徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2018年9月1日(土)
未来ラジオと人工鳩1回目終了
 1人目は薊野椿姫。
 もともとCGがとても気になっていたところに体験版がそれなりに面白かったので購入しました。
 十分、力作だとは思いますが、全体的に描写が淡白で世界観にあまり入れないようなところが気になってました。電波のない、使えない世界というものがいまひとつ伝わってこないのですね。近未来ということもあり、人々は電波のない生活に慣れきってしまって、正直なところそれほど困っているようにも見えません。何ができて、何ができないのか。このあたりをもっとしっかり描いて欲しかったように思います。そもそも、人工鳩の生態というか、仕組みがようわからんですよね。人工生命体ということなんですかね? 捕獲してパーツも他へ転用できるけど繁殖もする? うーん……。あと生態系はどうなったのでしょう。鳩というより、鳥類や昆虫など空を飛ぶ生き物はどうなんでしょうね。
 閑話休題。
 体験版をプレイ済みだったのでそこまではボイスを全て聞くこともなく早めの進行。どこか変わっているところがあるかな、という確認程度。主人公のCGなど一部に追加がされてましたね。それはともかく、そんな按配だったので体験版の後からが本番という意気込みで進めていたために、唐突に終わってしまいまるで体がつんのめったような気持ちになりました。
 ちょっと体験版の後が短すぎやしないですかね。必要最小限のことだけ書いてエンディングにまっしぐらという感じで遊びがほとんどありません。もうちょっと色々と書くことはないものですかね? 主人公の件もなんだかねぇ。かぐやに比べて一切の兆候が見受けられなかったような。向こうは目が極端に見えなくなったり、平衡感覚がおかしくなったりしていたのに。しかも、テキストにもありましたが主人公だけが救われた理由がどうにもわからない。理路整然とした理由はない、みたいに言われても困惑するだけデスヨ。だからどうしてなのさ。たまたま目についた、というのも無理があるような。気まぐれにしても、主人公を救っておいて人工鳩のフォローがないのも不思議。赤い目の人工鳩には襲われるし、人工鳩を全滅させようとする行為に対して一切の対策をしてない、とかねぇ。結果的にかぐやがピンチになっているのが想定外、では天才の名が泣くというものではないでしょうか。ましてそれが自分が救った主人公にもたらされているのではねぇ。
 薊野教授はいっそ見事なほどの狂言回しでしたね。というか、彼女がいないことにはこの作品はほとんど前へ進むことができないので。他シナリオで彼女の出番がどれくらい減るのかわかりませんが、その場合にはとても苦労しそう。今から見えるようです。
 どうやら思った以上に早く終わりそうな雰囲気ですが果たして。

2018年9月2日((日)
未来ラジオと人工鳩終了
 2人目は越百秋奈。
 うーん。椿姫シナリオもそうでしたが、それ以上に消化試合っぽい感じでしたねー。基本的に個別シナリオに入ると当該ヒロイン以外はほとんど出番がなくなってしまうため、実に都合の良いイベントが発生していなくなってしまいます。例えば椿姫シナリオでは秋奈は名古屋へ行ってしまいますし、この秋奈シナリオでは妹の水雪はティーインストラクターの講習を受けに行ってしまいます。それどころか、タイトルである未来ラジオでさえ、もてあまし気味で役割を終えたとばかりにあっさりと昇天してしまいます。ちょっと切ない感が出すぎのような気が。
 メインである葉月かぐや以外のシナリオは言うなれば失敗後の未来を描く内容なので、どこか投げやりなところがあります。その中でも重要なのは椿姫シナリオだけなので致し方ないところではあります。それまではほとんど触れることがなかった物語を急に始めないといけないのですから。秋奈は好きなキャラではあったのでわりと残念でした。
 3人目は月見里水雪。
 まさかの茶魂くん誕生秘話が語られるシナリオ。……もうこれだけで説明は必要ない気がします。兄妹は旅行に行って強制的に他のメンツは出なくなりました。まぁ、代わりに予想外にもほどがあるキャラが出ましたけど。まさか、このシナリオにしか登場しない立ちCG持ちがいるとはねぇ。分量から考えると驚異的なほど。なんか妙な感心をしてしまいましたよ、ええ。ひょっとしたら、このシナリオはおまけに向けての伏線というのが役割なんですかね、ひょっとして(二回目)。
 ラストは真打ちである葉月かぐや。
 1周目で唯一、クリア順制御がされているのがこのかぐやシナリオです(選択肢が出ても片方しか選べないのですぐにわかります)。本作は題材からするとタイムリープものっぽいのですが、実際にはそんなこともありません。ではどうやって難しく不幸な事故を回避するのか、というところになるのですが……。肝は椿姫シナリオなのですが、それを活用する様子はちょっと酷いですね。1分間に圧縮された音声に椿姫シナリオではセキュリティ解除とされていたのに、いざかぐやシナリオになってみると感情を含めた主人公の全ての記憶がダウンロードされてしまうのですよ。つまり、平行世界の未来の記憶と技術を手に入れられるという。そこまでできる超科学なら、もういっそ聞くだけでかぐやの症状を全て改善することはできないものですかね? そんな風にも思えてしまいます。
 1周目で疑問に思った部分もある程度は解消されましたが、正直に言って理由として苦しいな、という感じですし全てが解消された訳でもありません。未来ラジオを作った理由にしても狂ってしまわないためのトランキライザーではないの? という気がしてなりませんでした。だって受信できたとしてもそれがどこの世界かもわからないのですから。平行世界概念を全面的に肯定するならそりゃ、どこかには無事に生きられる世界くらいはあるんじゃないの、という。今、見えている自分の娘が助かるという意味ではないのですから。それでも、実際に声が届けば嬉しいのは間違いないでしょうからね。果たしてそれで娘のリスクが高まることは考えていたのかどうか。

 そういや結局、鳴山ラジオへの電話でのお便りに対する言及は出てこなかったですね。何のための描写だったのかしら。
 ラストはブランドのお約束で少し戸惑いましたが無事に終了。日曜日がまだ終わっていませんよ!? ウチのサイトでこれはなかなか珍しいことではないかと思います。しかも、シナリオ重視の作品なのに。

2018年9月28日(金)
英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ開始
 今月は欲しいエロゲーがなかったのでごく普通に発売日スタート。このシリーズでは初めてのことですね。や、ひょっとしてファルコム作品で初めてのことかもしれません……。んーと違いますね、たぶんですけどパソコン時代にあったように思います。昔すぎてまるで自信がありませんけど。
 閑話休題。
 まだ始めたばかり。ようやくレギュラーである新Ⅶ組メンバーを使えるようになったくらい。様々なタブはまだ全ては開放されていません。
 そんな段階で言うことではあるのですが……、なんか難しくないですか? 過去作主人公たちから始まる最初のダンジョンのボス戦でいきなり犠牲者が出ましたよ? しかも、難易度ベリーイージーでやっているというのに。半ばチュートリアルの段階で問答無用で死ぬってすごくないですか。繰り返すようですがベリーイージーで。タチが悪いのは死にそうにない様子の中で、いきなり即死するようなダメージを食らう可能性があるということ。わざとなのか、バランス調整がいまひとつなのか。最初から不安にさせてくれます。
 新Ⅶ組のメンバーによる攻略が始まっても直るどころか、事態は加速していきます。レベルだけは高い(50代)ですが、中身は結局、低いので苦戦するのがもう当たり前。エロゲーで表現するなら5012歳みたいな感じですかね。
 どうでもいい例えはともかく、プレイ感覚自体が「Ⅲ」とはだいぶ異なります。フィールドアタックによる奇襲攻撃とかをするのが当たり前という前提でバランスが組まれているためです。なにせ「Ⅲ」では奇襲攻撃を成功させれば2ターンは攻撃できた訳ですが、本作では2人くらいしか攻撃できずに敵の順番が回ってきます。それは全然スタンしていないのではないでしょうか?
 こんな有り様ですから普通に戦闘が始まった時には相手からの攻撃が当たり前。もちろん、大抵の敵は数回攻撃しないと倒せません。ダンジョンでもなく普通のフィールドですらこれですよ。何度もしつこいようですがベリーイージーですよ? 戦闘にストレスがない難易度とか書いてあったように思いますけど、素直にそれは嘘ですね、と言い切れます。だって雑魚戦でたまにどうしてかもわからず味方が死ぬんですから。恐らく即死攻撃を食らったんだろうとは思いますけど。そんなの序盤の序盤でしてきますかね。
 アーマーブレイクも同じようなノリで固い上にあっさり回復してしまうのでそれほど付け込むことができません。苦労して壊しても全員が攻撃する間もないですからねぇ。しかも、回復した途端に即行動順も回ってきますし。一番、難しい難易度だとどうなってしまうんですかね。
 なんか愚痴ばかりになりそうですが、気になるのはこれは自分たちの実力不足でこうなのか、それともこのバランスが仕様なのか、ということ。さすがにこれが最後までずっと続くと本当にストレスが溜まりそうです。「Ⅲ」でもマスタークォーツなどのレベルが上がることで1周目でも解消されていきましたからそこに期待したいところですが……。ただ、前作は最初からそこまで難しくはなかったですからねぇ。
 今のところ、何が困るって戦闘後のリザルト画面をほとんど見ないクセがすっかりついてしまっていること。完全に周回プレイの悪い影響ですね。直前に「Ⅲ」を再プレイしていたのがこんな形で仇になろうとは。
 オープニングアニメはまたしてもお世辞にも良い出来とは言えないものでかなり残念に思いました。しかも、動いているカットではなくただスクロールするだけの新Ⅶ組メンバーたちが悲しいほど似ていないという。よくもまぁ、これにオッケーを出したなぁ、と思わずにいられません。今回もあまり見ることはないでしょう。
 先は長いので焦ることなくのんびりと進めたいと思います。取りあえず、なんとかベリーイージーであることは忘れるよう頑張ります。

2018年9月30日(日)
英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ継続中
 台風が来ていますが思ったほど進んでいません。やっと新Ⅶ組が揃ったくらい。
 「Ⅲ」を作っていた時から狙っていたのか、あるいは要望を受けてか、はたまた両方か、「Ⅲ」で出番がなかったトールズ関係者のみなさんが他を押し退けるくらいの勢いでよく出てきます。正直もう出てこないのでは? と思っていた人たちまでよく出てきます。まるでオールスター感謝祭のように。こうなると逆に出てこない人がいるのかどうか、むしろそっちに注目した方がいいかもしれないくらい。中には印象の薄い人もいるので名前だけではわかるかどうか怪しいデスヨ。
 やはり、前後編という形で作られているRPGだからか本作は「Ⅱ」を思い出す機会が多いです。まぁ、狙ってやっている部分もあるのではないかと思いますけど。銀色の宝箱とか実にそんな感じですよね。決まったメンバーがいないと開けられず、そのメンバーのみで強敵と戦闘とかまさに思い出せと言わんばかり。 前編で行ったところに再訪するのもまさにそんな感じというか、むしろ基本設計なのかな、と。個人的には「Ⅰ」、「Ⅱ」で行ったところに行きたいと思っているのですがどうもなかなか叶わないようです。ここまではさらっと旧Ⅶ組メンバーが目的地として行ってしまいましたからね。どうもマップとして作られていなさそう。
 戦闘は相変わらずでしょうか。マスタークォーツのレベルが上がって、通常のクォーツなど少しは揃ってきましたがそんなには変わらないですね。ちっとはましになった、くらい。しかも、特定の一面では前よりも悪くなったところもあって、遂に優勢攻撃しながら先に敵に攻撃されるという事態が発生しました。それのどこが優勢攻撃なのか。そもそもスタンしているはずなのでは。バランス調整という言葉では説明できないような気がしますよ。もうスタッフに解説して頂きたいレベルですわ。またしても言いますけどベリーイージーですよ、コレ。どうも難易度のことを忘れるのはなかなか難しいみたいですねぇ。
 物語的な意味で初のボス戦みたいなのが起きたのですが(前回の日記で触れた過去作主人公たちのはノーカンとして)、もうこの内容が酷かったです。単純な突っ込みどころとしてもすごかったですが(なんで盤面を全て見通す人があっさりと包囲殲滅戦を食らうの?)、戦闘の内容も酷かったです。なんとこちらが一歩も動く前に敵が攻撃してきて、その攻撃で味方がひとり問答無用で死んでしまったんですけど。まさかこれはボス戦のお約束なんでしょうか。あまりいないと思いますけど、本作で生まれて始めてRPGをプレイする人は呆気にとられること間違いないでしょう。ジャンル自体を嫌いになったとしても不思議はないです。さらに繰り返しますけどベリーイージーでこれはなぁ。ひょっとして最上級難度のナイトメアなら運が悪いと一撃で全員死亡→ゲームオーバーとかありえるのではないでしょうか。この情け無用ぶりの設計だと。
 一方で騎神戦の方は随分と余裕がある不可思議なバランスが見受けられます。防御とかありますけど使う必要がない感じで。このへんはむしろ難易度の低さが存分に出ている感じです。ひょっとしてバランス調整する人がそれぞれ別なんですかね。でも、どのみち1人で監修するとも思えないけどなぁ。ただ、「Ⅱ」を思い出すなら後半に進むに連れて騎神戦の方が難しくなっていったので油断は禁物でしょうね。
 どうやら今後も戦闘には悩まされそうです。取りあえず、ここまでの教訓は出し惜しみするとろくなことがない、ということでしょうか。まぁ、基本そんなことを考える間もなくやられているのですけどね。


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