徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2017年12月1日(金)
アオイトリ1~2回目終了
 Just Because!8話。前回の続きからなぜか、葉月の家へと行くことに。向かった先で見たのは大きな家と敷地。これ最初からこんな設定ですか。これまでのは騙しだったのか、家が狭そうな描き方ばかりしていたような。実際、玄関はすごく狭いしねぇ。犬の居心地はあまり良くなさそう。ひょっとして、これが受験が終わったら遊ぼう、の意味なのでしょうか。
 一方で美緒の駄目だしにもめげずに主人公を誘おうとする恵那。とても可愛らしく描かれているのはいいのですが、どうも美緒の方にそうした描写が少ないような気がします。もちろん、立場的には不利すぎる恵那に対するバランス取りというのはわかるのですが、視聴者的には両者の間に特別な差はない訳で、このままではなんだかねぇ。正直これについては作品が始まってからずっと続いているような。というより、彼女の本心はよくわからないよねぇ。
 恵那が危険すぎるフラグを立てて主人公の心を揺らしたところで、おめかしバージョンの葉月が登場。恐らく本番前の予行演習だと思いますが、出会って間もない主人公に気付けというのは無理な話。そもそも2人が並ぶカットがないからよくわかりませんが、靴の効果で背丈まで変わっているのでは。でも、それにしても主人公のロボットみたいなリアクションはどうかと思います。

 「アオイトリ」。1人目は黒崎小夜。
 う~ん。すでに2周を終えていますがなんともピンと来ない状態が続いています。吸血鬼と悪魔に悪の救世主と現実離れ感が半端ないせいもあって、どうも世界観にあまり入り込めていないようです。何が起こっても特に感情が揺れることなく、そのまま流れていってしまうような。
 序盤の盛り上げは無茶な面がありながらも勢いで突っ走る感じで悪くなかったと思います。ただ、それ以降はありがちな体験版が最も盛り上がる、みたいなジンクスにはまってしまった感じを受けます。基本的なストーリーラインが単調であることも原因となっているでしょう。物語が始まって以降、天使様のお仕事が一度もなく基本は平穏な日々という展開にもなんだか違和感を感じます。遂にはあらゆる意味で誰も気にしないようになってますしね。
 初手からあかりに何かある、というのがわかり過ぎるあたりもなんだか無駄にハードルを上げてしまったようにも。そして、結果としてそれに見合うだけの面白さになっていないような。これは小夜が好きでも、あかりが好きでも、あまり高い効果となっていないような。
 小夜に関してはありきたりなシナリオはまぁ、いいとしてもせっかくのエロスに活かせる、双子は特別でHシーンも力を影響させあってすごい、というポイントをなくしてしまったのがもったいないです。あるいは他のヒロインに対する配慮かもしれませんがそれにしても。
 ここまで目立つのはやたらとHシーンのCGに使い回しが多いことでしょうか。数えるほどしかHシーンがないのに小夜は少なくとも3回は同じ構図を微妙に変えて使っているような。それも2枚。時間がなかったんですかねぇ。他にも「本編外」として鑑賞モードから入るシーンが多いのも気になるところです。
 2人目は赤錆理沙。
 本作からの新しい原画家の担当するヒロイン。恐らくはライターも異なると思われます。主人公の能力がなんか違ってますからね。医者みたいに相手の体の内側を探って癒すような力に変わってます。共通や小夜シナリオでは良くも悪くも自動的な能力だったのに。シナリオの雰囲気もあからさまに違います。スタッフサイドもその自覚は十分にあるのか、スタッフロール後の一幕ではセルフ突っ込みのようなやりとりが入っています。
 理沙シナリオは想像から一歩も外に出ない予定調和な展開がきつかったですね。しかも、よくよく考えるまでもなくヒロインである理沙の動機がわりと酷いです。要約すれば自分が進退窮まったから主人公のことを思い出してやってきた、ということですからね。何事もなければ一生、忘れたままだった可能性も高い訳で。主人公と同じような気持ちになるのはなかなか難しいと思います。
 この先もなんだか心配だなぁ。

2017年12月3日(日)
アオイトリ終了
 3人目はメアリー・ハーカー。
 3周目ともなるとかなり単調さに磨きがかかってきます。相変わらず演劇がメインで似たような話が展開するのでなかなかに退屈です。これ結局はおおまかな筋書きがわかるだけなんで入りようがないだけに難しいのは当然なんですが、あんまりフォローする気はないみたいなんですよねぇ。一応は劇中の配役が変わりますけど、誤差程度もいいところですからねぇ。ライターが異なる赤錆理沙シナリオが最大の変化というのも皮肉な感じになってます。
 メアリーの心情もクローズアップした割りには苦しく、恋を現実のものとして理解できない吸血鬼がそれを理解していく流れはお世辞にも説得力があるとは言えません。普通の娘さんとなんら変わらないと言っても過言ではないくらい。主題ではないから、とは思いたくないところですが。吸血鬼が主人公の血で目覚めてしまう問題もこのシナリオだけ、というのも違和感の方が強いような気がします。このあたりはヒロインだから、という小夜シナリオとは違いますからねぇ。
 ラストはタイトル画面から別枠で始まる海野あかり。
 これはさすがにパッケージヒロインだけあって読み応えがありました。結果としては露骨な伏線の張り方が上手だったと思います。うまいこと多くのプレイヤーを欺くことができたのではないでしょうか。それだけでは納得感の薄いところもトゥルー2を用意したことで受け入れやすくなっています。なにせ、周回毎のあかりと悪魔の会話を見てきたプレイヤーは猜疑の目であかりを見ていますからね。それが伏線が作用している効果とはいえ、ヒロインとしてはあまり誉められた状態で見られているとは言えません。異なるオチというだけでなく、ヒロインポジションのフォローという意味でも重要でした。騙されるのも止むなしという精神状態であったと。全てが虚偽ではなかったのだと。まぁ、それでも払拭できない人はできないでしょうけど。
 どうやら体験版が一番の盛り上がり、ということもなかったようでなによりでした。細かい矛盾など苦しいところもあるにはありましたが。物語開始以降、一度も天使様の仕事がない理由とか、いかにも後付けっぽい苦しさです。あかりシナリオだけならともかく、全てのシナリオだものねぇ。
 ただ、正直に言ってこのシナリオの主人公は律ではなくあかりでしたね。本当にあかりシナリオだったのだな、と。

 シナリオに注力した分なのか、エロスに関してはやや弱かったように思います。先日も書いたように本編外として用意したものが多いこともあって、シーン数ほどの量を感じません。むしろ、なんか少ないなぁ、と感じるくらい。あかりさんも結局は自分のシナリオでもそうでない方でも最初のが一番エロかったですね、という悲しさでした。使い回しの多さも響いています。前作にもありましたが今回はさらに増えてしまったような。まぁ、「アマツツミ」はアイデアと見せ方が秀逸すぎた、ということもあったでしょうけど。それでも、肩むき出しのセーター姿のHシーンがないとか明らかにもったいないところはありました。
 意外に時間がかかりましたが最終シナリオまでは気乗りしなかったせいもけして小さくないと思います。ゲーム感想は近日中に。

2017年12月10日(日)
英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ継続中3
 先日どうにか「アオイトリ」のゲーム感想をアップしました。けして悪くはない作品でしたが、どこか物足りなさが残りました。まぁ、恐らくは「アマツツミ」から期待をし過ぎたのが最大の理由ではないかと思いますが。シナリオ、エロ共に。ボリュームも思ったよりは少なかったことも関係しているでしょう。

 Just Because!9話。予行演習を経てNew葉月が登校。当然ざわつくクラス。うーん。描き慣れていないだけかもしれませんが、以前の方が明らかに可愛かったような。しかし、美緒の友人が嫌いな理由が磨けば光ると知っていたからとはねぇ。いい性格してますね。
 勢いで(?)告白予告したことで挙動不審になる恵那。なんだかやたらとフラグを立てる体質になっているようで。案の定、似た状態の主人公と鉢合わせになって「今日は最悪」と叫ぶもなんだか嬉しそう。
 姉の些細なひとことで進路に悩み始めた美緒。葉月に相談するなどして着々と恐ろしい事態が進行中。受験のすれ違いって下手すれば一生ものな訳で。それにしても、主人公は主人公で親に伝えているのでしょうかねぇ。推薦を蹴って受験し直すという行為を。
 陽斗はようやく葉月に髪型の感想を言えて膠着状態を脱出。もう前からそうですけど依子に頭があがらないですよね。ま、このまま順調に成就すれば、ですけど。

 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」。「アオイトリ」が終わったので再開しました。3章後半くらい。
 新生Ⅶ組に他のクラスからの2名が加わって少し賑やかになりました。ただ、男女ともあまり好ましいキャラとは言えないだけに個人的な盛り上がりはまるでありません。特にミュゼがどう見ても可愛く感じられなくて、他のキャラたちとの違いに戸惑いさえ感じるくらい。少なくともアルフィンやエリゼに並べていいようなキャラではないよなぁ。まぁ、第Ⅱ分校のメンツは全体的にどうもパッとしない感じではあるのですけど。おかげで要所で聞かされる旧Ⅶ組に負けない子たちじゃないか、という主旨のコメントがどうにも腑に落ちない感じになってしまっています。そのうち改善されるといいですけどねぇ。
 遂にカードゲームVMを強制的にプレイしないといけない展開に。さすがにこれはどうなんでしょうねぇ。前作までのブレードやスノボを絶対にプレイしないといけない場面なんてなかったデスヨ。しかも、勝利しないことには先に進まないというループ仕様。これには素直に参りました。今までやってこなかったツケを支払うかのようにここだけで1時間もかかってしまいましたよ。もうこんなのはないといいんですけどねぇ。どうかラスボスがVMを挑んできませんように。泣く自信がありますわ。

2017年12月16日(土)
英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ継続中4
 Just Because!10話。結局、黙って受験するつもりだった恐ろしい主人公。しかし、親の方はとっくにお見通しで、そのためにこの問題はあっさり鎮静化。まぁ、落ちても問題はないと考えたのでしょうが。
 いっそ見事なくらいに恵那の壁紙が問題となって美緒のチョコレートは受け取れず。しかし、そこに乗じるどころかむしろ申し訳ない気持ちになってしまう恵那。これはもう最初からわかっていましたがさらに逆フラグを立てにかかっているとしか思えません。それでもあちこちのお守りなんて揃えてしまうのだからええ娘だなぁ、と。どうやら主人公にもその健気さは少しは伝わったようで。
 それにしても、美緒が蚊帳の外に見えて仕方ないのは私だけでしょうか。どうも空回っているようにしか見えず、3人の中で彼女だけがあまり魅力が描かれていないような。主人公の想い人だからアドバンテージを考えて控えめにして、それが行き過ぎてしまっているのでしょうか。主人公のことが好きというのもなんだか「本当ですか?」という感覚の方が見ていて強いのですが。

 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」。4章途中。
 ようやく旧Ⅶ組最後のひとりガイウスが出てきました。もう遅すぎです。70時間以上も過ぎてしまいましたよ。待たせすぎですわ。それでいて、ちょっとしか一緒にいないのだから困ったものです。しかも、ようやく一緒にパーティーを組めたと思えば最終兵器の黄金の羅刹、分校長もいるという間の悪さ。事実上の最強キャラの参戦ですっかり色々と霞んでしまいましたよ。今までの助っ人キャラはシナリオ上はともかく、ゲームシステム上は主人公たちとあまり変わらなかったのですが、分校長は格が違います。明らかに一段階以上は実力が上です。しかも、主人公と同じレベルでそれですからね。恐ろしいと言うほかありません。もうこの人がラスボスでもおかしくないよ!
 それでも、この展開でようやく最初の演出で出てきた場所に戻ってきたので盛り上がりも感じられるように。たまにしかセーブできなくて大変でしたけど。正直、これまではあまり燃えるものがなかっただけにこれからに期待したいです。
 あれ以来、強制カードゲーム「VM」状況にはなっていないものの、もう誰も彼もがこのカードゲームを嗜んで相手をしろと言ってくる始末。この同調圧力はなかなかのもので、さすがにちょっと困ってきました。本当にまた機会があったらと思うと恐ろしいですしねぇ。カードなんて全然、揃っていない訳ですから。
 小さなことではありますが、天体観測のイベント時に校舎の明かりが煌々とついているのはどうかと思います。光害ってものがあるので良い星空であるならば消しましょう。

 「スーパーロボット大戦X」の情報が出てきました。取りあえず、PVを見てみましたが最初の頃は本気で過去作のデモを間違えてそのまま使ってしまったのかと思うほど目新しさゼロでビックリしました。作品も同じならポーズもアニメーションも同じと目眩がしそうなほどで。なんだかPS3に移行してから、せっかく作ったのだから使い回さないともったいない、という意識が強く出てきたように見えて仕方ないです。よもや「勇者特急マイトガイン」まで継続とは思いませんでした。「クロスアンジュ」だけでも驚いていたというのに。
 新規参戦の「魔神英雄伝ワタル」は嬉しいですが、驚きました。当時、好きだったので期待したいですがスパロボの空気に合うかしら、という心配も。大概の作品と水と油のような。「バディ・コンプレックス」はさらに驚きで、まさかというくらいでした。人気がないから続編がああなっただけにねぇ。「ふしぎの海のナディア」は「ヤマト」という前例を作ったおかげで心置きなく出せるようになった、という感じでしょうか。

2017年12月25日(月)
幕末尽忠報国烈士伝MIBURO開始
 Just Because!11話。なんともしょうもない受験すれ違いのオチはそもそも主人公が推薦で受かっていたのは美緒の新しい受験先でした、という脱力系そのもので。これは端から見ているとアホらしいことこの上ないよなぁ。心配して損した、というやつでしょう。
 なんだか恵那の健気さばかりクローズアップされているような。それでいてラインのグループからは外れているあたりがまた不憫さを際立たせていますし。
 なんか全体的にウイニングラン的な雰囲気になっている気がします。見ている側にも緊張感やインパクトがなくていささか退屈な感じです。

 「幕末尽忠報国烈士伝MIBURO」。まだ始めてしばし。
 仕切り直しなのか何なのか。真意はよくわかりませんが、とにかく改めて新撰組ネタの作品です。
 今のところは丁寧に作ってあることが伝わってきて悪くないです。ただ、すでに京都にいるところから始まっているのに、過去を掘り返す作業もしっかりとやるので新撰組を知らない人のために、くらいのシナリオというより講義に近い内容になってます(豆知識、なんてのもあるくらいですし)。まぁ、まるで興味ない人は本作を買わないと思いますけど、薄い人にとってはなかなか退屈かもしれません。私のように浅い知識の人間でも大抵は知っている内容ばかりですからねぇ。
 漫画、小説など新撰組を扱ったものは多いだけにそれらに比べて本作のデザインがどうなっているか、というのもそれなりに見所になってます。まぁ、エロゲーなんでやはり一番目には「行殺(はぁと)新選組」が思い浮かぶところですが。やはり、メインに近いほどそれほど差異は少ない傾向がありますね。色々な捉え方の出来るキャラほど差が出やすく面白いところではあります。まぁ、それで沖田が「ああ」なんですから「行殺(はぁと)新選組」という作品はやはりちょっと普通とは違いますよね。
 立ちCGなどを使って構成する殺陣の動きは今回も健在です。むしろより激しく動いていて十分な売りになっているのではないでしょうか。あまりテキストで戦闘を魅せるブランドではないだけに、この演出があるかないかの違いは大きいです。あと本作では今までとは違って主人公がよく画面に映ります。あまり主人公視点にこだわらない構図を採用していることが理由ではないかと思いますが、個人的にはなかなか良いです。片方だけが映り続けるカメラワークは味気なくなりがちですからね。
 原画は従来のぬい氏にひっさつくん氏が加わったことで画面の印象が多少変わりました。これだけの人数なら複数原画家制は本来、当たり前なんですけど前作まではひとりでこなしていただけに、そこはかとない違和感がありますね。ちょっと贔屓の見方かもしれませんが。
 どうやらそこそこのボリュームはありそうなので正月休みはこれを満喫することになりそうです。

2017年12月30日(土)
幕末尽忠報国烈士伝MIBURO継続中
 Just Because!最終話。先週ラストのオチはフェイントで、主人公は受験に失敗。これで告白できなくなっただけではなく、恵那がかき集めたお守りが全く効果がなかった、ということも示していてなんとも無情です。実際、主人公は偏差値が上の滑り止めに受かっているのだから何の問題もない。結局、受験すれ違いは意味ありげなだけで何の意味もなかった、という。
 どうにもキャッチコピー負けな作品だったように思います。描写がしっかりしているわけでもないのに展開は遅く、説得力はどこまでも薄い。そういうシナリオだから心変わりする、という感じに見えました。各キャラ毎に描写に差があるのも不可解なだけで。誰でも読める筋書きを気にしなくていいほど深みや面白味を感じられませんでした。
 最後になぜかピッチャーとバッターを交代しての勝負も腑に落ちず、最終回でありながらいまひとつ絵が安定していないのも残念でした。個人的には恵那の成長物語という方がしっくりくるものでしたね。卒業アルバム制作やきちんと告白の返事を受けて振られるところなど、どちらが主人公かわからないほど。

 「幕末尽忠報国烈士伝MIBURO」。伊東甲子太郎が新撰組を離隊したところくらいまで。
 長い。想像をはるかに越えて長いです、このゲーム。きちんと時間を計っていませんが少なくとも15時間は余裕で越えているのですが、未だに1周目が終わりません。さすがにそろそろ終盤戦というのはわかりますが、それでも池田屋からここまでのスピードを考えると函館五稜郭まではまだまだありそうです。正直、それは拾わなくていいんじゃないか、というエピソードが多いことも長い要因でしょう。松原や河合などは物語として考えたら必要ないというか、意味不明なくらいの差し込み具合です。このあたりが多くの作品では省かれていることが多いのも納得のエピソードばかり。新撰組の記録という意味合いなら(この作品における)事実の羅列になるのは当然なのですが、それにしてもねぇ。
 忠臣蔵ファンディスクの内容がいきなり出てくるのでなかなか戸惑います。しかも、半ばスルー気味に出てくるので前後の状況から「ああ、そういうことか」と理解しなくてはならないので不親切です。細かいところまでなんて覚えていないし、なにより忠臣蔵ファンディスクを未プレイの人には意味がわからないでしょう。仮に細部を変えていたとしたらプレイした人でもわかりやしないですからねぇ。そして、いくら先に事実があったとはいえ、ヒロインたちの言い訳が酷いです。何かわからないけど一緒にお風呂に入っちゃったってなぁ。ここも未プレイの人には無駄にハードルが上がってますね。
 それにしても、ライターの芹沢鴨愛がすごいです。ごく一般的な芹沢鴨がただの悪役の作品しか知らない人からすればありえないレベル。どんだけ尺を割いて感情移入させるのか、という徹底ぶり。オリジナルである主人公の妹も絡めますからねぇ。しかも、それは現時点でまだ不発弾のように埋まっているという。ただ、その偏りぶりの割りには死にざまはなかなか酷くて本当のところはどうなのか、という気分にもさせてくれます。
 一方でどうかと思う描写をしている(されている?)のが藤堂平助。師匠の伊東甲子太郎が正体を剥き出しにして私の真の目的は倒幕だ! とか新撰組とは全く相容れないことを語っているのに全スルーですからね、このひたー。伊東さんも明かしがいがなかったんじゃないでしょうか。衝撃の事実のはずが完全にリアクションゼロですから。一方で尊敬しているイサリン(近藤勇のこと)に攘夷はどこいったんですか、と他の全ての事情を無視して問い詰める始末。浪士組の頃からそんな主張は一切していなかったのに今さらそんなこと言われてもねぇ。そんな理由で試衛館に来た訳じゃないはずですよ。それであの頃の新撰組が好きだったとか言われても「はぁ?」としかなりません。そもそも、それなら会津お預かりの時点でもう全然まるで駄目だと思うんですけどねー。もちろん、大まかに言って裏切り者にしないといけない事情はわかりますが、それにしたってねぇ。人格がもうちょっとアレな人になっちゃってますよ。いくら人が聞きたいことだけ聞いて、信じたいことだけ信じる生き物だとしたってイサリンとひじりん(土方歳三のこと)の悪口にだけ過剰に反応して乗っかるってのはなぁ。わざとのように(わざとなんでしょうけど)山南の情報から遠ざけられてますからねぇ。オチがどうなることやら、ですわ。


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