徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2017年6月1日(木)
あなたに恋する恋愛ルセット1回目終了
 正解するカド7話。どうも主人公は改造されていたのではなく、自らの存在の多面性によって眠らなくても済んでいた様子。うむ。これは編集者とかが狂喜しそうな概念ですね。ブラックでなくても経営者は大喜び間違いなし。幸せかどうかはまた別そうですが。
 一方でカド排斥の動きもしっかりと進行しているようで。それでいながら着せ替え人形になるヒロインは可愛いですがなかなかに不憫です。どう見ても職業を軽視されてますよね。

 レクリエイターズ8話。うーん。困りましたね。やはりというか、なんというか主人公の隠しごとが面白さにつながっていません。その姿勢に正当性も見えないし、主人公らしさが薄いこともあって擁護したくなるどころか、イライラする原因になりやすいです。だって彼に焦点が当たっても話は進まないし、見た目にも楽しくないのですよね。これは結構しんどいポイントではないかと思います。期待感が沸き上がりにくい、ということですからね。

 「あなたに恋する恋愛ルセット」。1人目は鍵由楓花。
 それほど分量がある訳でもないのになかなか1周目が終わりませんでした。ちょっとテンポがよろしくないところがありますね。しなくてもいいような事務的なやりとりが多いことが一因だと思います。回想シーンで尺を長めに取るのも意外に効いていますね。会話の途中で立ちCGが変化するのも善し悪しですね。面白味のない会話までそれを繰り返されると飛ばしたくなりますが、クリックは幾度も必要になりますから。
 タイトルでもあるルセットには「物語」という意味もあるようなのですが、実際には起承転結があるとは言いにくいシナリオです。「起承」までがいいところで「転」はなく、いきなり「結」がやってきます。確かに売りのところでなるべくシリアスを排して、とあるのですがそれを徹底しすぎて物語になっていません。「途中まで書いて飽きたからもうエンディングにしました」と言われたらすんなり信じてしまいそうな仕上がりです。正直、半年後に内容を覚えているかと聞かれたらかなり怪しい気がします。肝心のイチャイチャもそんなに多い訳でもないような……。単純にイベント数がそれほど多くないと感じました。デートとかもほとんどしないですからねぇ。楓花の何を知っているのか? と聞かれたらあまり答えられることは多くないような。
 当然のように個別シナリオに入れれば当該ヒロイン以外の出番はほぼ消滅です。つまり、恋仲になっても他のヒロインに祝福されることも冷やかされることもないという完全な無風ぶり。なんだか寂しいものを感じます。
 Hシーンのひとつが鑑賞モードからなのも腑に落ちません。少なくとも、楓花のそれはそのまま入れても問題ないというか、別にするくらいなら本編に入れるべきものであると感じます。
 2周目はわりと短くなりそうです。

2017年6月2日(金)
あなたに恋する恋愛ルセット2回目終了
 サクラクエスト9話。アンタにできるのかい? と言われて引きとなったところからスタートすると速攻でできてしまいました。悩む暇もありゃしません。ご都合主義的にそうめんが天から降るように出てきました。もう何と言えばいいのやら……。
 詰め込み過ぎもいいところで設計図通りにこなすだけで精一杯という余裕のなさでした。国王がこの作品でまさかのお色気要員かと思えば、もちろんそんなはずはなく、ただの出オチ。5DXは食べ物で遊ぶなと言われても仕方のない色々と無駄遣いでした。しおりの考案したそうめんはUMA大臣と見比べて効果を疑問視した方がいいような気がしました。
 お姉ちゃんのオチは意味不明なぐらい。いえ、理由はいいとして問題なのはそれがすれ違いとわかれば復縁すんの? というごく基本的な疑問が。それでいいならねぇ。

 月がきれい8話。えーと、前回の遊園地は夏休みでしたか。小笠原君の「マジかよ。俺その日、練習試合だわ」というセリフから夏休み前かと思ってました。確かに美羽は「私ハワイ」と言っていましたね。全然、夏休みでおかしくありません。というか、その話し合いの日は終業式だったのでしょうか。ともあれすっかり勘違いしていたので冒頭の展開に驚きました。
 交際が露見したことで登校日は大変な騒ぎに。まー、でも危惧していた人間関係が杞憂で良かったです。正直、トイレ連行は良いイメージはないので。美羽の追求が恐ろしかったですが、彼女たちは修学旅行でのことなどすっかり忘れてしまったようです。それにしても、女子たちの安曇評がさもありなんとはいえ、笑ってしまいます。このセリフまわしということはやはり前回は未遂のままだったのでしょうね。
 クラスでのやりとりなど相変わらずの微笑ましさながら、初めて絵に乱れが生じていてスケジュールに不安を感じてしまいました。総集編が最初から入っているのに……、という心配。すでにブルーレイボックスを注文済みの人間からするとねぇ。Bパートに注力するための一時的なものであると信じたいです。
 図書室で食事するのはちょっと個人的には無理かなぁ。
 川越祭りの稽古の様子を茜にも見てもらうという流れが良いですね。基本、恥ずかしいだけであった主人公には喜んでくれる茜の姿にかつてないモチベーションが生まれたに違いありません。別にそんなものはどうでもいいでしょうけど、本番の姿を見ればクラスの女子たちの安曇評も変わることでしょう。
 その流れで町内会のおっちゃんに小遣いをもらって氷川神社のお祭りへ。茜がたいへん可愛らしい浴衣姿で再登場。お母さんが着せてくれたということでこれは水野家の様子も見てみたかった。
 8月7日は主人公の誕生日ですでに過ぎている。それを知らない茜は驚いたし、軽く憤慨するが祝われた経験のない本人は全くピンと来ていない。このあたり男女の違いがよく出ていて面白かったですね。ついでに8月(夏休み)生まれの悲哀もちょっとにじみ出てました。
 鼻緒で足を痛めた茜になかなか気付かない主人公がリアルな感じ。てっきりおんぶするのかと思ってましたが体格的にそれはちょっと無理そうですよね。バンドエイドを張るために足に触れるのも中学生にはかなりドキドキしそうです。
 それにしても挿入歌が多く、この作品だけで先生のアルバムが完成しそう。
 ラインはもうそろそろ爆発しろ、とか言っておいたいいですか? くらいのノリ。まぁ、名前の表示が表示だからねぇ。
 本編が吹き飛ぶ衝撃。稲葉君は美羽の彼氏ではなかった!? ちょっとさすがにそれはどうなんだ、ですけど確かにそれだとこれまでの酷い態度も頷けてしまうのですよね。頑張りましょう、稲葉君。
 先生の酒量は増える一方のようで。ろまんは鋭いので先生の気持ちに気付いてそうですが果たして。

 「あなたに恋する恋愛ルセット」。2人目は大園柚姫。
 恐らくはヒロイン毎にライターが変わる作品なので雰囲気は楓花シナリオに比べてやや異なります。まぁ、それでも大きくは違いません。起承転結があまりないところも一緒です。2人で取り組む最初の課題がどっかにいってしまったのがその最たるものでしょう。結局、最初は止めさせられたチャレンジの方しか描写がありません。
 恋仲が発覚してみんなに冷やかされるシーンはありましたが、劇中でかなり時間が経ってからなのでだいぶ今さら感がありました。そうなったのはそもそも、楓花シナリオと同じく基本的に個別シナリオに入ると他のヒロインたちの出番がほとんどなくなるのが影響していたからですし。気がついたから入れた、みたいなタイミングのズレでした。
 柚姫さんはお菓子作りの未経験者ということで最初の製作は大失敗。涙目が非常に似合うキャラになっていて、それは全編通じて変わりません。本作の癒し担当といっていいでしょう。
 楓花シナリオもそうでしたが、売りのおいしそうなお菓子のCGは個別に入るとまるで出なくなります。柚姫シナリオのメインテーマであるザッハトルテも出ないままでした。

2017年6月4日(日)
あなたに恋する恋愛ルセット3回目終了
 正解するカド8話。サンサは見るだけで変わるって、主人公はいつ見たんでしょうねぇ。ザシュニナに言われた時にはすでに自分でも気付かないくらい長い間、起きていた時だったのでは。
 サンサ賛成派がいるのなら反対派もいる。自然なことですが沙羅花の主張には大前提が問題になるような。異方の存在があるので気にせず書いてしまいますが、宇宙人とかその他諸々に沙羅花の言う自然が歪められていないといいんですけどね。まぁ、ザシュニナからすれば宇宙人とかも含んでそういう話をしているのかもですけど。
 それにしても、沙羅花はおしゃれが全くできない娘さんなのですね。前回の浴衣姿に憤慨していたのも遊ばれているとしか思えないからなのかも。正直、交渉人としてはどうなんだ、と思いますけど。

 レクリエイターズ9話。何かの力が働いているかのように今回も原作者の出番なし。結局のところ、本作の設定だとご都合主義的な展開からは逃れられないのかもしれませんね。常にそうした流れを感じやすい作りになっているというか。都合が良くないと話が進まないというか。
 まみかが予定調和的にまみってしまいましたが視聴者が知りたいことはいっさい語られないまま物語は進行。えっと死ぬとどうなるとかないんですかね。ただ、消えるだけですか? それならあまりリスクというものがないような気がしますけど。
 まがねが言う通りチョロ過ぎるアリステリアが問題ですわなぁ。盛り上がらないことこの上ない。スタッフのセルフツッコミかと思いましたよ。見ている側から言われる前に自分たちから言おう、くらいの。しかし、まがねがやたらとメテオラに絡むのはセレジアなどと比べて厄介だと思っているからなのでしょうか。

 「あなたに恋する恋愛ルセット」。3人目は橘ののか。
 メインのヒロインでもあるせいか、ののかさんのシナリオは尺も少しばかり多めで、内容もこれまでの2人よりもしっかりしていました。最も起承転結の形ができていましたね。それでも一般的な枠からすると物足りなさは否めませんけど。終盤でケーキを作るくだりも一切のアクシデントも何もないですからねぇ。丸戸史明氏なら(だけではないでしょうが)間違いなく、ケーキが駄目になって一度は絶望状態になったことでしょう。で、そこから逆転するっていう。まぁ、シリアスを徹底的に排除した本作でそれを望むのは無理というものです。
 シナリオがましな割りには恋仲になってお披露目というパートがなく、なぜかその前後ばかりを強調する謎采配。いつの間にか話しているようで、それに基づいて後からツッコミを入れてくるというのはなんとも落ち着かないものがありました。
 以前も書いたように衣装に合わせて髪型をチェンジするのが本作の売りのひとつなのですが、どうもこれがそれほど有効活用されているとは言い難いです。衣装は4種類程度あるのですが、そのうちのひとつ寝間着姿はここまでほぼ共通シナリオでしか出番がありません。しかも、主人公は基本、一緒にいられる訳ではないので拝む機会もほとんどないという。どうも本作はタイミングを間違えているように思う箇所が多いですね。ヒロインの名前呼びしかり、寝間着姿しかり、ですよ。恋仲になってからに取っておいた方が価値を感じられていいんじゃないですかねぇ。ましてや後者は恋仲になってからないのではねぇ。
 こんな状態ですから、もちろんのことHシーンになんて活かされているはずもありません。なにせ主人公が個別に入ってからほぼ見てもいないんですから。残りはもうツルペタ1枠しかないんですけど。
 ところで、エンディングカットがスタッフロールで先に出てネタバレしているのもアレですが、それ以上にエピローグが何年後かはわかりませんけど、ののかさんが成長するどころか、むしろ幼くなったようにしか見えないのはどうかと思います。そういや、楓花さんもエンディングではおっぱいが縮んだようにしか見えませんでしたが……。

2017年6月9日(金)
あなたに恋する恋愛ルセット終了
 サクラクエスト10話。どうやら今回はUMA大臣のお話。そして、婚活ツアーの企画。本作では満を持してのネタという感じがします。しかし、大臣たちも対象って登場人物に突っ込まれている通り、キャラデザがさすがに差がありすぎで嫌味っぽく見えてきそうです。無駄に美人ぞろいですからねー、大臣たちは。
 いかにも現実のイベントでやりそうだからか、間野山踊りは比較的まともな感じ。無論、協調性のないUMA大臣がやるはずもなく、それが理由で不意に降り出した雨に打たれるお約束展開。それにしても、おでん探偵は変わりましたね。映画撮影の前であればなにひとつ協力しなかったでしょう。今でもちょっと違和感があるくらいです。

 月がきれい9話。オープニングなし。このタイミングでなしなのはなかなか珍しいパターン。それでいてショートストーリーはしっかり入っているのがこの作品らしさ。プレスコによる収録が多いせいでしょうか。どのみちイベントはかなり詰まっている印象です。それはお父さんのセリフからも窺えます。久しぶりの水野家の風景と思えば内容は転勤の話題であり、茜に彼氏ができた、ではありませんでした。
 しかし、考えると少し不思議な気がしますね。お姉ちゃんは転勤による引っ越しで学校が遠くなっていた訳で。一方で茜は陸上部で3年間、一緒に過ごせたという趣旨のセリフを発しています。察するにお姉ちゃんの進路が確定した後に転勤が決まった、というあたりでしょうか。
 一方で主人公はまだ純文学かライトノベルか揺れている様子。先日の茜とのやりとりで徹夜しているというライン上の発言があったので迷いは吹っ切ったのかと思ってました。もらった袋の中身も触っていたようではなかったですし。
 早くも陸上部の最後の大会。県大会などがないのはやはり尺の都合でしょうか。それとも単にリアルに則っただけか。走るところを見られるのを嫌がる茜に対してしっかり内緒で現地に赴く主人公がいい感じ。ここぞというときの行動力はホントありますよね。
 考えてみれば茜が走るところを見るのは体育祭以来なので、本気モードの姿に見とれるのもよくわかります。オープニングの主人公の小説のタイトルはやはり茜の自己ベストのものでした。
 川越祭りは陸上部のみんなで回る流れに。陸上部の彼がまだ勝負していないと語るあたりは青春でいいですが、果たしてこの後で彼のために割く尺がそれほどあるのでしょうか。主人公の小説、川越祭り、2人の進路、物語の着地、と描くことはかなり多いように思えるだけに。
 ラインは部活の文字がありますし、高校くらいでしょうか。相手の名前もあまり年がいったものとは思いにくいですし。どうもこれまでの内容と含めて微妙にネタバレになっているような気がします。

 「あなたに恋する恋愛ルセット」。最後は白咲美絵瑠。
 うーん。すごく苦しいですね。ヒロイン4人中3人が巨乳の持ち主。残ったのはツルペタ枠。加えてやる気ゼロの同級生。体験版シナリオが終わった直後だったと思いますが、最初のネタはなんとお菓子の専門授業なのに美絵瑠の捜索イベントでした。幸い杞憂でしたが、この先もまともな授業ネタはないのではないかと心配になったくらいで。
 他のヒロインたちはある程度、主人公に好感を持っているので個別シナリオへの移行に違和感はないのですが、そうではない美絵瑠の場合は話が全く異なります。なぜ、恋が芽生えるのか本気でわからないからです。こなしているイベントがほとんど変化がないだけになおさらです。
 ルート分岐はわずか2回のヒロイン選択のみで、その内容は他愛のないものがほとんど。実際、他のヒロインの場合も個別に入ってから距離が近づく様子が描かれています。ところが、美絵瑠の場合は同じ方法論でもきっかけらしいきっかけもないので意味がわからないレベルに達しています。なにせ、互いを強く意識するのは美絵瑠シナリオが最も早いくらいですから。「気がつけば恋は始まっている」というサブキャラの発言も言い訳にしか聞こえませんでした。
 あまり良くない意味でお遊び感満載のシナリオ。途中も素早い上に端折りすぎでまともに読む意味あるのかしら、くらいに思ったほど。せっかく寝間着姿の活用がありましたが、もはやそんなことはどうでもいい心境になっちゃってました。どう見ても、お母さんの方が魅力的なのも困りもので。
 なぜだか時間がかかってしまった「あなたに恋する恋愛ルセット」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

2017年6月11日(日)
6月展望
 正解するカド9話。なんか突然、方向性が変わったような気がしないでもないです。当初の予定通りに進めるはずが人気がないので展開をテコ入れした漫画のような。沙羅花が異方存在ってそれじゃあ、前回の多くを使ってやった主張の前提が全て崩れてしまうような。まぁ、くりTシャツを堂々と着こなす理由は誰もが納得しやすくなったように思いますけど。この作品ここまで1回しか見ていませんが、おさらいで見返すとなるほどという伏線があるのかしら。いじられていることに苦言を呈するところ以外、今のところ思いつかないですが。
 いよいよザシュニナが本性を出してきた感じでしょうか。ここまではザシュニナ的に人類が正解を出してきていたからおとなしかった? まぁ、ただより高いものはない、の言葉通りですかね。

 レクリエイターズ10話。アリステリアが馬鹿なだけでなく暴走気味。なんとまみかを誰が殺したのかは関係ない、みたいなことまで言い始めましたよ。原作通りなのかは不明ですが、かなりダメな娘さんですね。というか、どうしたらまがねを信用するなんていうことができるのやら。
 弥勒寺はあっさりまがねの挑発に乗って今度はスタンドみたいな人を盗られてしまいました。まぁ、迂闊すぎる本人の問題もありますけど、まがねの能力がチート過ぎるような。「命を下さい」に対して「嫌だね」と言っただけで死んでしまうんじゃないですかね、あの能力は。防ぐ方法は黙っている以外に確実な方法はなく、彼女自身も能力を使わずとも少なくても相手の攻撃を楽にいなせる程度には強い。どっちがラスボスなのかわかりません。
 主人公が動いたこと自体は良かったですが唐突すぎてアリステリアに対する語りといい、違和感がありました。正直言って動機というか、説得力が足りないような。自分が動かなければメテオラが絶対に死ぬという確信があったというならまだしもねぇ。そんなのあるはずもないですし。
 設定改変は以前の段階でそれぐらい試しておきなさいよ、が視聴者全員の声だったように思いますし、アップロードしてからの反響がいくらなんでも早すぎるのでは。3分も経過していないような感じで、果たして目にしたのは何人なのかしら。どうしても、ご都合主義的な面が目立ってしまいます。原作者の熱い語りは良かったですが、結局のところそれはブーメランのような気も。
 いきなり効果切れみたいになったのはにわか設定で認知不足ということなんでしょうか。それにしても、長いCパートでした。

 6月は「蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1」と「お家に帰るまでがましまろです」の2本の予定でしたが、あえなく後者が延期となりました。なんというか春のタイトルは延期ばっかりでまるで安定しませんなー。代わりに欲しいものもないので今月は1本だけかしら。その1本もこの機会にと詳しく調べてみるとバッドニュースを知ってしまってしょんぼり中。クローズアップされるヒロインは人気投票の結果で、発売が決まっているのはEXTRA2の鳶沢みさきまで……。つまり、よほどのことがないと個人的なお気に入りである市ノ瀬莉佳の出番は回ってこない、と。うーん。買うんじゃなかったかしら(泣)。サブキャラの昇格がある訳でもないしねぇ。これは「2」の時も悩みは深くなりそう。ヒロインではない、というだけで出番そのものは一応ある、というのが最もタチが悪いような。

2017年6月16日(金)
東亰ザナドゥeX+開始
 サクラクエスト11話。一見してよくまとまっているように見えるエピソード。しかし、実際には相変わらずこの作品らしさに満ちています。前回の引きをないがしろにしがちなところももちろんですが、やはりUMA大臣の件でしょう。ここまでの積み重ねと今回が上手につながっておらず違和感がなかなかすごいです。
 自分が竜の娘と同じだとして国王に吠えるあたりは「うんうん、そうだよね」というよりも「へー、そうなんだ」という感覚の方が強いです。最初は面倒そうな人間として出てきたはずが、あっさりとしおりとつながりがあり、すんなりと大臣に就任して活動にもわりと積極的に参加。それどころか、前振りなく映画にも出演するほど。そこへ来ていきなり引きこもりが無理矢理に外へ出されたような流れはちと苦しいものがあります。
 外国人芸術家も大概に便利キャラ過ぎるでしょう。都合良く昔の歌を歌える人間が海外から来日して村にいるってねぇ。この人が誰よりも貢献度高い感じになっているのも微妙感を増幅させているような。いきなり歌をマスターして人前で歌えるようになっているUMA大臣も同じレベルですが。
 でも、一番は少しも驚いていないおばあさんでしょうか。国王の張った見栄の虚しいことよ。

 月がきれい10話。
 長い長い伏線(?)の川越祭りが遂に。悩み描写込みとはいえ、まだ稽古シーンがあるのは本番との対比としていい感じ。
 たった1回なかったオープニングが随分、久しぶりに感じられるあたり、だいぶこの作品に染まっているなぁ、と感じます。
 たまたまにしても塾から彼女と待ち合わせて帰る。そんな恵まれた中学生が果たして日本にどれくらいいるのか。本人たちには深刻でも悩みさえ、うらやむ感じになっちゃってます。
 これはまた気合いの入ったお祭り描写が目を引きます。前々回の氷川神社といい、今年は観光客が増えそうですね。
 稽古シーンで見たことのあるキャラが異なる衣装で出てくるという当たり前の構図が、視聴者も一緒にこれまで見守ってきた感じを膨らませてくれます。
 休憩時間に待ち合わせとはスマホ時代ならではですね。そして、ここで陸上部の彼が勝負に出ますが要するに噛ませ犬のようなもの。さすがに少し気の毒でありました。ただ、当然とはいえ相手が安曇であることに納得できない彼はやはり色々と勘違いしていたのだな、と。茜の発言が実に切れ味鋭いのでわかりやすいですが、気やすく話せる感じは言うなれば家族のようなものだから。嫌われることを考える必要がないからズバズバと言える。むしろ、主人公といる時の方が上手に喋れない(それでも、かなり良くなりましたが)のは嫌われたくない心理が働いているから。でも、それが彼には理解できない。きっとうまくやれているはずだと3年間考えてきたはずだから。「水野のことよく知っている」発言はそれがよく表れていますが、さすがに事実と乖離しすぎていて物悲しいです。知らない顔だらけじゃないですか? っていう。
 そんな2人を見ていた主人公に嫉妬という付き合い始めてから未経験の感情が。中学生男子なんて独占欲の固まりですから主人公の拗ねっぷりはよくわかります。ただでさえ、ここのところは待ち合わせに茜の方からかいがいしくやって来てくれるというパターンが多く、軽く増長していたでしょうから効果は抜群です。茜に後ろめたさがほぼゼロなのがまた少年には気に入らない。何も悪くないし、正直に話してくれたのに感情が悪い方向へ傾いてしまう。
 茜の方はお囃子がすごくて嬉しかったのにカウンターを食らってしまったような格好。彼氏が何を言っているのか全く理解できない。「ちゃんと言って」という言葉が余計に事態を悪化させてしまうことに気付けない。
 かくして2人は初めての喧嘩をしてしまいますが、両者の心理の対比がしっかりと伝わってきて面白かったですね。とはいえ、泣きながらとぼとぼとひとりで帰る茜はさすがに可哀相でした。お父さんに知られたなら主人公はただでは済まなかったことでしょう。普通の作品ならここで次回に続いてしまうところですが(そして、さらにこじれる)、本作の場合は違います。
 それにしても、仲直りのきっかけが入試対策問題集というあたりがまた。スタートの回想はここにつながるのですね。まるでエスパーのように察知して、犯人を追う刑事のように素早い身のこなしの茜が頼もしすぎます。間違いなく将来は尻に敷かれそう。主人公は不言実行タイプなんですかね。行動を起こしてから言う、というパターンが多いような気がします。ただ、「ちゃんと考えた」って言っても中身は「茜ちゃんと一緒にいたい」だけでしょうけどね、間違いなく。
 そして、感極まった茜は往来で大胆な行動に。ターニングポイントではだいたいそうですね。ただの好きが相手を想うものに変わった瞬間かもしれません。さすがにこのシーンを陸上部の彼に目撃させるほどスタッフも鬼ではありませんでした。
 しかし、こうなるとライン演出がネタバレになっているのがなんとも惜しい感じです。いや、結末に対する予防線なのかな。まさか、今さらぜーんぜん関係ありませんでしたー、なんてのは盛り下がることこの上ないしなぁ。

 「東亰ザナドゥeX+」。まだ2話途中。
 今月のエロゲーが「蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1」のみなので気になっていた本作を始めました。「ザナドゥ」と聞いてはおっさんゲーマーとしては無視できません。これまではハードがないので指をくわえていましたが。ま、当然と言えば当然ですけど、ちっとも関係ないのでしょうね。関係させるほどオリジナルの設定が深くないということもあるでしょうけど。
 まだまだ慣れていないので面白さも半分くらいしか理解していない感じです。システムも開放されていない要素が多いですし。
 ポリゴンのモデルもだいぶ綺麗になりましたけど、細かいところはまだまだですねぇ。イラスト自体が素敵なものだから余計にそう感じやすいです。幾つかのオブジェクトも人体と大きさのバランスが合っていないものが見受けられます。レジスターとか巨大すぎます。
 戦闘はまだまだ力押し一辺倒でもうひとつ楽しみきれていません。工夫が足りないのでボスには1回は簡単に負けてしまいます。だいたい薬の力で無理矢理に勝利、というパターンを繰り返してます。まだ序盤なのに。ダンジョンをクリアした直後にボス戦があるというシステムにもなんだか馴染めません。
 本屋で「ザナドゥ」のパッケージを見て懐かしい気持ちに浸っています。
 そこそこ時間がかかる作品なのでのんびりとプレイしたいと思います。

2017年6月19日(月)
東亰ザナドゥeX+継続中
 正解するカド10話。沙羅花の生い立ちエピソードが大半ですが、わかるようでよくわからないところもありますね。記憶とかどうなっているのかしら、というあたり。
 ザシュニナがセーブしておいた主人公を使って人類の実験を続行、みたいな感じになっているのですっかり悪役っぽいですが、結局は異方において意見の相違があるというだけなのですよね。実際のところザシュニナの行為がどうなのかはわからないですし。人間側も知ったところで、な人たちもいるからねぇ。

 レクリエイターズ11話。散々引っ張ってようやく主人公が語りだしました。ところが、もったいつけが過ぎるのか、またしても全ては語れず、次回に続くになってしまいました。うーん。細部はともかく大筋はほとんどの視聴者がわかっていたでしょうからちょっとのんびりし過ぎなような気がします。まぁ、ここをサクサクやってしまうとまた主人公があまり目立たない感じになってしまうからかもしれませんが、それにしてもねぇ。ミステリーも犯人が明らかになってからのたのたやっていてもあまり面白さにつながらないのでは。
 ひとことも喋らない弥勒寺がなんとも哀れな感じでありました。果たして復讐の時は来るのでしょうか。

 「東亰ザナドゥeX+」。4話に入ったくらい。
 ようやくシステムの大半が開放されて少しずつ慣れてきました。でも、相性はなかなか覚えられません。ひょっとしたら最後まで逐一、確認しながらのプレイになるかも。
 相も変わらずドーピングまがいの回復アイテム連打でどうにかボスを倒す、という戦法が常態化したところでふと記憶が甦ってきました。そう言えば自身が強くなるまでは無印「ザナドゥ」もそんな感じであったなぁ、と。特にMGR(だったかな?)という魔法のレジスト能力を鍛えるまではひたすらマゾのように敵のデグ系の魔法を食らい続けていたような。そんである程度、強くなったらようやく進み始めると。
 そんなことを思い出しながらプレイしていましたが、必殺技系が全て出揃ったあたりからなんだか余裕が出てきました。アイテムを使う頻度が減って、結果としてゲームオーバーにもなかなかならなくなりました。少しはコツをつかんだのかもしれませんが、それにしても難易度が急に優しくなったような気がします。2話のボスなんて薬を使い切っても話にならないレベルだったのに。何度ダンジョンをやり直して経験値稼ぎをすればいいのか、と途方に暮れそうになったくらいですからねぇ。
 ちなみに一番、簡単なモードでやっているのにそんな体たらくです。うん、恐らく基本として私がこのゲームが下手であるという事実がありそうですね。操作がましになったから少し優しく感じるようになったのでしょう。
 しかし、全何話かは知りませんが予想以上に時間がかかりそう。クエストなど寄り道をきちんとこなしているせいもありますが、なかなか進みません(でないと金欠が解決しないから)。もう15時間以上やっているのに終わったのはたったの3話。プレイヤーキャラはまだ全員が揃っていません。まぁ、のんびりプレイを決めているので構いませんけどね。

2017年6月23日(金)
東亰ザナドゥeX+継続中2
 サクラクエスト12話。王国20周年建国祭に向けて色々と準備。間野山出身のテレビ局員が国王たちに密着取材の依頼をするという展開。どうにも嫌な予感というか、着実にフラグを積み重ねる様子がなんとも恐ろしくすらあります。この作品は基本的に2話で1エピソードの体裁をとることが多いため、次回で建国祭は終わりだと思いますが、何事もなく成功で終わったらがそれこそ最も恐ろしいかも。ひょっとしてこれまでの積み重ねで間野山は少しずつ変わっていたのだ、みたいなオチだと説得力がなさ過ぎて呆気にとられそうです。
 国王の普通と呼ばないで発言も久しぶりに聞きました。それまだ続いていたのね、と。

 月がきれい11話。前回で格好の良いことを言っていた主人公でしたが案の定です。光明高校への受験を説得するとか言ってましたが三者面談まで黙っていて、いきなり逆切れのように宣言するだけ。意味不明に近い行動です。まぁ、お母さんがどうでもいいことを喋るあたりも言い出しにくい感は確かにありますが……。先生、困ってましたし。個人的には主人公の動機から先生のショートエピソードへの期待が高まりましたが残念ながら今回はなし。というか、ひょっとしたらもうショートエピソード自体がないのかしら。
 家で事情聴取も当然のように主人公はまともに答えられず。ちゃんと考えて決めた、の中身がわかりやすく窺えます。これまで味方だったお父さんにもたしなめられてあえなくふて寝。20時37分に「起きてる?」のラインはさすがに自己中っぽさが溢れてしまってます。返しが「うん 勉強してた」だものね。
 久しぶりのお姉ちゃん登場。やっぱり、この姉妹の掛け合いには癒されます。そして、茜の手編みのマフラー制作に驚愕。陸上部女子のイメージを次々と打ち破る存在です。しかし、お姉ちゃんの忠告は直球すぎて中学生にはなかなか受け止められないよなぁ。一生、付き合う訳じゃないとか、責任とか重すぎますよ。
 クラスで2人の進路が一緒であることが噂される中で、あえていじる親友2人の姿にほっこりします。これまでしっかりとキャラを描いてきただけの説得力が上手に出ています。まぁ、本当にむかつく人の気持ちもわかりますが。受験なのに幸せそうだものなぁ。こんな中学生ファンタジー過ぎでしょう。そこからの模試結果の重いこと重いこと。これまで具体例がなかったので知りませんでしたが主人公の茜と小説への傾倒っぷりに怯みます。本気になって勉強して数学36、社会49はヤバすぎでしょう。本当に受験生なのかと疑われるくらいですわ。まぁ、平均値もそこそこなので難しい内容ではあったのでしょうけど。
 受験生ですけどクリスマスはちょっとだけデートです。しかし、待ち合わせ場所が前回の橋というのがなんとも。2人にとっての特別な場所になったように思えます。そして、まるで時間を巻き戻したかのようにうまく喋れない2人の微笑ましさがすご過ぎます。どこまでなのだ、君らは。
 その茜とお父さんの後押しもあってか、ようやく母のありがたみを知る主人公。早朝、両親に見送られて受験に出発します。ちょっといい締めでしたが、それだけにエンディングのライン演出で色々と台無しだ(笑)。

 「東亰ザナドゥeX+」。ようやく5話に入りました。
 やー、長いですね。クエストで異界(迷宮)に入る機会が増えてきたのが最大の原因かと思いますが、1話がなかなか終わりません。料理作りとかできることが増えてきた、ということもありますが、概ねそれらを飛ばすことなく丁寧にやっている、というのが大きいのでしょう。結局はお使いっぽいクエストが多いのですが、現代を舞台にした箱庭のせいか、なぜかとても楽しく感じられます。もらえるアイテムやお金は全然、動機にはなっていないのですけどね。不思議なものです。世界観自体が思った以上に気に入っているのかも。
 戦闘は5人目の仲間ができたとはいえ、基本は飛翔スキルを使うことがすごく強いので、ちと飽きてきたようなところがあります。爽快感はあるんですけどねぇ。罠の回避も含めてジャンプして移動可能な飛翔スキルが便利すぎるのですね。弱点が敵の落としたアイテムを拾うのが面倒くらいですから、今のところ。迷宮内の素早い移動にも欠かせないですし。
 気になるのは敵の使い回しみたいなのが昔のファミコンなみに多いことでしょうか。しかも、属性だけはきっちり違うものだから、相性に関してまるで覚えられずとても困ります。迷宮の再探索が多い作品だからこそ、それが目立つといいますか。あと気のせいか、たまに属性通りに倒しているのに表示が出ないことがあるような気がします。

2017年6月26日(月)
東亰ザナドゥeX+継続中3
 正解するカド11話。これまでの人脈なども利用して対ザシュニナ用の交渉道具(?)をこっそり作る2人とその他。どうも価値観というものが揺らぎ過ぎているのでどちらにも肩入れしにくく、感情移入が難しい感じになってます。ザシュニナが無茶したから一応は神藤の方を、という程度ですからねぇ。
 使える人たちを拉致する様子はなかなか良かったです。確かにザシュニナはそれくらいしても気付かなそうですし。しかし、博士はザシュニナの目的を聞いてもう1回裏切るというか、表返るのではないですかね。
 沙羅花との間にこれは恋、なのでしょうか。どうにもよくわかりません。このあたりも、前回の説明が弱かったことが尾を引いています。そもそも、沙羅花は個人を好きになるのですかね。優れたアクアリウムがお気に入り、との違いが気になるところです。

 レクリエイターズ12話。ようや真相が明らかに。恐るべきは若者の記憶力の曖昧さでしょうか。あんなことがあったのに、それも自分が大きく関わった出来事なのにすっかり忘れてオタクライフを堪能しているあたり怖すぎます。セレジアには秒殺な勢いで気付いたのに軍服の姫君にはかなり経つまで気付かないってねぇ。そもそも、あれは十代の若者の記憶が怪しくなるほど昔の出来事なのでしょうか。この状況ならちょっと似ているだけでもビクッと過剰反応しそうなものですけど。しかも、当然、絵に対して真摯な姿勢になっている訳でもないっていう。彼を主人公にしたのは果たして正解なんですかね。どうにも盛り上がりそうな気がしないのですけど。

 「東亰ザナドゥeX+」。6話に入ったところまで。
 再び難しくなってきたような気がします。ドーピング的な回復アイテム連打が帰って来てしまいました。さらに新参の仲間がクセが強くて使いづらく、余計に死にやすい条件が揃ったということもあります。異名を持った上にすんげー頼りになる、みたいに語られている会長がお世辞にも強いとは言い難いあたりがなんともねぇ。属性がほぼオールマイティの「影」でなかったら本当にどうしたものやら、というレベルですわ。まぁ、私が下手なのが最大の原因という噂もありますけど。
 幕間の温泉にはなかなか違和感がすごかったです。まず旅館の名前が入った湯浴み着(?)という段階でかなりアレなのですが(ちなみにそれは女子だけ)、お湯が異様に少なく、座って腰の高さくらいしかないという露天風呂に驚愕しました。超が付きそうな高級温泉はみんなこんな感じなんですか? 人体のデザインのことは以前も書きましたが、お世辞にも色気を感じるとは言いにくいかなぁ。まぁ、そういう格好には見えるから少しは、くらいでしょうか。主人公としおりが壁を1枚へだてた場面も見た目ではなく状況に、という感じでしたし。相変わらず色々なものの大きさがおかしいな、と思うことがしばしばあります。
 幕間のシナリオを筆頭に人物ドラマはなかなか良好で、恥ずかしい展開もそれなりに用意されています。東亰ザナドゥと言うより青春ザナドゥとでも呼んだ方がしっくり来るのでは、というくらい。特にしおりはエロゲーの良質な幼なじみヒロインそのものですよ。これで付き合っていないとか、かなり苦しいところも含めて。
 絆イベントで困るのは明らかにポイントが足りないようにできていること。しかも、詳細は不明ながら男キャラや戦闘に参加しないキャラも一度は選びましょう、なんてアドバイスまで用意されています。それでいながら特別なイベントを見ると特殊なカードがもらえます、なんて言うのですから恐ろしいゲームです。やり込み系の作品ではあっても何度も最初からプレイする作品ではないんじゃないですかねぇ。というか、どうあれRPGを何度も最初からプレイさせるのは酷というものですよ。
 意外に困るのが止めるタイミングが難しいということ。デモプレイのようにセーブできない場面が多く、止めようと思ってから実際に止められるまで30分なんてことがざらです。最近はやっていませんが、出勤前にはとてもプレイできないゲームです。

2017年6月30日(金)
蒼の彼方のフォーリズムEXTRA1開始
 サクラクエスト13話。なんか安心しました。前編がいやにうまくいっているので、いっそ怖くなってしまったくらいでしたが、きちんと(?)挫折してくれる展開で良かったです。まー、結局は架空の舞台であることが色々と問題なんでしょうねぇ。どうしたって後出し感が半端なく強くなりますから。ごみ箱を用意しておいてその片付けが問題になるのもアレですが、クーポン券はもっと突っ込み待ちな感じですし。これまた具体的な条件が100円券5枚以外にないので難しいところですけど、有名な観光地であっても翌週以降にすぐさま来て使う人間がどれくらいいますかねぇ。恐らく期限があることを考えるとあんまり使われないのはごく普通のことだと思いますけど。そもそも論として大抵の人は人気ロックバンド目当てに訪れただけですからねぇ。予定通りイベントが進行してもクイズ大会は盛り上がったかどうか。とっとと帰る人がほとんどじゃないですかね。
 それにしても、クイズ大会がやらせじゃなくて本当に良かった。目立ちすぎの外人が勝った時は冗談抜きで仕込みかと思いましたわ。まぁ、結果的に同じようなものですが。
 あまりにあからさまなテレビ内容は間野山出身の局員の仕業ではなかったようですが、ひょっとして再登場があるのでしょうか。2クール目終盤とかだと覚えているか果てしなく不安です。
 そして、国王はあっさりと国外逃亡。別段、困らなさそうなのが最大の問題のような。

 月がきれい最終話。予定通りあっさりと主人公は光明高校の受験に失敗。地味ながら川に流れる落葉の演出が2人を暗示しているようで良い感じです。
 相も変わらずお姉ちゃんの忠告は正論ですけど、中学生が消化するのは無理だよねぇ。や、同じような状況なら高校生も大学生もそう大差はないと思いますけど。
 併願の市立には無事に合格。しかし、つまりは千夏と同じ学校に通うということで。茜が不安に思うよりも早く事件が発生。まるでそのために夏休みの告白が失敗しましたとばかりに千夏が攻勢に出ました。しかも、本人は知らないでしょうけど場所は例の橋ですよ。断られても千夏はサバサバしているから主人公はポカンとしている様子で、本気かどうかも疑わしく感じているように見えます。それが次の茜に報告しない、という行動につながったのかどうか。川越祭りの時の茜とは若干、状況が異なるようにも思いますが、それは私が男だから無意識に主人公に甘くなってしまうのかな。
 オープニングに出ていた小説を書き始める主人公。ってこれ完全にノンフィションなのでは。全文はないからわかりませんけど、用具係のところまでそのままではねぇ。むしろ、違うところがどこだろう、ってなもんですよ。小笠原君の指摘はある意味、当たっているのでは。ろまんの助言もあって投稿サイトにアップすることに。
 卒業式の翌日に久しぶりのデート。待ち合わせ場所が違うのは……、というのは深読みしすぎでしょうか。
 遠距離恋愛を自分のせいと考え、主人公の一方的に尽くすような態度も相まって、大泣きしてしまう茜。10話のそれを越えるものを最終回に持ってくるとはなかなか攻めた構成に驚きました。この後はないだけに難しい判断だったのではないでしょうか。どんな作品でも感動以外でヒロインが最終回に大泣きするものってそうないと思います。
 勢いのまま走り去る茜に圧倒されてしまったのか、主人公は追いかけることできず。
 そんなシーンの次ながら陸部ジャージで引っ越し作業というのがなんとも微笑ましい。この作品らしさをこんなところでも感じます。最後の別れの場で千夏が今までのフォローとばかりに主人公の小説の存在を茜に教えてくれます。こんな場合でなければ恥ずかしくてしょうがないでしょう。知らない人ならばともかく、千夏や葵に読まれるのはね。主人公を呼び出しの刑にするところですよ。で、3人で責められる、と。
 ここでようやくエンディングの歌詞「わたしにとってそれは… まるで月あかり」が意味を持って茜に伝わります。そう、書いている範囲では茜に小説を読ませていないんですよね。古本屋のお兄さんには毎回、読ませていることを考えると意外なくらいですけど。贅沢を言えば主人公の小説を書くスタンスが定まらないまま終わってしまったのが残念でした。まぁ、受験があったので仕方ないのですけど。最後の一編は都合が優先されたような感じがしますし。
 2人の心の声がクロスオーバーするのはとても良い演出でした。そして、お待ちかねとばかりにライン演出がカット付きになって本当の意味を教えてくれます。ただ、語りすぎない分だけ謎もあります。こんな思いをしたのによくもまぁ、大学時代も離れているものだなぁ、とか。招待客リストのやりとりでこのカットを想像するのはとても無理、茜はすごく可愛いですけど。
 ラストカットは素敵なんですけど、素敵なんですけど! 成長した主人公がなんか陸上部の彼に見えてしまってちょっと微妙な心持ちに。ただ、そこさえ気にしなければ、この状況で水野家のみんなが揃っていることはとても大きな意味があることだと思います。お姉ちゃんもちゃんといるしね。わざわざ来てくれたのか、それともまた転勤があったのか(恐らく前者でしょう)はわかりませんけど。
 大団円のちブルーレイ&DVDボックスのCMというのはお約束ながら効果的だと思いました。まぁ、すでに購入済みですが。未放送ショートエピソードやスタッフ・キャストコメンタリーが楽しみです。前半抄まで入るのはちょっと予想外でした。もちろん、あらかじめ予告されていた録り下ろしオーディオドラマも楽しみです。というか、9月27日までが長いなぁ。
 スタッフのみなさまお疲れさまでした。良い作品をありがとうございます。

 「蒼い彼方のフォーリズムEXTRA1」。まだ始めたばかり。
 今月のお買い物はこれ1本。すでに悩む段階はすぎていたので「春音アリス*グラム」はスルーでしたが、昨日になってアクティベーション認証システムが導入されていたことを知りました。もっと早く知っていたらもっと早く候補から外れていたことでしょう。CGのみが目当ての作品でアクティベーションは個人的にないですね。シナリオも期待できないと買うことはなかなかないでしょう。
 閑話休題。
 当たり前というか大前提なのが本作は真白さんのみが攻略対象であるということ。もちろんわかってはいましたが、個人的なヒロインランキングが4位の身としては早速なんだか気が進まない感じになりつつあります。真白さんが不安から持つ気持ちがこちらにとってはむしろ当然なので、気持ちの乖離が半端ないことになっております。まぁ、お布施のつもりで買ったらそもそも「2」までしか予定がなかったという悲しいオチが購入後プレイ前にわかっていましたからねぇ。致し方ないのですが。スタッフの想定を大きく越える売上でも記録しなければ「3」や「4」はありえないでしょう。開発計画ってものもあるでしょうし。
 ボリュームに比較してプレイ時間が長くなりそうな予感がしています。


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