徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2013年5月2日(木)
ひとつ飛ばし恋愛2回目終了
 2人目は玉森桜。
 や、途中までどうなることかと思いました。ヒロイン桜が飛ばし対象である五味淵千乃萌えで。もうひたすらに千乃推しでパワフルすぎる姿がちっとも面白くなくて困ったな~、とかライターも変わって1周目とは大違い、とかテンションを下げていたんですよ。ところが、千乃のサプライズ誕生日パーティーがバレたあたりから急に面白くなってきて。その効果のおかげでそれまでのつまらなかった序盤も印象が反転して面白く感じられるようになりました。
 つまり、序盤の千乃好き好き桜の姿は伏線なんですね。飛ばし対象の千乃に向ける視線が主人公に向けられるようになるとどうなるか。正直、180度変わる態度に相応しいだけの説得力はないんですよ。一応、申し訳程度には用意しました、くらいはありますけど。それこそジャイアンが珍しく掃除しました、そしたらクラスのイメージが大幅変化! くらいの微妙なのが。
 しかし、だからこそ桜の態度の変化がとても面白く感じられるんですね。あんまりと言えばあんまりなので。それまでの主人公=プレイヤーのハブられ感を千乃も存分に味わうようになる、と。おまけにそれを千乃がしっかりと語ってくれるんですよ。時にはセリフだけでは足りないのか、モノローグでまで。
 桜シナリオはテーマにもなっているだろう、桜、千乃、主人公の3人がとても面白いです。この3人が揃っているからこその楽しさがシナリオ全体に張り巡らされています。中盤、終盤と桜の身も蓋もなさは健在で、だからこそ楽しいです。ホントあんまりなぐらいの態度をとるので。まぁ、先日も書いた4つの作品ポイントってやつは桜シナリオでもいまひとつかな~、と思いますけど。ポイント4の「カップリングを楽しもう!」くらいですかねぇ。
 3人の形が良くて逆にもったいないのは他のキャラがほとんど出てこないこと。せっかく距離の近いメイン、サブのキャラクターが揃っているのに多くのキャラは一切の出番がありません。確かに3人は付け入る隙がないくらい良いトリオではあるんですけどね。息抜きくらいに他のキャラの出番があっても良かったような気がします。
 桜は以前も書いたように学園のアイドルというポジションとしては色々と苦しい面があります。単純にキャラとしてそれっぽくないですし、能力を活かすようなイベントもあまりありません。本作は行事イベントがとても淡白であることも関係しているとは思いますけど。テストや実行委員イベントの中身のなさとかすごいですからね。あれ? 特に動きがないな、と思っているとあっという間に終わってしまいますから。唯一、文化祭がその場所だったんですけど、これもらしい箇所はほんのわずかでイベント自体はあっさり終わってしまいますからね。
 もし、玉森桜というキャラが親友の五味淵千乃なしで出てきたらどうであったか。もちろん、プロットから変わるでしょうから一概には言えませんけど、あまり魅力を感じられなかったのではないかなぁ、と。そのあたり、園原碧里とは対照的ですね。向こうはひとりであってもヒロインを張るだけの魅力がありました。
 本作は主人公のいない視点というのが結構、多くてこれが予想以上に高い効果を上げています。作品のうたうポイントからすれば当然かもしれませんけど、当たり前のことを当たり前にやっていることでキャラの魅力が増したり、展開の面白さに繋がっています。立場が違うからこそ不在時の言動というものが大事になってくるんですね。どう考えているのかがわかることがそのまま面白さになっているという。
 Hシーンが碧里シナリオとは雰囲気が違う感じです。シチュエーションが純愛ゲーらしくないというのは共通しているんですけど、桜シナリオはテキストがなんともらしくないです。ギャグ重視の作品とは思えないなんというか色ボケしたような描写はちょっと浮いているくらいでしたよ。エロくなければないでそこが指摘される訳ですが、逆でもそれはそれで気になってしまう訳で。難しいもんですな。しかし、桜の家で一晩中、Hしてたってご家族はいないんですか?
 シナリオの最後はどうかと思う演出でした。ボーカル曲が始まったと思ったらそこはなんとヒロインクイズの場面。えーと……、盛り上がってますかね? さらにそれを普通のスピードでボイスも全て聞いて読み進めていったらボーカルが終わる前にスタッフロールに突入してしまったという。もちろん、エンディングは別のボーカル曲なのでスイッチしてしまいました。うーん。もうちょっと色々と考えた方が良かったのではないでしょうか。
 それにしても、そこまで3人にこだわるなら「瑠璃色の雪」のように一夫多妻が認められる国に行った方がいいのでは。作中の話を蒸し返すようでなんですけど、さすがに結婚しても3人、しかも新婚旅行にも付いていくって千乃が(本人が望んでいるんだとしても)気の毒なのでは。誰とも結婚できなくなっちゃいますよ。平丸、蒼樹ペア@「バクマン」だってそれはないって言っていたのに。っていうかそれはもう姑でしょう。

 祝!! 来るだろうと思っていた「ガールズ&パンツァー」映画化&OVA化決定。私が思っていた以上に好評だったんですね~。予想を上回る速さで次の展開が決まりました。久々に多方面の人々を幸せにした作品でしたからね~。特に模型業界には想定外のブームを呼んできてくれました。
 個人的には第2期かな、と思っていたので内容にはちょっと意外でした。映画は完全新作オリジナルということでどんな設定になるのか今から楽しみです。ただ、もし年度が変わっちゃうとメンバーも変わってしまう訳で不安半分期待半分です。OVAはなんともわかりやすく全国大会2回戦の映像化。例のキャラは折に触れレアキャラ扱いされて珍重されているみたいですからね~。キャストは誰になるんでしょう。色々と今から楽しみです。

2013年5月5日(日)
ひとつ飛ばし恋愛終了
 革命機ヴァルヴレイヴ4話。アルス議会はヴァルヴレイヴの量産を決定。棄権票はあれど他は賛成のみ、とかなり好戦的です。まだ実物も手に入っていないのですが。
 ヴァルヴレイヴに搭乗しようとするアルス軍パイロット。ところが、ヴァルヴレイヴはハルトの時とは違いパイロットを殺害してしまう。随分と過激なシステムですなー。やはり、すでにハルトが契約してしまったからでしょうか。そもそも、本当にジオールが作ったものなんでしょうか。やけにオーバースペックですが。
 一方、ショーコは引きこもりの生徒アキラと出会ったことで彼女が傍受したアルス軍の通信を聞いてしまう。にしても、アキラはやけ目立つところで引きこもっているんですね。あんまり人が来ないところなんでしょうか。
 エルエルフの持ちかけた契約は言葉通りのものでした。まずフィガロ議員に噛みつけ、とはハードル高いなー。訳のわからなさもあって当然ハルトは提案を無視。エルエルフは再び予言をします。その時は合図しろとピースサイン。しかし、どうやらこのサインはジオールとドルシアで意味が違いそう。ショーコが聞いたものと同じ内容をフィガロ議員が話しているのをハルトは聞いてしまう。確かに酷い話ですが、あくまでそれは生徒側から見た話。アルス側からすれば命を懸けてまで助けようとするかと言われれば無理もない話です。恐らく生徒たちだって逆の立場になれば同じ反応をするでしょう。ともあれ激昂したハルトは食ってかかるもそこは軍人が相手、あっさりと囚われの身になってしまいます。どうやら例の乗り移りは素肌でないと駄目なようです。
 生徒会陳情審議会でショーコは訴えるもののアキラのこともあって根拠を示せず閉会に。ところが、ショーコはトチ狂ったように脱ぎだして潔白を証明しようとします。生徒会長が純情な人間でなければとても通用しそうになかった作戦です。そして、証拠探しに潜入してきたショーコたちは偶然ハルトの救出に成功。しかし、校歌斉唱が気を引く作戦って誰の発案なんでしょう。ぶっちゃけ効果があったようには見えませんけど。結果論でオッケー、って感じです。
 普通ではない身体能力でヴァルヴレイヴを取り返すハルト。これも契約のせいでしょうか。ところが、ここでエルエルフが現れて生徒たちに逃げ道のなさをアピール。無言でハルトに契約を迫ります。八方塞がりで代案がなくとも受け入れられない。そんな時、ショーコがハルトに合図します。ヴァルヴレイヴの手に乗ったショーコはヴァルヴレイヴ自体を人質にする妙案を披露。その発想と度胸に驚きを禁じ得ないエルエルフ。
 先生によるショーコの親は総理大臣であるという説明はなんかとても言い訳のようでした。フィガロ議員にショーコがお願いします、と言ったシーンは全生徒も続けば面白かったと思います。ショーコがハルトにピースサインを送るシーンがエルエルフと対照的で良かったです。そりゃ、こんな娘が普段から側にいれば惚れても無理ないです。
 戦闘しながらモジュールを切り離すヴァルヴレイヴ。生徒たちは決を採り、独立を叫びますが言うまでもなく前途は多難そうです。うまくいっても果たしてどこまで神経が保つか。綱渡りは続きそうです。

 「ひとつ飛ばし恋愛」。3人目は蒼木夏芽。
 何の接点もないところから知り合って恋人になるまで、夏芽の心情が段階を踏んで何度となく入るので視点そのものが面白くなってます。同時にヒロインとしての魅力をフルに発揮していて頼もしささえ感じるくらい。とても可愛く書けています。遠野そよぎさんの演技は改めてさすがと思いました。恋愛ヘタレの旨味を存分に発揮しています。恋を意識して戸惑いまくる様子が実にうまく表現されていました。自分のエロさに戸惑う姿がなんとも素敵です。
 飛ばし対象である、主人公の姉メグもまさにキーパーソンという感じで言い味を出しています。実際、メグがいなければ主人公に夏芽は無理筋であったことは間違いありません。個性を出しつつ、メグの方を攻略したい、という感じになっていないのもうまい構成になっているかと。
 しかし、そんなメグも本作の根本であるポイントに対しては不向きな人材と言わざるを得ません。特に2の「なんだか悪いことをしているような感覚!?」は難しいです。そもそも告白の直前までメグの手助けがあった訳で、加えて勘の鋭いメグを出し抜くなどどう考えても無理があります。2人も幾度となくバレやしないだろうか、と気にしていますが発覚していないと思えたプレイヤーはほとんどいないんじゃないでしょうか。終盤の展開も盛り上がる夏芽に対して主人公の醒めた様子がなんとも印象的でしたし、実際それが正しかったことはオチからも明らか。姉のベッドでHもおとり捜査にまんまと引っかかったみたいな間抜けさで背徳さとはほど遠いイメージでした。
 ただ、このへんはライターの狙いがいまいちよくわからなかったですね。発覚が既定路線のように見えますが、その割にはわかってますよアピールが少なく、作品のポイントを逆手にとるような上手さとも感じられなくて中途半端でした。もうちょっと「志村うしろ!」くらいの露骨さがあっても良かったように思います。メグ視点を入れてしまうとか。翻弄される2人をもっと露骨に書いた方が面白さもより高まったのではないでしょうか。ギャグゲーなんですし。
 Hシーンは全体的に尺は短いんですが、やはりシチュエーションの上手さとキャラクターの魅力もあってそれなりにエロく仕上がってました。もちろん、本格派な作品に比べれば厳しいですが、基本はギャグであることを考えれば十分に成果を上げていると思います。ただ、逆に言えばシチュエーションが命なのでここが普通だとさっぱりエロくない、ということになってしまうんですけど。夏芽のリアクションにほっこりしてしまうという真逆の方向性には見出せるものもあるんですが。
 ラストは寿りさ。
 うーん。最後に持ってきたのは失敗だったかなぁ。前作「恋愛0キロメートル」と同じくギャグ&下ネタ担当の変顔ヒロインを最後にしたのですが、どうにも厳しいものがありました。有体に言えばやり過ぎなんでしょうね、やっぱり。表情自体もそうなんですけど、会話のボケ方が激しすぎて恋愛対象には高いハードルとなってしまってました。シナリオもこれまでと比較して、なおうまいとは言えないのに、さらなる強引さでカップルとなるのでなんかもう悪い冗談にしか見えませんでした。りさが顔を赤く染めるようになっても、いつ次の瞬間に裏切るか、そういうリアクションをして来るかと思えて駄目でした。もはや完全に疑いの眼で見てました。
 挿入歌のところは桜シナリオ以上に盛り上がっていなかったです。スタッフロールがほぼないというのはギャグなんでしょうけど、なにやら扱いの違いみたいなものに見えてしまいましたよ。シナリオ全体も短いですし、個別にSDカットがないとか、かなーり差が感じられました。
 乃来亜シナリオのようにはいかなかったですね。あれも他シナリオとは趣が違う、という意味では一緒だったんですけどね。
 「ひとつ飛ばし恋愛」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2013年5月8日(水)
LOVELY×CATION2・1回目終了
 昨日どうにか「ひとつ飛ばし恋愛」のゲーム感想をアップしました。けして悪くはないんですが、前作からの進歩がもうひとつ感じられなかったのがちょっと残念でした。それでも、十分に楽しませてもらいました。今年ようやく買って良かったと言い切れる作品に出会ったように思います。

 翠星のガルガンティア5話。設定を考えると遅いくらいの水着回。そして、恐らくコメディ回でもあると思うのですが、どうにも笑い成分不足気味。まぁ、そもそも虚淵玄氏は真面目にしていて、それが結果として面白いという笑いはともかく、ごく普通のお笑いはあまり得意ではない感じですからねー。オカマさん関係からタレのことまでとても中途半端な感じです。チェインバーの鉄板扱いに笑えないとかなり苦しいと思います。
 もともとみなさん普段から薄着のせいもあってサービス感は正直なところ薄め。カット的にもお色気で売っているアニメに比べれば、自覚して控えている感じなのでこちらも中途半端ぎみ。本作はこうした事情からか、童顔の各キャラデザインに比して体は(塗りも含めて)エロく描くようにしているようで、そのあたりがせめてもの救いになっているように思います。今回のエンドカードなんかはまさにそれを強調したかのようなイラストになってます。
 閑話休題。
 仕事を探すもレドには全く見つからず。まぁ、兵士としての特性だけを高めてきたレドですから異なる世界でできる仕事があるはずもないんですよね。見習いの仕事でもなければ。
 ダイエットレースですけど、エイミーはあんなことしてよく腕が抜けませんねぇ。見ている方が痛かったですわ。
 この作品が1クールならちょっと間延びしているような気がします。もうほぼ半分やってしまった訳で。

 「LOVELY×CATION2」。1人目は韮崎日向。
 悪くはないんですけど、どうも物足りないですね。日向は可愛いですし、システムもそれなりに効果を上げていると思うんですけど、終わって残るものがあまりありません。やはり、物語らしい物語がないのは色々ともったいなく感じてしまいますね。引っ掛かりがないと言いますか。とても淡々と進行します。
 日向の声優は遠野そよぎさん。先日まで「ひとつ飛ばし恋愛」をプレイしていたので、先輩キャラである蒼木夏芽との対照的な演技は楽しく感じられました。さすがの演技力ですなー。初々しい新入生の様子が随所から伝わってきます。日常的な会話がなんとも嬉しくなるところはうまく作ってると感心します。ただし、恋仲になって以降は惰性っぽい短い会話ばかりになってしまってテンション下がりっぱなしでした。このへんは考える余地ありですね。ほとんど読む価値のない短文とHシーンの繰り返しなのでそれまでよりも飽きやすくなってます。
 4月頭から始まって、4月中に恋仲になって、5月で終了ってコンセプトを考えると期間が短すぎるような。「下級生」なんかを思い出しながらプレイしてましたけど、もうちょっと長い期間のお話にした方が良かったんじゃないですかね。短い期間で繰り返し繰り返し話しているとネタもすぐに枯渇してしまいますから。学園行事もほとんどありません。
 それにしても、主人公は学園が同じとはいえ引っ越しをして独り暮らしを始めたばかり、クラスには知り合いが1人しかいない。相手は入学してきたばかりの新入生。これでゴールデンウィーク前に肉体関係までいくって十分にプレイボーイの域ですよねぇ。学級裁判とか、かまされても不思議はないと思います。まぁ、時間の話をしなくてもうまくいきすぎというのはあると思います。艱難辛苦どころかわずかな障害も見当たらない。お付き合いも父親の方から悟ってあっさり認めてくれるし、周囲も完全に祝福ムード。逆に言えばだから5月でもう終わってしまうのかもしれません。
 趣味同調システムはどうも恩恵がわかりにくいですね。うまくいっているんだとしても、その状態も理由もよくわからないため、どうもありがたみがありません。アイテムにも同じことが言えます。そのアイテムが何の意味を持っているのか、わかる時もありますがそうでない時の方が多いので、集める意欲もいまひとつわきません。会話に一部のアイテムが出てきますがこれもなんだかねー。無理やり感が強くて楽しめませんでした。持ち物検査みたいでどうも。
 ウォーキングトークシステムは雰囲気作りとして高い効果を上げています。今までありそうでなかったですけど、親しい会話をしている感じがよく出ていると思います。ただ、残念なのは初めて主人公が日向にどぎまぎした時に肝心のウォーキングトークがなかったこと。たいそうがっかりしましたよ。そこでなくてどうする! と強く思いました。
 ラブリーコールは思ったより自然な感じで良かったです。購入前は勝手に自分の名前なんてないだろう、と諦めていただけに思いがけずあってそれだけで嬉しくなってしまいました。
 結局、イベント1つとHシーン1つを取りこぼしたようなんですけど、これを回収するためにまたプレイする気になかなかなれませんね。原因がさっぱりわかりませんし。ゲーム性の部分が面白い訳では間違ってもないので。やっぱり、「下級生」とかすごかったんだな、と本作をプレイして改めて感じてます。向こうは抜けがあったら考えるよりも早く再プレイしている感じでしたから。純粋に面白かった、ということですね。

2013年5月11日(土)
LOVELY×CATION2・2回目終了
 革命機ヴァルヴレイヴ5話。何事もなく1週間経過。これモジュールのことがよくわからないので、ちょっと入り込みづらいですね。例えば食料プラントとか、そういったものはあるんでしょうかね。そもそも、電力はどうやっているのか。気にし始めるときりがないくらいに。他にもエルエルフのことはどうしたんでしょう。敵うはずないから放置したんでしょうか。
 水浴びを始めたショーコのスケブラがネットに友人によりアップされる。これはモジュール内だけなのか全宇宙なのか。どちらにせよ、気まますぎますなー。
 貴生川先生によるとやはり、ヴァルヴレイヴの性能は人類の範疇を越えているようで。ところが、その口から飛び出したのは時縞先生という言葉。これはやはり、ハルトの親ということなんでしょうか。もしかしなくても、ヴァルヴレイヴに認められたのは偶然ではない?
 あっさりと停電。1週間もかかったという認識でいいんでしょうか。随分と、優れたシステムですなー。呑気すぎて時間差攻撃を食らった生徒たちがなんとも間抜けな感じです。非常事態で「無限のリヴァイアス」のようになるかと思えば、まだまだ余裕があるらしく他愛もない喧嘩で済んでしまう。相変わらず、ショーコは意味不明すぎて付いていくのが大変。友達に助けられてますな。
 咲森学園の映像を全宇宙に配信。喧嘩のどさくさにサキが元芸能人と言っていましたが、それにしたってテレビだけ見ている人にはいきなり過ぎますね。
 ヴァルヴレイヴでモジュールを探検。エルエルフの導きでヴァルヴレイヴの同系機を目にする2人。目を輝かせるサキとは対照的に怯えたハルトは提案します。2人だけの秘密にしてくれ、と。サキの返答はイエスで「2人ぼっちになりましょう」とキス。ああ、悲しくも先が見えるようですね。予告でもそれを裏付けるような映像ばかり。

 「LOVELY×CATION2」。2人目は吉野谷星音。
 やはり、懸念が当たってしまった感じです。このシステム、ヒロインを気に入っていることが大前提ですね。プレイしながら好きになる、という感じだと厳しくなりがちです。すぐに退屈になってしまいます。
 シナリオは弱く、引きつける力に欠けイベントもあまり印象的なものがありません。そもそも予定調和にすぎる恋愛描写が激しく疑問です。なんとなく過ごしているようにしか見えない主人公が1ヶ月未満でヒロインを落とす様子は現実離れにもほどがあります。特に星音は基本、何を考えているのかわからないキャラだけに余計にうまくいき過ぎに見えてしまいます。しかも、2シナリオとも告白→即合体という芸のなさ。もしかして全員同じなんでしょうか……。
 ついでに主人公の小物っぷりに失笑させられます。体操着に着替えた星音がそのプロポーションで存在感を増して、男たちに気付かれるようになる。ところが、主人公はいつもは気付かないくせにこんな時ばかり、と心の中で激怒。自分だけはそんな格好をしていなくても気付いたんだ、と痛すぎるコメント。情けないのはモノローグだけでひたすら憤っていることと自分も2年生になってから星音に気付いた人間であることをすっかり忘れていること。1年間まるで星音の存在に気付かなかったのに、そんなことは忘れて得意気に他者を見下す様子はあまりに滑稽でした。
 シナリオは日向シナリオ以上に取ってつけたようでした。最後のオチのところでいきなり主人公が作曲を始めて、星音がピアノができるからそれで手伝う、とか言い出した時には何が起こっているのかサッパリわかりませんでした。そんな伏線が一体どこに張ってあったというんですか……。あきれて物も言えない後出しジャンケンぶりでしたよ。まるで書き進めながら犯人を決めた推理小説のよう。なにより、今までずっとやってきた演劇の話はどこへ。飽きたからもう止めたと言わんばかり。もうちょっとなんとかねぇ。
 それにしても、独り暮らしを許した息子が2ヶ月で子供をこさえたってとんでもない大事件だよなぁ。どこの駄目ホストだ、って感じですよ。
 星音さんはプレイしてもなお何が重要なのかよくわからない娘さんでしたね。大食いキャラだから「食べ物」が重要かと思えば、実際には食べるシーンは何度もあれどもアイテム的なお話は全くでないまま。ゲームをプレイするというのでゲーセン通いをすれば、ゲーセンには滅多に行かないというお言葉(本作はゲーセン以外ではなかなか「ゲーム」のパラメータが上がらない)。演劇を志しているので映画をチェックするも薄い反応。特撮オタクなのでDVDを見るとようやく少しばかり反応してくれました。キャラが違うせいか日向とはアイテムに対する反応が違っていてよーわかりませんでした。日向シナリオよりもCG枠が空いてしまいましたがやり直したい気持ちには到底なれず。手応えがなさすぎるんですよねぇ。しかも、これでイージーモードなんですから。

2013年5月13日(月)
LOVELY×CATION2・3回目終了
 翠星のガルガンティア6話。賃金の価値に悩むレド。この様子をレジットが知ったらさらに待遇が悪化しそう。食事と空気以外に必要なものがない、って機械よりも手軽な存在ですな。メンテナンスも自分でやるか、深刻なら廃棄されるだけだし。
 レド旧式ユンボロに搭乗。卓越した操縦技術を見せると思えば……。結局は戦術支援システムがなければ何もできない融通の利かなさを示したのみ。
 漁業任務に志願するチェインバー。すでに幾度も失敗しているはずだが未だに学習の成果は表れず。
 踊りの冒頭のシーン、最初は何が起こったのかと思いました。正直言ってあれが3人娘であるとはしばらく気づきませんでした。ほんの数秒ですが、あれは放送事故級の別人かつ紙のように薄っぺらな人間でした。すぐに元通りのクオリティになってホッとしましたよ。もし終始アレならレドが見つめる理由が別のものに変わってしまうところでした。ところで、ピニオンはサーヤはまだしもエイミーやメルティに興奮するんですか? 見た目のバランスだと子供に見えているのかと思ってました。突っかかる相手はレジットやベローズですし。っていうか、みんな反応してますけど、ガルガンティアはロリコンな集まりなんでしょうか。
 チェインバーに支援を求められたレドは対照的に学習の成果を見せる。
 巡り銀河がほどける時の雷に危険を感じレドはエイミーを守る。とっさの動きなんでしょうがレドの意識の変わりようが見られますね。戦闘要員でもない人間を守るなんて発想はかつてのレドにはありませんでした。ましてや異性に反応することなどあり得ないこと。エイミーの方も満更ではないようです。まぁ、空の向こうからやって来た美少年に抱きしめられれば無理もないですが。
 ベローズの依頼を受けてサルベージをすることになったレドをうらやむベベル。なんというか、病気の内容がよくわかりませんけど、チェインバーに同乗させても何の問題もなさそう。そして、現れるヒディアーズ……って、ええ!? ヒディアーズの祖先とかじゃないんですか。

 「LOVELY×CATION2」。3人目は成川姫。
 うーん。ここまでで最も印象が悪いですねー。ボイスが夏野こおりさんでなければ継続プレイが危ないくらいでした。
 なんというか、これまでのシナリオにはないくらい「わかってない」感が強いですね。もうホント残念なくらいに。例えば男っぽい娘さん、というシナリオの主軸にあたる部分。これがもう最初から破綻していて、言っていることがよーわからんくらいのレベルです。姫は初手から女の子らしく、男らしさを感じる場面などおよそ皆無と言ってもいいくらい。比較対象が大和撫子というのならともかくも。
 変なところで現実路線なのも気になるところ。通常エロゲーの場合、避妊具はあまり使いません。これはいわゆるお約束というやつで本当は使わないとまずいのはわかっています。その上で愛とか聞こえのいい言葉を持ち出してうやむやにしている訳です。別の例で言えば戦国時代を舞台にしたエロゲーなどで下着だけは現代のもの、というのと同じですね。時代考証を考えてきっちり対応した場合はむしろ、それが売りになるという。
 話を戻します。姫ルートに限らず本作は避妊具は使うのが当然という現実路線を踏襲しています。ところが、きっちり避妊を意識しているHシーンがあるのに、途中からいきなりノリで避妊具使用を止めてしまうんですよ。責任とればいいじゃん、くらいの軽さで。もちろん、本音は気持ちいいからにほかなりません。星音シナリオでは報いを受けるようなエンドもありましたけど、こちらはそんなものは見当たりません。主人公は「万が一のこと」とか仰る始末ですよ。1万回ぐらい中出ししなければ妊娠しないという認識。これこそが主人公の本音ですよ。その証拠とばかりにすごいことも言ってます。何があっても姫を守るとか調子のいいこと言ったのに、その舌の根も乾かぬうちに「(姫の)家族に交際がバレるのが不安で……」と意思表明。妊娠するとかしないとか、それ以前の問題。カッコ良すぎて失禁しそうデス。
 Hシーンも微妙な肩すかしが目立ちます。水泳勝負のイベント。負けた方はなんでもひとつ言うことを聞く、という条件。主人公はもちろん、H目当て。恐らくパラメータが勝敗に絡んでいるのではないかと思いますがそれはともかく。見事、勝負に勝ったのになんとプールも水着も水泳もまるで関係ないHシーンという解答。えっと、すいません。普通に意味がわからないんですけど。勝負の前には姫のイベントCGだってあったんですよ? それでなぜ、水着無関係? 期待するなと言わんばかりの仕打ちはあんまりじゃないですかね。
 他にも海浜レストランでバイトしている姫のイベント。もちろん、制服付きです。きちんとHシーンは発生するものの、なぜか主人公は異様な物分かりの良さを見せて制服を一切、脱がさず。あの、トイレに連れ込んだ意味はどこに? 2回目ではさすがに空気を読んでくれますが、今度はサービス精神に乏しい感じの構図を選ぶという謎っぷり。姫はどうにも半脱ぎ要素が弱いです。
 シナリオのオチもかなり残念でした。他のシナリオも弱いオチでしたが姫のはそれ以上。主人公のために勝手に嘘をついてバイトをさぼる、というのが問題行動なんですけど、本当の問題は自分を曲げてまでそんなことをしたのに、そこまで好かれているようにはちっとも見えない、ということでしょうか。コミュニケーションに難がある星音とかならともかく、何事もスッキリハキハキと、が基本姿勢の姫がそんなことをしてもひたすら不思議なだけですよ。バイトがあることを言い出せないほど主人公は傍若無人なキャラではないですし、誘いを断れば捨てられると恐れていたようにも到底、見えません。結局、いきつくところはあんまり魅力的なヒロインではないのでは? という悲しい着地。説得力って大事ですね、と痛感させられます。

2013年5月15日(水)
LOVELY×CATION2・終了
 最後は出水和琴。
 おお、偶然ながら最後に最も力の入ったキャラを残していたようです。明らかに他のヒロインとは待遇が違います。CG枚数とかそういうところは変わらないんですけど、テキストなどにハッキリとした違いが出ています。そりゃもう依怙贔屓と言っていいくらいに。
 何と言っても一番はひとりだけ告白→即合体のルーチンから逃れていること。個人的にもうどうぜまた同じなんでしょ、と拗ねるくらいの勢いでしたが、さらっと違ったので驚きました。というか、何らかのポリシーでもないのならみんなちゃんと考えましょうよ。いてもパターンのひとつということで1人だけにしましょう。少なくとも、恋人とのコミュニケーションをとることがメインの作品でそりゃないでしょうよ、と。まぁ、逆に言うとなぜ、和琴にできて他のヒロインにはできないのかと思いますけども。
 他にも大きいのがゴールデンウィーク以降の描写。他のヒロインシナリオにおいてイベントとイベントを繋ぐ登校シーンなどはものすごい投げやりなテキストになっています。もう読む必要がないくらいに文章は短く中身もありません。せっかくヒロインが気に入ってもこの残念ぶりはテンションを下げる大きな要因になってました。ところが、和琴シナリオはこの部分がきちんとした尺を用いてしっかりと描写されているんですよ。パッケージにある「恋人同士の甘々なイチャラブ生活を送ろう!」がしっかりと実践できていると思います。お姉さんキャラである和琴との登校ウォーキングトークは普通に楽しみになってました。別に特別な会話がある訳ではありません。ほんのちょっとイベントの話をしたり、日々のことを話すくらい。しかし、恋人同士であることを実感するにはこれが重要なんですよ。ゲーム的に飽きにくくするためにも大きな効果を持っていますから。
 地味ながら違うのがマップ移動。本作はアイテムを揃えてパラメータを上げるのがゲームの基本です。ここにヒロインが出ることもあり、通常のお買い物が済んだ後にイベントが発生します。しかし、嬉しくなるであろうこのマップ移動画面にヒロインが出る回数はけして多くはなく、特に恋仲になって以降は出現しないと言っても過言ではありませんでした。というか、そういうものかと思ってました、これまでは。ところが、和琴シナリオではなぜか出現します。出現し続けます。あるいは4周目ということで私のプレイが少しはましになってきてパラメータが良くなっての結果なのかもしれませんが。ま、仮にそうならこのゲームは無駄に損していることになりますね。パラメータが足りないからイベントCGのないイベントすら発生しないのではやる気を削がれることになりかねません。お世辞にもゲーム性の部分が面白い作品ではないのですから。隠されたものを探してみよ、という仕様は本作ではちょっと逆効果です。以前も書きましたが「下級生」くらいゲームやテキストが面白いのならともかくも。
 ↑の文章を書いてからちょっと試してみましたが、やはり和琴シナリオは他と違うようです。日向シナリオを再プレイしましたが出現の仕方に変化は見られず。新たなイベントは見られましたがマップ移動画面などの基本的な出現度合いは変わりませんでした。まぁ一応、試しただけですのでそりゃそうだ、なんですけど。そんないちいちプレイ感が変わってしまっては問題ですからね。
 詰まるところ和琴ひとりだけが違うというのは時間がなかったか、手抜きかのどちらかなんでしょうね。キャラによってシステム的な部分でこうも差があってはいかんでしょう。普通に考えれば特別扱いされているのでしょうけど、これが普通でないとちょっとまずいと思います。
 シナリオが盛り上がらないのは和琴シナリオも同じでした。というか、何かありそうで結局は最後まで何もないという、いっそ見事なほどの肩すかしぶり。そういうゲームなんだ、とはあまり思いたくないですよねぇ。物語性の放棄は評価を下げることさえあれ、逆はないですから。起承転結あってこそヒロインの魅力も最大限に輝く、というものです。
 アペンドはありますが、ひとまずは「LOVELY×CATION2」も終了。ゲーム感想は近日中に。

2013年5月18日(土)
この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-終了
 昨日どうにか「LOVELY×CATION2」のゲーム感想をアップしました。思った以上に人を選ぶゲームなんですね。楽しみ方みたいなものがあってそこに合わない人は見た目以上に辛いものがあります。物語とか気にしてしまう人は向いてないですね。少なくとも本作においてはスイッチをオフにする必要があるでしょう。

 革命機ヴァルヴレイヴ6話。その舌の根も乾かぬうちに、とはこういうことを言うのでしょう。サキはあっさりとヴァルヴレイヴ4号機に搭乗した上、承認され飛び回ってしまいます。約束は何の意味もありませんでした。見る目がなかった、としか言いようがありません。この先のドルシア軍の攻撃がなかったとしても遅かれ早かれヴァルヴレイヴが複数あることは露見してしまったことでしょう。その様子を見ていたエルエルフは全てが仕組まれていたのか、と推理しますが果たして。エルエルフはアルス軍パイロットが死んだ理由を勘違いしていますからね。ゼロから認められなかったと考えているのですから。にしても、彼がおとなしいのはお得意の予言のような計算で先が読み切れないからなんでしょうか。
 ハルトに噛みついたサキはなりすましてタカヒに悪ふざけ。失敗しても自分には何の損もないですから気楽なものです。女だからタカヒ相手に緊張なんてするはずもなく。しかし、有名になるためとはいえアイドルに彼氏がいてもいいのでしょうか。妹とか言っていますけど、これ何の意味もないですからねぇ。そんなサキの小細工をショーコはあっさりと看破してしまう。ただし、意図を見抜いたわけではなく、あくまでもハルトを基準に考えた結果。たちどころにいちゃつき始める2人にサキはすっかり興ざめ。やっぱり、周囲から見ると付き合っているようにしか見えません。
 ドルシア軍の急襲に4号機で出撃するサキ。今後はカーミラと呼称するとか。ハルトよりも達者に動かしているあたり、エルエルフのいう学園のカリキュラムに何かあるのでしょうか。
 サキを挑発するショーコ。戦闘中に思い出す過去。どうやらハルトに語ったのは紛れもない真実だったよう。しかし、カーミラのやっていることはいまいちわからないですね。
 ハブられたと思っていたアードライは潜入任務を帯びていたらしく……。

 「この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-」4本目は「if:姫城ほたるの場合」。
 う~ん。佳奈子シナリオ同様うまくないですねぇ。せっかくヒロインに昇格してもそれらしい存在感はなく、全編どこか苦しさが漂っています。サブは所詮サブでしかない、そんな言葉がどこからか聞こえてくるかのようでした。確かに設定を盛りすぎては違うキャラになってしまう。かといってそのまま過ぎてはサブの無理矢理感が際立ってしまう。まぁ、本編の時点でなぜ、このキャラがヒロインではないんだ、と断言できるくらい色々な要素が詰まっていないと難しいのでしょうね。
 5本目は「アフターストーリー:風戸姉妹編」。
 安心のクオリティにホッとします。ありがちなアフターだからこそ大外しはしない、ということでひたすらにダラダラするだけの3人の様子がなんとも微笑ましいです。贅沢な時間の使い方ができるようになった、その心境の変化がとてもわかりやすく出ています。けして長くはないんですけど、これぞファンディスクのシナリオと感じられます。Hシーンがひとつしかないのは残念ですけど、その中身は良かったです。
 6本目は「アフターストーリー:姫城姉妹編」。
 ぐぬぬ。ヒロインの中にあって唯一、まるでifのようなアフターストーリーのあげは。これが人気のなさゆえの厳しい現実なのか。すごい短い尺の中で新しい関係を書こうとしているので強引さが光っています。導入時とほたる登場時の落差がなんとも激しいです。一気にお笑いシナリオみたいな脱力感がたっぷりと。そのせいかは不明ですけど、イベントCGもなんだか意味不明っぽい謎構図でありました。あげはファンは泣くしかありませんね。まぁ、発表の時点でわかっていたことですけどね。それでも、悲しいものはやっぱり悲しいです。
 最後は「ノベル:翼と出逢った日」。
 恐らくはこれが雑誌掲載小説のADV化。まぁ、この出自から考えてわかるように本編クリアした人が特に読むものではないです。尺もすごい短いですし、肝心なところは一切、書いていない内容ですから。
 長く時間をかけてきた「この大空に、翼をひろげて-FLIGHT DIARY-」ですが総合すると可もなく不可もなくでしょうか。やはり、当初の予想通り、あげは派の私が期待するのは無謀でした。なかったことにしてもいいくらいです。実際、本編で話はしっかりと完結しているので。蛇足とまでは言いませんが、どうしても必要なようには見えませんでしたので。

2013年5月20日(月)
神のみぞ知るセカイ第3期
 翠星のガルガンティア7話。なんと現れたのは本当にヒディアーズでした。ただ、宇宙へと進出する能力があるのかどうかは謎。実のところ、1話で飛ばされたときに距離だけなのか、ハッキリしていないですからね。もし、時間まで逆上っていたら本当にヒディアーズの祖先なのかもしれず、また逆のケースも考えられます。
 現地ではクジライカと呼称して半ば神の使いのような扱い。ベローズが後から言っていますが、本当に最初に言っとけよ、と。前回のあんな伏線ではわかる訳ないですよ。しかし、チェインバーに残った肉片の描写が容赦ない感じでエグいですなー。こういうあたり虚淵玄氏らしいなー、と思います。
 クジライカを殺したことで動揺が広がるガルガンティア。せっかくうまくいきかけていた異文化交流は絶対的な断裂を迎えることに。レドからすれば殲滅以外にはあり得ない相手。共存共栄の考え方も他の生き物ならまだしも生存を懸けている相手では冗談でも聞けるはずはなく。実際、地球人類が今の状態で宇宙に行けばとてもそんな甘っちょろいことは言えないと思います。
 しかし、船団も一枚岩ではないようでクジライカをチェインバーが倒せるとわかったことで、その住処のお宝を狙ってピニオンやフランジが暗躍。
 クジライカが群れでやってくるという未曾有の事態。ガルガンティアから出て行って戦おうとするレド。エイミーが体を張って止めるもまるで言うことを聞かず。結局、ガルガンティアの人々はレドの言葉を信じていなかったのでしょうな。絵空事として少しも考えてはいなかった。レドが学ぶ姿勢を見せたのは兵士を止めるためではなく、あくまで待機中のプラスアルファを求めてのことに過ぎない。
 レジットの顔を立ててか、やり過ごすという方針に従うレド。果たしてクジライカはガルガンティアに手出しすることなく過ぎ去った。これ、もし宇宙でも同じだったらあまりにも身も蓋もないよなー。人類が勝手にちょっかいをかけているだけ、とか。
 分裂するガルガンティア。こんな時とばかりに船団長が発作に襲われる。いよいよ風雲急を告げてきました。
 この7話を見る前に迷った末にブルーレイの購入を決めて(購入して)、視聴したらものの見事に1巻は延期されているというCMが待ち構えていました。最初は見間違いか、そもそも勘違いかと思いましたよ。ま、別にいいんですけどなんだかなー。

 アニメ「神のみぞ知るセカイ」第3期は女神篇らしいです。んー? これはもしかしてあれですか。たまに一部のアニメがやったりする原作の無駄使いというやつですか。残った攻略女子のほとんどを捨てるということでしょうか。そもそも、女神だって月夜と結はまだ未登場な訳で。仮にこの2人の攻略から始めて、終わったらすぐ女神篇に入ったとしても、いわゆるミステリー的な要素は全く機能しなくて台無しなような。
 作者がブログで、この展開のためにコミックス付属のOVAで鮎川天理編をやっていた、と書いてましたけど、そうなると天理は第3期で何の説明もなくいきなりそこにいるのでしょうか。いくらなんでもそれは視聴者に優しくない構成のような。なんかしてやったりな作者コメントが却って不信感を感じさせます。どうせ作るならいいものにして欲しいだけにひたすら心配です。

 今のところ6月に目ぼしいタイトルがなく、このままだと久しぶりにエロゲーを買わない月になりそう。となるとコンシューマーでも、と考えますが今のところ模索中。気になるものはないこともないですが、タイムリーな6月発売となるとあまり見当たらず。近いところで「仮面ライダー・バトライドウォー」くらいかしら。でも、ライダーものは出来もさることながら毎度毎度のボイスがねー。私が好きな(使いたい)ライダーはたいてい声優変更ですから。難しいところ。
 他にもファルコムの手を出していない諸々の作品も捨てがたいです。うーん、ちょろっと考えただけでも老後の楽しみは凄そうだなー。「ドラクエ」とかどれくらい溜まるでしょうか。じーさんになっても平穏無事にゲームをやりたいものです。

2013年5月23日(木)
テックジャイアン7月号
 「イノセントバレット-the false world-」CINEMATOGRAPH:燃えと萌え、ハートフルとシリアスの融合。なかなか難しいことに挑戦しているようです。しかし、ジャンルがタクティカルガンガールADVですか。何かわかるようでわからないような。パッと見は良さそうですがどんなもんでしょう。体験版や競合作次第かなぁ。8月23日発売予定。

 「銃騎士Cutie☆Bullet」エフォルダムソフト:前回は剣だったから今度は銃だ!! ということらしいです。わりとマジで。見た感じのイメージもデビュー作「恋騎士Purely☆Kiss」を踏襲してます。胸元がえらいことになっているのも相変わらずです。特訓イベントは好評につき続投だそうです。
 ライターが変更されたのはユーザーの声を受けて、ということなんでしょうか。アニメーションムービーを導入するようなので憂姫はぐれ氏デザインの絵が動くというのは楽しみ。背景がさらに美しくなりました。年内発売予定。

 「うそつき王子と悩めるお姫さま-princess syndrome-」whirlpool:ストーリーを読んでもさっぱり意味がわかりません。冗談抜きで何が言いたいのかわかりません。
 >”お姫さま病(プリンセスシンドローム)”。それは、思春期の少女特有の多重人格障害のようなもので、重度な者は完全な別人格を宿すこともある。さらに、この別人格には”望奏(メルヘン)”という不思議な力を使い騒動を起こしてしまうというはた迷惑な特徴があるため、お姫様病の娘たちは離島の女学園に集められることになった。そんなある日、学園にひとりの少年・有須祐二がやってくる。通称”うそつき王子”の彼には、お姫さまたちを助ける力があるらしく……?
 引用することで少しはましになりましたが、それでもやっぱりよくわからない。他の文章を読むと理解が深まるというより余計に混乱しそうになります。
 取りあえず、これまでとは違うイメージ作りをしているようには感じます。それは、てんまそ氏のデザインにも表れてます。しかし、それだけに好悪が分かれそうな気もします。あ、こもわた遙氏はこれまで通りを貫いてます。正直、こっちの方が可愛く見えるなぁ。特に泉は圧倒的に。そして、ライター変更。今度は七烏未奏氏が担当です。秋発売予定。

 「オトメスイッチ」Digital Cute:とてもさわやかなイメージカットなのに下半身には燦然とバイブが輝いてます。ヒロインの笑顔はとても自然でいい感じなだけに違和感がすごいことに。主人公も無類のバイブ好きとすごそう。っていうか、馬鹿ゲーなんでしょうか、これは。夏発売予定。

 「南十字星恋歌Southern Cross Love Song☆」すたじお緑茶:久しぶりのるちえ氏原画の新作です。デザインは変わることなく可愛らしくて良い感じなんですが、ライターの氷雨こうじ氏が心配。手抜きを覚えたのか、なんなのか原画がもったいなくなるようなシナリオになってしまいましたので不安でいっぱいです。ところで、あらすじにある双子の妹はヒロインではないのでしょうか。冬発売予定。

2013年5月26日(日)
炎の孕ませ”わんぱく”おっぱいお嬢さま学園~”昔の姿”になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!~開始
 革命機ヴァルヴレイヴ7話。いかにもな謎のオープニング。ヴァルヴレイヴの相手の見た目が悪かったので、その後のパイロットのこともあって最初は映画か何かだと思いました。狙い通りなのではないかと思いますけど、すんげー浮いてますね。安直に考えるとヴァルヴレイヴには何かの記録が残されていて、それが世界を暴く~、に繋がっているというあたりでしょうか。
 オープニングをちょこっと変更。カーミラのところでサキが表示されるように。いずれ他のヴァルヴレイヴにも同様の演出が行われるのでしょう。あと3機、果たして搭乗するのは誰でしょうか。
 アードライの任務はどうやらヴァルヴレイヴの偵察、調査のよう。しかし、時間経過がいまいちわかりませんが、クーフィアがすぐ合流していることを考えるとやっぱりアードライは何をしていたんだろう、とか思ってしまいます。続くようにエルエルフ行動開始。しかし、この瞬間までエルエルフのことを気にしていないハルトたちは呑気すぎるなー。ショーコに話してさえいないなんて。エルエルフはエルエルフで意外と紳士的で笑えます。結局は自分の思い通りにするつもりだとしても、一応は相手の意志を確かめるのですから。
 放送を聞いてヴァルヴレイヴに向かうハルト。ところが、そこにはすでにエルエルフの姿が。そうお得意の録音です。って違う! これは「革命機ヴァルヴレイヴ」、「コードギアス 反逆のルルーシュ」ではありません。
 アードライとエルエルフの再会。しかし、こうして2人の主張を聞くとアードライはよくもまぁ、エルエルフをあそこまで信頼していますね。エルエルフには特に忠義とかそういったものはないのにねぇ。交渉は決裂。クーフィアが乱入して乱射。実はこの時とんでもないことが少ないコマで起こっていた!!
 動けないハルトに対して自らを噛めと迫るエルエルフ。自身まだわかっていないことも多いのにすごい胆力です。
 エルエルフの体であっさりとドルシア軍を撃退するハルト。しかし、ズボンに入っていた写真を見てその体は涙する。ようやくオープニングの意味ありげな少女が出てきました。つーか、ナナリーじゃないのかね、と全国で何人が言ったでしょうか。
 アイナ散華。やけに今回は出番があるなぁ、と思ってました。けれど、まだ7話ですからようやくスポットが当たったとばかり。富野理論であれば死んでいなければおかしい状態でした。予告を見るまでもなく、クーフィアの時のカットを見れば生きているはずもないでしょう。ショーコでそのパターンは一度やってますし。
 

 「炎の孕ませ”わんぱく”おっぱいお嬢さま学園~”昔の姿”になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!~」。まだ1周目の半分くらい。
 感触はいつものSQUEEZ、と言いたいところですが、微妙に様子が異なります。主人公が身長の低さにコンプレックスを持っている弱気な少年のためか、自分からはあまり攻めません。基本的にはヒロインたちから言い寄られることでイベントが進行します。ただし、本作の特徴である主人公が子供の体になってしまう「童体化」が起きると基本姿勢が変わって自ら攻めるようになります。この時はいつものSQUEEZっぽいです。ただ、根っこの性格が変わるわけではないので雰囲気としてはちょっと違うように感じます。
 テキストにもややクセがあります。主人公の設定がIQ256のせいか、やたらと頭の良いぜアピールを思わせるネタ反応をするので最初はいいですが、段々と疲れてきます。正直、真面目に付き合って読んでいると時間がかかります。SQUEEZ作品にあるまじきことです。よほど主人公の芸風が気に入った人以外は適度に流し読みした方がテンポも良くなって快適にHシーンに進めます。どうせ説得力的なところは期待できないんですから。
 それでも、ヒロインによって童体化が露見するタイミングをずらしたりして、それなりに工夫が感じられます。ただし、こういった手法は自然と矛盾を生むことになります。要するにチェックも甘いし、恐らくはそこまできっちりと管理しようとは考えていないんじゃないですかね、SQUEEZのノリからして。だってそんな気の使い方らしくないですから。それを証明するように、いささかこだわりの足りなそうなミスも散見されます。絵夢がPカップ(本当はQ)であると書かれていたり、射精で童体化が解除されるはずなのに一向にそんな様子がなく連戦したり(←この設定がそもそも無駄に自由度を下げてますよね)、修学旅行で主人公の童体化した姿に凛以外、気付いていなかったり。確かにゲーム開始時には凛以外は気付いていませんけど、普通にここまでプレイしていれば少なくとも2~3人は知っているはずなのに。まぁ、このハーレム的イベントをこの状態で用意するのがそもそもの間違いという気がします。
 システムはかたくなに「周」制度を貫いています。あくまでも「週」ではないそうです。わざわざ書いてありました。ウチに限らずユーザーはがきなどでも指摘されたんでしょうか。ちなみに英語で「WEEK」と書いてあるんですけどね。相変わらず休日のない世界観ですが、本作は「周」に3回移動というシステムなので特に問題はありません。ただ、基本的に休日の描写がないというだけで。
 2パターンのHシーンを選べる甘エロモード、わんぱくモードは幾つか見た限りではあんまり差がなくて意味が感じられません。お得意の差分フル活用でシーン数を増やしているだけ、という印象です。代わり映えしないので読むのが面倒なほど。売りになっているとはとても思えません。
 「周」の終わりに発生する甘えナイト。これもここまではパッとしない感じです。エロくなってくれば違うのかもしれませんが、今の時点までは正直つまらないです。テキストそのものが面白い訳でも、萌えゲーなみにヒロインが可愛い訳ではないので、無駄なテキスト増量に見えてちょっと厳しいものがあります。
 エロはSQUEEZなのでさすがのエロさではあるんですけど、ここまで書いたようにそれ以外のノイズが多いように思います。最終的なボリュームがどうかはわかりませんけど、今のところプレイ時間の長さはあまり嬉しくない方に傾いています。さっくりプレイさせてくれた方が印象も良くなると思います。

2013年5月29日(水)
炎の孕ませ”わんぱく”おっぱいお嬢さま学園~”昔の姿”になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!~終了
 翠星のガルガンティア8話。船団長はレジットに後を託してあえなく死亡。ということで今回はすっかりお葬式回に。この世界で人が死ぬとどうなるか、それを1話まるまるかけてやっています。よって物語はほとんど動くことなく。去りゆくもの、見送るものが分かれたくらい。レドもチェインバーの解析が終わって、帰還できないことが判明。覚悟を求められることに。戦士としての本来の働き場所を失ったレドはエイミーとベベルのために戦うことを決意。例え2人が望んでいないとしても。
 なんとなくきな臭い匂いがしますね。特に3人娘のうちメルティがガルガンティアから離れる描写があるのはどうも嫌な予感しかしません。

 「炎の孕ませ”わんぱく”おっぱいお嬢さま学園~”昔の姿”になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!~」。
 23「周」が終わって最初のスタッフロールとなりました。この時クレジットに変わったことが書かれてました。Historyと題して過去のシリーズ作品を発売日、ライターと原画家を。なかなか珍しいです。ひょっとしたら今後はおなじみになるかもしれません。
 一度、エンディングを迎えるとあとはほぼ回収作業となります。正直、面倒くさいです。デザイン的にも頑張って少しでもわかりやすくしようとしてくれていますが、それでも穴埋め作業は大変です。作業なんて単語を使ってしまうくらいには。特に今回は甘エロモードとわんぱくモードの2つがあって、これが両方選ばないことには回想シーンにも登録されないということでチェックが大変です。先日も書きましたけど、これほとんどのケースでは両モードの内容が大差ないのでやる気に繋がらないんですよねぇ。おっ、と思うのは数えるほどしかありません。あんまり売りになっていないですよねぇ。
 甘えナイトも残念なものでした。途中経過でも触れたように描写そのものが面白い訳ではないのでHシーンが重要、だったんですけどなんと、Hシーンがあったのはしず姉と凛の2人だけ……。これは予想外の少なさです。これではシステム自体の意義に関わります。テンポを悪くするように入っている要素だけになんとも残念です。このように各ヒロインは一見して、平等なようで意外と差が付けられています。修学旅行や学園祭でも特定のヒロインだけHシーンが用意されていて、とても不思議な感じでした。特に100%発生すると思われる文化祭のひぃなのHシーンはちょっと浮いているようにも見えました。
 テキストの奮わなさは最後まで響きましたねー。もともと、そこには高い期待なんて持っていませんけど、それにしても面白みに欠けました。やたらと同じ単語を目にする機会が多いのもゲンナリする要因でした。文化祭の2「周」なんて読むだけで苦痛になっていたくらいで。中途半端に萌えゲーっぽさを指向しているように見えるのも困りました。同じ土俵では辛すぎますからね。パジャマパーティーをやっても誰一人それらしい格好をしていないとか、ヒロイン全員がアルコールにだらしないとか、萌えゲーならばいかがなものでしょう、ってなケースですから。前者はそもそも可愛い要素をほぼ無視してエロ要素だけでデザインしているのが問題。しかも、部屋着イコールパジャマなので余計に微妙さが際立っている。しず姉なんて好意的に見ても女子寮の駄目な規律の乱れっぷりが露呈している、って感じですからねぇ。主人公のシャツとパンツだけ、ってそれは露出狂と変わりませんよ。みんなの視線がありますから!
 こんな感じでお世辞にも設定通りのお嬢さまたちには見えないのも本作の地味な残念要素だと思います。英語を話せるのが英国人ヒロインのセレン以外に誰もいないというのはコメディのつもりなんでしょうけど、笑えませんねぇ。大丈夫ですか、スーパーなお嬢さま学園。IQ256の主人公も英語はまるで駄目となんだかとても都合がいい。庶民的な普通の学園であれば特に違和感も感じないんですけどねぇ。しず姉なんて最初から最後まで誰からも憧れられる学園の象徴的な存在なんて見えませんでしたよ。もうちょっとくらいは配慮してほしいところです。
 「炎の孕ませ”わんぱく”おっぱいお嬢さま学園~”昔の姿”になって女湯フリーパス!スカートめくり放題!いたずら中出し・孕ませ天国!~」もこれで終了。ゲーム感想は近日中に。



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