徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2017年2月4日(土)
人気声優のつくりかた終了
 セイレン5話。宮前透編開始。う~ん。新シリーズに入ってもあまり奮わない内容ですね。まぁ、色々と理由はありそうですが、その中で脚本の問題は意外と大きそうです。絵だけではなく脚本まで手がけるのはたいしたものですが、肝心の中身がどうにも慣れていない様子が出すぎです。ヘッドショットはまだしも、死体蹴りなどのわかりにくい用語を説明なく入れてくるのは明らかに不親切でしょう。知っていることを前提に書かれ過ぎているのでどうにもおかしなノリになりがちです。
 遊んでいるゲームがことごとくつまらなそうなのは「イナゴマスク」とかと同様でもう諦めるところなんでしょうか。

 「人気声優のつくりかた」。ラストは妹の永倉小夏。
 やはりテンポ良く、いえ良すぎるほどに進んでしまいあっけないほど早くオールクリアとなってしまいました。都合のために日記こそ土曜日ですが、実際には火曜日に終了ですからねぇ。うちのサイトで火曜日に終わるってなかなかあることじゃないですよ。年間1本あるかどうかくらい。しかも、金曜日にはほとんど触っていなかったというのに、ですよ。これで9800円はさすがにコストパフォーマンスが悪いですよね、ちょっと。フォローするのが難しいです。
 小夏シナリオは他のシナリオと比べてあからさまに現実離れしている感じです。自分で望んでもいないのに「声優にならない?」なんて声優事務所のマネージャーに誘われる素人が日本で何人いるというのか。しかも、わずか1週間で本職でもなんでもない元子役の主人公の特訓を受けて、1年以上も決まらなかったアニメのメインキャラに抜擢されるってあり得なさすぎでは。コネがあると言われた方がよほど理解しやすい現象ですわ。
 実妹との恋も含めてあえて、まとめてきたのかもしれませんね。全く苦労なく周囲や母親から祝福されているのもなぁ。エロゲーだから、と言えばそれまでではありますけど。
 気になったのは困難に直面した時の乗り越え方、でしょうか。いつみシナリオもそうでしたけど、特に方法らしい方法を一切、実践しないあたりなんとも。開き直ったとかそんな感じ。もっと言えば彼氏ができて衝撃を受けたことでうやむやになった、というのが実際のところです。さすがにそれはどうなんでしょうね。
 父親の「望む道に向かって全身全霊で打ち込める学園生活を提供してあげたい」という想いも何度か思い返すように出てくる割りにはあまり活かされることなく中途半端な感じです。結果的に合ってるかも、その通りかも、程度ではどうにも展開しようがありません。これならば、くるしーシナリオでは管理人を続ける、でも良かったのでは。主人公の進路も同様でヒロインではないのだから、と言わんばかりに全く触れないか、触れてもほんの少しだけ。もうちょっとあった方が色々と説得力や重みも出るんじゃないですかねぇ。
 楽しい時間は早くすぎてしまう、でしょうか。久しぶりにもっと遊んでいたいなぁ、と思うソフトでしたね。取りあえず、小夏シナリオのエンディングからそのまま止まることなく、いつみシナリオのポコティンイベントをお代わりしました。
 「人気声優のつくりかた」もこれにて終了。ゲーム感想は昨日アップしました。

2017年2月17日(金)
アストラエアの白き永遠Finale-白き星の夢-遭難
 2年半が経過してのファンディスク。最初は選択の余地なくお姉ちゃんルートから。これが意外なほど辛かったですね。
 まずはある意味、最も重要なキャラ雪々の声優がチェンジしたことになかなか慣れません。新キャストの方も以前の演技に似せようとしていて、それが却って経験者には偽物っぽく感じられてしまい、こういったものの難しさを感じさせます。正直それほど好きなキャラでもない私でもそうなのですから、雪々が好きな人にとってはかなり大変なことなのではないでしょうか。特典扱いの新キャストで本編をプレイできるパッチも未経験者以外にはなんの意味があるのか、という気がします。
 しかし、こちらはまだなんとかなりました。聞いていればそのうち慣れた、とは言いませんがどうにか自分に言い聞かせることはできるようになりましたから。
 困ったのはお姉ちゃんこと白羽幸のキャラそのもの。もともとこの作品はたいした意味もなく持って回った言い回しが多いことに加えて、この方の口癖。
 「犯罪だね」
 もう口を開けばそれではないかというくらいにひたすら繰り返します。本来は葉月を筆頭に幼稚園児たちを対象とした時に主人公に向けて出る口癖のはずが、著しいヤキモチによってファンディスクでは誰に対してでも発動するようになってしまいました。もう始めて1~2時間で一体、何度聞かされたのかと思うほど。きりがない、とか感じてしまうレベル。そもそも実姉の口癖が「犯罪」というのもかなり嫌です。
 ひょっとしたらコレの前が「人気声優のつくりかた」であったのも影響しているのかもしれません。無駄のないすっきりしたテキストのテンポに慣れきっていたので、本作の回りくどくエンドレスかと思うくらいに繰り返すテキストがいつも以上に息苦しかったのかも。
 あとすごく今さらではありますが、このお姉ちゃん的ポジションの人が本編の最後の方で出てきて、ファンディスクでメインになるというのは思い切り「星空のメモリア」と同じ構成ですよね。なかひろ氏の好きなパターンなんですかねぇ。
 ということでその後もしばらく我慢しましたが、あえなく続行不可能となりました。もともとそれほど好きなキャラではなかったのが痛かったですね。他のシナリオを選べないのも逃げ道がない感じでしんどかったです。その後、ゲーム感想を書く気がなくなった、ということでCtrlキーの上に文鎮を乗せておく強制スキップを発動しました。やれやれとばかりに他のシナリオに手を伸ばしてみることに。
 ひとまず落葉シナリオをプレイ。最後まではいけましたがアフターシナリオのせいなのか、はたまた2年半ぶりのせいなのか、こんなキャラだったかなぁ、というギャップに苦しめられることに。素直になれないところはそのままなのに、やたらと嫉妬深く、厳しくなるところばかりが増幅されていて扱いに困るレベル。葉月がいなければすぐに口もきかない状態に陥りそうなほど。まぁ、葉月がいなければうんざりするような嫉妬モードにはならないんですけどね。Hシーンもなんだか特殊なテーマで疲れました。恋人になる前の方が好感度が高かったというのは困りものですね。おかげで次の一夏シナリオにどれだけ救われたことか。まるで空気を洗い流すかのようでした。そう基本的なアフターには設定の都合上、彼女がいないことがきっと大きいのだと思います。雰囲気がまるで違いますからね。葉月までがエロネタに走ってしまった以上、清涼剤は一夏の他にはコロナくらいのものですよ。

 2月展望。
 サイト放置気味であったのはまぁ、「アストラエアの白き永遠Finale-白き星の夢-」が早々に止まっていた、というのが最大の理由ですね。結局は「君の瞳にヒットミー」も買わなかった、ということで他にプレイするものがなくなってしまったのです。そういや、まるで関係ない話題ですが「星恋*ティンクル」の例の妹透け乳首は製品版ではなくなったそうですね。まぁ、それが事前にわかっていたところで購入に舵取りが変わることなんてあり得ませんでしたけど。というか、結局あれはどんな意図だったのでしょうねぇ。全員ならともかくひとりだけとは。
 閑話休題。
 今月は「桜花裁き」の1本だけになりそうです。他に目ぼしいタイトルがない、というか発売本数自体が今月は少ないような。ただでさえ、少ないのにその内訳も特装版だのパックだの再発売組がやけに含まれていますからね。

2017年2月20日(月)
俺が校則!中出し以外は校則違反!!!~女子校生全員中出し完全制圧計画~開始
 「アストラエアの白き永遠Finale-白き星の夢-」の継続が困難になったので始めました。実は発売日に買っていたのですが、同日に「炎の孕ませおっぱい☆エロアプリ学園」という似たコンセプトのタイトルがあったので今まで寝かせていたのです。現在、文化祭が始まったところまで。
 正直、原画目当てであまり期待していなかったのですが、なかなか良いですね、コレ。普通に面白いです。何を目当てにするか、にもよりますが、予想外にしっかりしている部分はしっかりしていて楽しめます。基本は脅迫ネタで相手に言うことを聞かせるのですが、どうも主人公は自分で考えるような酷い人間になりきれないところがあって、それが個性につながっています。まぁ、けして善人などではなく酷い奴には違いないのですけども。事後に気絶した相手の世話をしてから帰るなど脅迫した人間とは思えない行動が各所に見られます。
 プレイするとタイトルをまるで気にしていないポリシーで不思議に思いますが、これは過去に同様のタイトルがあった変則的な続編であること、それと内容的には後付けのようなタイトルで、実は発案者は主人公ではなかった、というなんだか不思議なオチがつきます。「俺が」なのにね。よって別段、主人公は中出しにこだわりはありません。それどころか、各ヒロインの最初のシーンではかなりの確率でHまでいきません。パイズリしてシックスナインして終了とか多いです。
 先程しっかりしている部分はしっかりしている、と微妙な表現を使った通り、しっかりしていない部分ももちろんあります。まず、誤字がそこそこ多いです。前述の「炎の孕ませおっぱい☆エロアプリ学園」には負けますが。さらに主人公が同じ人間とはいえ、攻め方が基本的に同じで一度にある程度以上プレイすると飽きやすいところがあります。他にも今のところ1シーンのみですが、憂希さんのセリフにボイスがついていない、なんてことも。バックログの当該箇所にボイスアイコンがないことからしっかりと把握した上でないと思われます。今のところ、公開されている修正シナリオでも対応されていないようです。
 あとは魅力的な原画も一部では不安定なものが何枚か散見されます。というか、立ちCGとの落差を感じるといった方がより正確でしょうか。例えば模型同好会の萌心の最初のシーンはかなり顔が異なっていて驚かされます。あとは姫夏のおっぱい描写。原画では陥没乳首ですが、テキストでは一切そこに触れることがありません。連絡の行き違いとかでしょうか? 寮で全員が制服姿なのも素材の問題とはいえ地味に気になりますね。パジャマ姿のHが基本ないということでもありますから。
 不備は多いものの、最初に書いたようにプレイしていてなかなか楽しいです。主人公のノリについていければ面白いのではないでしょうか。かなりのエロさだと思いますし。

 NanaWindの「春音アリス*グラム」がまたしても延期されました。あっさりと(?)3月を越えてくるのですからお金を溜め込んでいるのかもしれません。もちろん、火の車という可能性もあり得ますけど。
 昔、誰かが言いましたね。「延期に名作なし、と」。え? 最初から、名作のはずない、ですか。まぁ、それは言わない約束ということで。

2017年2月27日(月)
桜花裁き開始
 現在2話まで。
 うーん。体験版の時のイメージを引き継いだ内容という感じです、ここまでは。つまり、問題点というか、本作の宿痾と言ってもいい部分もそのまんま、ということです。証拠品や証言を集める捜査パートはいいとして、お白州での奉行パートが結局、出たトコ勝負なんですよねぇ。まぁ、きっとそうしないとゲーム性が生まれない、ということなんでしょうけど。全員が誰が犯人だと思う(当然、キャラによって違う)、程度の状態で裁きを行うのは無茶を通り越して無謀もいいところ。
 家老が毎回1~2日で解決しろ、とか言ってくる異常な世界。そんなに暇なんでしょうか、というくらい一奉行所にほいほい現れます。新撰組局長なんてそのご機嫌とりで時間稼ぎが一番重要な仕事ではないかというくらい。他のメンバーも数が少ない上に存在感が薄めで悲しい限り。新撰組好きな人にはあまりおすすめしにくい扱いとなってますね。
 そして、肝心のミステリー部分の構築が弱く、納得感の少ない筋書きがお白州で展開されます。そもそも、当てずっぽうが基本なところにどうやって当てるか、当たるかを予想するのはなかなかに大変です。2話なんて火事の要因を明らかにするために話の都合上、犯人でもない人間を詰問するシーンまで出てきます(実際には自然発火で意図的なものではなかった)。疑っている訳でもないのに。これを予期して問い詰める人間やセリフを選択するのは推理とはまた違った能力が必要な気がします。答えがわかっているのに導き方がわからず、何度も同じやりとりを繰り返す始末。特典小冊子を見ても(載っているのはヒントだけなので)よくわからないという事態に陥ります。なにより、解答にたどり着いても「えー、それなの?」という納得しにくい感じが残ることが珍しくありません。正直、2話目でこの状態なのでこの先がとっても心配です。
 事件が起きている時以外の日常パートは空気が弛緩しているせいか、掛け合いはいささか退屈なものが多いです。キャラクターは立っていない訳ではないですが、すごく魅力的とも言い難く、疲れていると睡魔に襲われそうになることも。これは調べるなどのコマンド選択があるせいもありますが、笑いが薄いのも意外と小さくないポイントだと思います。


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