な感じなのに。ヒロインでは妹役の奥山歩さんはかなり良い演技をしていて、儚げな妹の役作りがしっかりとできています。あと、その親友の藤堂仁奈役が桜川未央さんなんですけど、抑えた演技のせいかほとんど別人です。聞いたことのないテンションの演技なのでかなり驚きました。
 まだ確定とはいきませんが、だいぶ購入に傾いてます。もうちょっと試してからですかね。

2013年4月25日(木)
と~めいヘブン!透明人間になって美少女たちをもみまくりッ!!体験版
 「あかばんず~リアルな世界で僕が君にできること~」TGバージョン。ええと、私が悪いと思うんですよ。きちんと確認しなかったので。始まると同時になんか言ってるな~、と思ったんですよ。なんか言い訳のようにも聞こえて「なんだろう。途中からなのかな?」と不思議に思っていたら直後にスタートしたのはHシーンでした。どうやらHシーン体験版、ということらしいです。実用度重視ならいざ知らず、普通のアドベンチャーでこれじゃ参考になりませんて。すぐさまCtrlキーで飛ばすと次々にヒロインが交代していってそのまま体験版は終了。流れるようにごみ箱行きでした。しかも、本家を調べても通常体験版はないという謎さ加減。ひょっとして「PUSH!!」誌あたりには収録されていたりするのかしら。どのみちもういいですけど。

 「と~めいヘブン!透明人間になって美少女たちをもみまくりッ!!」体験版。
 こちらのタイトルも気になっていたのでダウンロード。ヒロインは2人かと思ったら3人なんですね。シーン数的にはパッケージキャラの2人よりも少なそうですけど。この体験版でもひとつ少ないですし。プロローグとシーン回想が8つとミドルプライスにしてはなかなかのボリュームの体験版です。
 一通り試してみた感じでは原画との相性がかなり大事そうです。エロく感じるかどうかはこれが最も影響しそう。テキストは悪くはないですが、飛躍的にエロさを高めたり、ヒロインの魅力を向上してくれるほどではなさそうなので。設定としてもステレオタイプのキャラばかりなので相性が悪いと主人公との間に温度差を感じそうです。
 どうやらシーンの基本が1イベント1CGのようなのでシチュエーション、構図が非常に大事になりそう。体験版の範囲で気になったのはイベントが進行してもCGに動きがなく、テキストとの間にズレが生じているケースがあったこと。このへんはあるいはミドルプライスゆえなのかもしれません。
 他には企画の中心である主人公の透明の扱い。これ、ただ透明なだけなんですよね。服も真面目に脱がないとばれてしまうという突っ込み対応の仕様なんです。けれど、これがHシーンになると微妙な感じで。主人公はただ透明なだけなので触れてしまえばそこにいることが発覚してしまいます。身体能力は普通なのでアクロバティックなこともできません。「OH!ステルス紳士」という作品があるせいかどうにも不自由に感じてしまいます。そのはずなんですけど、本作はどうも奇妙な描写が散見されます。例えば一緒にお風呂に入ってちょっかいを出したりするんですけど、主人公の体や腕が全く感知されないんですよ。思いっきり触っているのにかすりもしない。おまけにヒロインの方も揉まれたりしても人間の手で触られているとはまるで感じない反応を示します。ちょっと不自然なような。そもそも抵抗がほぼないというのがねぇ。確かに抵抗されればイベントはまず終わっちゃうんですけど、それにしても。まぁ、好みの範疇だとは思いますが。
 体験版で不明なのはイベント間の繋ぎがどうなっているか。シーンはいきなり始まっているものばかりなので、シチュエーション構築がどうなっているかも気になるところです。前後の演出がどうなっているのかも。意外と大きなポイントだと思います。長すぎるとだれてしまいますし、短すぎて同じリズムが続くと今度は飽きやすい、といったことになってしまうので。 ま、プライスを考えたらあり得るのは後者の方でしょうね。

 「ガールズ&パンツァー」ブルーレイ4巻。
 今回は繋ぎのようなエピソード。これまでが見どころの多い優れた構成だっただけにちょっと弱さを感じるかもしれません。「ガルパン」としての魅力はたっぷり詰まっているんですけど。プラウダ高校関連はホント際立ってますしね。しかも、これが結果的にコメンタリーの伏線と言える感じになっているのが本作の恐ろしいところです。
 OVAは「アンコウ・ウォー」。文字通り大洗女子学園の面々があんこう音頭の踊りをするというもの。ただひたすらに。ということであっという間に終わってしまいます。オープニングを合わせても4分に満たないのでさすがにちょっと物足りなさがありました。素に戻った反応とかあると良かったと思うんですけどね。
 そして、4巻最大の見どころ(聞きどころ)はコメンタリー。キャストコメンタリーはみほと麻子のⅣ号戦車組にそど子役の井澤詩織さんとカチューシャ役の金元寿子さんが初登場。7話は3人しかいないのですが、8話は金元さんが加わって4人になります。中身はいつにも増して飛ばしていて、基本的に3巻のコメンタリーを踏襲しているかのようで、大洗チーム以外は設定がわからないということが常識みたいなことになってます。その上で映像はほとんど置いてきぼりのトークが炸裂しています。
 さらに恐ろしいのはスタッフコメンタリー。なんとノンナ役の上坂すみれさんがこちらに登場しています。私はまるで知らなかったのですが、上坂すみれさんと言えばロシア、みたいな扱いになっているのですね。内容はキャストコメンタリーが可愛く思えるほど暴走していて、もう完全に映像は無視されています。思い出したようにロシア部分がちょっとだけ。曰く、居酒屋トークが徹頭徹尾、貫かれていて唖然としてしまいます。基本、音声しかないのに「せきか」がどうとか言い出されてもなぁ。最初は「石化」の方かと思って意味がわからずポカンとしてしまいましたよ。上坂すみれさんがツボに入って笑い転げる様子はなんかすごかったです。「ガルパン」に興味がなくてもファンは抑えておくべきなのかもしれません。しかし、これでは残りのコメンタリーはどうなってしまうんでしょう。

2013年4月28日(日)
ひとつ飛ばし恋愛開始
 革命機ヴァルヴレイヴ3話。謎の予言を残してハルトの前から連行されるエルエルフ。その異名はなんとひとり旅団。思わず笑ってしまうようなネーミングですが、その実力は掛け値なしのもの。しかし、だからこそ、1話の行動には疑問が残りますね。それだけの人間がなぜ見ず知らずの一生徒に食ってかかったのか。
 保健室で体を調べてもらうハルト。結果は正常ながらも血を採るために切った指先はすぐさま完治。それどころか友人に襲いかかってしまう。額の傷痕のような赤い線は目で見えるものなんでしょうか。それならわかりやすいですが。アイナはきちんと医者に診てもらった方がいいと言うもサキは反対。オモチャにされるに決まっていると。元アイドルということで色々あったよう。
 その頃、エルエルフはあっさりと自由の身に。ふたつ名は伊達ではなく赤子のように攻略されていくアルス軍。
 山田くんことサンダーは自分の名前がお嫌いのご様子。友人の仇をとりたいと言いながらその本音は自分もヒーローになりたいから。
 予言通りに現れたエルエルフ。すごいことは確かにすごいけど、要するにほとんど自作自演なんですよね。他人を動かしたとかではなくて。そして、自分が答えとしたエルエルフはハルトに契約を持ちかける。「俺たちはドルシアを革命する」とはどういうことなのか。なんかますます「コードギアス」っぽくなってきました。ところで、山田くんは死んじゃったんでしょうか。

 「ひとつ飛ばし恋愛」。まだ個別ルートに入ったくらい。
 今のところはなかなかいい感じです。相変わらずと言っていいだろうアサプロ節が炸裂しています。メタ発言のオンパレードはもはや売りとなってます。開始早々の寿りさの「あたし攻略ヒロインぞ!!」というセリフが本作をわかりやすく語っています。立ちCGの変顔も健在ですが、りさのそれはホント100年の恋も醒めそうなアレっぷりです。今回もひとりだけでこれを担当していて存在感が際立っています。そんなりさの声優が五行なずなさん……。おっとり巨乳キャラが多いイメージだったのですが、いつの間にかこんなヨゴレ役までこなすように。これは出世なのかそれとも……。
 キャラクター描写としてはヒロインのひとり玉森桜がちょっとプロフィール通りではない感じ。学園のアイドルということなんですが、どうもそれっぽさが足りません。キャラの強い他のヒロインたちの中にあって存在感が薄いです。というか、飛ばし対象である五味淵千乃が濃いキャラすぎて、困ると千乃の後ろに隠れるという桜の特性が違う意味でも出てしまっています。ただでさえ、千乃は幼なじみキャラだというのに。今のところはパワー不足ですね。ま、ヒロインという意味ではりさも力不足は否めませんけど。
 まだ途中ですが気になるのは売りである「ひとつ飛ばし」の部分。1周目は園原碧里シナリオに入っているのですが、公式サイトで紹介されているポイントがもうひとつズレているような気がします。例えばポイント1の「距離を縮めていく楽しみ!」は途中からいきなり妹がいなくなった感じでむしろ、あれぇ? という感覚でした。ポイント2の「なんだか悪いことをしているような感覚!?」も主人公が一切、気にしないのであまりそういった後ろめたさを感じることがありません。ひょっとしなくても、プレイヤーが積極的に感じていかないといけないんでしょうか。
 他にも付き合っていることは隠したい、としながら主人公と碧里の行動もテキストも配慮がないのでどうも気になってしまいます。碧里が主人公の自宅に行きたい、とか言い出すなどどういうことなのか。結果的に家族は出かけましたけど、もちろん碧里はそんなことは知らない訳で。こういうところがきっちりしていないと上のポイントもあんまり楽しめないものがあるような。機微の問題ですからねぇ。
 碧里が主人公を呼び捨てになるようになっても本人がそれに気付いていない(?)ままテキストが進むという不思議具合。主人公がダフ屋からサッカーのチケット2枚を平然と買いながら、試合後に碧里が3000円のサッカーボールを買うことを問題視するなどいささか奇妙な描写も見られます。そういやデートプランが初手から座礁したことに対するコメントもありませんでした。察するに文章のチェックがちょっと弱いようですね。いきなり誤字脱字のパッチも出てましたし。
 長所は十分ですがまだまだ予断を許さない感じでしょうか。

2013年4月29日(月)
ひとつ飛ばし恋愛1回目終了
 翠星のガルガンティア4話。戦い終わってレドはガルガンティアに居場所を得ます。しかし、レジットの出した条件はかなり人の足元を見ているようですな。少なくとも、命の恩人とは露ほども考えていないようです。そもそも責任を言い出すなら救援を求めたエイミーにこそあるよなー。このままだとケツの毛まで抜かれそうですよ。
 今回はいささか脚本が奇妙な感じです。ガルガンティアという共同体が合理的でないと納得できないレドとチェインバー。敵と戦うために無駄は必要ない、と言いながら共同体が自分たちとは違うと認識している。なのに同一でないとおかしいという考え方はいびつに見える。地球の人間がヒディアーズと戦っていないことも、存在すら知らないことも認識したはずなのに。それでも、ヒディアーズと戦うことを第一義として組織を構築するのは、それこそ合理的でも効率的でもあり得ない。
 体の悪いベベルという少年の存在をBパートだけでレドが理解するのは無理があるように思えます。今後の構成は知りませんけど、今のペースなら最低でも数話をかけて理解することなのではないでしょうか。そもそも、戦うために調整された兵士がレドであるなら疑問を持ちすぎなような。それとチェインバーに知識があってもレドは学ぶ気もあまりなさそうに見えるのもなんだか、ね。正直、教えて君になっているだけに見えるような。
 オカリナの件から察するに余計な記憶は消去されている、ということでしょうか。

 「ひとつ飛ばし恋愛」。1人目は園原碧里。
 う~ん。昨日もちょっと触れましたが長所と短所がせめぎ合っているシナリオですね。誉めどころもあるけど、お世辞にもうまいとは言えないところもあるという。
 長所はまずギャグ主体のテキスト。笑いどころの豊富な文章は売りとしての役割を十分に果たしています。これにかぶせるように存在するヒロインの魅力。ギャグに押しつぶされることなく、しっかりとヒロインらしさを見せてくれます。萌えゲー的な観点から見てもけして引けをとらないくらいの描写があります。
 テキストの問題点は配慮の足りない箇所が散見されること。無理のある描写といってもいいと思います。碧里シナリオだと主人公の妹、紅が家を出て喫茶店に住み込みをするあたり。なぜ、住み込みをするだけなのに駆け落ちのように家を出ていくのか?→なぜ、主人公が下着を見繕って届けるのか? 姉や母の立場はどこに?→結局、紅が過去に書いた手紙を主人公が目にしないといけないから。
 これはほんの一例でギャグの切れ味に比べてシリアスになるといささか苦しい展開や記述が目立つようになります。単純に書くのを忘れたのかな? とか思うケースも。朝は一緒に登校するようになったはずの主人公と碧里がいつの間にか止めているように見えるシーンがあったり。
 全体的にせわしないシナリオ構成をしています。それほど長くはない尺で、たった今まで妹の話をしていたのに、急に今度は碧里の弟の話を始めたり。短く収めるためか、無理をしているように感じることが多いです。終盤の記録会のイベントとかやっつけ感がとても目立ってました。ギャグ寄りからシリアスへの移行は前作からの課題でしたが、本作でもあまりうまくいっているとは言い難いです。筋書きはわかるのですが、溜めが足りないせいか、どうも乱暴にまとめているように見えてしまいます。エピローグもなんだかすごい中途半端でした。なぜ続いているのかいまいちわからない話が急に終わった、という感じで。
 Hシーンもなんだかすごいです。前後の繋がりを無視したように始まるのでびっくりします。たった今まで主人公と碧里は紅の心配をしていたのに、それはそれは真剣に憂えていたのになんだか欲情して始めてしまいます。しかも、電車の中で。個人的に純愛系のゲームで電車の中でする作品って初めて会いましたよ。九分九厘、痴漢ゲーにしかないシチュエーションなのに。本編中のもう一つも碧里の弟のことを心配していたのになぜか学園のプールでHですよ。なんかこれじゃ、いくら良いこと言っていても台無しな感じですよね。
 碧里はとても可愛い後輩なのでシナリオ上の粗はあれどもプレイしていて楽しかったです。脳筋なところも付き合っていて楽しい感じにうまく昇華されてました。ただ、本作の「ひとつ飛ばし」という企画のせいか、他のヒロインとの絡みがあまりないのがもったいなかったです。せっかく距離も近いんですけどね。紅のクローズアップのされ具合も賛否ありそう。紅が気に入った人には攻略させろ、ということになるでしょうし、そうでない人には分量を割きすぎ、ということになるでしょうから。実際ヒロインの碧里よりも、そうではない紅の方がよっぽど心情描写がありますよ。


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