徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2016年3月2日(水)
ハーレムゲーム~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~開始、ガルパン4DX
 蒼の彼方のフォーリズム8話。随分と尺をかけてみさきが落ち込む話。呑気すぎてこれまでの急ぎ足が嘘のようです。ただ、せっかく余裕があったのに、みさきが辞めたのに真白はなぜ辞めないのか、というところをあまりやらなかったのは残念。来週にまわした可能性もなくはないですけど、アニメなら莉佳との1年生同盟を理由に持ってきても良かったと思います。
 アニメでは明日香の持ち上げ感がそれほどでもないだけにイリーナが潰しに来る動機付けが弱いというか、そもそもなっていなくて軽い違和感がありました。先生が目当てって感じで。だから沙希に負けてもショックをそれほど感じない構成になってました。
 そして、遅すぎる主人公の設定開陳。なし崩しの芝居さえなくコーチ期間が延長したこともあって、こちらはすごい唐突感がありました。本当は夏が終わったのだからみさきの前にまず主人公が予定通りに辞める、って流れなのにねぇ。だから自分語りにも違和感が出ちゃってる。現在の心境や立ち位置がわからないから。フライングサーカスに否定的なのか、肯定的なのか。みさきを説得できる段階にあるキャラなのか。とても怪しい感じになってます。
 さらに主人公とみさきの因縁エピソードも。ただ、これきちんと拾うつもりあるのかなぁ。残り話数を考えるとかなり難しいような。そもそも、書いたようにこれまで主人公の内面重視されていないからねぇ。少なくともみさきを説得するためには必要ないというか、意味を成さない設定だからなぁ。

 「ハーレムゲーム~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~」。
 書くタイミングが測れず水曜日になってしまいました。もうすぐ終わりそうではありますが。
 どうやらゲームと銘打ちながら完全な紙芝居ソフトのようです。一本道どころか選択肢も登場しそうにありません。個人的には期待していませんでしたが、個別シナリオがないことで残念がる人もいそうです。
 選択肢がないのは劇中ゲームである「ハーレムゲーム」が作品内のリアルに作用していてロードができないから、ということのようです。逆に言えば主人公が思い込むだけでフラグさえ変わるからロードの必要がない、ということのようですが。
 しかし、最終盤はともかく、それまでは何かとイライラさせられるゲームです。こんなタイトルのクセして主人公がハーレムに否定的なんですよ。
 主人公がヒロイン誰かの個別ルートに入りたいと願えば入れてしまう。ただし、ゲームの副作用でヒロインたちは全員、主人公に救われなければ誰が見ても不幸な運命にまっさかさま。ひとりを選べば残りは全て性奴隷のような憂き目にあう。それをなんとかするための「ハーレムゲーム」。
 ところが、優柔不断な主人公はハーレムに覚悟が持てないからとすぐに個別ルートに入ろうとする。せめてそれが特定のヒロインためならばともかく、主人公が選ぼうとするのは今、抱いているヒロインというクズ中のクズっぷり。朝令暮改どころか、1日の中で全員とエッチすることが珍しくないため、日に5回以上も選ぶヒロインを変えようとする。しかも、それを中盤から延々と続けます。
 なので1周目は選択肢がなくてバッドエンド確定なのかと思ったくらいで。普通のゲームならもう手遅れというところまで追い込まれないと主人公は日和見な自分を改めてくれないんですよ。なんでもできる人間で、それを実感しているというのに。よって主人公は「ハーレムゲーにそんな展開いらない」、と自ら言う展開を自分で招くという恐ろしい自己矛盾な状況に。それ系のパートの尺が短いのがせめてもの救いです。キリヒト君とかどう考えてもいらないよ。
 ヒロインたちも基本なんでも言うことを聞いてくれるのに(そりゃもう引きそうになるくらい)なぜか、ハーレムに入ることだけは頑なに拒絶しようとします。実の兄とHすることも、妊娠することも、それを公言することも平気なのにねぇ。どうにも彼女たちのルールがよくわかりません。
 選択肢がないことに加え、アイキャッチやSDカットもなく、その他の演出もないこともあって基本的にすぐダレるのが本作の特徴です。恐らくですがボリュームはそれほどないというのにすぐ飽きそうになるワンパターンぶりに辟易します。もちろん、主人公の態度がそれに拍車をかけていることは言うまでもありません。Hシーンも使い回し多数ですからねぇ。そりゃソフトハウスキャラみたいな数クリックで終了のギャグのようなのHシーンを連発していれば当たり前ですが。

 ガールズ&パンツァー劇場版4DX。すでに先週の話ですが体験してきました。
 まず、劇場入口にロッカーが用意されていることに驚き。そう遊園地のアトラクションに比べればおとなしいとはいえ座席が動くから人によってはこれを利用するのです。
 劇場内に入ると予想以上に前後の座席でスペースが開いていました。座席自体もとてもしっかりしていて見た目の印象はなかなか良かったです。一番前だったせいもありますがスクリーンまでの距離が思ったよりも近くて迫力の面では申し分なかったです。近すぎて見にくいこともなく考えられた距離に思えました。
 いざ始まると実に激しかったです。なにせガルパンですから砲撃音や戦車の移動する音には事欠きません。常には言いすぎですが、かなりの高確率で座席が振動しています。それも複数の方法で。腰に持病がある方は気をつけた方がいいかもしれないくらいのレベルです。もちろん、振動だけではなく普通に動いたりもします。
 その他にも風や煙に、水、シャボン玉など演出は多種多様。1000円上乗せになるのもわかる豪華さです。座り心地自体も良く、純粋な鑑賞の面でも高く評価できます。
 一方で煙やシャボン玉の演出は一部、映像が見えない場面もありました。本作は10回近く見ている作品なので問題ありませんでしたが、初見の作品となると微妙に感じる可能性もあります。なにより映画そのものに集中できない可能性もゼロではありません。ただ、難しいのはなら2回目に見ればいいかというと費用という面がクローズアップされてしまいます。普通なら2回以上も見る映画はそんなに多くはないでしょうから。なんとも悩ましいのが4DXだと思います。
 個人的には30両が草原を進む時の座席の動き、それとCV33のラストの演出が良かったです。あと「ちょうちょ」の名言のシーンが最も構えて待っていた瞬間でした。
 もう1回くらい行きたいですが、さすがにそろそろ金銭面で厳しくなってきました。ちなみに来場者特典は無事にもらえて絵柄は最も欲しかったダージリン様なのでとても満足しました。というか、欲しいのが出たのは今回の特典が初めてですね。まぁ、今回に限ってはどれをもらっても嬉しかったのですが。

2016年3月4日(金)
ハーレムゲーム~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~終了
 アクティヴレイド-機動強襲室第八係-9話。今まで好き勝手していた人が身をもって因果応報を学ぶエピソード。しかし、今さら言うことではないけれどウィルウェアってのは本当に説得力の足りない性能を示していますよねぇ。「コードギアス」のナイトメアが可愛く感じるくらいの能力です。
 ボスのウィルウェアも明らかになりましたがやはり「マクロス」のバルキリー程度しか違いがなく、あまり見た目で楽しめる感じではありません。もちろん、変身バンクも同様です。
 これまで一切、繰り返し見ていない私にはバードさんなんていましたっけ? という感じです。さすがに学生のイケメンさんは覚えていますが、それもボスのクローンみたいな妹が側にいる理由が大きいですからねぇ。
 ゲストキャラと思われるビッチさんがちょっと良かったです。

 少女たちは荒野を目指す9話。あまりよくない意味で予想外のお話でした。鷹の爪団の人の例を出すまでもなく、別段声優は誰がやってもいいはずなんですけど、隣にプロの声優が並んで、それを素人が意識している場面を見るとどうにもこれでいいのか、といった思いが出てきてしまいます。他のメンツだって同じはずなんですけどねぇ。もちろん、中の人的には全く問題はない訳なんですけど。強いて言えばこれだけは職業が被っているからでしょうか。
 スタッフも音響監督もオーケーを出しているのに理想を追い求めて自主リテイクを繰り返すのは色々な意味で斜め上でした。そもそも、演技はプロの声優がやっている訳で、「SHIROBAKO」の最初の時のようにわざと未経験者を装っているという訳でもない。こうなると起きている事態がよくわからないんですよね。プロと比べてしまって構わない実力なのか、それとも他のメンツと同様に(能力はどうあれ)担当だからそれでいいということなのか。そのあたりによって主張の意味もだいぶ変わってくるような。前者であればもっと簡単にベストを出してくれよ、と思ってしまうし、スケジュールや予算を無視するあたりもらしくないと感じられてしまうし。後者であれば周囲がもう少し言い含めておいてよ、くらいに思えますからねぇ。
 HARUKAZEのCMが終わってこの作品のCMがスタート。でも、9800円というあたりにズッコケる人もいそうですよね。たたでさえ、全年齢で違うじゃん、って感じだったのにプライスまで、なんだから。

 ファンタシースターオンライン2・8話。もはやSORO様は出ないのが当たり前! という状況にテンション絶賛下降中。せめて喧嘩している時はSORO様モード、みたいな使い分けが欲しいですねぇ。今後、男湯なんてまず入らないでしょうから。
 会長の出番が先週よりも回復したのはいいのですが、作画監督の問題なのか、表情になんか違和感がありました。特に怒った顔の時がなんだかねぇ。
 主人公が覚醒してリアルでゲーム内と同じ格好に。ここで問題になるというか、意味を持ってくるのは会長はどうなのか、というポイント。ゲームならまだしもリアルであの格好はどうかと思うレベルですよ。や、普通にSORO様でもインパクトは抜群ですけども。でも、現状の2人はゲーム内でも同じキャラというか、顔なのでわかりにくいですが、他の人ならどうなるのでしょう。そもそも覚醒はしないのか。

 「ハーレムゲーム~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~」。
 結局、あれからイメージが変わるようなことは特になく。ただ、エンディングがまるで「飽きたからもう辞めた」、というくらいそれまでと代わり映えなく終わって驚きましたけど。あんだけ妊娠、妊娠、言っていたのに誰も出産どころか、お腹さえ膨らまずにエンド。結局、何を目指していたのかよくわからない作品ですね。ハーレムに肯定的なのか、否定的なのかさえよくわからない。だってハーレムのカット5枚しかないんですから。
 ゲーム中、ハーレムを良しと思えない主人公に対して「ランス」シリーズをプレイしていないからこんなに優柔不断なのか、と思っていたらその後できっちりプレイしていたと思えるセリフが出てきて、より納得しにくい状況に。というか、ランス君はハーレムなんて目指していませんよ。ただ、世界中の可愛い女の子は自分のもの、と思っているだけ。どうもこの主人公は勘違いが多いような気がします。
 結局、1周で終了。ボリュームも乏しかった訳ですが、何が困るってこれがこのままボリュームが多くても困るというか、プレイしたくない、ということなんですよね。それぐらいワンパターンで面白くない。馬鹿ゲー枠としてはあまりに笑いが少ないのも困りものでした。導入部が一番ましだったのではないかなぁ。そういや、どうでもいいですけど、魔術師の愛人さんは最後の方は出てきませんでしたね。まるで「魁!男塾」のJみたいに。
 早めに「ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-」に進めるので良かったと思うことにします。
 「ハーレムゲーム~俺はコレのおかげでエロゲーの主人公になれました!~」もこれにて終了。ゲーム感想は昨日アップしました。

2016年3月8日(火)
ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-1~2回目終了
 蒼の彼方のフォーリズム9話。今さらですけど、アニメはフォーリズムはおろかスリーリズムも怪しく、ツーリズムと呼ぶのがいいところ。仕方がありませんけど真白はやっぱりお邪魔虫扱いでしたし。4話があっただけましというところでしょうか。まぁ、エンディングを見れば明らかな話かもしれませんけど。
 サブタイトル通り空を飛ぶことでしたか、困難は乗り越えられない、というエピソード。負ければみさきは帰って来ないという前提だったわりに明日香の執念のようなものが出ていなくて非常に残念でした。みさきの復帰と明日香の復活の2つを同時にこなそうとした無理が祟ったという感じでしょうか。
 思い出のアニメに大張正己氏が起用されていて爆笑。ほんのわずかなパートにものすごい気合いが入ってます。さすがですけどなんだかなぁ。
 主人公の設定は活きてきそうですが、代わりにみさきの設定が変更に。ずぶの素人であったみさきに日本代表レベルの主人公があっさり追いつかれて負けたから、フライングサーカスの世界から逃げたのに単なる強敵みたいな扱いになってます。ただ強い相手に負けただけじゃ辞めるはずないと思いますけどねぇ。

 「ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-」。1人目はパトリシア・オブ・エンド。
 うーん。なんでしょう。体験版の時ほど面白さを感じません。個性的なメンツが集う本作は次に何を言い出すのかわかりにくい面白さがあると思いました。ですが、それは裏返せば突然、奇妙な展開に入ってもおかしくない、ということでもあります。どうもプレイヤーが望む、もしくは予想するような展開にあまり入らないことが多く、それが盛り上がりの弱さに繋がっているように思います。さらに展開に対する仕込みが弱いために納得感があまり生まれないことが多く、唐突さを感じやすくなっていたり、テーマに対して軽いイメージがつきやすくなっているようにも感じます。
 パトリシアシナリオではあまりにも当たり前にヒロインであるパトリシアが主人公を好きになる部分に違和感がありました。既定路線すぎると言いますか。意外に主人公のことが語られないのもそれを助長しているように思えます。行動の動機付けが自然に感じられないケースが多いような。
 ルーシア、ユウアラシアと順番に2人の障害となって現れるあたりはHシーンも含めてプレイヤーの期待通りですが、その後はどうにも不可思議な世界へと突入していきます。別れのシーンはまんま芝居そのものであって意味がないですし、オチの土日1000年も笑いとしては弱く、置いてきぼり感の方が大きいです。冥界のお母さんの存在意義もなくなってるし。
 2人目は明日原ユウキ。
 声優さんの演技が心地よいユウキですが、シナリオの方はかなり残念気味です。上で述べたポイントはむしろ、ユウキシナリオの方が大きいです。このシナリオのキーとなる人物が立ちCGもない、フェイスウインドウのカットもない、名字のみでフルネームさえない、セリフを全て足しても原稿用紙1枚あるかどうか、では色々と説明不足なのは当然です。というか、物語の詳細がぜーんぜんわからないんですけど。状況証拠的にしか大学生の彼が羊の皮を被った悪い奴だってわからないし。それとかつてのユウキへの嫌がらせが一体どういう形で繋がるのかも不明。もしくは関係ないのか。
 単純に基本的な話の骨子が面白くないのがユウキシナリオの厳しいポイントでしょう。発作的に主人公がチンピラのようになるのも不自然にしか感じません。というより、大学生の彼はなぜ、そこまでするのか不思議です。そもそも、演技にしろ情けない金持ちのボンボンぶりを晒したのは自分自身で逆恨み(なのか?)にしても変すぎます。普通にふられておかしくないシチュエーションを自分で作ったんでしょうに。まぁ、言葉(テキスト)が足りないのは間違いないと思います。
 正直、そもそも論を言えばユウキがなぜギャルになったのか、それを好んでいる(?)のかよくわからないですからねぇ。
 共通シナリオの方がずっと面白いという悲しい状況になってきてます。

2016年3月9日(水)
ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-終了
 3人目は黒木未知。
 ユウキと同じく声優さんの熱演が光る未知ですが、シナリオの方はやはり芳しくありません。というか、ほぼ同じ問題点を抱えているといっていいでしょう。未知の母親はまんまユウキシナリオの大学生と同じ立ち位置にいます。異なるのは登場頻度とセリフ数くらい。まともな人間として描かれていないのでおよそとりつく島がありません。そんな人物を相手にまともな手段を重んじる主人公たちでは何ができるはずもなく。例えるならナイフを持った相手に丸腰で近づき話し合いで解決しようとするようなもの。うまくいくかもしれませんが能天気なことは間違いありません。
 しかも、母親の再婚相手が未知に色目を使うようになり、太ももに手を触れるようになってもまだ相手を信じ、あくまでも正攻法で解決せよ、と説き伏せる友人たち。このへんキャラもおかしいですよね。真面目とはほど遠い人間たちがノラの家に集まっているのにやたら常識的な助言を繰り返す。実際、ノラが虫の知らせのように未知の窮地を察知してもなお、止めようとするパトリシア。そりゃ、常識が違うのはわかりますし、ノラには危険な綱渡りではありましたけど。
 もし、ノラが間に合わなければ未知には心身ともに深刻なダメージが残ったであろうに、その場合仲間たちはどんなリアクションをしたのでしょうねぇ。未知と同じく仕方のないことと受け止めたのでしょうか。
 他にも細かいところで奇妙な点も多いです。付き合うようになるとなぜか、友人だった頃よりも会話しなくなる、とか普通に意味がわかりません。恋人として過ごす時間がないと悩みますが、なぜ友人だった頃には考えるまでもなくできていたことができないのでしょう。そもそも、話しかけるなって、さんざん自分の方から話しかけてましたけど。分裂症なみに言動が左右していてついていけません。
 学校の成績はいいのに料理はまるで駄目というのも腑に落ちません。今はないにしてもかつては家庭科という科目があったはずで、そこはスルーで問題なかったのでしょうか。努力家という未知の姿勢とも合致しないものを感じますが……。だって入ってしまった卵の殻を取り除くことすらしないってセンスや技量以前の問題では。
 ユウキシナリオと対比させているのかわかりませんが、やたらと被る面があるのも気になるところ。2人が叫ぶように告白する様子とかそっくりなんですけど。韻の踏み方がまるきり同じというか。未知だけはなぜか同じ告白を2度するというのもなんだか意味不明です。
 そして、最後は超展開で解決。そりゃパトリシアがいるから要素そのものは最初から見えていますけど、それにしたってねぇ。
 全体的に苦しいシナリオですが、未知のセリフや反応の数々が面白いのが救いです。笑わせてもらう回数もここまではヒロイン中最多です。
 最後は夕莉シャチ。
 事実上の保護者ポジションにして最強の存在。ただし、他シナリオでは全く前に出てこないため存在感が希薄になってます。正直、ちょっと不自然なくらいなんですが、それが自分のシナリオでは例外とばかりにしっかりと出てくるため様相が異なります。それだけにシャチの魅力が明らかに引き立っています。実に可愛らしいです。
 ただねぇ。このシナリオ内には問題点がないんですよ。そうするとどうなるか。ノルマのHシーン数をこなしてしまうと終わるしかないんですよ。他にやることないから。共通でも出てきていた例の機械は何の障害にもならず。パトリシアたちとも共存できる、天候についてもやはり障害なし、ともう最初からいつでもスタッフロールに入れる状態。ひどくあっけなく終わってしまいましたとさ。これ、最初の予定と違ったんじゃないですかねぇ。さすがにおかしいような。
 予想外に手早く「ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-」は終了。ゲーム感想は近日中に。

2016年3月11日(金)
あけいろ怪奇譚体験版
 アクティヴレイド-機動強襲室第八係-10話。いよいよロゴスの企みが明らかに、ってどうも盛り上がりが薄いような。今までさんざん色物っぽいエピソードを繰り返しすぎたせいでしょうか。
 なんかダイハチ解散に際してみんなが何もしないのが印象的でした。引き継ぎ的なものを含めて一切することはないんですか、と。

 少女たちは荒野を目指す10話。なんかいきなりライバルが出てきたのかな、と思ったら当たり屋なみに怪しい人たちでした。本当に最初から引き抜く気があったのでしょうか。初手からサブとか言っている段階で使い勝手のいい子分扱いは確定な訳で。金銭的にも上前をはねるなんてレベルではないのですから。まぁ、それにしても主人公はやり過ぎでしたけど。見ている人間の方が驚きましたわ。や、そこまでせんでも……、という激しさ。
 そうして逆風を前に絆をより確かにしていたら、今度は嵐のような真実がさらっと明かされました。これは重い、高校生には重すぎますよ。というより、これこそ荒野の最大の厳しさなのでは。むしろ、主人公たちが自分たちでこさえる展開よりは、という優しさなのではないでしょうか。

 ファンタシースターオンライン2・9話。なんだかすごく話が加速してます。力に目覚めたばかりなのに、増長して恐怖を知り、戦力外通告。これをAパートでこなすのだから忙しすぎます。あいさつの特訓をする可愛らしい会長の様子がまるで遠い別世界のような描写になっちゃってますよ。
 しかし、展開はどうあれSORO様が出ないという流れは安定して継続してしまっているのでテンションはダウン中のまま。

 「あけいろ怪奇譚」体験版。
 私にとっては微妙であった「なないろリンカネーション」の半ば続編にあたるような本作。今度はボリュームはあるらしいということで一応はチェックしておりました。序盤の数時間程度が遊べます。
 雰囲気はやはり似ています。ただし、主人公の立ち位置の違いがそのままイメージの差にも繋がっています。本作の主人公は普通の学生であるため、より素人よりの視点から語られます。ついでに言うと前作の主人公が成仏させることが重要だったのに対して、本作の主人公は退治することが目的となっているので真逆に近いです。今後はわかりませんが。
 序盤の人物関係が明らかになるあたりまではつかみもよろしい感じですが、それ以降はいささか退屈な面が見えてきます。あまり引き込まれる感がありません。安定と単調が紙一重で難しそうな気がします。もちろん、実際に出るまではボリュームだって心配です。前作に毛が生えた程度の可能性だって十分にあるでしょうから。
 あとはヒロインの年上陣が好悪が分かれそうなデザインをしています。個人的には苦手そうなのでここもネックです。
 これだけでは決め手に欠けますね。他のタイトルも試してみて、というところでしょうか。

2016年3月18日(金)
この恋、青春により。体験版
 遅れましたがなんとか「ノラと皇女と野良猫ハート-Nora,Princess,and Stray Cat.-」のゲーム感想をアップしました。なんともバランスが悪いゲームでした。一見して大手の大作のようなのにプレイしてみるとそうでもないという。まだまだ成長途中のブランドであると信じたいです。物語は起承転結など基本的なところがかなり怪しいですけども。

 蒼の彼方のフォーリズム10話。ラストに向けてそろそろ原作との違いを楽しむモードに入ってきたように思います。イリーナ&沙希の側にも軽い変更がありそうですし。そんなことを思っていたら遂に遂に、主人公が復活! なんかやけに悩んでいたので、もしかしたらと思いましたが。原作にはなかった待望の展開ですよ。ただ、莉佳シナリオの特訓シーンがないので唐突な感じは否めません。あれがあるだけで実力的な裏付けとしても良かったですけど、さすがに尺が厳しいし、あっても八方美人すぎてしまいますかね。
 そして、さらに倍! とばかりに各務先生までもが復活。原作のエンディングにはあった展開でしたがこちらも非常に燃えます。や、本当に嬉しくて仕方なかったんでしょうね、主人公の復帰が。

 アクティヴレイド-機動強襲室第八係-11話。都知事の存在感ゼロなのがなんともねぇ。結局、バードがヒントという名の手助けをしまくったおかげでダイハチに出番が回ってくるという残念さ。出番があったのはたまたまでしかない、というのは主人公たちらしくなく悲しいです。しかも、間に合ってないしねー。
 自分で全然、体を張らない人が全てを支配する展開というのは盛り上がらなくて当たり前でしょう。さすがに最後は少しくらい動いてくれると思いますが。それらしい背景カットもありましたから。

 少女たちは荒野を目指す11話。うーん。見せ場の心理描写が雑でとても残念。なんとなく解決したようにみんなが集まって来ましたけど、結局はそうでなくても集まらざるを得ない理由がありますよね。だってリタイアしたら賭けは自動的に負け。つまり、主人公の奴隷が確定してしまうんですから。少なくとも、今回のことだけを考えるのなら、あの勝負はない方が良かったと思います。もともと無理矢理すぎる展開でしたし。そこを指摘されていたら黒田さんの卑劣さはより極まったと思います。絶対に応援できないヒロイン、くらいの烙印は押されてしまったことでしょう。借金の件は許せないけど、主人公を奴隷にする訳にはいかないから仕方なく最後まで仕上げる。といった態でチームワークは修復不可能だったでしょうから。
 単純に借金の件は勝負の結着がついたあとで良かったんじゃないですかね。その方がよりインパクトがあったでしょうから。だってこの場面では所詮、完成していないものですからねぇ。
 しかし、ラストのセリフはあれで合っているのでしょうか。あれではゲームを1本作ることが荒野ということになってしまうような。業界そのものが荒野なんじゃないのでしょうか。

 ファンタシースターオンライン2・10話。先週のエピソードがまるでヒロイン交代か!? という印象をより強くしたのは今回の冒頭のやり取りでした。お約束とはいえ、場所と状況がすごすぎます。誤解なのに誤解するしかない、というシチュエーションがある意味、見事すぎました。アイアイはまさしく勇者の資質の持ち主ですな。
 そして、今週は会長がヒロインの座を奪回するために手段を選ばないというエピソード。実に忙しい百面相で見ていて癒されました。今回はお風呂もひとりです! 最後はヒロインらしく異世界にさらわれるという鉄板のお約束で締めてくれました。さすがです、会長。完璧すぎます。
 でも、またしても主人公が、ね。どうも本作ではご都合主義的な展開を迎えたい場面になると主人公に「ザ・ワールド」がかかります。今回のも以前に引けををとらないほど時が止まってます。
 主人公が化け物に襲われて会長に武器だけ出現、銃乱射→今度は会長が襲われて鍔迫り合い→衣装まで出現、鍔迫り合いに勝利して発砲→遅れてきたアイアイが会長の変化に気付く→大量の化け物も登場→戦闘再開も会長が捕まってしまう
 なんとこれだけのことが起きた間に主人公は言葉ひとつなく止まったままでした。さすがにこれはちょっとどうかと。しかも、これが原因でさらわれてしまうのだから。
 というか、ですね。会長の能力とキャラ性を考えたなら誘拐されるのは主人公の方で良かったと思います。そうすれば状況を把握する時間も生まれますし。なにより多くの視聴者が待っているだろうSORO様の出番が満を持して発生したでしょうから。

 「この恋、青春により。」体験版。
 結論から言うとすぐに投げました。「もう無理」までがかつてないくらい早かったです。30分あったかなぁ。
 まぁ、初手から嫌な予感はしたんですよ。体験版だからとはいえ、そう銘打っているとはいえ、コンフィグがほぼいじれない段階からして。
 シナリオは昔のF&C(でしたっけ?)が一時、猛烈にプッシュしていたドラマチックモードが実装できそうな脅威の地の文ゼロ。全てが会話のみで進行します。さらにシーン切り換えにセンスがありません。唐突にあるシーンが終わって切り替わったと思ったらそのまんま同じ相手と会話を続けるとか、当たり前。前のシーンが昼休みで、次のシーンが放課後だったりするのですが、当然それを知るのはしばらくセリフの応酬を聞いてからという絶妙の不親切具合。
 そして、たしか本作は「等身大の恋」がテーマだったように思います(テックジャイアンでは初掲載時にそんな風に書かれてました)。ただでさえ野球部のエースが美少女マネージャーたちといちゃいちゃするのはリア充感が半端なく、等身大という言葉がちょっとなぁ、という感じだったのですが、なんとさらに続きがあって野球部は不祥事があって大会に出れなくなってしまうんですよ。で、そんな境遇の人が迎える夏休み以降の話を書いているみたいです。えっと、なんとも共感しにくそうな等身大の恋ですねぇ。毎年、全国にひとりいるかどうか、じゃないですか。しかも、美少女の件まで含めたら誰もいないですよね。
 CGは気になるんですけど、どう考えても無理そうです。まぁ、延期もしましたからちょうど良かったかと。

2016年3月25日(金)
まいてつ開始
 蒼の彼方のフォーリズム11話。原作もアニメも共通しているのは高藤学園は進藤さんがいなければ強豪どころか雑魚そのものであるという点。莉佳は理解しているのでしょうか。5年とかの単位でブランクがある人間にあっさりと負け、フライングサーカスを始めて半年に満たない人間2人に負けたという現実を。しかも、そのうち1人は自分がちょっと教えた相手ですよ。それに気付いていればあんな風に笑うのは難しいと思います。
 みさきの背面飛行がその場の思いつきで曲芸以下の扱いになっているのはなんとも残念。結局しつこいだけで沙希のスタンスを崩せてしまった印象に見えてしまいました。どうやら2人ヒロイン制のようでライバルはそのあおりを受けてしまった感じですね。まぁ、みさきに沙希が敗北しなかっただけ良かったのでしょう。

 アクティヴレイド-機動強襲室第八係-12話。ミュトスは最後は自分で動いたものの圧倒的な性能で自分で何もしなくても良さそうな感じで見ていてなんかねぇ。たたみかけるようなネタばらしもなんだか盛り上がりに欠けました。
 そういやボスの妹が双子のように似ているというところは視聴者だけのものではなかったのですね。でも、なぜ今なのかという疑問は残りましたけど。
 最終回でしたが2期があるそうです。

 少女たちは荒野を目指す12話。手応えなく先輩ブランドに勝利しておしまい。この勝負展開やっぱり、いらなかったんじゃないですかね。何のカタルシスもなかったような。学生だから(?)発売日は何もしませんでしたけど、どうせならイベントでもやった方が良かったんじゃないでしょうか。それにしても、オチはよくわかりませんね。ドロンが業界あるあるなのでしょうか。
 期せずして「SHIROBAKO」のすごさを改めて感じた作品でした。もうレベルがいかにも違う感じ。まぁ、そもそも目指しているものが違ったのでしょうけど、お仕事ものの側面を持っていて、放送時期が近いことからイメージが被るのは止むを得ないかと思います。
 取りあえず、本日ゲームは届きましたが開封前のテンションを上げる役には立たなかったアニメ版。これはぜひとも本家に挽回してもらわないといけません。

 ファンタシースターオンライン2・11話。会長はさらわれるだけでは飽き足らずラスボス化までやってくれました。う~ん。アイアイに負けまいと駄目を押してきましたね。まさかここへ来て新デザインまでお披露目とは。抜かりがありません。ただ、ひとつだけ失敗なのは演技ができないことですね。無言じゃどんな声優でも厳しいですて。というか、会長役の声優さんは今回アフレコに不参加でしょうか。
 辛い戦いでも舞台が「ファンタシースターオンライン2」だから大丈夫! 恐らく多くの人が望んでいたコアたち仲間の救援。正直もうちょっと引っ張って良いところで出てきても良かったのではないかと思うくらい頼もしかったです。しかし、それだけに明確に今後の出番が切られてしまったようなのは残念。

 「まいてつ」。まだ始めたばかり。
 実のところ購入を決めたのは1週間くらい前なので特典とかのことはよく知らないままでした。なので受け取ってびっくりです。色紙8枚て。かつてない多さ。というか、今までほぼ1作品1枚が基本。個人的に最大でも(たぶん)2枚だっただけに圧巻ですね。そして、ある意味でそれ以上に驚いたのがその中身。前作ヒロインたちと今回のヒロインたちが抱き合っている構図なんですが、それが意味するところはつまり……。同じ声優を起用しているということ。1人や2人ならともかく、8人というのは非常に珍しいのではないかと思います。まぁ、1人たぬきがいますけど。
 色紙に目を奪われて最初は気づきませんでしたがパッケージがいささか不思議なデザインをしています。色紙とCDとビニールに同梱されていたので感じませんでしたが、出してみるとパッケージはノートのような大きさの割りに薄くさみしいです。さらに中はDVD1枚があるのみですが、もう1枚を収納するスペースがあります。これは特典のボーカルコレクションを入れるためのスペースでしょうか? そうだとしても、開いている方だけ可動するのはどういった意味合いからでしょう。謎です。オプション的に後から付けるパーツだからこんななのでしょうか。
 パッケージに話を戻すと今後はこれのみで販売になるかと思いますけど、イベントCG1枚さえないシンプルすぎるデザインです。知らずに見たらゲームというよりブルーレイや本とかの方がそれっぽい感じがするくらい。それにしてはルートの数やHシーン数など普通のゲームには載っていない詳細情報が書かれているというアンバランスさ。うーん。変わってます。
 肝心のゲームの方はほんとにまだ少しですが驚くことが多いです。補足情報TIPSがフルボイスだったり(しかも、テキストにない情報を喋ることも)、主人公にボイスがあると思ったら信じられないくらいおっさんぽかったり(大学生とはとても思えない年寄のような話し方)、全てのCGにE-moteが使われていると思えば立ちCGのポーズ変化はまるで腕などが瞬間移動しているように見えたり、モニターの大きさのせいなのかルビがやけに読みにくかったり。
 ひとまず先が楽しみなスタートになっています。

2016年3月30日(水)
まいてつ難航
 蒼の彼方のフォーリズム12話。思った以上に良い最終回でした。アニメという尺の都合で沙希が割りと簡単に戸惑い、目覚めてしまった感は否めませんが、それを覆すくらいには勢いある作画であったと思います。これだけでも、この作品がアニメ化された甲斐があったのではないか、と思うくらいに。原作とさほど変わらぬ筋書きには疑問がないでもないですけど。
 最後はなんだかイリーナ&沙希も加わって戦隊もののようなカラーになって飛んで行きました。
 結局、終わってみれば主人公の設定はなんら発展されておらず、意味ありげなだけでした。というか、最初から指向していなかったのかもしれませんが恋愛要素ゼロでしたしね。淡いレベルのものさえないとは(主人公の設定の開陳もあって)予想外でした。確かにやってしまうと軸がぶれかねない恐れがありましたけど、なんとなく憧れているという明日香の描写くらいはあっても良かったのでは。コーチ続投の話も流されてしまったくらい主人公の扱いはおざなりでしたけど。
 これアニメを見てゲームをプレイした人は色々と驚くかもしれませんね。恋愛要素の追加ぶりもありますが、莉佳がヒロインだなんて信じられないでしょう。良くてサブヒロインでしょうし、それなら佐藤院先輩だって同じであると考えるのではないかと思います。

 「まいてつ」。ようやく個別シナリオに入ったくらい。
 んー、なんでしょう。なかなか進みません。どうも気が乗らないんですよね。これは発売が近いからと体験版のチェックを怠った、ということかもしれません。
 先日も書いた通り立ちCGにもイベントCGにもE-moteを搭載しているなど、明らかに出来そのものは力が入っていて良いんですよ。しかし、個人的には鉄道にまるで興味がないんですわ。それを活用した復興話というのがなんとも惹かれるものがなくて。すっかり、「ふーん」状態。ライターが好きなのは痛いほど伝わってくるんですけども。
 さらに改めて確認させられる事実。当サイトをやっているとたびたび実感させられる機会があるのですが、やっぱり自分にロリ属性はないな、と。つくづく感じさせられます。ハチロクや日々姫は言うに及ばず、ふかみさんのなだらかボディを見ていると精神的にエロゲーというものからどんどん遠ざかっていく自分を発見します。もはや父親かおじいちゃんか、という境地ですよ。主人公も序盤はそんな感じなことも後押しになっているかと思います。混浴しまくりなのに発情どころか全く反応しないですからね……。や、女子と見ていなくても少しくらいは恥じる心があってもいいのでは。大学生でしょ。少なくとも普通に胸があるポーレットがいるんだからさ。これじゃちょっとおかしな人ですよ。
 それと日々姫さんの態度が色々と露骨すぎるあたりがどうもねぇ。いちいち「にぃに」と言いかけてから「兄さん」と言いなおすやり取りはあまりにもくどすぎて段々とイライラしてくるほど。絶対に回りだって「しつこいなぁ(汗)」くらいに思ってますよ。それぐらい繰り返している。このへんもロリ属性のなさが影響しているのでしょうか。
 他にも銀行で頭取の次に偉い人が一人称「ボク」の学生ってのもなかなかうまく消化できない要素で。しかも、それサブヒロインですからねぇ。ポーレットは市長とはいえ、実力が発揮できていないドジっ娘さん枠なのでそうでもないんですけど……。
 ということで、あまりテンションが持続せず、なかなか進みません。ボリュームは不明ですがこのままではいつまでかかるやらわかりません。どうしたものかしら。


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