徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2017年3月3日(金)
桜花裁き継続中
 ひとまずエンディング。
 だいぶ途中で気付いていたのですがエンディングまでルート分岐は発生しません。なにせ、およそ展開を左右するであろう選択肢が全く出てきません。浮いたイベントのひとつも発生しないくらいですから。メインの物語とヒロインの個別ルートは完全に分かれていて、入る方法も2周目以降にタイトルからから「後日談」を選ぶ形でスタートします。
 それにしても本編はねぇ。しっかりと作ってあって力作なのは間違いないのですが、いかんせんストーリーと設定がねぇ。各所で無理を感じる厳しい展開が出てきます。2話の真相なんて酷いもので。被害者が犯人を助けに来たけど、重たい原動機を運ぶと言ってきかないから、その原因である原動機を壊した(なんで?)。だからドンと押したら原動機に頭をぶつけて死んだ。これを燃え盛る長屋の中でやったというのだからねぇ。もうどこから突っ込んだらいいのやら。これを想像してプレイするのはなかなか難易度が高いです。
 3話も一部に目を疑う展開が用意されています。桜に対する一連の態度は教育なんて言葉を軽く超越していますよ。特にハブにした会議のシーンは危険そのもので、あの状況では誰もまともに桜を見張っていないはず。失踪したり自殺したりしたらどうするのか、というくらいの危うさがありました。なにより親を考えるとどうしてそんなに未熟なのか、という素朴な疑問が。英才教育とかしそうなものなのに。それだけに態度を改めた桜が裁くシーンは別種の緊張感もあって良かったですが、また違った問題も。いかにバレバレでも犯行を自白した鼠小僧を除外して裁きを行うって無理矢理すぎるのでは。
 4話は3話の流れのために犯人がわかってしまうし、なにより主人公のお父さんの言葉からも真っ先に疑わしい人が連想できてしまって、それがそのまま黒幕だものねぇ。
それでも、盛り上げ方はなかなかのものでした。最終局面はついつい止め時を見失って睡眠時間を削ってプレイしてしまったくらい。
 当たり前のことなのですが主人公は新撰組ではない、これが改めて重要なポイントなのだとプレイしていると各所で感じさせられます。正直に言えば別段、彼らが新撰組である必要もほとんどないのですよ。主役でないからか史実のイベントはちっとも起きないですし、象徴的な単語も全くと言っていいほど出てこない。幕末とは思えない雰囲気(そもそも幕末ではない?)。一般的なイメージから外れる設定も多いです。山南が新撰組最強という扱い(そのわりに特典冊子には沖田が最強と書いてある)、それも明らかに超越しているというくらいに。沖田と山南の仲が非常に良い。土方が全く頭を使うことのない脳筋キャラなどなど。
 不満も多いですがつい遊んでしまうゲームという感じでしょうか。展開には難があっても奉行パートは程よい緊迫感で楽しいですしね。

2017年3月5日(日)
桜花裁き継続中2
 平賀理夢エンド。
 さすがに一度はエンディングを迎えているとあって「後日談」の尺はそれほど長くはありません。実際、恋仲になる以外のシナリオはほぼないですから。それでも、本編よりはヒロインの魅力というのが出ています。ゲームシステムとしての捜査パートや奉行パートが発生しなくなったことで枷がなくなり、個性が出しやすくなったようです。まぁ、雰囲気やノリによる制限もあったのやもしれません。あまり、不真面目なネタを持ってくる訳にもいかないですからね。
 考え方次第ですが、本編とヒロインシナリオを分けてしまったのは悪くない判断だと思います。途中で分岐を発生させて、終盤の捜査パートや奉行パートを何度も繰り返させるくらいなら、ですけど。プレイヤーも頭を切り換えやすいのでは。単純に1~2話のような大きくはない事件を後日談に入れるのは構わないでしょうが、それだとヒロインの人数分、事件が必要になってスタッフがすごく大変になりそうですからねぇ。わざわざ分けた意味もあまりなくなりそうですし、平和になった町というアピールはしにくいでしょう。
 本編が本編だっただけにシナリオはヒロインである理夢が押して押して押しまくる展開です。それほどヒロインのイベントCGを見てこなかったせいか、イメージも少し違って見えますね。普段とは違った姿が見えるという意味では正しい描写になっているのではないでしょうか。
 沖田紫乃エンド。
 なぜか、紫乃だけは「後日談」とは別枠扱いで始まります。まぁ、本人の状態がほんの少し違うということなのでしょうが。実質的なサブ扱いの意味でもあるのか、イベントCGやHシーンも少なくなっています。最も本編を引きずっているといっていいキャラだけに尺の短さが響いてしまっている印象です。恋仲になるだけを描けばいい訳ではない上にその内容が重いので説得力やわかりやすさに欠けてしまっています。紫乃といちゃいちゃしたいと思っていた人にはしんどいでしょう。
 遠山桜エンド。
 あまりにも堂々としたネーミングで最初は気付きませんでした。ああ、確かに奉行と言えば、だものねぇ。ま、桜本人には罪はないですし、笑いに変換してはいけません。入れ墨があってそれを見せたりする超展開がある訳ではないですし。
 落差と言う意味では桜が一番でしょう。堅物が服を着ているような人物だけに崩れた姿を見ているだけで楽しめます。声優の熱演というか、演じ分けも光っていますね。気がつけば桜の演技を最もじっくり聞いていたくらいです。1話の段階では落ちるの早そー、とか考えてしまってすいませんでした、というくらいになかなかなじまず(そのせいで無用なくらいにいじめられて)、苦労人になってしまいました。桜シナリオに入ってからもなかなか落ちずに気丈な姿で頑張る様子が良かったです。顔を赤くするのがなんとも似合うキャラですなー。思ったほど他のキャラが絡まない「後日談」だけにお父さんや斉藤さんがしっかり出てきてくれて嬉しくなりました。
 それにしても、理夢シナリオもそうなのですが、Hシーンのために人払いを徹底し過ぎなのでは。そうまで尺を割いてネタを用意して当人たち以外を追い払わなくてもねぇ。確かに全くシナリオに絡んでいない訳ではないですけど。

2017年3月8日(水)
桜花裁き終了
 河合小梅エンド。
 なんかヒロインの地位に困っている感がすごく出ているシナリオでした。そのおかげか解決はものすごい雑で「………………え?」とか思わず遅れて驚くくらいテキトーです。まぁ、そもそも気にしていない、と言った方がより正解なんでしょうね。
 例の人払いはこちらでも同様に徹底しています。なんでそこまで、というくらい行うのでなんだか悪いことをしているような気分になります。小梅に限ってはそれほど間違ってはいないかもですけど。
 山南彩花エンド。
 気分的には小梅シナリオでラストだろうと考えていたので、その存在に驚きました。しかも、思った以上に長いんですよねぇ。いつ終わるのか、と主人公と少し気持ちがシンクロして暗くなりました。そして、ここで理解するスタッフロールの「背景 インレ」のクレジットの意味。すごーーーくどこかで見たことある背景が現れました! 「ChuShingura46+1-忠臣蔵46+1-」とかで。なるほどー。こうやってエロゲーメーカーは助け合いをしているのですね。ま、どこでも似たようなことはやっているものです。MOONSTONEなんて自分のところの背景を何度でも繰り返し繰り返し使ってますからねぇ。よくもまぁ、と思うくらいに。
 内容の方は主題から外れた番外編もいいところで、知らんでいいことを知らされるためのシナリオです。この世界観はどうなっているのでしょう。桜花町以外は奴隷商人が跋扈する魔境みたいな扱いです。本当に日本なのかなぁ。他に藩が存在するならもう少し治安はましなような気がするのだけれど。でも、これなら黒幕さんの悲劇は日常茶飯事ではないでしょうか。むしろ、理不尽と感じられるだけ幸せですわ。
 諸々エンド(勝手に命名)。
 さて、これでようやくおしまいかと思えばCG鑑賞モードは埋まらずまだありました。山南彩花ルートへの分岐で発生するバッドエンドのようなエンディングはすぐわかったのですが、残りにかなり苦労しました。それでも、サムネイルの場所から推理しやすい作品だっただけになんとか埋まりました。沖田紫乃ルートだけど沖田紫乃エンドではない終わりとかすっかり選択肢の存在を忘れていました。さらに勲功を全て埋めるのかと思ったが見当違い。4話のラストにある意味があるのか、コレ? と思った選択肢がそれで、これを前回とは違う方を選んでようやくコンプリート。なんだか無駄に時間がかかったような気がします。
 この細かいエンディングたちは印象が良くなるとも思えないだけにちょっと蛇足感がありましたね。
 思った以上に長かった「桜花裁き」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2017年3月11日(土)
スーパーロボット大戦Vその1
 現在17話まで。
 「桜花裁き」が終わったので始めました。これを契機にPS4を買ったので同時発売の新型をチョイス。消費電力も良くなるというのはPSシリーズには大事なことです。そして、タイトル画面。プレミアムアニメソング&サウンドエディションと表示されて心の底から安堵しました。よくよく調べればどこかに書いてあったのかもしれませんが、気付けなかった私はこれがDLCによる付属で、ソフトの中身は通常版と同じであることを覚悟していました。自分でダウンロードして曲目を設定する自分の姿を想像するという諦観の域に入っていましたから。まー、とどのつまり初回特典というDLCでやっぱり、やることはやるんですけどね。
 しかし、PS3でDLCを行った時には発生しない過程があったりして始めるまでにいささか時間を食いました。やはり、面倒くさいからとメーラーを新しくしていないとこういったゲームをしたくてうずうずしている時に困ることになると相場が決まっていますね。
 PS4と本作と両方ともが手探りなのでちと苦戦中です。遂にエロゲーのソフトのようなぺらっぺらなマニュアルになってしまったのでパソコンで拝見するもなんだかとっても見にくい。どうにか解読しても、わかりにくいのはシリーズ共通だったり。結局は習うよりも慣れた方がいい按配でありました。わからなければ勝手にやって勝手に理解すればいい、と。まぁ、課長スタイルでやると多かれ少なかれ知らない内に損をしていることが多いのですけどね。
 基本は「第3次スーパーロボット大戦Z」と似ているのでそれほど戸惑うことはなかったです。やってみればわかる、というくらいの内容でしたので。ただ、TACシステムにはちと参りました。スキルの方のみ最初から開放されていて、ファクトリーの方は開放されていないというのは結果的になかなかの罠でしたね。開放されていない方はまるで見られないものだから、まさか双方ともに同じ単位のものを使用するとは想像していませんでした。おかげで10話かそこらでスキルを景気よく生産して泣きが入ることに。しかも、それをキャラに割り振ったと思ったら事前説明のないメンバーの生き別れ的な展開が待っていたという悪夢。よりにもよってわりとスキルを集中させた数名のキャラが全員行方しれずに(泣)。未だに再会のめども立っていない人もいるんですけど……。なんか「第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇」でも序盤に似たようなことがあったような気が。おかげで今は常にカツカツの余裕のない状態で進めておりますよ。
 世界観にはわかっていても違和感を感じてしまいます。ヤマトの世界に平然とガンダムがいるのはなんともねぇ。それと平行世界ネタがあるのはもはや当然として、それでいながらわざわざ(?)「勇者特急マイトガイン」、「ガンダムSEED DESTINY」、「機動戦艦ナデシコ」、「クロスアンジュ」(他にもあったかな)が同じ世界というのもすご過ぎますわな。色々とよく最後のを見逃しているねぇ、という人々がたくさんいるような気がしますけど。内政干渉だから、とかそんなレベルじゃないでしょ。
 特別に好きな訳ではないものの、「ヤマト」の存在感はこれまでのスパロボに新風を吹き込んでいるように思います。軽くマンネリを打破しているようなところもあるのではないでしょうか。。戦艦ユニットに光が当たる、ということ自体もいいことですね。おかげで他のユニットもほんのり強くなったように感じます。少なくとも、使ってみようか、と思うくらいには。
 アニメーションもなかなか良い出来です。さすがに本作の売りになっているだけのことはあります。ただ、まぁ誉めてばかりのはずもない訳で。そもそも、本作を見て多くの人が共通して持つ感想が、「なんか前作からの続投多いっすね」ということ。昔ならばそれほど気にならないそれが気になる理由はずばり、アニメーションにありますからねぇ。おんなじのを使い回せるからだ、という切ない現実。Ζガンダムのハイパーメガランチャーがかすかに変わっていたのを見た時にはなんとも言えない表情になりました。まぁ、完全に一緒よりはいい、のか? まぁ、基本同じだと思っていれば違った時に予想外の喜びが生まれてよろしいのかもしれません。取りあえず、そういうことにしておきます。
 システム的に変わったポイントも出てきました。大きいのが行動終了後やEPで精神コマンドが使えること。これによってユニットの順番に関する制約がかなりなくなりました。特に戦艦ユニットの運用が楽になりましたね。難易度的にもここだけ見ればかなり下がったのではないでしょうか。もっとも、無駄遣いしやすい余地が生まれたようにも見えますけど。
 はい、ごらんの通りの有り様なので「桜花裁き」のゲーム感想は遅々として進んでおりません。頑張ります。

2017年3月14日(火)
スーパーロボット大戦Vその2
 現在24話まで。
 だいぶシステムに慣れてきました。とか書いておきながらEPでの精神コマンド使用には全く対応できておりませんが。稀に使いたいと思う時があっても操作に慣れていないことから、そのままボタンを押してしまい「しまった!」となるのが基本であります。まぁ、先日に書いたように開始までに無用なほど時間を費やした私は難易度選択ができるとあって、つい日和って簡単なビギナーズモードを選んでしまいました。なのでEPに精神コマンドが使えなくても困ることはあまりないんですけどね。どうもエロゲーを嗜んでいると難易度に対して弱気になりやすいです。
 第3次スーパーロボット大戦Zから始まったエディットBGMにも初挑戦してみました。というか、やはりプレミアムアニメソング&サウンドエディションを購入して良かったのかな、と。単純に音源となるCDを所持しているかどうかで判断していましたが、これはあくまでもゲーム。いわゆるゲームのアニメーションタイムに沿ったバージョンが適切な訳です。つまり、テレビサイズなんかが音源としてあると良いのでしょうね。でないとイントロが終わって歌いだした途端に戦闘シーン終了、とかなりやすいので。下手すれば音楽を聴き続けるためにそのまま操作しないでいる始末。かなり本末転倒です。や、好きな曲だけにその傾向はかなりあるのですが。
 ということで(またしても)少し手間取るもなんとか導入に成功しました。今のところはキンケドゥさんの機体を全て「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」にしたくらいですけど。やはり、キンケドゥさんはこれでないと。量産型なのが惜しまれますが贅沢は言えません。しかし、時間がかかったのは他にも理由がありまして。曲を変更するためには部隊に本人がいないといけないのですよね。まだ参加していないのであれば仕方ありませんけど、部隊分割などで不在なだけであってもできないという不便さ。まぁ、確かに合流するまで流れはしませんけどねぇ。
 他にも35曲というのは多いようでそうでもないので、こだわりがある人は色々とやった方が良さそうです。例えば「SEED」シリーズは当然といえば当然ですけど「DESTINY」の曲しかないですから、好きな人は無印の曲を持ってきた方がより燃えるでしょう。機体的に合っているのかどうかはともかく。さらに「ΖΖ」は前期と後期の両オープニングが揃っているのに「Ζ」は後期のオープニングしか入っていません。まぁ、他を優先してチョイスしたからでしょうけど。
 それはともかくとして、「ΖΖ」はせっかく両曲がありながらデフォルト設定は「サイレント・ヴォイス」一択なんですよねぇ。いじらないことにはもったいないです。
 アニメーションはフォースインパルスガンダムが今のところお気に入りです。最大必殺技が一番カッコいいのは嬉しいですね。その線でいうとバトルボンバーは好きだから使っていますがアニメーション的にはちと寂しい感じです。ガードダイバーも似たような感想ですし。あとは機体ではないですけど、プルの可愛さは特筆もので見る度にほっこりしてしまいます。それだけにキュベレイの性能がよろしくないのが残念。愛がないとしんどいくらい。
 キャラクターではグルンガストを駆るロッティさんがいい感じ。もう露骨なくらいに依怙贔屓しております。単純に懐かしいグルンガスト&ヒュッケバインになじんだ名曲「TIME TO COME」の組み合わせは文句の付けようがないのにキャラまで素敵ではねぇ。ロッティさんはセリフがまた良いのです。耳に残るものがとても多いです。胸部から発射するファイナル・ビームで「私の胸の内を聞いて」とかGコンビネーションの「飛べ飛べ! ウイングガスト!」→「サービスしちゃうんだから!」→「GOGO! ガストランダー!」→「ほらほら余所見しない」→「グルンガストのパワーに惚れ惚れしちゃう」などテンポの良い喋りが魅力です。もちろん、インターミッションでも会話の切れ味は衰えません。CGも負けておらず相方をおちょくる時の口許はなんとも言えないものがあります。まだ使えない最強武装が今から楽しみ。
 そんな訳でなかなかこの面白さをレジストするのは難しいです。はい、本日の言い訳でした。

2017年3月24日(金)
スーパーロボット大戦Vその3
 苦戦しながらもようやく「桜花裁き」のゲーム感想をアップしました。前回の日記から書こうとしたものの、あっさりと体調が悪くなってそのままずるずると来てしまいました。正直エロゲーの新作は出るし、「スパロボ」の誘惑は激しいし、時期的にもどこまで需要があるのか、という感じでしたが、不思議なものでエロゲーの新作が出れば普段のウチのサイト通り「スパロボ」はお休みになります。そのためか、最後にはすんなりと書くことができました。それにしても、「人気声優のつくりかた」に続いて「桜花裁き」と今年はなかなか良い出足で期待したくなるものがありますね。
 そんな中で悩みながらも今月のお買い物は予定通りの「はるるみなもに!」と「春音*アリスグラム」……、は延期されたので「甘夏アドゥレセンス」の2本。今月は珍しく最終金曜ではなく、その前の方にメインが集中しているのですね。「甘夏アドゥレセンス」は体験版を途中までプレイして意外と悪くないと感じたので購入することに。あまり聞かない名前だなぁ、と調べてみたら昔GLaceで「天空レトロスペクト」を作ったライターだったのですね。なんかすごく納得するものがありました。しかも、あの時よりは成長している感じを受けましたので少しばかり期待して買うことに。

 「スーパーロボット大戦V」。
 現在40話まで。体調を悪くして寝込んでいても地道に遊んでいたことで意外と進みました。
 何度目かの部隊分割を経て今作でも部隊名が登場。いつも変更しないで臨むのですが今回のはヤマトの沖田艦長の命名だからか日本語です。それはいいのですが読み方がわかりません。性質上ボイスで呼ばれることはないでしょうし……うーん。そして、不意を突くようにジェリドとヤザンの両名が仲間に。ガンダム系のルートは通っていないということは隠しではなく必ず加わるのでしょうか。確かに彼らを操作するシナリオも序盤の方でありましたが……。前作ではギュネイがツンデレ化して仲間になり、今度は敵役中の敵役であるジェリドとヤザンの2人が……。なんとも隔世の感がありますねー。登場していればシロッコとさえ共闘しそうです。しかし、ヤザンがいささかマイルドな雰囲気なのはひょっとして「ジョニーライデンの帰還」あたりでイメージが良くなっているせいなのでしょうか。ジャマイカンを暗殺した頃の凄味はちょっと感じられないかなー。
 それにしても、アニメーションが豪華になったことによる弊害は予想以上に大きいです。ユニコーン勢の敵モビルスーツたちの武装の少なさ(1つか2つしかない)だけではなく、登場人物たちが乗る機体にもそれはあからさまなほど表れています。ジェリドはバイアランカスタムですし、ブランはアンクシャですよ。名前のない兵たちもユニコーン由来のものばかり。無論、彼らが袖つきなのなら構いませんがそうではないですからねぇ。辛うじてヤザンのハンブラビとラカンダカランのドーベンウルフくらいですか。それでも、武装の数はお世辞にも多いとは言えないものなぁ。好きな機体だけに純粋に残念です。
 もともと単発のスパロボにはありがちな傾向とはいえ、まるでシリーズ前作があったかのように昔の戦いを語られるのは慣れるまで戸惑いやすいです。特に原作では死亡してしまうキャラは作品ごと扱いが異なりますからねぇ。「V」で言えばプル&プルツーは生存していますがフォウは死亡しています。どちらもシナリオ自体はゲーム開始時点で終了しているので、その時が来るとまるでご存じですよね、とばかりにいきなり語られます。今回は前作のあおりなのか「Ζ」のキャラたちが不遇であるようです。全滅エンドと呼ばれた原作とほぼ同じ結果になってます。今のところカミーユとファしか出ていませんし、今後も出なさそうな空気を感じます。むしろジェリドこそが例外です。
 まぁ、「Ζ」は仕方ないにしても久しぶりの「ΖΖ」もシナリオが終了状態なのは残念な限り。個性的なキャラがとても多かったですから。むしろ、味方の方に個性が足りていなかったり、あんまり望まれていないキャラが多いような。ハマーン様を筆頭にグレミーもキャラもマシュマーも死亡で出番なしですからねー。モビルスーツにも同じことが言えます。やはり、ここでもアニメーションがネックなのかなぁ。それとユニコーンがあるからでしょうか。
 使い回しにおいても悲しいことが。終了メッセージまで一部、使い回すものだから意味がわからなくなっているものも。甲児さん、「V」ではタッグを組むことはできませんよ? 全く名案ではないですからね。
 引き続きエディットBGMを考え中。ラクス様が参加したので早速「静かな夜に」に変更しました。これぞCD漁りの効果です。懐かしいな~、この曲のために当時、買ったような気がしますよ。まんまな「Meteor-ミーティア-」も悩みましたがやはり、ラクスと言えば個人的にはこちらかな、と。ついでにアスランあたりを「あんなに一緒だったのに」にしようかと思いましたが戦闘シーン向きでもなさそうなので止めました。
 ある意味、ここからが本番というちょうどいいところだったので一旦ストップして、心置きなくエロゲーの新作をプレイしようと思います。

2017年3月26日(日)
甘夏アドゥレセンス1回目終了
 1人目は日向ナツ。
 当サイトで日曜日に1周目が終わっている。しかも、始めたのはほぼ土曜日から。これはいかにボリュームがアレであるか、という証左であります。というか、先日も書いたように体験版は序盤しかプレイしていないのですが、よくこれを「意外と悪くない」とか感じたものだなぁ。「スパロボ」ばっかりプレイしていたせいでアドベンチャーに飢えていたのかしら。過去の自分をそんな風に回顧するほど戸惑いました。
 まぁ~、なんというか落ち着きのない物語です。昔の少年サンデー(主に「MAJOR」)を思わせる慌ただしさでシナリオが二転三転していきます。主人公たちに困難が訪れるのですが、だいたいはほとんど何もすることなく解決し、そしてまた新たな困難が訪れる。基本はこの繰り返しです。しかも、ひとつの困難に掛ける時間が非常に短い。なので伏線を張ってもあっという間に明らかになるのでまず意味がありません。忘れる暇もないくらいなので。
 正直なところ、茶番のようなシナリオです。尺の短さのせいもあって登場人物たちの言葉に説得力がありません。あまりにも軽すぎます。音楽に力があるという曖昧な要素に頼っていることも問題の一因となっているように思います。なにせ才能も努力もほとんど見えない中で進んでいく展開ですからねぇ。ゲーム開始時点で一度もドラムを叩いたことのない人間が新学期に始めて夏休みには20万人が集まるロシアのロックフェスに参加ってドリーム過ぎるにも程があるような。しかも、実力はすでに参加に相応しいレベルってなぁ。
 あまりにナニな展開が多いのでなんだか変な笑いが出てくるゲームですね。女スパイがあっさり宗旨がえすんなよとか。そもそも、どうして音楽を題材にしたゲームで革命の闘士が出てくるのやら。
 細かなところでも不審を感じることは多いです。序盤で罰ゲームのようにヒロインたちはマイクロビキニを着て羞恥プレイを味わうことになります。ここは問題ありません。ですが、しばらくして普通に海水浴に行くイベントが発生します。もう書く必要はない気はしますがヒロインたちが着用する水着は当然のようにマイクロビキニです。しかも、もはや誰ひとり恥ずかしがってはいません。主人公も全く追求する素振りを見せないという。さらにおかしいのはロシアに行って作業着代わり(?)に着たのがコレだという素材の節約ぶり。いくらなんでもなりふり構わなさ過ぎではないでしょうか。さすがにヒロインたちが不憫になってきましたよ。ロシアってそんなに暖かい国だったんだー(棒読み)。
 1周が終わると鑑賞モードが開放されるのはおなじみの仕様かと思いますが、ここでも奇妙なことが。まだ1本しか終えていないのにCG鑑賞のサムネイルが全てオープンになっているんですけど(汗)。もちろん、セーブファイルとか弄ってないですよ。ひょっとして気付かなかっただけで最初から全て閲覧可能だったとか? さすがに今からアンインストールして確認する気にはなりませんが……。
 どうやらネタには困らない作品のようです。


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